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死して屍拾う者無し

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スイスの思ひで 2

次の日はホテルのオネイサンが行ったとおり
ふもとのインターラーケンは晴れた!
そんで標高4158mのユングフラウへ!

これまた登山鉄道で行くんだけど
往復料金が凄まじい金額だった。
なんと一人167スイスフラン。
約1万6700円。
電車で山に行って降りてくるだけで
1万6千7百イェン!!!
たっけー!
たっけー!

でも行くしかない。
ココまで来たら行くしかないよね!
っておとっつあんと電車に乗り込んだ。
朝9時に乗り込んだ。
山の天気は変わりやすいから
午前中に登頂すんのが良い!
という父上のお言葉に従って。
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これまた景色が素晴らしかった。
どんどん眼下の景色が小さくなっていく。↓
どんどん雲に近づいていく。
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月も出てた。↓
スイスの思ひで 2_c0016407_61188.jpg

途中から樹木が無くなって高山植物だけになって、
そのうちそれさえも無くなって
氷河エリアへ。
高山病予防もあるらしくて
2回電車を乗り継いで徐々に山に登って行くんだけど
最後は氷河部のトンネルだから
15分くらい真っ暗な中を登っていく。
それでも途中5分ずつ停車駅で止まるので
ガラス越しに氷河を見れる。↓
スイスの思ひで 2_c0016407_642531.jpg


んでやっとユングフラウ稜線(標高3454m)に到着!
当たり前だけどこの電車って観光客しか乗ってない。
氷河に差し掛かる前までは徒歩でも
山頂出来るので多くの人が
ステッキを持って登ってた。
とっても気持ち良さそうだったけど
うちらは電車で近道~。
ユングフラオの山頂も本格的登山者なら
登頂可能みたい。
もちろんアタイらはそんな気ミジンも無かったけど。

こちらがユングフラウ稜線。↓
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外にも行けるんだけどマイナス4度くらいで
すっごく寒くて1分くらいしか居られなかった。
シャッターを押す指が冷たくなって
親子で寒い寒いと大騒ぎだった。笑
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天然氷河をくり抜いて氷の宮殿みたいなのが
作られてた。
札幌雪祭りのミニミニ版みたいな感じかな?!
床から天井まで全部氷なので
当たり前だけど寒かった。
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一通り見終わってもまだ11時過ぎだったのに
親子ですっごい空腹になったので
山頂にあるレストランでアタイはソーセージを食べた。
おとっつあんはスパゲティミートソース。
何だかすっごくジャンクフードなのに
美味しく感じたから不思議。
あの異様な空腹も標高3454mが為せるワザなのかも?!
帰りの登山電車のトンネルでは
全乗客が眠ってた。
急に眠気が襲ってきてどうにも出来なくなった感じ。
これも標高が為せるワザなのかも?!
だってトンネルを抜けたら頭がスッキリしてたもん。
人間の体って不思議だね。

こちらは登山鉄道。↓
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下山電車から見える景色がこれまた素晴らしかった。
もうただただ感動だった。
左がメンヒ山で右側の白い雪をかぶってるのがユングフラウ。
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雄大な景色がこれでもか!と続く。
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標高が下がってくると緑が見えてくる。
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途中の駅で親子でアイスを食べたり。
またまた美しい景色を堪能。
二人で「ああ、おっかさんも連れて来たいね。
おっかさんにも見せてあげたいねえ。」
としきりに話しちゃった。
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芝生の斜面には山小屋がいっぱいあった。
まさにハイジの世界。
ハイジが小屋から出てきそうな感じ!
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こちらはルツェルンのパン屋さんで撮った写真。↓
まさにハイジのパン?
ドイツパンに慣れ親しんでるアタイには
あんまし珍しく無いんだけど、スイスだから撮ってみた。
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そういえば、ガイドブックによるとハイジの家なるものが
本当にあるんだそう。
けどハイジが住んでたのは、イタリア方面らしいので
インターラーケンは全然方向が違う。
でもアタイが見た景色もハイジっぽかったなあ~。
多くの日本人観光客が夢中になる気持ちが分かったよ。
スイス連邦の景色は本当に美しいのでオススメですわ。

6時間に及ぶ山岳鉄道の旅で親子ともども
景色の美しさにすっかりやられちゃって、
ぼーっとしたままチューリヒへ移動。笑
けど山から下りてきたうちらには
チューリヒは都会過ぎて気分が落ちちゃった。
デュスから来たばかりなら美しい!って
感動したかもだけど、ユングフラオの後では
全然ダメだった。
空気も汚いし、湖もにごってるし・・・。
やっぱ人間が多いところはダメだねえと
二人で頷きあったのでした。
けど、チューリヒで飲んだビールは美味しかった。
地ビールでも何でもないタダの瓶ビール
だったんだけど、ノド越しさわやかで
とーっても美味しかった!
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チューリヒの街を二人で散歩したり
路線図を見て路面電車に乗ったりと
それなりに楽しんじゃったんだけど
特に見るものが無かったから次の日は
すぐに移動しちゃた。

スイスって食事代がべらぼうに高くて驚いた。
肉料理なんて食べようもんなら3000円は下らない。
なのに大して美味しく無いときてる。
味と値段が釣り合ってない!
っていう記事を前に見たことあるけど
まさにその通りだった。
なおかつホテル代も高い。
4ツ星ホテルでも朝食がイマイチだったし
部屋も普通。
なのに価格だけは高かった。
スイスったらぼったくりだね。

アタイは最後の方には早くドイツに戻りたくなってた。
ホテル以外にも言語で疲れちゃった。
なんつーかさ、スイスってドイツ語が通じるのに
アクセントが独特だからドイツ語じゃないみたいで
分かるはずなのに分からない感じで
頭の中が変な感じだった。
書いてある言葉は標準ドイツ語なのに
しゃべると何だか変なのよね。
それに外人相手だとスイス人は絶対英語だったし。
だから何故かアタイは終始英語で意思疎通を図ってた。
よー分からんわ。

でもスイス人は100パーセントフレンドリーだった。
親切だし、優しいし、雰囲気も観光客なれしてて
イイ感じだった。
とても国民総武装国家とは思えなかった。
銃携帯が許可されてる国にも見えなかった。
国旗を掲揚してる家が多かったから
パトリオットな人が多いのかもね。
数十年来戦争が無いことも自慢なんだそうで。
さすがは武装国家なだけあるね。
そんで、金融国家だから人々の心に
余裕があるから親切なのかもしんない。
スイスは自然の美しさに気をとられちゃって
深い部分に目がいかないけど、
なかなか国際的にはこずるいんだと思う。
じゃなきゃ列強に囲まれた地理条件で
数十年にも渡って戦争無しで
いられるワケ無いもんね。
んで今もEUに加盟して無いから
欧州のど真ん中なのに通貨もフランに換えなきゃ
なんない。
やっぱスイスは見た目に惑わされないようにしないと
いけないんだと思う。
by kuronekomusume | 2007-09-07 06:44 | 旅行記 | Comments(2)
Commented by sandonomeshi at 2007-09-07 15:15
私も十数年前にインターラーケンから登山列車でユングフラウ登ったことがあって、あの時感動が沸々と蘇ってきました。
氷の宮殿の入り口だったかな、人がいっぱいで列に並んでいる時に軽い高山病なのか気分が悪くなって座り込んだことも思い出しました。
そうそう、氷河を望むバルコニー見たいなところ、うぉ~氷河だ!て感動なんだけれど、寒くってそうの雄大な景色を楽しんでる余裕がないって感じ・・・。
Kuroneko父娘で感動の嵐・・・、何度も言うけどホント良かったね。
Commented by kuronekomusume at 2007-09-08 05:04
おおsandonomeshiさんもインターラーケンに行かれたことがあったんですね!あそこは行く価値がありますよねえ。ユングフラウの建物内では階段を上がっただけで空気が薄いのかクラクラしましたよ~。
氷の宮殿はsandonomeshiさんが行かれたときは行列があったんですか・・・。私が行った時はガラガラでしたよ。オフシーズンだったのかも。
おかげさまで親子で感動の旅が出来て本当に良かったです!!