いきなり金曜から3日間プラハに行ってきた。
初プラハ。
チェコってドイツのお隣だから
何気に近いんだよね。
デュスからだと飛行機で片道45分。
フライト代もルフトハンザで
150ユーロくらいだったかな。
ちょっと飛行機で飛んだだけで
まったく違う街に到着できるなんて凄いこと。
今から遡る事13年前にドイツに留学してたとき
プラハへ旅行に行こう!
と思ってわざわざベルリンのチェコ大使館へ行って
ビザを取ったんだよね。
当時はビザが必要だったのでね。
でも。
ポーランドやらを旅行してたら
お金が足りなくなって断念。
それから13年も経っちゃっただなんて。
月日が経つのって早いねえ。
プラハは
美しき古都。
観光地。
ビール。
それに尽きるね。笑
去年末頃に元チェコ駐在大使だった
春江和也氏作の歴史ロマン小説「プラハの春」を読んで
大変感動しちゃったのでチェコ熱が再燃してたのよね。
なので念願かなってウレシイ。
けど。
アタイはちょっとチェコ知識が少なすぎるというか
事前の準備が足り無すぎだったかもなあと。
見たかったところはほぼまわれたと思うけど
何と言うかもっと調べておけば
感動が大きかったのでは?って思うんでね。
反省、反省。
見逃した場所もあるけど
第二次世界大戦の戦火を逃れたという
古い大きな邸宅が立ち並ぶ住宅街が
アタイの興味を凄く引いたので
また行く機会があれば
じっくりそのあたりを散歩してみたいなあって思う。
とにかくアタイ好みの家がどかどかあったんだよ。
あんなに古くて美しくて大きな邸宅がたくさん立ち並んでるなんて
かなり興奮だった。
古さ加減がまさにアタイのツボだったのでね。
プラハはドイツの街並みに似てるんだけど
観光地なのにドイツの西側の街ほど
資本に毒されきってない不思議な空気を持ってる。
共産主義時代を経た分、
まだ完全には毒がまわりきってないのかもしれない。
まあ、それも時間の問題だろうけど
市の人口が100万人ちょっとみたいなので
そんなに汚くはならない可能性がある。
ギラギラした感じはないけども
東ドイツエリアのようにあか抜けてない野暮ったさは無くて
洗練された雰囲気が漂ってる。
小ぢんまりしてるのかと思いきや
小さすぎるわけでもなくちょうどいい大きさの街かなあと。
ただ坂道が多くて(盆地なのかな?)、
石畳もすごいもんだから
歩くのは結構大変。
でも中世の雰囲気を街全体で楽しめる。
チェコ人は、意外と愛想が良くない。
アタイが思うに彼らは観光客に疲れてるのかもなーと。
本当にスゴイ数の観光客で
住民の数より多いんじゃないかなあってくらい。
チェコ語を一切話さない観光客を相手にしてたら
いちいち笑顔を振りまいていられないのかもなあと。
でもある意味毎回アタイ的には勝負だった。
キレイなチェコムスメや、小太りなオバチャン相手に
ジーっと目を見てこちらから微笑みかけて
相手にもスマイルを強要する戦いを
勝手に挑んでたのでね。笑
勝率は・・・・2割くらいかな。
かなりの確率で負ける。笑
チェコ人スマイル少な目みたい・・・。
ロシア人にはこれでほとんど勝ったんだけどなあ。
ドイツ人にも大抵勝つ。
でもチェコはダメだった。
ま、そんな街。
特に知識が無いから写真をどどどどっと
アップすることにする。
写真でごまかすってやつね。笑
行った事ある人多そうだし有名だから
大して珍しくないかもしんないけど。
いきなりヴァーツラフ広場から。↓笑
今から40年前の1968年に起こった変革運動
「プラハの春」でチェコの人々がココに集まって
デモや演説をした場所ね。
小説にも何度もヴァーツラフ広場が出てくるし
主人公の外交官・堀江氏も何度もココへ調査に行くのよね。
最終的にはソ連が軍事介入したので
この広場もソ連の戦車で占領されちゃったのだよ。
けど、この広場を見てアタイはショックを受けちゃった。
コレは・・・。
欧州の色んな街を見てると分かると思うけど
広場じゃないよね?
と言うより、ちょっと大き目の通り?
もしくは坂道?
ってくらい広場っぽくない。
本当にココが広場?って不思議な気持ちになった。
傾斜があれば人が集まって演説をしても
後ろの人にも演説者が見えるだろうから
便利だったのかもしれない・・・
と無理やり自分を納得させてみたり・・・。笑
カレル大学の学生ヤン・パラフがプラハの春の後、
ソ連の介入に抗議して
この広場で焼身自殺を図って亡くなったんだけど
そのモニュメントを見るのをうっかり忘れてしまってた。
ヤン・パラフは小説にも出てくるんだけど
その衝撃的な最期がとても印象的で
本を読んだときアタイは涙が止まらなかったのよね。
なのに見忘れるなんて・・・。
薄情モノだよね。
まあ、見忘れたものがあったほうがまた行きたくなるから
その方がいいのかも。
こちらはオペラハウスだったかな?
違うかもしれない・・・。↓
建物の前にはチェコが生んだ偉大な作曲家
アントニン・ドヴォルジャークの銅像もある。↓
王宮を目指して歩いてると何やら塀があって
その途中に入り口が。
面白そうだから中に入ることに。↓
中は庭園になってた!
英国風?アリスのティーパーティ風な
ちょっとした木の迷路のなかに庭園。
平和~な雰囲気。
プラス観光客わんさか。笑
美しいフレスコ?の装飾がある建築物。↓
ステージになってたのでクラシックコンサートでも
やってるのかも。
庭園の中にはたくさんのキジが放し飼いになってた。
ので写真を撮ってみた。
ちゃんと撮れてるのもあるけどこの写真の構図が
何だか気に入ったのでこちらを。↓
動きがあるような気がしてね。笑
そんでこちらはキジの足を一面に埋め込んだ壁面。↓
グロすぎ~!!
なんてね。笑
嘘だよ。
んなわけない。
ただの鍾乳洞風?!壁デザインだよ。
でも見た目は何だか気持ち悪かった。笑
寄り道はそんなところにしてプラハ城を目指しましょ。↓
ボヘミアの国王が住んでいたというプラハ城。
神聖ローマ皇帝が住んでいたというプラハ城。
今はチェコ大統領府があるプラハ城へ。
でもコレが小高いところにあるもんだから
かなり大変だった。
坂道登るのが大変。
で、何でか知らないけどこの日だけ異常に暑かった。
気温が30度以上あったと思う。
他の日は20度前後だったので急激な気温の上昇は
アタイのような体力無し子にはきつくてね。
照りつける太陽を浴びながら
日焼けの心配をしつつ
影の無い道をフラフラと歩いてお城を目指す。
寒いと思ってたのでジーパンをはいてたのがまた致命傷。
暑くて、暑くて。
途中でジーパンを脱ごうかと何度も思ったくらい暑かった。
日射病になるかと思った。
あ、大げさって思ってるかもだけどアタイ本当に
日差しに弱いのだよ。すぐ頭痛が起こるからね。
肌は紫外線をすごい勢いで吸収するので
ヒリヒリ痛んだりしないんだけど・・・。
日傘を持っていけば良かったかも。
こういう感じで石壁に囲まれた道はひんやりしてて
気持ちよかったんだけど・・・↓
ほとんどの石段は直射日光浴びまくりだったので
暑くて暑くて大変だった・・・。
いや、見晴らしは良かったんだけどね。
何せ暑かったのでいつも以上にボーっとしてて
あんまじっくり景色を楽しめなかったよ。
坂の途中でこれまたチェコが生んだ偉大なアールヌーボー画家の
アルフォンス・ミュシャが当時住んでたというアパートがある。↓
結構凄いところに住んでたのね。
坂がって意味だよ。
まだまだ石段は終わらず、だんだんクロネコは
倒れそうになってきた。
でもふと振り返ると、景色が美しくてしばし暑さを忘れて感動。
プラハは美しい街だね。
やっと到着していざ敷地内へ。
大統領府を抜けるとどどどーんと聳え立つ
「聖ヴィート大聖堂」。↓
ゴシック装飾が面白い。
この雨どいの役目も兼ねたクールなデザインの装飾には
名前があったけど忘れちゃった。キメラだったっけ?↓
こちらは「聖バジリカ・イジー教会」↓
これもゴシックかな。
石の壁と天井の木のコントラストが美しいね。
こちらは旧王宮の中。↓
まさに中世時代の建築で床が木だった。
奥のほうにはワンフロア下がった感じで教会があった。
王宮のバルコニーから眺めたプラハの街並み。↓
とーっても美しい!!!
暑かったけど天気が良くて写真写りが良いね。
左手にはヴルタヴァ川(モルダウ川)が!!
感動的。
さすがは世界遺産。
プラハ城敷地内には「黄金の小道」と呼ばれるエリアがある。
ココは城壁に沿って建てられた2階とか3階建ての小さな家たち。
長屋みたいな感じかな。
とってもカワイイ。
それぞれの家の中は今はおみやげ物やさんになってて
キュートなチェコの雑貨が所狭しと並んでる。
思わずウキウキ買い物をしちゃった。
雑貨大好きなんでね!
長屋にはそれぞれ住所がついてるんだけど
22番地はチェコが生んだ偉大な作家かつ哲学者
フランツ・カフカが住んでたという家。↓
100年近く前だけどこんなところに住んで
どうしようっていうことだったのか
イマイチその目的が分からない・・・。笑
2階と3階部分は全長屋分がつながってて
ミリタリーグッズを展示してる。
といっても中世のミリタリーだよ。
こういうのとか↓
こういうの。↓
銃と槍が一緒になったデザインの武器。
マルチファンクションの走り?!笑
ココでもついつい中世ミリタリーグッズを
買ってしまったアタイ・・・。笑
買い物は楽しいわ。
楽しい気分でお城の敷地内見学は終了。
コースの終わり辺りにひっそりとある石造りの地下エリアへ
何気なく入ってみたんだけど。
驚いた。
これは当時の拷問部屋だったのだ。
なんてこった。
痛そうね。
まあ日本で言うところの江戸時代よりも前だから
そりゃあどこの国でも同じようなことを
やってるんだけど。
痛そう・・・。
地下室の井戸の中には白骨が見えて
コレは果たして本物なのか、オブジェなのかが
アタイの最大の関心点になっちった。
写真には撮れてない・・・。
中世はやっぱりすごいね。
この拷問部屋にあったテーブルセットは
キュートだった。
木の机にハート型の模様があるんだもん。笑↓
最近のものかもしれないけどね・・・。
そんな感じでお城の見学終了。
知識の無いアタイでも面白かったので
この時代が大好きな人にはたまらないんだろうねえ。↓
。