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死して屍拾う者無し

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映画評/「赤い陰謀」

「ARCHANGEL」
主演:ダニエル・クレイグ
監督:ジョン・ジョーンズ
公開:2006年

ミュンヘンを見終わって、テレビのチャンネルを
変えてたらZDFで映画を放送してて
何気に画面にはまたまたダニエルが出てた!
おおおお!

と言うことで見ましたよ、もちろんね。笑

多分この作品はテレビ映画だと思う。
イギリス・ロシア合作かな。
編集はいまいちだったけど
割と面白かったと思う。

ストーリー:
イギリス人の歴史家ケルソ教授(ダニエル)は
スターリンの研究家として知られている。
モスクワで講義滞在中、ある秘密を知る。
それはスターリンに隠し子が居ると言う話。
その秘密を握っていたロシア人男性は殺されてしまう。
その男性の娘と協力し、スターリンの隠し子の母親、
つまりスターリンの愛人の足跡をたどって
極寒のモスクワ、リーガを旅する。
アメリカ人ジャーナリストがついてきたり、
ロシア軍に命を狙われたりと危険な目に合う。
スターリンの隠し子に無事会えるが・・・。

とこんな感じかな。
全編ロシアロケなのがロシア好きには楽しくてしょうがない。
しかも真冬のシーンばかりだから
真っ白でとても美しい。

そんな中ダニエルは薄着でロケに挑んでる。
湖に落ちたり・・・
この頃から体を張ってたのね・・・。
でもかわいそうになるくらい寒そう。
だって冬のロシアだよ!
ダニエル、厚着しなさい!と画面に向かって
言いそうになるくらい薄着。
ロシアなのにー。

電車のシーンとかもロシアっぽくて
なかなか楽しい。
食べ物とか、街の雰囲気とかいい感じだよ。
全部雪景色だけどね。
ロシア人の役者さんたちもロシア人ぽくて
とってもナイス。

田舎町ではスターリン振興が根強い!
っていう編集なんだけど。
今はそんなこと無いと思うんだよね。
まあイギリス人のフィルターを通して
撮ってるからしょうがないかなあと。

この映画でもダニエルは殺されて無い。
良かった~。笑

このダニエルは厚着してたかな。↓
それでも他の人より薄着・・・。
映画評/「赤い陰謀」_c0016407_11145560.jpg

彼女がスターリンの愛人。
もともとお世話係で田舎から招集されてきた女の子なんだけど↓
映画評/「赤い陰謀」_c0016407_1116239.jpg

スターリンに気に入られて、
結局妊娠しちゃったので地元へ帰らされちゃう。
映画評/「赤い陰謀」_c0016407_11173815.jpg

子供を生んだあと彼女は当局に殺されて、
子供もどこぞへ取り上げられてしまう。
彼女の父親は孫の顔見たさに出掛けていくが
それも当局に殺されてしまってる。

白樺の中で軍人に命を狙われるシーン。
緊迫してるけど緊迫感が伝わってこない・・・。
編集がやっぱりおかしいのかも・・・。
でもまあテレビ番組ならこんなもんかな。
映画評/「赤い陰謀」_c0016407_11185418.jpg


ドラマのオリジナルタイトルはARCHANGEL。
これは英語で「大天使」って意味らしいけど
他に「最高実力者」って意味もあるみたい。
最高実力者ってスターリンのことだから
そっちの意味かなあと。
ドイツ語タイトルは「赤い陰謀」だった。
まあ、「赤」つけときゃ共産主義っぽく見えるので
このネーミングは悪くないと思う。

評価は
☆☆:星2つ
いまひとつ盛り上がるシーンに欠ける編集だから。
by kuronekomusume | 2008-11-30 11:21 | 映画評 | Comments(0)