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死して屍拾う者無し

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フェストハレ

昨日今日と。
フランクフルトへ行ってきた。
ラムシュタインのライブ第二戦目。
昨日はちゃんと有給を取って参加。

アタイね、ここ数年はラムシュタインが
いつツアーを開始してもいいようにと
ある程度有給に余力を持たせて
調整してたんす。
なかなか活動復活してくれなかったから
いつも有給を翌年まで持ち越す羽目に
なってたんだけど。
今年はやっとその調整が生きてきた。笑

前回のケルンライブで会場の1時間半前に
行ったら、最前列ではあったけど
端っこの端っこだったから
よーし今回はもっといい場所を狙うぞい!
って思って。
3時過ぎには会場へ到着する予定で
デュスを出発したんす。
会場は6時だろうから3時間はがんばるぞ!
って思ってね。

3時前にフランクフルト中央駅着だから、
そっから歩いて行っても
10分くらいで行けるし~
バッチリじゃあ~
って思って。

んでね、電車んなかでおもむろに
チケットを見たら。
なんと開場時間が19時になってる。
じゅ、十九時?
つまり7時だよね。
お、遅くないかい?

ってことは。
アタイったら15時から会場に並ぼうと
してるってことで。
4時間も外に並ぶのか?
それは・・・。
それはさすがに出来ないわい。

っていったん冷静になって。
駅のマックでバーガーを食べて
お茶飲んで体をあっためて
トイレに行ったり
宿泊セットをコインロッカーに預けたり。
いろいろ準備してから
会場へてくてく歩いて行ったので
アタイが到着したのは16時。

それでも会場まで3時間もある。
前回より外での待ち時間が長過ぎるから
トイレとか心配だったけど。
それよりも大変だったのは寒さだよ。
なんかドイツラントったら昨日から
急激に気温がさがっちゃって
冬本番!って感じで。
えらい寒いんすよ。
底冷えしまくり。

でも。
絶えましたがな。
そんな中3時間待ちましたがな。
ほんと。
我ながらいったいこの情熱は
何なんだろ?ってシニカルな
笑いがこみ上げてきそうになるくらい
アホな行動だと思うんだけど。
でも。
でもやめられないんだよねえ。
頭で考える前に体が動いてるんだよ。笑

けどねえ。
こういう馬鹿なことをしてるのは
アタイだけじゃないから笑える。
つーか、アタイが到着した時点で
すでに300人くらいがゲート前に
列を成してた。
この時点で出遅れた感。
こんだけいたらもう最前列は不可能と
思った方がいいんでね。

今回の会場はメッセ会場内のホールで
その名もフェストハレ。
英語だとフェスティバルホールかな。
アタイ何気にこのホールでは
3,4回ライブを見てる。
けどこんな早い時間から並んだのは
初めてかなあ。
だから良くわかってなかったんだけど、
ゲートが2段階になってた。

1段階ゲートが5時くらいに開いて
そっからみんなで、よーいドン!
って感じで次のゲートに向かって
ひたすら走るんす。
100mくらいかな。
そんで次のゲートのところで
会場時間までひたすら待つ。
もうこの時は前後左右満員電車みたいな
感じだから前にも後ろにも行けない。
気温1度くらいだったから
ある意味左右に人がいてくれて
助かった感はある。

けどねえ。
別の意味で大変だった。
ここまで張り切ってるのは普通は若者が
多いわけで。
パッと見、高校生から大学生みたいな
若者がアタイの周りを取り囲んでた。
ひとつのグループは特にマナーが悪くて。
男女3,3のグループだったんだけど
大声でずーっとおしゃべりしてて
うるさいのなんのって。
ウィスキーのビンをラッパ飲み
しては皆で回し飲みしてるわで。
まあ、それよりつらかったのが
女子たちのタバコ。
ギュウギュウなのに彼女たちは
タバコを吸うのですよ。
煙が充満するし、灰がアタイの
小さな目にはいるわで。
まったくもって・・・許せんっ!
って思ったけどココはとにかく
無駄なことで体力を使ってはならぬ!
とアタイは怒りを消して耐えましたがな。
やっぱ若者はライブ前から
こんな大騒ぎできるくらい体力が
あるんだなあって感心しつつね。

したらねー。
ライブ中にそのグループの女の子が
ぐったりしながらセキュリティに
抱えられて出て行くのを見かけたから。
やっぱ体力の配分って若者といえども
大事なんだなあ・・・って思ったよ。笑
その女子たちはマナーは悪かったけど
まれに見る美少女たちだったんす。
3人が3人とも美少女だった。
スタイルもいいし、顔もいいしで
だからある意味クロネコは耐えられたんす。
美しい顔だなあって思いながら
ぼーっと彼女たちを見ていたんでね。

そういえば、ラムシュタインファンの
女子は割りとキレイな子が多いかも。
ファンの7割近くは男性なんだけど
それ以外の女子はカワイイ子多し。
ほかのバンドのライブに比べて
キレイ子率高いかも。
肥満女子もほとんど見かけなかったし。

あと面白いのは、
ラムシュタインのファンの中には中高年も
割と見かける。50代とかね。
でも普通の50代では無いんす。
カタギの商売では無さそうな感じの
ちょい悪どころか、もうちょい悪みたいな。笑

そんな感じで無理やり周りをウォッチして
寒い中待ち時間をやりすごしてた。
永遠に開場しないんじゃ?って思うくらい
長かった。

けど、この間も他のドイツ人たちは
ものすごーくテンション高くて騒ぐ騒ぐ。
まだライブまで何時間もあるってのに
大騒ぎなんす。
叫ぶし、どなるし。
はたまた皆で大合唱。笑
もちろんラムシュタインの曲をだよ。

ヴェア・ヴァルテット・ミット・ベゾネンハーイト!

って大合唱。
それを何度も何度も。笑
超笑える。
盛り上がってるなあ~って感じで。
ライブ前も盛り上がってたけど
フランクフルトの人たちはライブ中も
ものすごく盛り上がってて
オーディエンスが一体となってる感じが
会場全体に広がってて、
それはそれは楽しかった。

アタイは趣味が追っかけだから、
いろんなバンドのライブに行ってるんだけど
好きなバンドの場合は1回のツアーで
数回ライブを見るんだよね。
それをやると面白いことに
各会場での反応の違いがわかるんだよ。
アタイの個人的感覚によると
フランクフルト、ケルンは観客の反応がいい。
特にフランクフルトが最高に良い。
彼らってライブを見てるって感じじゃなくて
一緒に楽しんでるって感じなんす。
メンバーのあおりに答えるだけじゃなくて
自分たちから能動的に拍手をはじめたり
全観客で座り込んだり
いろんなアクションを起こしだすんす。
これが見ていてホントに面白い。
自主性があって楽しいというか。
あと東ではエアフルトもノリが良いらしい。

アタイは今回フランクフルトのライブで
ファンの熱さを見て、
ああやっぱりフランクフルトのオーディエンスが
一番だなあって思った。
最初はライブホールのせいかなあとも
思ったけど、別のところで見たときも
熱いノリだったから
フランクフルト人の気質なんだと思う。
すごいね。

あ、あとね、アタイが同じバンドのライブに
何度も行くのを周りの人たちは
ホントにあきれた顔で
「ねえ、何で何度も行くの?
一回で良くない?」
って言うのよね。

でも。
これはライブが好きな人間には
愚問だよね。
心の中でそうは思っていても
アタイは親切に答える。笑

「いつ何時バンドが崩壊するか
わからないし、バンドメンバーが生きていられるか
わからないからね。そうなると二度と
ライブが見れなくなるかもしれないでしょ。」
ってね。
「それに、純粋オリジナルメンバーで
演奏し続ける保障も無いから
見れるうちに何度でも見ておかないと
絶対後悔するから。」
ってね。

あとね、もう一個重要な理由がある。
ライブは一回限りだと
見落としとかあるし、その時のライブが
そんなに上出来だとは限らないんだよね。
同じ演目でもオーディエンスが違うと
メンバーの反応も変わってくるから
厳密にはまったく同じものではないんだよ。
これは何度も行った人しかわからない
かもしれない・・・。
それにツアーの前半に見るのと
ツアーの後半に見るのとでは
後半に見たほうが断然演奏のレベルがあがってて
とっても円熟した感じになってて
前半の時と比べてより満足感が得られるんだよ。

けど何より大事なのは。
「このバンドのライブを何度でも見たい!」
って思えるかどうかなんす。
これはどれだけアタイがそのバンドを好きか?
とか、
どれだけそのバンドが魅力的か?
ってことなんす。
だからいつもどのバンドも何回も見るか?
と言うとそうじゃないんだよね。
アタイにとって、何度でも見たい!
お金をとことんかけても追っかけたい!
って思える存在が今もあるのは
本当に貴重なことなんす。

ま、そんなこんなで。
2回目のライブはすばらしかった。
前回は音が割れた感じでぶれてたけど
今回は音もすっごく良かったし、
メンバー同士の一体感もステージ上に
あふれてたし。
さっきも書いたとおりオーディエンスの
反応も最高で、みんなで大合唱してるのを
聞きながら、アタイもほんとに楽しめた。

あ、あれだけ長時間寒い中並んだのに
アタイは結局前回と大して変わらない
端っこの端っこしか取れなかった。
フェストハレって幅が狭いみたいで
ステージが小さかったんす。
スピーカー前は取れたけどアタイの位置からは
シュナイダーとフラーケの演奏は
まったく見えなかった。
でも最後にシュナイダーが挨拶にこっちのほうに
きてくれたのでちょっとだけ姿は拝めた。
それはそれはカッコ良くてクラクラしちゃった。
もうね、アタイの中ではシュナイダーが
ドイツで一番カッコイイ男子なんす。
顔も体もすべてがパーフェクトにカッコいい。
昔からかっこ良かったけど、
40歳を過ぎてもうつくしー!!

ラムシュタインは肉体美が売りなのか
みんなすごくきれいに体を鍛えてるんだよね。
〈キーボードのフラーケ以外〉
毎回みんな上半身裸になるから
まじまじと体を比べてみたんだけど。笑
ギターのパウルちゃんが一番均整の取れた
体だなあって思った。
シュナイダーよりパウルちゃんの体が
一番美しいのだよ。
でもエロさをかもし出してるのは
何と言ってもリヒャルトなのだ。
腕がね、アタイ好みの腕なのだよ。

それにしても。
ラムシュタインって男っぽくって
肉体美ですごいんだけど
何故か男のファンのほうが多いから
笑えるなあって思う。

そういえば。
今回は演出のひとつでもあるティルの
泡砲をアタイも浴びてしまった。笑
バブルシャワーを観客席に向かって
ティルが掛けるんだけど
それがアタイの上にもどっちゃりと・・・。
昔の白い液体に比べるとマシなんだけどね。笑

演出と言えば。
ラムシュタインのステージ演出って
サーカスですか?ってくらいすごいんだけど。
その中でもアタイは「イッヒ・トゥー・ディア・ヴェー」
って曲の演出が今回は一番の目玉だと思う。
この曲自体アタイは大好きでしょうがないので
演出も面白いもんだから、ライブが超楽しいんす。
歌詞自体は、訳してる時具合が悪くなったくらい
気持ち悪いんだけど、メロディーが最高に
カッコ良いから、毎日毎日聞いてる。
ドイツ語がわかると余計に面白い歌詞だと思う。
イッヒ・トゥー・ディア・ヴェー♪
トゥト・ミーア・ニヒト・ラーイト♪

今年はあと2回ライブに行くんだー。
来週二回見るのだよ。
来年も4回くらい行きたいなあと
思ってる。
チケが取れたら5回になるかもしんない。
うふふ。

さすがにこれだけの回数を行くんだから
もう寒い中3時間も並ばなくてもいいんじゃないの?
後ろで見てもいいんじゃないの?
って考えそうになるんだけど。
だけど。
絶対後悔するのがわかってるんだよね。
後ろで見てると参加してる感が
少なくなるし。
努力次第で前に行けるのに
それを怠って後ろで背伸びしながら見てると
努力しなかった自分が憎くなるんだよね。

そうなんす。
ライブって「努力したらした分、投資対費用効果が得られる」
ものなんす。
だからこそ止められないんだよね。

そーいや。
今回はライブの様子を写真撮ろう!と
カメラを持って行ったんだけど。
ライブが楽しすぎて撮影するヒマが
まったく無かった。
みんな写真撮りまくりなので
ウェブ上にいっぱい転がってるだろうから
アタイが撮る必要は無いわなーと思って。
したらね、今回結構ファンが熱い人たちだったから
モッシュが時折あったんす。
んでアタイもギューっと押されてしまったみたいで
ライブのあとカメラを見たら・・・
コトキレテタ。
2代目ペンタックス・オプティオ君死亡。
4年間お疲れ様そしてありがとう。

後任のデジカメ買わなきゃな。

ま、そんなこんなで。
スキップしちゃいそうなくらいご機嫌なアタイ。
週に1回くらいラムシュタインのライブがあれば
最高なのにな。
って今のアタイはまさにそんな最高の渦の中♪
頭の中はラムシュタインでいっぱい。笑

ゴット・ヴァイス・イッヒ・ヴィル・カイン・エンゲル・ザーイン♪
by kuronekomusume | 2009-12-13 07:37 | 追っかけ | Comments(0)