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死して屍拾う者無し

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映画評/2本

こないだ映画館で見たソルトについて
書いてなかったので。

ソルト
主演:アンジェリーナ・ジョリー、リーヴ・シュライバー
監督:フィリップ・ノイス
公開:2010年
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ストーリー
CIA捜査官イヴリン・ソルトはある日
ロシア大統領暗殺ミッションを遂行する予定の
ロシアのスパイであると言う疑惑を掛けられる。
ソルトは疑惑を打ち払うべくCIAから逃走するのだが・・・

さしすせソルト・・・
って言うフレーズが思わず頭の中に
浮かんじゃうよねー!

この映画は・・・非常に良かった!
超カッコ良いアクション映画だった!
アタイはアクション映画好きですから。
なおかつスパイ映画も大好きですから。
そんでもって。
アンジーのカッコイイことと言ったら無い!!
ってくらいカッコ良かった。

いや、正直言ってね、何か毎週毎週
ゴシップ雑誌でお見かけするパパラッチ写真で
何年もお姿を拝見してるうちに
何だかもうアンジーは役者としてはどうなんだろ?!
って思ってたんす。
けど。
それはアタイの認識間違いでござんしたわ。
やっぱアンジーってばカッコイイし
キレがあるし、美しいし、ホント文句無しの一等賞だったよ。
この映画はまさにアンジーのプロモーションビデオか?!
ってくらいアンジーにクローズアップしまくった映画だった。
余すところ無くアンジーの良さを引き出しまくってるよ。
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何故か旦那さんはドイツ人。
蜘蛛を研究してる人。
地味・・・。笑
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ただ一つだけ難を言えば・・・
(出たー!クロネコの難癖タイム!笑)
アンジーってば痩せすぎてる気がして。
何かそれがちょっと寒々しいと言うか
痛々しい感じに見えて。
そういう演出なんだとしたら大正解ってことに
なるんだけど。
個人的にはもう少しふくよかなアンジーが好きかなあと。
トゥームレイダーの頃のアンジーの
姿かたちが一番バランスが取れてて
美しい気がするんだわ。

まあ、痩せすぎてても美しいんだけどねー。

あの一番最初にソルトがキタチョーセンで
拉致されて、スパイ疑惑を掛けられて
拷問されてるシーンがあるんだけど。
なんとも痛々しいよ。
足とか手が細すぎるアンジーが
ドカドカとキタチョーセン人に殴られる様が
寒々しくも痛い感じで。
あれ?
やっぱ痩せてるのは演出の一部なのかな?
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ま、そんなこんなでスパイ大作戦炸裂な
映画なのだよ。
結局アンジーはCIAのスパイだったから
キタチョーセンの目はあながち節穴じゃ
無かったんだけど、アンジーは無事
スパイ交換で米国へ戻ってくるんだよね。

けどけど。
こっからストーリーは始まっちゃうわけで。
なんでもアンジーはアメリカ人の振りをしてるけど
あんた実はルスラントのスパイなんじゃないの?
って言う疑惑が掛けられちゃうんす。
ちーがーう!
と言いつつも不可解な行動をとって
CIAから逃げ出しちゃうアンジー・ソルト捜査官。

もうこっからのアンジーは伝説のスパイ!
って感じで、アクション、アクションの連続。
どれもこれもありえないでしょー!
ってことをいともあっさりやりきっちゃう。
マジで凄腕なんす。

米国要人の葬式に参加するために
ルスラントから大統領がやってくるんだけど。
そこを狙ってソルトがルスラント大統領を暗殺
するって言うスジなんだけど。

ココで笑えるのがロシア大統領の名前。
その名も、ボリス・マドベージェフ。
アタイの耳にはマドベージェフって聞こえたので
多分メドベージェフそのものにはして無いんだと思う。
ボリスは間違いなくボリス・エリツィンから
取ってるよね。笑
プーチン閣下の名前が使われてなくて
良かったー!って心底思ったよ。笑

結果的にはソルトはロシアのスパイ養成機関で
ばっきばきに鍛え上げられたスパイだったんだけど。
なんつーか。
この時代になってもロシア対アメリカの
スパイ合戦が十分な映画のネタになることに
アタイはちょっと驚いたんだけど。

よくよく考えたら、こないだ美人ロシア人スパイが
アメリカで検挙されてたよね。
ってことはイブリン・ソルトの話はあながち
フィクションだらけでは無いってこと
なんだろうかねー?!
って思ったり。

はたまた、そのこないだのロシア人美人スパイが
つかまったのと、この映画のプレミアタイミングが
まったく同じだった事を考えると。
あのロシア人スパイは実はこの映画の宣伝の
一つだったのでは?
と思えなくも無いわけで。
なんせタイムリーだったんでね。
ま、さすがにそんなわけ無いだろうけど。
にしてもタイミングが合い過ぎではあるよね。笑

にしても。
ホワイトハウスってやすやすと忍び込めるんだねー。笑

そーいえば。
映画を見てて思ったんだけど。
果たしてアンジーのロシア語はどんなだったんだろ?ってね。
日本で見た人居るかな?
日本だと字幕だから直接アンジーのロシア語が
聞けると思うんだけど
ドイツラントってば完全ドイツ語吹き替えだから
アンジーのロシア語レベルがちっとも分からんのだよ。
やっぱりアメリカなまりのロシア語なんだろうかね?
気になるなー。
ドイツラントの吹き替えではかなりレベルの高い
ロシア語発音だったよ。
クロネコはロシア語がしゃべれないわりに
音はいつも聞いてたから、何となく音は分かるのよ。
誰かロシア語が分かる人で日本でこの映画を
見た人、感想を教えてー!と言いたい。笑
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アンジーのCIA上司役のリーヴ・シュライバーさんだけど
画面見ながら「ああ、この人見覚えあるけど
名前は知らないなー」って思ってたのよね。
さっき調べたら、ロバート・カーライルの映画
ヒットラーで、エルンスト・ハンフスタングル役を
やってた人だと判明。
あのナチスの広報担当をやってたビジネスマンね。
最後はアメリカに逃げちゃうんだけど
奥さんは確かヒットラー総統に入れあげてたから
ドイツラントに残ったような・・・。
シュライバーさんがその役をやってたんだよね。
ご両親が色んな血が混ざってるようなので
何人と言われても何となくそんな気がしてしまう
顔立ちだよね。
↓左側の人がシュライバーさん。
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そんなこんなで。
アンジーはめちゃめちゃ強くて、すばしっこくて
機敏で、かしこくて、最高に強いスパイなんだけど
この映画ってば・・・
次回作があるに違いないよね!
って言う終わり方だった。
アンジーまたアクションやるんだー!
絶対見るから、がんばってー!
って言いたい。笑

評価。
☆☆☆☆星4つ!
超カッコ良いアクション映画だから。
おすすめだよー。
アンジー黒髪も似合う。


二本目の映画は昨日の夜テレビで見たやつ。
またアインツフェスティバルで見たのだよ。

「ミー・ウィズアウト・ユー」
主演:ミシェル・ウィリアムズ、アンナ・フリエル
監督:サンドラ・ゴールドバッハー
公開:2001年イギリス映画
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ストーリー:
12歳の頃から友達同士だったホリーとマリナ。
おにいちゃん子だったマリナは
パンク青年の兄ナットにくっついて
ホリーと一緒にドラッグパーティへ。
ホリーは実はナットのことが好きだったので
ドラッグの力を借りて関係を持ってしまう。
それを知ったマリナは激怒。

シーンは変わって大学時代。
ホリーとマリナは一緒にルームシェアを
しながら大学へ通う。
美人でセクシーなマリナは夜な夜な
違う男たちと関係を持っている。
文学少女のホリーは大学の文学部教授に
恋をして、関係を持つようになる。
同じ時にマリナも大人の教授と
関係を持つようになる。
ホリーはその間もひそかにマリナの兄ナットに
思いを寄せるが、ナットはフランス人の彼女の元へと
引っ越してしまう。
しかし彼女に振られたナットが突然やってきて
ついホリーはまたナットと関係を持ってしまう。↓
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教授との関係を終わらせようとしたところ
マリナと教授の関係を知ってしまい
ホリーは深く傷つく。↓
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シーンは変わって社会人時代。
ホリーは雑誌編集の傍ら作家としても
そこそこ成功している。
ある時ユダヤ人医師と知り合いそのことを
マリナに報告したところ、
彼女に相手を寝取られてしまう。
マリナはその人と結婚することに。
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マリナはホリーに元彼を紹介し
ホリーは彼と付き合うことに。
今でもナットを好きなホリーだが
ナットはフランス人と結婚し子供ももうけてしまう。
ナットも実はホリーが好きなのだが
ホリーには彼氏が居るため近づけない。

ある日、あまりにも人生にマリナが
入り込みすぎてるため、ホリーは
マリナから離れる決意をする。
ニューヨークへ引っ越す!と宣言したホリーに
対し、マリナは泣いて止める。
ホリーの彼氏を誘惑してまで止めようとする。
ナットとホリーはお互いの気持ちに気がつく。
↓ナットとホリー。↓
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数年後のシーンでは
ホリーとナットが結婚して子供を育ててるので
恐らくホリーはニューヨークへは
行かなかったんだと思われる。
そこには子供をつれたマリナもやってきてるので
仲直りして今後も人生仲良くずーっと
一緒に居るんだろうなー
と言う終わり方。

完全ネタバレでございます。笑


ドイツ語タイトルは「私の親友」だった。
ま、確かにそういう内容なんだけど。
英語タイトルの方がいいかもね。
最後の方で困ったちゃんのマリナが
ニューヨークに行くわ!
と言ったホリーに対して
「there is no me, without you!」
「あなたが居なくなると私が無くなってしまう!」
って叫ぶシーンがあって。
だからニューヨークに行かないで!
ってことなんだけど。
そのタイトルの方が内容にもあってて
しっくりくる。

この映画って女性なら何となく分かる感覚
なんじゃないかなー。
どっぷりどっぷり友達同士だった
女の子二人が、そのままどこまでも
一緒に人生を進んでいくもんだから
離れたくても離れられないんだよね。

小学生の時から、大学、社会人と
ずーっとずーっと何かと絡んでたら
正直うっとおしくなると思う。
どこまでも何もかも知ってる人が居ると
自分も大きく変われないしね。
いやー、アタイの場合はこういうの
絶対無理なんだけど、
そういうの地で行ってる人たちって
実際居るんだろうかね。
・・・。
居るんだろうねー。笑

でもちょっと難しいよね。
だって小学生の時とか中学生の時
幾ら仲良しこよしでも
高校進学になってくると
果たしてレベルが一緒かどうかっていう
関門があるからね。
たとえ同じ高校に進んだとしても
その後大学まで一緒になるのは
かなりマレだと思う。
なんせ専門が同じってことだからね。
まあ、色んな学部がある大学へいけば
これまた可能性はあるんだろうかね。
けどやっぱりここまでずーっと一緒
って言うのはかなり偶然に近いレベルかもしれない。

そんで。
大学時代二人が同時に関係を持ってしまう
文学の教授がいるんだけど。
ちょっと色男を気取った教授なんだけど
既婚者なんす。
でも学生にも手を出してて
ホリーとマリナの両方と上手く付き合ってるんだわ。
この教授がね・・・
「どっかで見た顔だよなー」って言う役者さんで。
どこで見たか思い出せないような・・・
でも絶対どっかで見たことある役者なのよね。

で、さっきWiki見てたら分かったよ。
なんと。
カイル・マクラクランだったんす。
驚いた。
ツインピークスだよ。
カイル・マクラクランを見たのは
クロネコはツインピークス以来だよ。
けどこの人何気に話題作ドラマに出演してたっぽくて
別に「あの人は今」状態じゃないんだね。
セックスアンドザシティとか、
デスパレートな妻たちとかに
出演してる模様。
アタイああいう世界的に流行っちゃった系の
ドラマには手を出さないタイプなので
全然知らなかったわ。
だからこの映画で18年ぶりくらいに
カイル・マクラクランを見たんすよ。
なつかしー。
年取ったねー。笑
けどこの色男教授はスタミナがあるのか
無いのか良く分からんオッサンだった・・・。笑
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ついでに驚いたのが。
このホリーちゃんの役をやってる
ミッシェル・ウィリアムズさん。
この役をやってるときは恐らく20歳くらいの時で。
この映画では12歳から30歳くらいまでの
期間を演じてるんだけど。
この時期の彼女は幼く見えるので
30歳ぐらいのシーンが何かいまいち
シックリこないんだよね。
で、大学生くらいのシーンが一番シックリきてる。

彼女は顔立ちがレネー・ゼルウィガーを
幼くした感じに似てるかなー。

って思いながら見てて。
ハタと気がついたんだけど。
彼女って確か去年までスパイク・ジョーンズ監督と
付き合ってたよね?!って。
菊池凜子さんがスパイク・ジョーンズの
今カノだけど。
って。
そのネタ昨日書いたばかりじゃないのー!
こともあろうか、そのネタを書いた日に見た映画に
元カノが出てたとは。
なんつー偶然!笑
しかもアタイはミッシェルさんの出演作を見たのは
昨日がはじめてなんだよねー。

顔立ちで言えば、ミッシェルさんより
マリナ役のアンナ・フリエルさんのほうが
断然美形なんだけど。
アンナさんはシャロンストーンの
若い頃みたいな顔立ちなんす。
でも世界的に見たらミッシェルさんの方が
成功してる風だから
何も映画界は顔だけじゃ無いんだなーって
思ったんす。
確かにミッシェルさんは存在感があるんだよねー。
美しいのはアンナさんなのに。
不思議だよねー。
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映画評は
☆☆☆星3つ。
面白い映画だけど、よくよく考えたら
この人たちってばかなり人間付き合いが狭いので。笑
日本では未公開っぽいけどDVD化もされてないのかな?
映像とか、ストーリー展開は良い感じだから
映画としては悪くないよ。
by kuronekomusume | 2010-09-06 06:38 | 映画評 | Comments(0)