死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
ブログトップ

映画評/「虹の女神」

週末本当は映画館に行きたかったけど
ノドが痛かったので自粛。
変わりに自宅で邦画ざんまい~。
今回は3本見たけどどれも良かった!
では映画評をば。

「虹の女神」
主演:市原隼人、上野樹里、蒼井優
監督:熊沢尚人
公開:2006年

ストーリー:
大学の映画研究会時代の女友達が
アメリカで飛行機事故にあって死亡という
ニュースを聞き、当時を思い出す青年の話。
映画に青春を捧げた若者たちの話。

プロデュースが天才監督・岩井俊二ってことで
撮影中から気になってたので
やっと見れてウレシイ。
実は半年くらい前に勇み足で間違えて
プロモ用DVDを買ってしまったのよね。
やたら安いなあって思ってたら
本編じゃなかった・・・。
だまされた・・・。
っていうか普通だまされないよね。
うっかりミスだよ。
でも今回見終わって思ったのは
本編買わなくてよかったってこと。
買うほどではないってのが正直なところ。

ストーリーは悪くないと思うし
まあ、さわやかではあるんだけど。
ありきたりな設定だからか
特に印象に残らない。
岩井俊二がプロデュースをやってなかったら
見なかったと思う。
熊沢監督作品は今回初めて見たけど
まあ、悪くないかなあってレベル。
特に気に入った!ってワケでもなく。
プロフィール見てると熊沢氏は
岩井氏の作品にほとんど関わってるけど
同じ路線じゃ無理がある気が。
岩井氏を超えるのは不可能だものね。
あの人は逸材だから。

今回はキャスティングにも岩井色が
色濃く反映されてる。
上野樹里は岩井組では初めてだと思うけど
市原隼人&蒼井優コンビは
「リリィシュシュのすべて」コンビだし、
相田翔子は「花とアリス」にも出てるし。
相田さんは今回も不思議ちゃんな役だった。
ピンクハウスをまとった、
キレイだけどヤバイ感じの女役が
ぴったりになってきてるのもどうなんだろう。
でも似合ってる。笑
キャスト欄を見てると鈴木亜美って書いてるけど
本編で一切出てこなかった気がする。
カットされてたのかアタイが気がつかなかった
だけなのか???

それにしても
映画監督って気に入ると
何度も同じキャスティングで映画を撮るよね。
見てるほうも安心感が出てくるくらい
同じキャスティング。笑
あの役者さんは監督に認められたんだ!
って勝手にアタイは喜んだりしてる。

上野樹里ちゃんはマンガ原作の
ドラマとかコメディ映画が多かったから
シリアスな役はどうなんだろ?
って思ってたけど。
今回のヒロイン役はものすごく
自然でよかった。
とってもとっても自然で好感度アップ。
やっぱり上手いからなんだろうね。

優ちゃんは上野樹里ちゃんの妹で
盲人の役だった。
難しい役ではあるけど、なんつーか
優ちゃんである必要は?
って気がしちゃった。
あんまりチョイ役過ぎると
ファンとしては何だか不満が出るのよね・・・。

市原隼人君はリリィシュシュの時の
荒削りな演技から
そつの無い普通の演技になってた。
上手いからいいんだけど。
個人的にはリリィシュシュのピュアな雰囲気が
好きかな。これは優ちゃんの場合も同じ。
ああいう尖がった映画をもっと見たいんだけど。
あの映画を見たときの衝撃は忘れられないから
他の映画にも期待しちゃうんだよね。
つい・・・。

それにしても
大学時代に仲良かった女友達が
アメリカに旅立って行って
その先で死亡する・・・っていうストーリーって
どっかで聞いたことあるよね。
広末と松田龍平君の映画。
堤幸彦監督の。
アタイはこの「虹の女神」を見ながら
イマイチ感がぬぐえなかったのは
設定が似てたからだと思う。
岩井俊二が関わってるのにと思うと残念。
ありきたりのストーリーさえも
特別なものに変えてしまう力を持ってるのが
岩井マジックなのになあ。

熊沢作品はもう少し何本か見てみようと思う。
岩井監督新作の「市川昆物語」もみたいな。

映画評は
☆☆:星二つ
[PR]
by kuronekomusume | 2007-10-02 02:51 | 映画評 | Comments(0)