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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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ベルリン外人局へ行きました

揺るがないハッピー感!
とか言いつつ。
そうでもない感じで動揺しまくりな毎日を
過ごしてるクロネコでございます。
なんつーか。
ハプニングが降りかかる運命なのか・・・
と諦めて受け入れてはいるんだけど。
だけど。
そろそろ落ち着きたいわー。
とも思う。
ハプニングとか要らないんで。
みたいな。

とはいえ。
自分からリスクの波に飛び込んで
行ってるところもあるので。
オマエのせいじゃんかー!
と言われたらみもふたも無いというね。

「安定イコール退屈」。
そしてクロネコは何よりも
「退屈」が嫌いで。
退屈な人も嫌いだけど。
退屈な生活も嫌いで。
安定してくると退屈になっちゃうんだよね。
ほんと困った性分。
自分からドタバタ人生を選んでるんだから。
どーしたもんか。

こないだロンドンに行ってきたんだけど。
イギリスはシェンゲン協定に入ってないから
ドイツから出国するのでさえ
パスポートコントロールがある。
つまりイギリスへ飛ぶフライトのゲートに
行く前には、ドイツ国境警察官がいて
そこでパスポートを見せないと
いけないのよね。
ギロっと警官が睨みをきかせてて。

アタイはパスポートと、
永住ビザカード(免許証みたいな見た目)を
見せたんだけど。
警官がアタイの永住ビザカードを見ながら
「これって最新?」
って聞いてきて。
「そうです!」
って答えたら警官が
「う・・・・ん、期限が切れてるけど」
って言って来て。
え?え?
永住ビザには期限は無いよ!
切れてるなんて絶対無い!
と思ったので、警官てば何言ってるんだろ?
と思ってね。
したらその警官が隣の別の警官に
「これ期限切れだよな?」
って確認しだすじゃありませんかー!
えー!
クロネコ出国出来ないのか?
それどころかお縄になるのか?
って脇汗が流れそうになったところで。
別の警官が
「いや、いいんだよ」
と適当に流す感じで。
で、アタイは無事出国できたんだけど。

今度はロンドンから戻ってくる時が
どうなっちゃうんだろ?
って不安になってきて。
出国より当然のことながら
ドイツ入国審査のほうが厳しいに
決まってるわけで。
どないしよ。
どないしよ。

と思いつつも。
友達と楽しくしゃべりまくって
ロンドンを満喫したんだけど。

そんで。
乗換便だったのでロンドンから
デュッセルドルフに入ったのよね。
デュッセルドルフといえば
日本人だらけの街だから
日本人の入国には厳しく無いかも・・・
と言う期待もしつつ。
けどもし何か聞かれたら
なんて言おう・・・って多少
ドキドキしてたんだけど。

したら、入国管理の警官は
アタイの永住ビザカードを一瞥すらせず
そのままスキャンしてデータベース照会して
アタイの情報をチェックして
普通に入国を許可してくれたのでした。
カード全然見て無かった。
カードって・・・。
みたいなね。

で、アタイはまじまじと自分の
永住カードを見てみたわけなんす。
したら確かに有効期限が書いてあって。
なんとそれは2017年4月まで有効って
書いてあったんす!
あっちゃー。
既にその時点で7月じゃーん!
クロネコアウトー!?
みたいなね。

でも自分で理由が分かったんす。
永住ビザは以前はシールタイプで
パスポートに貼ってあったんだよね。
7,8年ほど前だったかな、ドイツ政府は
シールタイプからカード式に変更したんだよね。
アタイはちょうどその過渡期に
永住権をもらえたので
カードを支給されたんだけど。
それは本来パスポートに貼るべきものだから
パスポートと同期してて。
つまりパスポートの有効期限が切れると
カードも更新しないといけない仕組みだったと言う。
で。
クロネコはそれを知らなかったという。
いやまさかねー!みたいな。
永住権ゲットしたしー!って喜んでて。
ちっちゃくちっちゃく書いてあった
有効期限とか見てなかったんでねー。

色々ネットで調べてみたら。
本来は永住ビザの更新作業は近所の
区役所で出来るらしいんだけど。
それはビザ発行元がベルリン市の場合らしく。
アタイのビザを発行したのは
デュッセルドルフなんだよね。
だから区役所じゃダメで。
つまり。
つまり。
外人局へ行かねばならないというわけで。

ひえええええ。
行きたくねー。
行きたくねー。
あんなとこ二度と行きたくねー。
と思ったけど。
行くしかないわけで。
なんせビザが無効だからね。

外人局はアタイら外人が行って
ビザを発給してもらう役所なんだけど。
外人つまり、移民とか移民とか移民とか。
そして難民とか。
そういうのも全部が押し寄せる場所。
それが外人局。
つまりつまり・・・雰囲気が非常に悪いんだよねー。
一度ベルリンに引っ越してきた時に
行ったけど、二度と行きたくない!
って思ってしまうような雰囲気の悪さで。
職員の態度はフレンドリーなんだけど。
そこに集う外人どもの質が悪くてね。
あの中に入っていくのかと思うと
テンションダダ下がりなのだよ。

でもしょうがないから行ったよ。
本来はネットでアポを取るべきなんだけど。
外人であふれるベルリンだと
すぐアポが取れなくて
2,3ヶ月待ちは普通なんだよね。
アポ無しでそのまま行けなくもないけど
そうすると数時間待たされるんだわ。
アタイは数ヶ月待つわけには
いかなかったので。
アポ無しで行ったよ。
結果4時間掛かったけどビザは
もらえました!

けど待ち時間が辛くて辛くて。
退屈死にするかと思った。
携帯の充電もなくなりかけるし。
一緒に待ってたベトナム人青年と
おしゃべりして時間を潰したよ。
英語を話す子だったので
ベルリン生まれじゃないだろうなと
すぐ分かったよ。
ベルリンにはベトナム人がわんさか
いるんだけど、移民2世とかは
ドイツ語がペラペラだけど
親世代(3~40代)は
ドイツ語が下手すぎて聞くに堪えないんだよね。
彼らは英語は全然出来ないのよ。
だから英語が出来るベトナム人は
本国ベトナムで学歴がある人なんだよね。
とーっても分かりやすい。
彼は来たばかりだって言ってて
外人局は英語で大丈夫かなと不安がってたので。
係員のオバハンにアタイが聞いてみたところ
「英語はダメです!」といわれて。
仕方ないので青年のために
クロネコが通訳をしてあげたのでした。
したら。
係員のオバサンはすごく感じオバサン
だったんだけど。
アタイが彼を助けてあげてるのを見て
順番を少し繰り上げてくれたという!
なんか。
オバサンも感じ悪そうにしつつも
良い人なんだな!と思ったよ。

なんか。
公務員といっても、外人局は
すっごくすっごく忙しくて大変そうだなーと
思ったわ。
労働局(ハローワークね)なんて
すごくヒマそうだからね。

無事にビザはもらえたんだけど。
だけど。
だけど。
もうカードタイプじゃなくて。
またまた昔のシールタイプに逆戻りと言う!
係員に聞いたところ、
なんでもベルリン市では難民対応で
手がいっぱいだから
カードタイプを発行する余裕が無くて
やめちゃったんだって。
で、昔同様にシールに戻したとかで。
そういうのアリなんだ・・・って
驚いたわ。
ドイツ政府が2018年までにカード式に
移行するって言ってたのに・・・
自分から止めるとかって・・・。
一体全体!?みたいな。
アナログに逆戻りって・・・。
あんぐり。
これでも一応EU域内で経済トップの
ドイツラントの首都なのに。
遅れてる感はなはだしいよね。
係員いわく、他のドイツの街はそのまま
カードを使ってるんじゃないかなとのことで。
ベルリン・・・さすが!
いろんな意味でさすが!笑

永住ビザが財布に入るサイズだー!
と思っていたけど、
またパスポートに貼られたので
財布に入らなくなったわ。
ま、そのほうがいいんだけどね。

デュッセルドルフはアタイが住んでいた
2014年までは、アポ無しでも
外人局に行けて。
待ち時間15分くらいでビザが下りてた。
すっごくスムーズだったよ。
でもベルリンはめちゃめちゃ待たされる。
とにかく待つのみ!みたいな。
待つのって疲れるよねー。

日本人は東アジア諸国と同カテゴリに
分けられてて。
アフリカ人とかアラブ人とはビルが
違ったので、待合室は平和的な
雰囲気だったよ。
これがアラブと一緒だとテンションが
下がる以上に具合が悪くなるからね。

けどトルコ人とか図々しいし、
頭もおかしいから、
東アジア諸国のビルに入り込んできて
「俺が先だ、オマエはあとだ!」
とかアタイに言って来てさー。
ほんとあいつら下品でバカだから
大嫌いだよ。
オマエなんか来るとこじゃねーんだよ!
って内心毒づいてましたわ。

そういや。
難民が押し寄せた2015年と2016年以降は
あまりに外人局が混雑したからか
学生ビザに関してはベルリンの別のエリアにある
分室で対応してもらえることに
なったらしい。
ま、アタイは学生じゃないので関係ないんだけど。
そもそも学生ビザとか不要だしね。

あと難民ぽいのも居なかったから
難民は違う場所で申請作業をしてるのかも
しれない・・・
いずれにしても予想よりは混雑してなかったかな。
空いても居なかったけど。
総合窓口にはいろんな国の人たちがいて
殺伐とした雰囲気だし、
順番飛ばしとかしてくるから
イライラしっぱなしだったー。

そうそう。
ベルリン外人局のビルってすごくボロくて。
多分西ベルリン時代に建てられてるものなんだけど。
トイレが古めかしくて衝撃的なんだよね。
アタイがイタリアとフランスでしか
目撃確認出来ていなかった
スクワット式のトイレがあったのよー!
(要は和式風に座るという意味です)
このタイプがまさかドイツにあるとはー!
あるとはー!
って驚愕しちゃった。
イタリアやフランスは便器が陶器だけど。
このベルリンの外人局のは
新幹線のトイレみたいなメタルで出来てた。
正方形のエリアの真ん中に足を置く位置が
あって~みたいな。
この記述だけじゃどんなのか想像が
つかないよねー。
でも写真撮るのは気持ち悪いから
撮れないしで。
気になる人はとりあえず・・・
イタリアかフランスの片田舎にでも
行ってみてくださいな。
確実に出会えるから。
またはベルリンの外人局。
アタイあのタイプのトイレを見たら
即便秘になれる自信があるよ。
和式でさえ苦手なのに
あんなのぜーったい嫌。
怖すぎるー。
と言うか、ドイツにはあのタイプは
無いと思っていたから
カルチャーショックだったわ。

ま、そんなこんなの外人局でした。
ちなみにビザ再発行はシールタイプだったから
10ユーロでした。
千円ちょっとかな。
安いー。
カードタイプだと1万5千円くらい取られるからね。
もうこうなったらアナログで良いよね。

次に外人局へ行くのは・・・
パスポートがきれる10年後の予定。

by kuronekomusume | 2017-08-12 02:00 | 日記 | Comments(0)