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死して屍拾う者無し

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ありがとう高見沢さん

今日高見沢さんのソロライブに行ってきました。
あまりに感動したので実は今まで隠れファンでしたが、
(友達はみーんな知ってるけど笑)
カミングアウトして書いちゃいます。

高見沢さんに対しては、
一般的にネガティブな意見が多いので
興味ない方は読まないでくださいね。

でもアタイは11歳の時からファンなので、
今更ファンを止められないのと
ファンを止める事はアタイのルーツを
否定することにもなるので、
これからもファンでい続ける気満々ですっ。
別に誰かに共感してもらいたい気は無いし、
共感されなくて当たり前くらいに思ってるんですけど・・・。
でも隠れファンだった・・・みたいな。
アタイもまだまだ弱いっすね。

ライブを知ったのがライブ3日前で
当然チケットも無かったので、
バタバタと探して何とかオークションで手に入れました。
と思ったら2階の最後尾・・・。
渋谷公会堂はハコ小さいし大丈夫かなあと思いつつ
会場に行ったところ、思いがけず多くのD屋さんに出会う。
彼らとお話したところ開場になってからしばらく待てばイイ席あるよ
とのことだったので早く入りたい衝動を抑え
何とか待ってみました。
結局4列目のチケットをいくらか上乗せで入手!
ありがとうD屋さん!
こんなに前で見られるならもうちょっとマシな
格好してくればよかった・・・と後悔。
どうせ見られることなんて無いんだけど、
ファン意識というか、まあ気持ちの問題なのです。

そうこうするうちにオープニング。
いきなり小林幸子ぶりの装飾で始まったので
いくらファンといえども
少々驚きを隠し切れないアタイ・・・。
でも懐かしい曲に浸れて楽しかったです。
そして最初の曲が終わるといつもどおりファンは
座席に着きます。
まさに全員着席。
実はアタイにはコレは相当違和感があります。
だって、だって、だって、
大好きなアーティスト目の前にして座るだなんて!
映画じゃあるまいし!
イヤだー!
一人だけでも立ってたーい!
かなり辛いっす!
でもいきなり4列目真ん中の女が立ってたら、
はっきり言って後ろの女性陣からはブーイングでしょうし、
邪魔でしょうからね・・・。
和を尊ぶクロネコは無念ながらも着席してしまいました・・・。
高見沢さんも50歳だし、ライブの最中
ずーっとハードな曲ばかりやり続けるのは
さすがにしんどいだろうし。
座って聞かせる曲やりたいのかなと考慮。
そしてファンも高齢化しつつあるので
しんどいのかなと譲歩。
でも出来ることならずーっと立っていたかった!

高見沢さんのソロライブを見るのは
実は初めてだったので、
一体どんな曲を演奏するのかなと思いながらも
一切予習もせず真っ白な気持ちで臨んだんですが・・・

ご自身のソロアルバムからがほとんどでしたね。
って当たり前ですけど。
私が高校1年生の頃リリースしたアルバムなので
実に今から14年も前。
ひええええ。
月日が流れるのはあっちゅう間ですね。
恐ろしい。(自分の年齢を省みると)

とはいえ・・・
このアルバムのライブが見れるとは
当時予想だにしていなかったので、正直感動!
感慨深いものがありました。
当時高校生だったアタイは、
このアルバムを毎日聞いてました。
そのアルバムの曲をこんなにいっぱい聴けるなんて!
と本当に幸せでした。
ソロライブなのでご本人もおっしゃってましたけど、
アルフィーの時よりも(さらに)自由な感じでやられてました。

聞き応えがあったのは、
まずはギターのみのインストルメンタルな曲。
何曲かやってましたけどエレキギター大好きな
私としては最高でした。
バックバンドの方だけのソロパート演奏も
おのおの素晴らしかったです。
多分彼らはロック好きに違いありませんね。
だってソロパート演奏がかなり私好みの曲調でしたから!
特にベースの人とキーボードの人の
ソロが素晴らしかったです♪
グルーヴ感たっぷり!

そして今回本当に嬉しかったのは
レッドツェッペリンのカバー!
高見沢さんがツェッペリン好きというのは
大昔から知ってましたし、
それに影響されて
アタイが生まれて初めて買った洋楽CDは
ツェッペリンだったりするんですけど、
ツエッペリンを歌う高見沢さんを
見るのはコレが初めて!
ロバート・プラントと同じキーの歌声に
参っちゃいました!
ホント最高でした~!
一人で「移民の歌」で踊りまくり♪
もっと広いところで踊りたかったくらい!

最後にすごく感動的だったのが
「壁の向こうのフリーダム」という曲です。
実は私はこの曲に深い深い思い入れがありまして。
この曲は私が中学二年のときの
アルフィーのツアーで歌っていた曲です。

Resistanceツアーというツアーだったのですが、
当時まだベルリンの壁があった頃、
壁をモチーフにしたこの曲を歌う際、
スクリーンにベルリンの壁の映像を流していたのです。
そのツアーの途中で折りしもベルリンの壁が崩壊し、
私はツアー終盤にコンサートへ行ったため、
スクリーンの映像は壁を壊す映像に
差し替えられていました。
それはあまりにもタイムリーで衝撃的なツアーだったので、
とてもとても印象に残っているのです。

アタイはそれがきっかけの一つとなって
ベルリンの壁に興味を持ち(他にもありますけど)、
ドイツへも興味を持つようになり、ドイツ語学科へ進み、
ドイツへ留学し、帰国後もしつこくドイツ語の勉強を続け、
いよいよ今年4月からはドイツへ再度渡り
あちらで暮らすことになったわけですから。

そんなドイツへのきっかけになった曲を、
いよいよもうすぐドイツへ行くのが決定したこの時期に、
今回のライブで聞くことが出来たのは本当にラッキー。
今回この曲を聞ける機会に恵まれたのは運命だったのだなと
ステージを見ながら感慨深い思いに浸っておりました。

同じように同じツアーを見たほかのファンは
何千人と日本全国に居たわけです。
でも私と同じ感覚を抱いた人は当時から少なかったですし、
いろんなところでファンの非難の方が多かったのを記憶してます。
アタイはあのツアーで受けた衝撃がきっかけのひとつとなって、
そのままドイツに浸ってしまって
自分の人生まで決まっちゃったわけですから、
やはり運命的な出会いはあるんだなあと思うのです。

私はアーティストが自分の思想や考えを曲で訴えたり、
表現したりしているのがすごく好きなので、
ロックやパンクを聞くんだと思います。
ポップスやR&Bではそういう思想的なものを
感じることは出来ないですものね。
愛や恋について歌うのも素晴らしいですが、
時には考えさせられるようなテーマが歌われたり、
日ごろ自分が感じたり考えたりしていることが
歌詞となってメロディーに乗っているのを聞くのが
アタイは何より大好き。

高見沢さんの最近の曲はちょっと大衆に迎合気味じゃ?!
感が否めないですし、
昔ほどとんがった歌詞の曲が見られないのが
ちょっと残念ですけど。
それはアタイが大人になったからなのか?

でもそれでも昔の名曲は大好きなので、
コレからも高見沢さんにはそういうところを
貫いて欲しいなと思ってますし、
今回のライブを見てさらにそう思いました。
商業的には難しいでしょうけど。

もうすぐドイツへ行くにあたり、
きっかけを私に与えてくれた高見沢さんには
感謝の意を込めて
「ありがとう!」オーラをステージに送りました。
届いて無いと思いますけどね。


ライブMCで感動した内容をいくつか引用します。
アタイが忘れないようにという意味で。

「人は生まれながらにして
出会う人が決められているとある本に書いてありました」
→だとするとアタイの出会いは素晴らし過ぎるので、
恵まれた運命だなあと幸福感でいっぱいになりました。

「人は生まれてくるからには何らかの使命を帯びているので、
生きているということに意味があるんだ」
→これは昔からアタイも感じていたこと。
何かこの世にアタイが生まれてきたのには小さいことでも
意味があるに違いないといつも信じてます。

などなどです。
深いなあと。
いろいろ考えさせられます。

今度ライブを見れるのは何年か後になりそうですが、
また元気に変わらずライブやってるところを
見たいなと改めて思いました。
とにかくありがとう!
by kuronekomusume | 2005-03-01 01:48 | 追っかけ | Comments(0)