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死して屍拾う者無し

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オススメマンガ

最近読んだマンガが思いのほか
余韻がすごく良くて。
なんだか自分の高校時代を思い出したりしたので。

ちょっと感想を。

東村アキコさんの
「かくかくしかじか」
と言うマンガで。

作者東村アキコさんが美大を目指して
高校時代から大学時代を経て
社会人数年の間にお世話になった
絵の先生への思い出を描いた作品
なんだけど。

東村アキコさんがお世話になって
すごく影響を受けて、
若い頃は反発もしてしまったけど
大好きだった絵の先生への思いが
いじらしくて、悲しくて、
そしてすごーく暖かい。
そんな思いが伝わるマンガ。

マンガだから普通はフィクションだけど
これは全部東村さんの実体験を
描いてて。
でも絵がマンガっぽいし
内容も面白おかしいから
なんかマンガのフィクションのようでもあって。
不思議な感覚を得られるマンガだなと。

実話っぽく無いというか。
でも実話なんだけど。

そんで。
何よりアタイにしっくりきたのは
東村さんが同年代って言うところで。
その時代時代に流行っていたものが
描かれてるんだけど。
まさに。
アタイもそれらを見てきました~
みたいなね。
そこが特に良いなと。

そんで。
宮崎県出身の東村さんが高校3年で
大阪、東京、金沢と受験に行くところが。
特に、うわああああって感じだった。
というか。
自分が受験に行ったときのことを
思い出した。
普段一切思い出さないし
ほとんど忘れてたけど。
ああ、そういえば受験は電車で行ったなあ~
とか。
17際、18歳で、見ず知らずのところへ
1人で電車を乗り継いでホテルに泊まって
受験に行くなんて、今思えばすごい
って書いてあるのを読んで。
ま・さ・に!
と思った。
アタイもそうだったなーと。

アタイは高松から電車を乗り継いで
千葉県柏市まで1人で受験に行ったんだよねー。
高松から岡山まではマリンライナー。
岡山から東京までは新幹線ひかり。
東京駅からはおとっつあんが渡してくれた
乗換方法のメモを見ながら移動した。
上野駅まで行って、常磐線に乗って柏駅まで行って。
柏から千代田線に乗り換えて北柏へ行って
ホテルオークスで一泊。
北柏駅は当時しょぼくて周りに何も無くて
晩御飯をどこで食べるか悩んだような。
コンビニも今ほど無かったんじゃ
ないかなあと。
確かどっかの蕎麦屋で蕎麦を食べたような。
ネギが大嫌いだったけど、
ネギを食べると賢くなると言う噂を信じて
翌日の試験に向けて薬味のネギも食べた覚えが。

なつかしー。

そんでもって。
受験生の間の伝説では、
受験に行った際、新幹線の窓から
富士山を見てはいけない
と言うのがあって。
見たら落ちると言うね。
なのでクロネコは反対側に座って
富士山を見ないようにしたのでした。
おかげで受かりました?!

みたいな。
なつかしー。

東原さんはセンター試験のことを
描いてて。
その内容がすっごく面白くて
クロネコはへええええって感じだった。
彼女は一切勉強をせず、
出題者の視点で回答を導き出すと言う
方法論を覚えて、
結果高得点を取れて国立美大を
受験出来たんだそう。
すごいね。

アタイもセンター試験は受けたんだー。
その前に推薦試験で合格してたけど
センターも申し込んでたし、
せっかくだから受けてみようと思って。
英国地理のみだったかな。
それこそ11月で受験勉強を終了したから
センター試験用には一切勉強せずに
そのまま受けた。
ら。
これまたまあまあ結果が良かったように
記憶してる。
国立大学に行くつもりは一切無かったので
それでアタイの受験は終了。

そういやセンター試験の前に
確か英検2級も受験したなあ。
で、無事合格した。
あれ以来英語の勉強をしてないという。笑

東原さんは美大を受験されてて。
美大って絵の試験があるから
絵の練習をしないといけなくて。
そのために宮崎で絵の先生に習いに
行ってたそうで。
その先生がすっごく変わってる先生で
スパルタだったそう。
でもその先生の教え方が的確で
教わった生徒は短期間で実力がアップして
美大進学率が良かったみたい。

アタイの友達には美大卒が
チラホラいるんだよね。

家が近所の幼馴染に二人居て。
東原さんの中学時代みたいに
アタイもこの二人といつも一緒に
マンガを描いてた。
アタイの場合は小学生の時の話だけど。
中学時代のアタイは1人でマンガを
と言うかイラストを描いてたかな。
別に漫画家を目指していたわけではなく、
あの当時田舎では他にすることがなかったし。
みんなマンガを読んでたので
その延長で自分も描こうかなくらいの。
たまたま近所で幼稚園から一緒だった
友達もマンガを読んでたし
絵を書くのが好きだったから
一緒にマンガを描いてた・・・みたいなね。

で、アタイは高校時代もマンガクラブに
入ってたんだわ。
なんせクラブの時間中マンガを読んで
いられるからで。
漫画を読んで後は気に入ったマンガを
お互い紹介しあう・・・みたいな
何の生産性も無いクラブだったな。
授業の一環で週に1回だけあるコマのやつ。
他のクラスメートは運動系のクラブに
入ってたけど、運動が嫌いだったクロネコは
マンガクラブに入ってた。
高校1年の時だけにあったナゾの時間。
そのクラブの中には本気で漫画家を
目指してた子とかいたなあ。
アタイはそういうのは興味が無くて
好きなマンガの絵を真似して描いて~
みたいな小学生レベルのことを
やってた。

そういえば。
自分ちで飼ってたネコをモチーフにした
四コママンガを描いてて。
家族にだけ見せてた。
白いネコ、アルルは何故かアタイを
なめきってて、
魚のおかずを盗む時はアタイのお皿から~とか。
布団を干した直後のベッドで泥まみれのまま
寝るのでアタイが寝る時にはぺしゃんこに
なってる・・・とか。
そういう内容のマンガ。
うちの家族には大好評だったな。
特におっかさんはそのマンガが大好きだったよ。
なつかしー。

話が飛んだ。
そう、幼馴染の二人が美大に行ったって話。
1人はアタイと高校も同じで。
彼女は美術部に入って美大受験に向けて
デッサンの練習とかずーっとやってたな。
そんで無事に神奈川にある美大に現役で合格してたよ。

東村さんの漫画を読んだり
他の人の話を聴いてると。
美大って浪人がワラワラ居る世界で。
現役合格って珍しいんだよね。
だから。
アタイの幼馴染はすごい人だったのね~
と今になって分かったという。
遅すぎる。

ベルリンにはアーティストがたくさんいるので。
日本人のアーティストもたくさんいる。
そんで。
日本の美大を出て、こちらで活動をしてる
と言う人たちもいる。
みなさん、スゴイ人たちなのね。
いろんな意味で・・・。
とこの漫画を読んで思ったよ。
ひとつ言えるのは。
家がまあまあ金持ちってことかな。
子供を美大に行かせる、
ついでに浪人もさせられる、
って言うのはまあまあお金が掛かることなのでね。


美大に行った人はこのマンガの内容に
すごーく共感できるんじゃないかなあって
思った。
そんでアタイみたいに、
地方から関東エリアの大学に進学した人も
このマンガに共感できるんじゃないかなあと。
大学受験のところまでだけどね。
けどこのマンガに限らず、
地方から都心に大学受験で上京する・・・
と言う設定はやっぱりなんか共感というか
ジーンとくるものがあるんだよね。
岩井俊二の映画「四月物語」がまさに
それだった。
松たかこさん主演のやつ。
ほんわかした映像で春の雰囲気がよく出てて
すごく懐かしい気分になるのよね。
上京する時の家族への感覚とか
新しい生活でのわくわく感とか
ちょっとした不安とか。
オチも起伏も無いストーリーの映画だけど
その空気感とか雰囲気を感じ取るのが
楽しい映画かなと。
ノスタルジーと言うかね。
アタイはそういうの割と好きなんだー。

なのでこのマンガもすごく良かったです。

と言うか、最近マンガばっかり読んでる。
数年間一切読んでなかったのに。
ここ1年くらいでマンガ漬けかも。
特にこの半年がひどいかも。
でも面白いからまあいいや。

面白かったマンガ
ジョジョの奇妙な冒険ジョジョリオン、
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン、
ガンツ、
寄生獣、
かくかくしかじか、
いぬやしき、
新宿スワン、
アイアムアヒーロー

ジョジョは高校時代から大好きだけど
ストーンオーシャンは良すぎて3回読み直した。
今はジョジョリオンに爆ハマリ中。

マンガも好きだけど。
本も読みたいんだよね。
時間はあるんだからねー。
次は本だー。

by kuronekomusume | 2017-11-23 06:24 | 日記 | Comments(0)