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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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ベルリン、東へ、西へ。

mnmちゃんを見送った後は、次の待ち合わせへ。
東京で知り合ったドイツ娘の一人ヨーズィーと会う約束に
なってたので。

彼女は大の日本好き。
ベビーシッタービザで一年の東京滞在を終えて
9月にドイツへ帰国したばかり。
住んでるのはポツダムというベルリンの近くの街だけど
ベルリンまで出てきてくれました。

彼女は若干19歳。
ドイツムスメなのに超スリム。
唇にはピアスが無数にあるパンクムスメ。
(雑誌KERAにも出たことある!)
ほとんど独学らしいけど、日本語が
ものすごーく上手。
そしてディルアングレイの大ファン。
彼女の腕にはボーカルの名前のタトゥーが・・・。

彼女とは去年の12月頃知り合ったのかな。
知り合った経緯は・・・
2年前にYちゃんが東京でティナとシュテフィと知り合う。
→クロネコも合流。
→ティナの友達ヴィッキーがその半年後に来日。
→ヴィッキーがシュテフィを嫌ってたためシュテフィ離脱。
→ティナの友達ダニー合流。
→ティナ帰国後、ヴィッキーと遊ぶ。
→ヴィッキーの友達として、ヨーズィ合流。
→ヨーズィと遊ぶようになる。
→ヨーズィの友達フェイも合流。
→フェイとも遊ぶようになる。

こんな感じでしょうか。
Yちゃんあっての友達の輪ですな。
ダニーももうすぐオーストリアに帰ってくるそう。

この日はヨーズィの友達の女の子二人もベルリンに
来てたので一緒に遊びました。
でも二人の名前をすっかり忘れちゃった薄情なアタイ・・・。
二人ともすっごくイイ子でした。
一人は夏に東京を旅行したとかで。
またまたかなりの親日ムード。
なんだかアタイの友達のドイツ人はみーんな親日。
そんでロック好き。
だから一緒に居て心地良いし、
話も盛り上がる。
会話も気楽で分かりやすいし。
ああ楽しい!

待ち合わせは、東ベルリン地区のアレクサンダー広場の
噴水前。雨振る中の噴水前は寒かったけど・・・。

そのあと彼女達と、西ベルリン地区のクーダム通り近くにある
TTPというスシ屋に行きました。
経営者は何人か分からないけどアジア系。
そこそこの味でアタイは満足。
なんと言っても安かったし!
巻き寿司が全て半額というお店だったので。
ウナギ巻きとサーモンアボガド巻き、味噌汁、
お茶(有料なんすよね)で8ユーロ!
それにタタミ席でした!

スシ+日本ブームって凄いなあっていつも感動します。
アタイにとっては、経営者が日本人だろうが、
日本人で無かろうがどうだっていいのです。
スシは日本人が握らないと!ってこだわる人も
中にはいますけどね。

じゃあ、日本の
イタリアレストランでピザ焼いてるのはイタリア人?
ベトナムレストランで生春巻き巻いてるのはベトナム人?
中華レストランでシュウマイ蒸してるのは中国人?
スペイン料理屋でパエリヤ作ってるのはスペイン人?
フランス料理屋でフランス料理作ってるのはフランス人?
????

それって、ほとんどが日本人だと思うんですよね。
でも日本人たら、それを非難しないと思うんですよね。
いやむしろ、非難自体これっぽちも思い浮かばないと思うんですよね。

アタイは、美味しければ誰が作ってもいいって思います。
第一、A国で、外国料理がブームになったら
その国の料理人が足りなくなると思うんですよ。

だからね、
スシだけ別格っていう考えはオカシイんじゃないかなって。
スシは日本人にしか握れないって考えはね、
ナショナリズム強すぎなんじゃないのかって・・・。
そんなに日本人は特別なのかって・・・。

そりゃね、本場に行けば美味しいのは当たり前。
でも誰もがいつでも本場に行けるわけじゃないし、
本場に行かなくても、楽しめるならそれでいいんじゃないの?
って思うんです。
第一、日本からスシ職人がそんなに大挙してドイツに行くか?
っていうと、疑問符だと思うんです。

とかえらそうに書いてますけど・・・。
アタイもこれに気がついたのは、ほんの数年前。
それまではその矛盾に気がついて無かったりしました。

何が言いたいかっていうと、
その国の食文化が、異国で受け入れられてるって事実を
大事にしたいなってこと。

話をベルリンに戻すと・・・。
スシを食べた後は、またバスと電車を乗りついで
日本から帰ってきたばかりのヨーズィの提案で
カラオケボックスへ。
これまた凄いことに、カラオケボックスが
チェックポイントチャーリーの目と鼻の先に
あったりします。
チェックポイントチャーリーとは、
ベルリンの壁があった時代、
東西の出入りを担っていた関所で、
今は博物館になってます。

そこはまさに旧東ベルリンエリア。
そのカラオケボックスでカラオケに興じる
ドイツムスメたちと邦人女性1名。
ヨーズィの選曲は全てJPOP。
15年前じゃ考えられない光景ですな。
シュール過ぎ。

カラオケでは好きな曲を思う存分歌えて
超楽しかったんですけど・・・。
後でよくよく考えたら、
チェックポイントチャーリーのすぐ側だ!
って思ってしまって・・・。
なんだか、ベルリン好き失格みたいな気に
なったのでした。
不謹慎かなとか・・・。
楽しかったから余計にね・・・。
でもまあ・・・言い訳っぽいけど・・・、
かつてベルリンの壁があったところで
能天気にカラオケ出来ちゃうって
すごく平和なことだなあって。

でもヨーズィの歌の上手さには驚いちゃった。
柴咲コウとか、鬼束ちひろとか。
っていうかアタイどっちも歌えないんだけど・・・。

カラオケは1時間だけ。
飲み物入れて一人7ユーロ。

それからまた電車を乗り継いで再び西エリアに。
サヴィニー広場で、バーへ。
その名も「Klo」。
クローとはドイツ語で、便所。
その名の通り、内装にはトイレ物がいっぱい。
後はミイラとか骸骨とか棺とか。
まあ内装は良かったんですけど・・・。
音楽がひどすぎて死ぬかと思いました。
ヨーロッパの流行系ポップス。
大の苦手ジャンル。
DJも50歳くらいのオッサンで、いちいち曲を
止めてはくだらんギャグを入れてて・・・。
音量もでかいし、酒不味いし、
暖房効きすぎて暑いし、
客は平均年齢50歳?って感じで。
30分くらいで店出ました。

その後街をプラプラ歩いてまた電車に乗って
次のバーを探すことになったので、
アタイはおいとますることに。
この時点で夜中12時。
ホテルへ帰って寝ました。
ベルリン、東へ、西へ。_c0016407_7302172.jpg

by kuronekomusume | 2005-10-24 07:30 | 旅行記 | Comments(0)