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死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
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お散歩ベルリン

ベルリンたらテクテク歩いてるだけでも
ほーんとに楽しい街。
特に東エリアがアタイは大好き。
歩道が石畳でガタガタだから
ちと歩きづらいんだけど。
デュスの石畳は平坦に整備されてるけど
ベルリンはレンガくらいの大きさの石が
ドカドカ埋め込んであるだけ。
しかも表面がいびつ。
歩きすぎて疲れてたアタイは
何度も足をとられちった。
しかもグリっとヨコにひねる感じで。
ドン臭いにもほどがあるわね。

あんまり気張らずに適当に
歩いて散歩しよっと!
って感じで歩いてたんだけど。
結果的にスゴイ距離を歩いたことに
なったかも。
目に入るもの入るものが
アタイを惹きつけちゃうもんだから
ついそっちに向かって歩いてしまって。
足が痛くなったけど
風が冷たかったけど
天気の良い中のベルリン散歩は
楽しかった~。

冬に行けなかった場所目指して
ベルリン中央駅北側から
まずは歩き出したんだけど。
キレイな建物が目を引いたので
おや?っと思って看板を見たところ。
なーんとなんと。
ハンブルガー・バーンホーフだった!
お散歩ベルリン_c0016407_7163748.jpg

1840年頃ベルリン-ハンブルク間を
結ぶ路線の鉄道発着駅だったそう。
当時の形をそのまま再利用して
今じゃ現代アートミュージアムになってて
その名も「ハンブルク駅」。
本物のハンブルク駅も
当然ハンブルクにはあるから
ややこしい気がするんだけどね。笑

誰の絵が置いてあるのかも
知らないまま入ったら。
ドーンとマオが居た。笑
お散歩ベルリン_c0016407_7184299.jpg

なんつーか、ウォーホールっぽいなあ
って思ってたら、
その部屋に飾ってある絵は
全部ウォーホールだった。笑
あれま。
電気椅子とか、エルビスとかあった。
今更だけど
ウォーホールってパンク魂の強い人
だったんだなあ~って感心しちった。
あの時代にマオを題材したことに
価値があるのよね。

肝心の駅舎ホールはこちら。
鉄筋骨組みがとっても美しい。
お散歩ベルリン_c0016407_7213083.jpg

お散歩ベルリン_c0016407_7214685.jpg


今は「痛み」って名前で展示がされてたけど。
うーん。
うーん。
よー分からん。
現代アートって難しい。
というよりモノによっちゃ苦手。
特にメタル加工したものは苦手。
そこら辺にドーンと無造作に置かれても
だから何?って感じで
感動が無いのよね。
展示が終わったらコレどうすんだろ?
とか考えちゃうし。
アタイにとって良い現代アートとは
「感動!」って言うより
「ナイス、アイデア!」って感じかなあ。

写真展示もやってたけど
これまた普通だった。
実は写真の善し悪しはアタイには
全然分からんのですよ。
「名も無き場所」
ってタイトルで世界各地(つっても4カ国くらい?)
の街角モノクロショットが
30枚ほど飾られてたんだけど。
そのうちの約5枚が日本の
ショットだったんすよ。
しかもねー。
そのうちの4枚が西新宿だった。
全然名も無き場所じゃないんだけど・・・
超場所分かるんだけど・・・
手抜きじゃない?
カメラマンたら予算が無かったのかな?
って感じだった。笑
懐かしかったからいいんだけどさ。

ココの美術館って有名だけど
企画展示に関してはアタイには
イマイチかなあ。
ウォーホールの常設展示は別にして
この美術館って中の展示より
建物そのものが芸術的価値を
持ってるんだろうなって思う。
ハコを生かすための内部展示
って気がしちゃった。
アタイが建築物の方が好きってのもあるけど。

併設の美術本売り場があって
そこはとっても楽しかった~。
ココだけ毎日通っても飽き無そう。笑
お散歩ベルリン_c0016407_7244122.jpg


美術館に1時間ほど寄り道した後、
また目的地に向かって
テクテク。
シュプレー川沿いを歩いてたら。
ら。
ら。
はっけーん!
墓地はっけーん!
アタイは古い墓地が大好き。
特に西洋の墓地はイイよね~。
お散歩ベルリン_c0016407_7255316.jpg

ココも1800年~1945年の墓地で
とーっても渋い感じでした。
さらに凄かったのは・・・。
ココの墓地は川側の半分が
かつてベルリンの壁に分断されてた模様。
今もその名残として一部壁が
モニュメントのように残されてた。
壁の真ん中には並木小道を作ってる
あたりが粋だなあって思う。
お散歩ベルリン_c0016407_7252621.jpg

今の時代は墓地からちゃーんと
シュプレー川が見える。
老婆が墓地のベンチでひなたぼっこしてた。
お散歩ベルリン_c0016407_727487.jpg

墓地で感慨に浸りながら
写真撮ってたら・・・。
他にも撮影してる人がいた。

墓地を後にしてちょっと歩くと
やっと目的地に到着。
アタイが向かってたのはコチラ↓。
お散歩ベルリン_c0016407_7325829.jpg

コレは東西ベルリン分断時代に
東ベルリンにあった監視塔。
今もそのまま残されてて
ちゃんとアポを取れば
中にも入れるみたい。
アタイったらアポ取り忘れた・・・。涙
今じゃすっかり周りを
アパートに囲まれちゃってて
その姿も小さくみえるけど。
当時はこっから狙撃兵が
脱走者を撃ち殺してたのです。
うーん。

テクテクいっぱい歩いたので
おなかが空いた。
のでカフェを探すことに。
今回新たに発見したのはコチラのカフェ↓
お散歩ベルリン_c0016407_7161018.jpg

天井が高くて内装もとってもステキ。
居心地も抜群。
ホットサンドも美味しかった。
アタイの勝手な判断基準だけど
本物のミントを入れて
ペパーミントティーを出すカフェは合格。
なおかつ~。
ココの店員の一人がすっごくアタイ好みの
男前だった!笑
店員全員がすっごいよく働いてて驚いた。
スガスガしい感じ。
また今度行こう~っと。笑

最終日も帰りの電車の時間ギリギリまで
テクテク歩きまくっちゃった。
以前にも入ったことのあるカフェに
再度入ったんだけど。
お散歩ベルリン_c0016407_8203797.jpg

店員のお兄さんがこれまたナイスガイ。
おかげさまでアタイは幸せな
ひと時を過ごせたのでした~。
なんつーか、ベルリンって
カフェの店員がカッコイイんだよね。
若い+スタイル良い+センス良い
+愛想も良い
って感じで。
あとはゲイじゃないことを祈るのみ!?笑
女性の店員もみーんな
オシャレでカッコ良い。
感じも良いし。
思わずチップを弾みたくなっちゃう。笑

けど気になるのがベルリンの店員って
どこも必ずお客に「Du」を使うんすよね。
コレ日本語だとタメ語にあたる。
デュスのカフェだと絶対「Sie」。
日本語で言う丁寧語。
この違いは何だろ?
でもタメ語が嬉しかったりするんだけど。笑

それにしても。
ベルリンではグッドルッキングガイを
たーくさん見れたのでアタイはとーっても満足。
おほほ。
ベルリンのメンズは雰囲気が良いんすよね~。
街中、カフェの中、電車の中って
どこにでも見渡せばナイスガイが居た。
はー、たのし。笑
目の保養、目の保養。
そんなに美形!って訳じゃないけど
みなさんセンスが良いみたいで。
あと、「俺って稼いでるぜ!」って
スカした金持ち気取りじゃ無いからかも。

帰り間際に電車まで1時間ほどあったので
お決まりのイーストサイドギャラリー脇も歩いちった。
ココって観光地なのにホント落ち着くのよね。
お散歩ベルリン_c0016407_8101716.jpg

壁が1キロくらい続いてるので
壁沿いにテクテク歩いて。
いろんなこと考えながら歩いて。
気がついたら反対側に到着してた。笑
ちょうど終着点にはオーバーバウムブリュッケがある。
お散歩ベルリン_c0016407_811478.jpg

これまた何度も来てるし書いてるけど
映画「ラン・ローラ・ラン」に出てくる橋ね。
お散歩ベルリン_c0016407_814120.jpg

この橋は上を電車が走ってるけど
アタイはまだ乗ったことが無い。
第二次世界大戦中、
ヒットラーの命令により一部爆破されたらしくて
何でもロシア軍の侵攻を防ぐためだったとか。
その後冷戦中は東西分断にともない
この橋も分断されたままで
時たまスパイ交換に利用されてた・・・
ってどっかで読んだ気が。
なんというかベルリンの歴史そのままの
痛手を負ってる橋なのです。
1960年東西分断時代の橋↓
お散歩ベルリン_c0016407_8114273.jpg

今は修復されて見事な姿で
シュプレー川にかかってます。
この橋のたもとには
美しいモザイクデザインの建築物があって。
冷戦中の写真にもその姿を見ることが出来るから
結構古い建物なのは間違いないんだけど。
一体何のビルだったんだろ?って
思いを馳せながら、そのビルを見たら
(上写真の一番左の建物)
今は何と「ユニバーサル」が使ってた。
お散歩ベルリン_c0016407_812942.jpg

うーん。
なんというか。
ユニバーサルったら目の付け所が良いわね。
立地も良いけど、建物の建築価値もあると思う。
それにしても。
何度行っても新しい発見があるなんて最高。

まだまだ見足り無いところが
いーっぱいあるベルリン。
次回行くのはいつか分かんないけど
あんまり日をあけずにすぐにでも
行きたいなあ~。
っていうか早く移住したいなあ~。
待ってて、ベルリン!
by kuronekomusume | 2007-03-27 06:43 | 旅行記 | Comments(5)
Commented by ふく at 2007-03-28 01:26 x
おっす!ひさしぶり
写真きれいだな~
写真撮る才能あるんじゃない?
Commented by kuronekomusume at 2007-03-28 16:05
ふくちゃん。こんちは。
写真ほめてくれてありがとね。
でも私に写真の才能は全然無いんだよ。
ベルリンが絵になるってだけかも?!
Commented by sandonomeshi at 2007-03-29 17:37
はじめまして。Bundeswehrkrankenhaus(連邦国防軍病院)の側の監視塔をわざわざ見に行かれたそうで、以前そのすぐ側に住んでいたので写真ですぐに分かりました。うちではお客さんがいらしたら必ずお連れするベルリンの見どころのリストに挙げています。そうですか、今はアポをとらないとだめなんですね。私たちはそこで”ベルリンの壁”最初の犠牲者(今すぐ名前を思い出せないのですが、監視塔の近くに残されているベルリンの壁のところに案内板があり、事件のことが説明されています)の実兄という人に説明を受けました。「彼は私の弟です。」とおっしゃった時、一瞬「えっ、今私、ドイツ語ちゃんと理解できなかったのかしら・・・」と思いました。彼自身もいわれない罪で拘置されたことなども話してくれました。こういった歴史を多くの人に伝えて生きたいと、ボランティアで塔の案内をしているとおっしゃっていました。
Commented by kuronekomusume at 2007-04-02 21:52
sandonomeshiさま
初めまして!コメントありがとうございます!
監視塔に行かれたことがあるんですね!
私が行った時に中に人の気配があったので
呼び鈴があったので押してみたんですけど
出てきてくれませんでした・・・。
そのご兄弟の方が多分今もガイドをなさってるんだと思います。
パンフレットにそう書いてました。
塔を保存するため基金を募集されてるようでした。
sandonomeshiさんは今もベルリンにお住まいですか?
Commented by sandonomeshi at 2007-04-02 22:54
その塔からはちょっと遠くなってしまいましたがベルリン市内に住んでいます。Kuronekomusumeさんはベルリン大好きみたいですね。私もあのベルリン地下ツアー、一度参加してみたいと思っているのですが、住んでいるとなかなか「今日は!」という日が見つけられなくて・・・。ロシアに行かれるそうで、色々カルチャーショックもあるかと思いますが(初めてですっけ?)お気を付けて、楽しんできてください。