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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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日本週間

今週はヤーパン・ヴォッヘってことで
日本ウィークなんす。
どこが?何が?って言うと。

うちの会社の社員食堂のメニューが
日本強化週間なんす。

うちの会社の社員食堂は外部の
ケータリング会社が常駐してて
あれこれ手を変え品を変えドイツ風料理を
メニューにしてるんす。

オーストラリア週間とか
フレンチ週間とか、
南ア週間とか
いろいろ企画してるんだよね。

そんで。
このビルが出来て3年目にしてとうとう
今週初めて日本ウィークになったわけなんす。

そのメニューもさることながら。
何故か食堂の中も色々デコレーションしてて
頑張ってる感が凄く伝わってくるんだけど。

超勘違い日本丸出し!
なんす!

クロネコ最初はアジアン・ハロウィーンか
何かかな?って思ったんだよね。
だって龍の頭の張りぼてとか、
なんか紙製の灯篭がダイナミックに
デコレーションされてるし、
あやしげなシルク地風着物を着せられた
マネキンまでいるしで。

ホントに。
ここまで完璧に勘違い日本像を再現できるのは
ある意味才能だ!ってくらいのできばえ。
9割がた中華風アレンジに見えるけど
中国人が見たらそれもまた違うのかも。
屏風みたいなのが唯一和風で
それ以外は見事中華風でござんした。

いやー。
ウケル。

って思ってたら。
日本通のドイツ人同僚がクロネコに
怒りながら
「コレは日本文化を完全にバカにしてる!
抗議すべきだ!」
って言ってきたんす。
いや、まあ日本に行ったことが無い人には
極東文化なんて一緒くただろうから
しょうがないよー
って言ったんだけど、その人の怒りが収まらんらしい。
こんなんじゃダメだ!ってプリプリ怒ってた。
ウケル。

でもさ。
しょうがないよね。
オノレの文化じゃないかぎり正しく再現するのは
難しいと思うもん。
アタイにしてみりゃね、日本ウィークを実現
してくれただけでも有難いなーって思って。
行った事無い国だけど一生懸命アタイら
日本人社員が喜ぶと思ってデコレーションして
くれてるわけだし。
日系企業ってことで日本食メニューを
ドイツ風にアレンジしてくれてるわけだし。
とにかく、努力してるのが見えるから
評価してあげようよって思うわけで。

くー。
クロネコってば心がひろいね!

ちなみにメニューもなかなか日本風を
よそおった中華味なんだよね。笑
やたらとピリ辛風味。
日本食はそんなにピリ辛しませんけど・・・
って思ったけどそれも飲み込んだよ。

月曜のメニューは
「豆腐ともやしの炒め物」だったよ。
豆腐は揚げてる豆腐。
しょうゆ味でまあまあ美味しかった。

昨日は遅く行ったから日本メニューは
売り切れてたので不明。

今日はガーリック醤油味の牛ステーキ。
これは和風ステーキだから美味しかったよ。

けどさすがドイツだなーって思ったのは
既に牛肉をガーリックと醤油で味付け
してるのに、装う時には別途なにやら日本風じゃない
ドイツ風ソースをうえからドバっとかけてた点。
コレは味を壊すわーって思ったから
アタイはソースを断った。
なので美味しく頂けたんだけど。
他のドイツ人はみんなソースをかけてた。

ドイツ人ってね、ナンにでもソースを掛けるのが
大好きな人種なんす。
そのソースって言うのはイカリソースでも
カゴメソースでもブルドックソースでもなくて
お肉類についてる洋食のソースだよ。
イメージで言えば、ファミレスのステーキセットに
だらーりとかかってそうなソース。
それのドイツバージョン。

って。
食べた事無い人にはそれがどんなソースか
サッパリ分からないだろうね。
基本はオオアジでござんす。
で、ドイツ人はどんなお肉料理にもその
ソースをどっばーとかけて
素材の味をぶち壊すのが大好きなんだよね。
時折ソースの塩味が濃くて本当にすべてを
ぶち壊してることがあるのよ。
このソース文化はドイツ独特だと思うなあ。
イタリアも、フランスもスペインも
こんなことはしないもんね。

ま、そんなメニューでござんした。

明日は待ちに待ったカレーの日なんだけど。
しかも。
メニューの名前は
「サユリとクロネコのチキンカレー」。
メニューに名前を使われるとその日は
無料で食べられるんだけど。
だけど。
明日アタイとサユリさんは出張だから
カレーを味わえないんだよね。
残ねんだわー。

うちの社員食堂のシェフは以前サユリさんと
アタイで手取り足取り作り方を教え込んだカレーを
痛く気に入ってて、
時折メニューに入れるんだよね。
で、日本週間ならカレーは必須!ってことで
入れてくれたらしいんだわ。
でも肝心のうちらが居ない・・・。
かなしー。
日本のカレーは美味しいから好きなのに。

金曜のメニューはナンだったかなー。
ドイツラントでは金曜といえば魚の日なので
もしかしたら中華風アレンジのスシかもしんない。
それはさすがに恐ろしいね。

でもまあ彼らの気持ちが嬉しいなって思ったよ。
たとえそれが中華味だとしても。笑
しかもドイツの中華味だとしても。
by kuronekomusume | 2010-10-28 06:12 | 日記 | Comments(2)
Commented by sandonomeshi at 2010-10-29 18:06
ほんと、Kuronekomusumeさんてなんて心が広いんでしょう! 私だったらデコレーション見ただけで「やめて!」って言ってしまいそう。(笑)
でもカレーに教えてもらった人の名前を冠してるってところがなかなか律儀なシェフ! ちゃんと教わった通りに作れてるかチェックできなくて残念ね。
あとドイツのソース、あれホントなんとかならないのでしょうかね。ウチの旦那もソース好きですが、あの「お肉も付け合わせのじゃがいももサラダも全部ソースの中で泳いでる状態(彼曰く)」は勘弁して欲しいらしい。(笑)
Commented by kuronekomusume at 2010-10-31 06:44
sandoさん、中華風デコレーションの中で食べる日本食(でも結局中華味)は面白かったですよ。落ち着かないと言うか。笑

シェフの中では「カレー」とくれば「サユリとクロネコだ!」って思考みたいです。笑

ホントにドイツ人って「ゾーセ、ゾーセ」って言ってはどばどばどばーっとソースをかけるんですよね。あれにはドイツ在住欧州人はみんな顔をしかめてますよ。笑
でも当のドイツ人は何も思ってないんですよねえ。なのであれは今後もどうにもならないと思います。笑

来週末ベルリンに行きまーす。楽しみっ♪