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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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自転車続編

いやね、今日ちょっとした急展開がありましてね。
クロネコもびっくりですよ。

そもそもクロネコが今の中古自転車を
手に入れた経緯を再度まとめますとね。

クロネコの住んでるアパートは44世帯もの
人たちが住んでて。
地下の一部は自転車置き場になってる。
でも。
しばらく時間が経つと、人が入れ替わるから
その際前の入居者が自転車を放置して
出て行くケースがある。
となると。
徐々に自転車置き場に乗り手の無いチャリが
増えてきて手狭になってきてしまう。

というわけで。
大家の爺さんが(推定年齢70歳)
3月から約1ヶ月間張り紙をして
「○月○日までに自転車の所有を示すものを
貼っておいてください。しるしの無いものは処分します。」
って告知してたんす。
でね、その告知をするよーって聞いてたクロネコは
「それなら所有者の無い自転車が出てきたら
見せてもらえないですか?
処分するんならクロネコが貰いたいんで。」
と爺さんに言ってあったんですわ。

で、クロネコも忘れたころになって
爺さんからメールがきてね。
「クロネコさん、処分しないといけない
自転車が5台ほど出てきましたから
好きなのを持って行っていいですよ。」
って言われたんす。

大家の爺さん立会いの下
一緒にサイズとかチェックして
(基本ドイツ人向けだからサイズがデカイのだ)
クロネコも乗れそうな大きさの中古自転車を
譲り受けたのでした。

その際こないだ書いたように
国境無き医師団への寄付と言うことで
20ユーロを大家に支払ったのでした。

その足で自転車屋へ行って
カゴとスタンドを取り付けて
なおかつブレーキ修理もしてもらったのでした。
(鍵は事前に買ってあった)
だから鍵以外で35ユーロも支払ってるのよね。

そんで今に至ってたんだけど。
今日自転車置き場に行ったら
クロネコの自転車に張り紙がしてあったんですわ。
ガムテープでしっかりと貼り付けられててね。
ラブレターじゃないよな・・・って
クロネコなんとなく悪い予感。

読んでみたところ。

「この自転車は大家の勘違いで
所有者である私のものなのに
あなたに渡ってしまいました。
自転車を返してください。
大家さんから詳細連絡メールが行くと思いますが
私の連絡先を書いておきますので
電話ください。
ちなみに明日から10日ほど出張で
不在にしますが電話は繋がります。」

と言うことが書いてあったのだ。
え。
え。
えー!
今更何言ってんだよー!って話。

いやね、返しても良いんだけど。
この場合クロネコが支払ったお金は
どの部分が返ってくるんだろ?って話よ。
まずは、大家に国境無き医師団の話を
しないといけないよね?
そもそも。
これって善意の寄付だから
返してって言いづらいよね・・・。
ってことは。
「寄付の件はいいですから。」
ってかっこよく言わなきゃならんのよね。
そうね、そうね。
たとえ大家が
「じゃあクロネコさん寄付金返しますよ。」
って言ってきても
「はい、お願いします!」
って言いづらいもんね。
うん、うん。
・・・。
国境無き医師団はすごく崇高な
活動をされてる団体だから
寄付に異論は無いしね。
なので、この件はオッケーとしますかね。
(渋々な感じがしないでもないね。笑)

で、あとはスタンドとカゴの料金を
もとの所有者から引っ張れるかどうかって
話になるわけで。
カゴは要らないならクロネコが
次に買うであろうチャリにつけるから
別にいいんだけど。
スタンド(停めたとき倒れないように足で
カチャってやるやつね。)要らないって言われたら・・・
さすがにクロネコごねますよ。
すでに言い分まで考えてるからね。
「いや、あんたさ、そもそもあんたが
大家の張り紙を無視したのが原因でしょ?
本当ならこの自転車はスクラップにされてるところを
たまたまクロネコが選んだから
こうやってきちんとした形で残ってて
今更なのに、返して欲しいとか言えてるわけで。
感謝こそすれ、文句を言う権利は無いわけですよ。
しかも、スタンドまで取り付けて
修理してあげてるんだからね。」
ってね。

いやー、相手がどう出るかだよね。
素直で若くてピュアなドイツ人カップルだと
いいんだけどねー。
(張り紙に二人の名前が書いてあった)
でもごねられる可能性はゼロではないわけですよ。
相手の出方次第でクロネコもねちねちクロネコになるか
優しいクロネコになるか・・・さあどうなるやら。

あとね、この自転車確か大家がアタイに
見せてくれたときにチェーンみたいな鍵を
掛けたんだよね。
大家の爺さんはアタイにチャリを譲るにあたって
その鍵を自転車屋に切断してもらったんだわ。
だからクロネコ乗れるようになったのよね。
でさ、この鍵の件をもし元の所有者が
「もともと鍵を掛けていたのに壊されたから
鍵代を弁償しろ」
とかなんとか、ごねてきた場合はだよ・・・

「おんどれ、自分のミスが元で
引き起こしたことなんだから
自分で新しいのを買え!」
って言うのが筋よね。
または。
「それを切断させたのは大家なんだから
文句があるなら大家に言え!」
とも言えるわけで。
うん、うん、クロネコ間違ってないよね?

こんなとき思わずNHKの
バラエティー生活笑百科に投稿して
仁鶴師匠に
「上沼相談員こんな場合はどうすれば
よろしいんでしょうか?」
って聞いてもらいたいところだよ。
したら上沼恵美子さんが
うんたらかんたらオモロイ話で
わらかしてくれて。
かつ、
「全額クロネコさんに戻ってきます。
自転車も戻ってきます!キリッ」
って言ってくれるんだよね。笑

で、最後に弁護士の先生が
「自転車は戻ってきませんが
修理代は戻ってきます。」
とかって冷静な判断を下すと言う。

そんな生活笑百科の映像が
クロネコの頭の中に浮かびましたわよ。

でもココはドイツだから、仁鶴師匠も
上沼相談員も居ない・・・
しょうがないからオノレでどうにかせんとね。

にしても。
なんだか面倒な話よね。
しれーっと張り紙を無視するって手もあるけど
どうせ大家の爺さんが
「ああ、あの日本人の女性に譲っちゃいましたよ。
彼女と話し合ってください」
とか何とか言っちゃってそうだからなー。
44世帯中日本人はクロネコを含めて
2名だから別の人のせいにすることも
出来なくも無いけど、
日本人的にはそういうことするのは
あれだしねー。
ちぇーっ。
こんなことならちゃんとした中古自転車を
お店で買っとけば良かった。

これから中古自転車を探さないと
いけないのか・・・。
なかなか出会いが無いってのにー。
これからさらに自転車を使うのにー。
とりあえず彼らが休暇から帰ってくるまでは
今のやつを乗り回すつもり。

元の所有者への電話は・・・明日掛けます。(めんどくさー)
余計な仕事を増やしやがってからにー。

そんなこんなの自転車エピソードなのでした。
とほほ。
by kuronekomusume | 2014-06-11 04:47 | 日記 | Comments(0)