いやね、世の中には知らないことが
たくさんあるよねーって話。
アタイの部署にいるザビーネさんは
40歳ちょっとの女性なんだけど。
何だか彼女に教えてもらう
ちょっとした情報がクロネコには
いつもいつも目からウロコ!
ってことが多くて。
考え方が違ってたり視点が逆だったり。
なるほどなー!ってうならされること
しきりなんす。
彼女は物静かで頭の良い女性なんだけど
ドイツ人女性特有のメスヤギ感は無いのだ。
多少ひがみっぽいところがあったり、
機嫌の悪い日は挨拶をしなかったりするけど
それはドイツ人にはありがちな性格なので
同僚としては特に問題は無いかなあと。笑
今日彼女から聞いたのは。
「注入型避妊薬」なるものなんですわ。
アタイそんなものがこの世に存在してた事自体
知らなくてかなり驚いたんだけど。
米国なんかでは多少前から導入されてる
避妊薬らしいね。
ドイツラントは2000年から認可されたそうで。
ピル自体の服用が一般化してない日本では
認可されるのはまだまだ先かもしんないね。
と言うか。
認可されないかもしんない。
一体どういうものかと言うと、
プラスチック型の小さいスティック状のものを
体内に埋め込む形式らしいんだわ。
インプラントって言ってたから。
多分長さ2cmくらいかな。
二の腕の内側に埋め込むのだよ。
ザビーネが腕を見せてくれたんだけど
小さい埋め込み痕が見えた。
でね、このプラスチックの容器の中には
黄体ホルモンが入ってて。
徐々に体内に流れ出るらしく
体が避妊の状態になるんだって。
で、コレが驚く事に3年間も持つんだって。
ピルだと毎日服用しなきゃならんけど
コレだとほおっておいても勝手に
体内に流れるから、服用を忘れないんだそうで。
「すっごく楽なのよー」
ってザビーネは笑いながら言ってたよ。
なんて進歩的なんだ!
ってクロネコ目が点だったよ。
ピル服用よりさらに進んでるよね。
そんな得体の知れないものを体に埋め込めるだなんて。
すごすぎー!
って感心しちゃったわ。
副作用も何も無いよー
らしいけど。
クロネコいまいち定かじゃないんだけど
生理が来なくなるって言ってた気が。
クロネコの勘違いかもしれんが
だとしたらすごいインプラントだよね。
こんなものがこの世には存在したんだね。
驚いたわ。
インプラノンという商品名のようです。
クロネコウィキでこの進歩的方法を読んだんだけど
ドイツ語、英語、スペイン語、ポルトガル語、
スウェーデン語しか記載が無かった。
日本語はもちろん無かったから
そういうの導入しようって動き自体無いのかもね。
つーか、それ以前にピルがもっと普及せんことには
次なるステップに行く人自体居ないだろうからねえ。
クロネコ的にはそういうのを埋め込むのは
勇気が居る行為だから、
ちょいハードルが高い気がしてね。
いやー、驚いたよ。
ピルのあのちっちゃい錠剤に秘められた
恐るべき力にアタイなんぞは
すごいわー!って思ってたけど、
もっとすごいもんがあったんだねえ。
化学は進歩してるようですわ。
薬会社によるともっとも信頼性の高い
避妊薬と言う触れ込みだけど。
本当に埋め込んでるやつから
定期的に黄体ホルモンが3年ものあいだ
ちゃんと出てくるのかなあ?
って何となく心配だよね。
ちなみにコストは3年で3万円ちょいらしいから
ものにもよるけどピルと大体同じくらいの価格かなあ。
そんな高く無いけど、婦人科で埋め込んで
もらわんといかんからね。
なんかのSF映画みたいねー。
はてさて、日本解禁はいつになるでしょ。笑