今日はベルリンのビオ事情(オーガニックフードの事ね)について
書こうかなと。
クロネコが現在知りうる情報なので
今後ドイツ国内の状況が変わってくるかもしれないし、
自分でもさらに知識を深めるかもしれないので
今現在の情報だけどね。
クロネコ常々、ベルリンはビオ先進都市だから
いたるところでビオ食品が手に入るんだよー
って書いてるけど。
それが一体どういう感じなのかが伝わりづらいかなと
おもってね。
ちょいまとめてみたいなと。
では始まり、始まり~。
どっかで見た統計では、アメリカが一番オーガニック市場が
大きいみたいです。
ビオ食品を買う人も多い分、市場で手に入りやすいのかな?
アメリカのスーパーに行ったことが無いので
分からないけど、食に対して意識の高い人が
多いのかもしれないね。
その反面、世界が驚くほど超絶デブが多い国だし、
不健康な食生活といえば、アメリカンフード!
みたいなイメージがあるという。
両極端な国民性なんだろうかね。
クロネコ後者のイメージが強すぎるから、
アメリカがオーガニック先進国と言われても
なーんかピンと来ないんだよね。
オーストラリアもなかなかのオーガニック先進国だと
聞いたんだけど、どうなんでしょ。
クロネコいったこと無いからさっぱり分からんのですが。
ドイツに話を戻しますと。
そういう先進国に比べるとドイツはまだまだ
ビオ市場が大きくないらしいです。
けど、ベルリンは違う。
割合は分からないけど、かなり高いと思われます。
何故なら。
ビオスーパーが5社もあるからで。
それぞれがベルリン市内に支店をたくさん
出してるので、ちょっと行けばすぐビオスーパーに
ぶち当たると言うね。
ベルリンビオスーパーチェーン
・ALNATURA(アルナトゥラ)
・Bio Company(ビオ・カンパニー)
・Denn’sBio Markt(デンス・ビオマルクト)
・LPG Bio Markt(エルペーゲー・ビオマルクト)
・Veganz(ヴィガンツ)
クロネコが週に一度は行ってるのは
アルナトゥラとビオカンパニーです。
ビオカンパニーは野菜類が豊富で多少割安なんす。
基本的にベルリンのビオスーパーで取り扱ってる
生鮮食品は近郊ビオ農家で採れたものなんす。
ベルリンは周りをブランデンブルク州に囲まれていて
ブランデンブルクは特に工業が無いので
農業主体の州なんですわ。
で、ビオ農家が結構多くて、彼らはビオ流通会社と
提携してて、そこがビオスーパーに生鮮食品を
卸してる。
なので。
ビオな上に、地産地象が実現できてるんですわ。
まあ、ドイツは気候上、採れる野菜や果物に
制限があるので、外国から仕入れてるものも
たくさんあるんだけどね。
バナナとかキィウィとか当然輸入。
で、生鮮食品以外のビオ食材もいろいろあるでしょ。
調味料とか、油とか、穀類、お米、
お菓子、ドリンク類、乳製品、豆腐食品などなど。
そういうのってね、ビオ食品会社の製品を
売ってるんだけど。
大体ドイツのどこのビオスーパーでも
同じビオメーカーの製品が置いてある。
ビオメーカーの数も限られてるからね。
けど!
驚くのがこのビオメーカーなんだよ。
たとえば、シリアルを作ってる会社とか
小麦粉を作ってる会社とか。
豆腐を作ってる会社とか。
いろいろあるけど、そのどれもが大抵
創業30年とか、40年選手ばかりなんだよね。
昨日、今日ビオブームに乗っかって
急に作り始めたわけじゃなくて。
もう下手したらアタイが生まれる前から
ビオにこだわって会社を起して
今に至る~みたいなところが多いんだわ。
だから、みんなビオへの愛が半端無いんす。
それが製品からも感じ取れると言うね。
保存料とか着色料は当然入ってないし。
化学調味料も使ってない。
その上、原材料も可能な限りドイツ国内産を
目指しているというね。
ちょっと割高だけど、そのポリシーがアタイは
好きでね。
安心して食べられる上に、美味しいときてるよ!
みたいなね。
なのでクロネコはビオを止められないのよ。
どこのビオスーパーも自社ブランドの
製品を結構作ってて。
それが多少リーズナブルな上に、
味も美味しいというね。
なので、ビオスーパーブランドの商品も
見逃せないと言う。
その中でも粉系はアルナトゥラがクロネコは良いと思う。
確かアルナトゥラはドイツ全国にチェーンが
あるはずで。
かつ、そんな粉系とかお菓子類とかを
ドラッグストアdmと提携してるので
全国のdmでも買えるという手軽さ。
ビオスーパーのLPGはたぶんベルリンにしか
無いんじゃないかな。
ここは年会費を払えば会員になれて
会員のほうが15%くらいすべての製品の
値段が安いんだよね。
でも年会費がまあまあ高いのでどうなんだろ?
と思ってクロネコは入ってないです。
たまにお店をのぞくと、ちょっと見たことの無い
ビオメーカーのものとか置いてあるので
面白かったりするんだけどね。
ビオスーパー「デンス」もドイツ全国展開
してるみたいです。
ここも店舗が多いのとアタイの通勤路にあるので
時々立ち寄るんだけど。
意外と価格が高いような気がするんだよね。
なので、クロネコ的には第三、第四番目に行く
ビオスーパーです。
あと、ヴィガンツというスーパーだけど。
ここはビオと言うより、むしろヴィーガン専門スーパーです。
ヴィーガンってビオを重視するよりも
動物性食品をいかに避けるか?を重視してて。
でも肉料理が恋しいから、モドキ料理が
多くなる傾向があって。
要はサイタンのお肉とか、豆腐ソーセージとかね。
で、それを重視するあまり、いろんな凝固剤を
使ってるケースがあってね。
それって身体に悪いんじゃ?と思ったり。
なので。
ヴィーガン食品は成分表とか原材料を
細かくチェックしたほうが良いとアタイは思ってる。
ビオ食材もあるけど、100%ではないので
ヴィガンツにはめったに行かないんだわ。
ビオに特化したスーパーがベルリンには
たくさんあるんですよー!
とまずはベルリンのビオ状況はこんな感じですわ。
他の町には他の町のみで展開してる
ビオスーパーがあったりします。
アタイが9年住んでたデュスは
アタイに言わせると、ビオ後進都市なので
ビオスーパーは2件しかなかった。
それも1社が2店舗出してるだけだったので
実質1社独占というね。
というか、それしか需要が無いのか!っていう。
マルクトという日曜市には1件くらい
ビオ農家がお店を出してたりするけどね。
ベルリンなんて、ビオだけのマルクトとか
あるからねー。
あ、そういえばアタイんちの近所なのに
まだ一度も行ってなかった!
行かなくちゃ!
ついスーパーで済ましてたけど
マルクトにも面白いものがあるかも
しれないからね!
アタイが思うに、デュスが特別ビオが
遅れてるんじゃないかなと。
他の都市はもうちょいマシなんじゃないかなと
いう気がしてる。
と言うか、上述したビオスーパーチェーンは
デュス以外の街にあるので
気がしてるんじゃなくて、実際そうなんだよね。
なんでデュスの人は農薬まみれとか
化学調味料漬けの食材が好きなんだろ?
今となっちゃ理解に苦しむわー。
デュスは例外としてもね。
ドイツもじわじわビオ食材が増えてきてるんだよ。
どういうところで増えてるかというと。
既存のスーパーにビオコーナーがあったり
ビオ食材が置いてあったりするからで。
なので。
ビオスーパーに行かなくても
いつも行ってるスーパーに行けば
ビオ食材が買えるんだわ。
そういうことなんす。
ドイツの既存のスーパーは何度か書いたけど
複数のスーパーチェーンがドイツ津々浦々にまで
進出してて、どの田舎の村に行っても
同じスーパーチェーンに出会えるのが
ドイツの良い所。
なのか、退屈なところなのか・・・。
ドイツのスーパーチェーンと言えば。
売り上げランクの高いところから書くと・・・。
EDEKA(エデカ)
Netto(ネット)
REWE(レーヴェ)
Penny(ペニー)
LIDL(リードル)
Kaufland(カウフラント)
Metro(メトロ)
ALDI(アルディ)
Kaisers(カイザース)
くらいかなあ。
クロネコがよく行くのは
NettoとLIDLです。
たまにMetroも行くかな。
え?クロネコ普通のスーパーで
何買うの?と思うでしょー。
買うものあるの?ってね。
これがたくさんあるんですわー。
トイレットペーパーとか、
ゴミ袋とか、
サランラップとか、
ま、そういった類のものね。
魚の缶詰も普通のスーパーで買ってます。
食器用洗剤、洗濯洗剤、石鹸、
シャンプー、歯磨き粉、
生理用品等はビオ製品を使ってるので
普通のスーパーでは買わないよ。
この辺いろいろ買い分けてるのだ。
どの普通のスーパーのチェーンも行くけど
この中でクロネコがまったく好きに
なれないのが、ALDIなんだわ。
陳列が嫌いでねえ。
大雑把と言うか、大味な陳列なんす。
まとめ買いすると安いよ系の。
どれもこれも大容量とか
一ダースで売ってたりとか。
クロネコそういうの嫌いなのでー。
これらの大手スーパーは各社とも
ビオの自社ブランドを作ってる。
だから色んなビオ食品も売ってるんだよね。
けど。
クロネコは自宅用にはまず買わない。
価格比較したこと無いけど、
もしかすると、大手スーパー自社ブランドビオ商品のほうが
ビオスーパーより安いかもしれない。
でも買わない。
理由はねえ、直感的に信用してないからで。
卵とか偽装なんじゃないの?って思うし。
野菜もいまいち信用できないんだわ。
一応ビオマークとかついてるから
ちゃんとしてるはずだけど。
そもそもね、大手スーパーのビオは
ほぼ全部が輸入ビオなんだよね。
何故なら、ドイツ国内のビオ農家って
需要に対して数が足りないらしく
大手スーパーの発注に供給しきれないらしいんだわ。
なので、大手スーパーは外国から
買い付けるんだよね。
ってことはだよ。
輸送距離とか考えるとなんとなく
不安がよぎるんだわ。
それにそもそも味が薄くて美味しくないんだよね。
(食べ比べたことがあるのだ)
それに、遠くから輸送することで、環境汚染に
つながることを考えるとビオの精神性からも
外れてくるしね。
地産地象で国内の農家を守ろう!
っていうコンセプトからもずれるし。
それにね、大手スーパーのビオブランドには
ビオへの愛が感じられないんだよね。
むしろ金儲け主義の臭いがする。
だから好きじゃないんだよね。
まあ、でもビオって言ってもこれも
利権じゃないけど、ルールにがんじがらめに
なってる感もあってね。
どういうことかというと。
ビオマークを取って、商品にビオのロゴが
ついてるとビオ製品なんだけど。
それにはビオ認証が必要で。
ビオであるためには、色んな条件があって
それらをちゃんと満たしてるかを認定機関が
調査するんだよね。
それも定期的に。
膨大な量の書類に加えて。
お金もかかる。
ってことは、小規模農家とか、
小規模なメーカーではマンパワーも
金銭的にも対応できないんだよね。
たとえ、実質的にビオであっても、ビオロゴが
つけられないと言う。
一番いいのは、信頼できる農家から
直接食材を買えればいいんだけど。
これまたそう簡単じゃ無いしね。
ま、だからこそのビオロゴなんだろうけど。
ビオロゴもEUレベルになってくると、
基準は厳しくとも、本当にちゃんと
守ってるんだろうか?みたいな
猜疑心もあって。
イタリアとか厳密じゃないんだろうなとか。
EU以外だと余計心配になるよね。
トルコとかちゃんと出来てるの?とか。
(なんせ普段から信頼性の低い民族だからね)
まあ、なので近場で採れる食材を
なるべく買うようにするとか。
(輸入品を避ける)
地産地象を実行しているビオ流通を
選ぶとか。(ベルリンならビオスーパーの生鮮食品)
そうするしかないよね。
以上が、ベルリンビオ事情です。
クロネコんちからなら歩いて数分以内に
2件ビオスーパーがあるよ。
しかも近々また一件新しいのがオープン予定みたいだし。
ますますビオスーパーの構想が激化して
過密化するみたいで楽しみです。