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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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爪が痛いー

クロネコ時々ネイルサロンに行くんだけど。
ドイツラントでは安いネイルサロンといえば。
ヴィエトナーム人が経営してます。

大体どこも似たようなしつらえで
安っぽい薄いピンクを基調にした一部屋に
わらわらとヴィエトナーム女子たちが居て
デスクがいくつか並んでいて。
一人ずつネイルをやってもらうんですわ。

だいたいマニキュアだけで30分で
15ユーロほど。

なんでか知らないけどどこ行っても
たいていヴィエトナームなんだよね

クロネコ個人的には、デュス市街地の
駅地下にあるネイルサロンが好きです。
なんか知らんけど技術がしっかりしてる
気がするというか。

同じようでいて微妙に違うんですわ。

ま、とはいえね。
日本のネイルサロンとは比べちゃだめみたいよ。
日本のは行ったこと無いけどすごいんでしょ?
たぶん値段もヴィエトナームの数倍しそうだし。
凝ったデザインとか出来るみたいだし。
いまどきマニキュアだけでネイルサロンに行く
日本人とかいなそうよね。

アタイが日本に居たころからフレンチネイルなるものが
はやっていたけど。
今もまだ日本でははやっているのかな?
ドイツラントではまだまだ主流ですよ。
ちなみにアタイは深爪キングなので
爪に白い部分が残っていると
キーっ!!!となっちゃうタイプです。
一ミリでも許せなくてすぐ切ります。

なので。
フレンチネイルだなんて代物はアタイには
到底理解しがたいデザインとなるわけです。
ま、人がやってるのはどうでもいいんだけど
オノレがフレンチネイルを施すことは
生涯ありえないでしょう~的なね。

ま、そんなこんなで。
週末またベルリンに居たんだけど。
日曜暇だったので久々にヴィエトナームセンターに
行ったわけですよ。
ここは以前sandoさんに連れていってもらった
ところなんだけど。
ほんとここベルリンか?
って何度もわが目を疑うほど完全なる
ヴィエトナームワールドが広がってる世界なんす。

だだっぴろい敷地に5つほどのでかい倉庫みたいなのがあって。
その中に食べ物やとか、洋服の卸とか
小物の卸とかそういうのがあって。
とにかく全部ヴィエトナームから来てるんだろうな
と思わせる品質のものがてんこ盛りなんすよ。

でね、客の8割くらいがヴィエトナーム人で。
もうほんと驚くよ。
よくぞまあこんだけヴィエトナーム人が
居たもんだ!ってね。

昨日なんて日曜だから普通お店はしまってるんだけど
ヴィエトナームセンターは開いてて。
そこへベルリン中からヴィエトナム人が集まって
来てるんじゃなかろうか?
いや、ドイツ中から集まってきてるんじゃ
なかろうか?と思わせるほどのヴィエトナーム人密度
なんすよ。
たぶんね、数百人はいたと思うよ。

もう大盛況!って感じで。

とにかく活気がすごかったわ。

でね、このセンターで働いてるのは当然
ヴィエトナーム人なんだけど。
彼らはほとんどドイツ語が話せないんす。
で、当然英語も話せない。
じゃあ何語を話すのかと言うと。
客の大半がヴィエトナームなんだから
当然ヴィエトナム語ですよ。

もうね、お店に一人ドイツ語がかたことで
分かる人がいるならもうけもん!
ってくらいドイツ語通じないんす。

クロネコたちはまず食堂へ行ったんだけど。
いっぱいテーブルがあいてるのに
なんか次なる予約が入ってるとかで
片隅に追いやられながらも
なんとか食事にありついたよ。
アタイはこれまたsandoさんに教えてもらった
ブンチャをオーダーした。
ライスヌードルと豚肉、野菜のつけめん
みたいなやつで。
ここのは豚肉を炭火焼してるから
香ばしくてとてもおいしいんす。

ヴィエトナーム人たちもたいがいブンチャを
オーダーしてる。
カレーセットみたいなのをオーダーしてるのって
ドイツ人客が多いかなあ。

とはいえ大半の客はヴィエトナームだからね。

なんかさ、ヴィエトナム女性たちって
みんな小柄でスリムでさー。
あんだけたくさんの人が居たのに
デブは一人も居なかった。
でね、みんなすごくおしゃれしてるんだけど。
だけど。

おっそろしくセンスが悪くてさ。

どうやったらあのセンスでオノレを
着飾れるんだろう?
ってくらいセンスが悪いんす。
たとえて言えば・・・
日本の田舎のヤンキーみたいな感じかな。
とにかくダサい。
男女ともどもダサい。

みんな新しい服を買って、着飾ってる風なのに。
どうにもイモっぽくて。
化粧もイモねーチャンだし。
なんなんだ、このダサい人たちは・・・
って思いながらご飯食べましたよ。

当然自分のことは棚上げですよ。

にしてもさー。
あのダサさは無いよね。
そんで堂々とニセブランド品を持ち歩く度胸といい。
あんだけダサいとどう見てもあのバッグは
シャネルでは無いだろう・・・って
察しがつくほどのセンスなんす。
ああ。
ひどすぎるー。
いったいどこでこんなセンスの悪い服を
買うんだろう・・・。

と思ったら、食堂の隣にはずらーっと
洋服の卸みたいな店舗があってさ。
まさにそこで買ってるんだなっていう
品揃えでしたわ。

クロネコも別に高いものを身に着ける
タイプではないけど。
あそこまで品質が表に出まくってる服は
着れないわーと思ったね。

で。
てくてく倉庫内を歩いてたら
ネイルサロンがあったんすよ。

でさ。
今思えばそういうセンスの人たちなんだから
爪だって大したこと無いんだろうな
って考えればよかったんだけど。
ネイルケアにそんな差は無いだろうって
思っちゃったのよね。
クロネコが浅はかでしたわ。

まずね、マニキュアよろしくー
って言ったんだけど。
あっちの返事が聞き取れなくてさ。
クロネコの言葉通じてるのかな?
って言ういちまつの不安は感じたわけです。

しかも。
なぜか少年がクロネコの爪を
いじくりだして。
いや、別に男性でもいいんだけどさ。
普通はヴィエトナーム女性がやってくれるから
ああここは男性がやるんだーくらいの
気持ちになってたわけなんす。
でね。
アタイ以前のマニキュアがはげかけてて
爪に残ってたんす。
したら普通は除光液でふき取ってくれるもんと
思うじゃないの。

でもその青年はおもむろになにやら
器具を取り出して電動のやつで
アタイの爪をけずりだしたんす。
え?
なぜにこやつはアタイの爪を削ってるんだろ?
なんで除光液じゃないんだろ?
って思ったんだけど。
まあ、あとでやすりでもかけてくれるのかな。
って思ってたんす。
したらね、女性の店員さんがどこからともなく
戻ってきて、青年と選手交代ですよ。

で、その女性もアタイの爪10本分を
全部けずったんですわ。
でね、そのあとその人がやろうとしたのが
いきなりフレンチネイルですよ。

オーノーオーノー!
ノーフレンチネイルー!
と叫んでとめてもらったんだけど。
あっちは怪訝な顔しててさ。
アタイはマニキュアですけど!
って言ったら、オーケー。
シナ?シナ?
って言われて。

シナじゃねーよ!
ジャップだよ!って思いながら
マニキュアを選らんだんす。
でもさ、この時点でアタイの爪はがさがさなんす。
なんせドリルみたいなので削られてたんでね。
こんなガサガサの爪なんだから
何かやってくれるよね?
と思っていたら。

ぬわんと。
その女性はまんまいきなりマニキュアを
塗りだしたんすー!
えー!
クロネコもう何も言えなかった。
つーか、言っても通じないし。

その塗りだす前にね、クロネコの向かい側に
パンチパーマをあてようとしてるおっさんが
居たんですわ。
その人たぶんアラブ系の人でさ。
カーラーを巻いて情けない顔をしてたんだけど
彼は苦しそうな顔をしながら
アタイの爪をやってくれてたお姉さんに
「このパーマ液のにおいがきつすぎて
吐きそうだから、マスクか何かをくれないか?
マスクが無いのならティッシュでもいいから
とにかく何か俺の口を押さえるものをくれ!」
って訴えてたんす。

でも。
お姉さんもさっきの青年も
「は?」
みたいな顔をしてそのおっさんを無視してるんす。
しょうがないからアタイが自分のかばんから
ティッシュを出しておっさんに一枚あげましたよ。
したら、やっと意味が分かった!
といった顔をしたお姉さんがアタイに
「それ私にもちょうだい!」
といってきたんす。
鼻でもかむのかな?と思ったら。
ぬわんとお湯に浸してぬれているアタイの手を
アタイがあげたティッシュで拭いて
作業にはいったんすー!

ありえねー!
ありえねー!

って思ったね。
普通さ、店側がタオルを用意してるんだよ。
爪はお湯でふやかしてから作業するんだけど
アタイのぬれた手をアタイからせしめた
ティッシュでふいてやがるよ!
って思ってあきれちゃって。

どういう店だよ・・・。

って感じでしょ。
でもまあここまできて手を引っ込めるのもなーと
思ってたらがさがさの爪にされて
なおかつ甘皮をむかれすぎて
血が出てるような状態のうえから
マニキュアぬられましたわー
って話なんす。

もうね。
とにかく家に帰ったらいのいちばんに除光液で
全部落とすぞー!って思いながら見てた。
クロネコも気が弱いよね。

「こんな爪にしやがって!
金は払わんぞ!」
って言えばよかったんだけど。

13ユーロも支払っちゃったよ。
デュスのネイルサロンが15ユーロだから
どんだけぼったくってんだ?って話。

今も指と爪が痛いよ。
爪はドリルで削られて薄くなってるから
なんか痛いし。
あー。
われながら何やってんだろ!って感じ。

教訓。
言葉の通じないところで爪を出してはいけない。

爪ケアのクリームでも買ってきて
早く直そう・・・。涙
by kuronekomusume | 2012-11-27 07:00 | 日記 | Comments(0)