1年くらい前かなあ。
「クロネコさんって何でも断言しちゃうよね!」
「これはこうだから!っていうよね!」
「ドイツ人は会社ではこうだから!とか言い切るよね!」
「ドイツ人の若者はこうだから!って断言するよね!」
「決め付けるよね!」
って言われたことがあってね。
クロネコとっても驚いたのよ。
だって。
「断言しちゃいけないのか?」
って思ったから。
それに。
「自信があるから断言してるんだけど」
とも思った。
逆にアタイに言わせると。
断言しないやつの言うことは
信用出来ないんだわ。
「語尾を濁してまた逃げてる~」
とか。
「自分で言ったことに責任を取らないんだー」
とか。
「あー、人のせいにするつもりだなあ~」
とか。
「いろんな意見を総合して分析しないのかな?」
とか。
思うんでね。
クロネコは16年間OLをしてたんだけど。
そんときに断言する癖がついたというか。
責任ある仕事をするにつれ
断言しないと仕事が進まないことに
気がついて。
断言するようになったのよ。
と言うより。
何かを企画して提案するには
「断言しないと通らない」
よね。
それ当たり前だよね。
まず上司を説得する際に、
断言しないと
「おまえそんな案で通ると思ってるのか!」
って怒られたし。
断言するには、その裏づけも
ものすっごい集めて、
何を言われても証明できるようにして。
そんで。
最後は言い切る!
とにかく断言する!
自分の言葉には責任も持つ!
そういう仕事のスタイルを貫いてて。
そうするとね、
段々信用されるようになるのよ。
クロネコの企画とか報告内容が
半年後に市場とリンクしてると
「あー、クロネコさんが言ったとおりだ!」
ってなってね。
それに。
クロネコはメーカーに勤めてたんだけど。
次の製品の仕様を決める際に
本社の技術者とか企画の人は
市場の状況を知りたがるのよね。
でも欧州中の声を全部集めるのは
不可能で。
とはいえある程度は市場の声も必要で。
クロネコはそういうときに
幾つかのケースを集めて
で、大体の傾向をつかんでたのよね。
もちろん数値でも証明するけど。
本社が聞きたいのは
YESかNOかの回答なのよ。
だからその回答をクロネコ判断で
出してた。
裏づけがあるから答えれるんだけど。
誰かが答えないと進まないのよ。
で、そこにアタイが責任を持って
断言するという。
それで本社の人たちが動けるというね。
そういうもんだったので
「責任ある断言」
は必須だったし、それがないと
勤まらない仕事だったのよね。
でもさ。
別に逃げても良かったのよ。
クロネコ分かりません~
とか。
「こういう風なことを言ってる人もいて~」
って濁すとかね。
でもそういうはっきりしない回答は
誰も求めてないのよ。
YESかNO。
そんで。
市場からの問い合わせも
出来るか、出来ないか!
の二択。
急いでるんだからその答えを
早く頂戴!と。
そういう感じだったので
断言するしかない。
出来るかもしれないし、出来ないかもしれない・・・
みたいな答えは誰も求めてない。
その代わり。
出来る!というからにはちゃんと
調べて出来る!という裏がいる。
そうしないと後で訴訟問題とかに
なる場合もあったので。
仕事は断言ありきよね。
断言しない人とは仕事は出来ないもん。
で。
今はフリーランスだから
さらに色々自分で決めないといけないし
自分の責任も大きい。
だからさらに断言しないといけない。
「クロネコ知らない~」とか
「どうなんだろうね~」とか
そんなあいまいな態度じゃ
仕事にならないからね。
だからクロネコは断言するんだわ。
仕事以外でも断言してる。
だからかな。
「何でもかんでも独断で言い切るなんて
横暴だ!」
って言われちゃった。笑
でもさー。
仕事以外での断言も自分の経験を
元に断言してるから
ある意味自信をもって言ってるんだよね。
ドイツ人とはこうだ!
とか。
ドイツ人の会社員はこうだ!
とか。
だってアタイまがりなりにも9年間
ドイツ人と一緒に仕事してたし。
300人の動向を見てたんだから
それを元に答えを導き出して
断言してるのよね。
だから間違ってないと言う自信があるのよ。
それを非難されてもなんだかなーと。
その分、知らない分野については
断言しないよ。
というか、出来ないよね。
想像はするし、もしかしてこうかな?
って自分なりに頭を働かせて
いろいろ考えたり
人に聞いたりはするよ。
それで話をつなぎ合わせて自分なりに
結論を出すとかね。
たとえば。
難民問題についてとか。
一般的にドイツ人はどう思ってるのかなあ~
って言うのを軽く聞いてみたりとか。
ドイツ人はトルコ人のこと
どう思ってるんだろ?
って気になるから
うっすら水を向けてみたり。
はたまた。
ドイツ人はドイツ人であることに
誇りを持っているのか?
とか。
ど直球には聞かずに、
話題を振ってみる~みたいなね。
またはクロネコが先に自分の意見を言って
あなたはどうなのよ?
って聞くと大体みんな本音を語ってくれるのよね。
で、それを何年間かかけて
いろんな人に聞くと言う。
そしたら大体のものが見えてくるからね。
または。
もともと自分でなんとなく
こうなんじゃないかなーって
ドイツ人の考えについて
予想がついたり
感じ取れるものが昔からあって。
それを裏付けるために人に聞いたりするんだけど。
大体がアタイの想像通りなのよね。
で、断言につながると言う。
でもそれなりにクロネコ独自調査っつーのを
やってるのよ。
やった上での断言だから。
そういう調査能力の無い人とか、
調査ありきの分析っていうのを
分かってない人は
クロネコが直感で断言してると
思っちゃうのかもしれないね。
まあ最初は直感と印象がきっかけで
それを裏付ける声を集めての断言なんだけど。
クロネコだって、どうやって調査してるか
手の内をいちいち人に説明しないし。
そもそもクロネコの普段の会話から
分析してることだから
そんなの他人が分かるわけないしね。
でもさ。
その地に住んでて、
その地の言葉を話して
その地の人たちと会話をしてるクロネコが
感じ取ったことって
たとえクロネコのバイアスが多少かかっていたとしても
ひとつの考えや見方としては
間違ってないと思うのよ。
だから言い切って何が悪いんだ?!
としか思えないわけで。
たとえば。
クロネコの友達でNYに住んでる人や
モスクワに住んでる人や
ロンドンに住んでる人や
スイスに住んでる人や
東京に住んでる人、
いろいろいるけど。
その人たちが、感じて拾った声を
断言してたら、それはそれで正しいと
アタイは思うのよ。
「モスクワはこうかもしれない気がするけど
違うかもしれないし、よくわからないー」
みたいな意見なら要らないもん。
断言していいのよ。
だってその人はモスクワにずっと
住んでるんだから。
その人の意見をクロネコは信じるし。
信じたくないなら信じなくてもいいし。
あいまいな答えはいらない。
その人の経験から裏打ちされた意見が
アタイは欲しい!と思うんだわ。
なので。
クロネコは今後も断言しつづけるよ。
クロネコの視点で判断して
経験で得たことは断言できるんでね。
クロネコの断言なんて聞きたくない!
って人もいるから。
その人の前では何も断言しなければ
いいんだよね。
または事実のみを話すようにしようと思う。
でもその人に迎合はしないよ。
クロネコが会社員時代に培ってきた
能力だからね。
それは捨てられませんよ!って話。
その人の前だけで封印すればいいんだろうね。