死して屍拾う者無し

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カテゴリ:読書感想( 14 )

読書感想 2014

毎年自分で決めてるのは年間12冊
本を読む!ということ。
かれこれ14,5年は続けてる気がする。
で、たいていは12冊以上読んでたんだけど。

今年は。
今年のクロネコはぜんぜん読書をしてない。
あちゃー。

なんかね、3月くらいまでに2,3冊読んだ覚えが
あるんだわ。
けど、タイトルとか忘れちゃったんだよね。
なんかの小説だったなーくらいしか。
一冊は面白かったから内容は覚えてるんだけど
タイトルを思い出せない。
なんだったっけかなー。
たぶんそこそこ新しい本です。

東北新幹線に乗った何人かの
殺し屋が鉢合わせて、
中学生だかの少年が極悪な性格をしてて
レモンとかそういう名前の殺し屋とか
いろんな殺し屋の伏線が織り交ざってて~
みたいな内容。
なんじゃそりゃ・・・。笑
でも面白かったよ。
東北新幹線内で繰り広げられる内容が
なかなか斬新と言うか。

以前、長らく大宮駅付近に住んでたんだけど
その際都内に通勤するのが大変だなーとか
寝坊しちゃったーとかってときは
上野駅まで新幹線に乗っちゃってたんだよね。
なので、なんとなく車内とか景色とか
駅の感じが想像できて。
面白いなーと思ったのでした。

けど、その本のタイトルを思い出せない。
借りた本だったので返しちゃったし。

なんかつらつら書いてたら思い出したけど
八日目の蝉も読んだ。
なんというか。
あんま好きじゃない内容だったかな。
というかね、女性作家が書く本って
女性の心理描写が多いでしょ?
当たり前っちゃー当たり前なんだけど。
クロネコ実はそれが苦手なのよね。
そういう女性特有のゆらゆらゆれるような
心情ってのにまったく興味がなくて。
いくらストーリーが面白くても
心理描写とか、そういうのが影響してくると
読んでて退屈になるのよね。
そんなのどーでもいーから・・・って
内心思っちゃうのだ。
男性が作家の場合はそういうのが
ないから読みやすいなーって思う。
女のウジウジしたところが嫌いです。
クロネコ自身ウジウジ、クヨクヨなやむタイプなので
小説くらいはそういうの無しでお願いしますよ!
って感じなのよね。
現実逃避で読んでるんだからね。

いろんな諸事情が絡んで
自分が付き合ってた男性と妻の間に出来た女の子を
誘拐して逃げていく女性の話だったかな。
途中変な宗教団体みたいなところに
かくまわれて~ってあたりが一番面白かった気がする。

そういえば。
もう一冊読んだやつもタイトルとか覚えてない。
なんだっけ、劇団関係の話。
劇団員の男性が主役で、その劇団で殺人事件が起こるんだけど
それをとめるために未来からやってきたという
女の子に翻弄される話。
結末がどうなったか・・・忘れたなあー。
まあ、暇つぶしにはもってこいな小説だったかな。

にしても。
タイトルとか、作家とかって、
その本を読んでるときは覚えてるけど
読み終わるとすぐ忘れるもんだね。
アタイだけかなあ。

新しい本を読みたいような
読みたくないような。

今年読んだ本で覚えてるのはこの三冊だけでした。
タイトルも作家も覚えてないから
覚えてるとはいえないけど・・・。
しょせんこんなもんなのね。

あさってから日本帰省でーす。
免許更新プロジェクトがあるので
最初はてんてこ舞いだけど。
無事に更新できるようにがんばらなくては。
すでに失効しちゃってるので
なんか講習を受けたりいろいろあるそうです。
その受付さえも最初は間に合わないかもって
感じだったんだけど。
国内線のチケットを取り直して(有料・・・涙)
なんとか受付日までに地元へ到着できる
計画を立てました。
あとはおとっつあんに車を出してもらって
香川の免許センターへ行くだけです。
おとっつあんから連絡があって
「お昼にうどんを食べて、受付をしましょう」
って言うプランが書いてました。
わーい。
うどんだうどんだ!
とりあえず、うどんです!
どんだけうどんを食べられるかなー。
わくわーく。

あ、読書感想文を書くつもりが
うどんへの期待の気持ちを書いてしまったわ。笑
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by kuronekomusume | 2014-12-22 06:21 | 読書感想 | Comments(4)

読書感想 2013

暦の上ではディセンバーと言うことで。
今年読んだ本の感想を書きます。

と言っても。
今年前半は病気のことで
頭がいっぱいだったので
ほとんど本を読んでない。
と言うか、小説を読める気分じゃ
なかったんでね。

でも変わりに。
かなり病気に関する本を読んだ。
アマゾン・jpで買って
療養中に読んでました。
そんで。
リハビリに行ってたときも何冊か持って行って
じーっくり読んでいろいろ考えた。

面白くない本もあったけど
この本に出会えて本当に良かった!
って感動する本もあったんだよね。
アマゾンありがとー!って感じ。

まずは普通の小説のほうから。
感想は少なめかも。


「ジーン・ワルツ」 
海堂尊
産婦人科医が主人公の話。
医療制度が変わって現場で働く産婦人科医の
立場も環境も悪くなっていることに憤りを
感じている主人公は、一般病院での
臨時医師の職を通してさまざまな経験をし、
彼女の一大決心を実行することになる・・・。

いかに五体満足で生まれてくることが
大変なことか・・・とか、
人工授精の法的な矛盾点とか。
いろいろ産科に関する情報が豊富で
読んでいて興味深かったなー。
出産前に胎児が五体満足じゃないと
判明していても生むことを決意する女性とか。
うーんと考えてしまった。
なんせ人生長いからね。
親も歳をとるからいつまでも子供の
面倒は見れない。だからと言って
他の兄弟が五体不満足な兄弟の面倒を見るのは
なんか違う気がするし。
アタイ個人なら違う決断をするだろうなー
と色んな経験から思ったね。

医療現場の惨状を訴える・・・
と言う点では興味深い本です。
これ映画化されてるのかな。
表紙が菅野美穂さんの顔写真でさ。
アタイの主人公のイメージはもっと
とんがった感じの美人医師だったので
キュート系な顔立ちの菅野さんは
なーんか違う感じがして
読んでる間中、表紙の写真に
違和感を感じちゃった。
本編とは関係ないんだけどねー。


「八日目の蝉」 
角田光代

不倫をしていた女性が、本妻の産んだ
赤ん坊を誘拐して四国まで逃げていく話。
途中あやしげな宗教団体に身柄を
かくまってもらったり。
四国でもひっそり隠れて暮らしていて
いつ逮捕されるかとびくびくしながらも
赤ん坊が3歳くらいになるまで
逃げとおすがとうとう警察に逮捕される。
その後。
その赤ん坊は誘拐された記憶は無くなり
成人して暮らすが、失われた記憶を
たどって四国の島へと旅に出る。

みたいな感じの内容だったかな。
前半は誘拐した女性視点で描かれていて、
後半は誘拐された女の子の視点に
変わっていて、とても面白い。
おびえながらも、出会う人たちが
みんな助けてくれる・・・と言うところが
日本の田舎はいいねーって感じがする。


「プラチナ・データ」 
東野圭吾
普通の小説なので特に感想は無い。
時間つぶしに読むには面白いです。

「誰か」
宮部みゆき
こちらも普通に面白い小説。
特に感動とかそういうのは無いけど
面白いです。

「ハナミズキ」
吉田紀子
実はこの本は最後まで読んでない。
なぜかと言うと。
すんっごくつまんない内容だったから。
これさ、一昔前の少女マンガみたいな
ストーリーなんだよね。
もう絵が思い浮かぶほどのべたな展開で。
途中で読むのが嫌になったので
やめました。
すごいラストとか期待できない展開だったから
止めたのは後悔してないね。
まれにみるつまんなさ。
アタイには合わないジャンルです。

「永遠のゼロ」
百田直樹

これ今読んでる最中の本なんだけど。
面白すぎて感動!
まだ読み終わってないけど
読みすすめるほどに、面白さが増していく!
ゼロ戦戦闘機乗りだった祖父の
過去を孫が紐解いていく物語なんだけど。

いやー、ゼロ戦に関する知識が
まったく無いクロネコには
すべてが面白くて。
ゼロ戦ってばすごかったのねー!
って今更ながらに感動。
こりゃ小学校時代から男子が夢中に
なってたのも分かるわーと。
ほんと今更そのすごさが分かった次第。

そんで。
第二次世界大戦の太平洋戦争での
数々のゼロ戦の戦いについての記述も
ものすごく興味深くて
うならされる、うならされるー。
ガダルカナル島の戦いとか、
ラバウルとか、名前は知ってたけど
そこでどんな戦いがあったかとか、
空母とゼロ戦についてとか
どれもこれもクロネコのような素人でも
分かるように書かれていて。

なるほどー、なるほどー!
ってなるほどが連続して出てくるような
すごい小説です。
歴史的な背景は全部事実なんだろうなー
と思うと、今更ながらにあの戦争を
戦い抜いたゼロ戦乗りの人たちの
すごさに感服するよ。

これ映画化しないのかなー!
って思ってたら。
ぬわんと。
もうすぐ公開らしいじゃないの。
タイミング良過ぎだわ。
どうにかして帰省してる間に
映画を見に行っちゃおう!
けど、宮部さんの役は岡田准一氏なんだ・・・。
なんかアタイの描いていた宮部さんとは
ちょっと違うけどまあいいや。

ゼロ戦の戦闘の様子を読みながら
自分の頭の中で想像してみてるけど
いまいち臨場感とか湧いてこないから
映像で見てみたいなーと思ってね。
映画だとVFXとか使ってるだろうけど
よりリアルな感じに仕上がってるだろうから
見るのが楽しみでしょうがない。

前回日本で本屋さんに行った時
どこの本屋でもこの本が平積みされていたから
すごい売れてるんだろうね。
本当に面白いもんねー。
クロネコ今ジムに行ったときだけ
この本を読んでも良いという風に
自分ルールを決めてるので
どんなに続きが読みたくても
今は読めないのだー。
もう7割くらいは読んでるので
なんとか今年中に読み終わりたいと思ってる。
でも読み終わるのもさみしいなー。

面白い本って読み終わるのが
寂しいっておっかさんが言ってのが
よーく分かるよ。
この本は今年読んだ本の中で
一番面白いと思うな。

小説の感想はこれで終了。
あとは病気に関する本ばかりなので
興味ない人はスルーしてね。

今年出会った最高にすばらしい!
と思えた本から。

「乳がんと牛乳」
ジェイン・プラント

ジェイン・プラント教授は地質学者で
まったく医学とは関係が無い人だけど
自身が42歳の時に(今は多分55歳くらい)
乳がんに罹患して、そのあと5度の再発を
繰り返した人なんだけど。
さまざまな治療を受けても
何度も再発する乳がんに苦しめられて
それでも原因を追究することを諦めず
余命3ヶ月といわれた時についに
その原因を発見する。
それが「牛乳」だった。

牛乳の何がどういけないのか、
どういう影響を与えるのか、
再発を防ぐには何をすればよいか、
食事療法以外にも何ができるか?
などなど・・・。

自身の経験を踏まえた豊富な情報が
盛りだくさんなこの本を読んだ時は
本当に一ページ一ページに
強く共感して、心のそこから感動した。
すっかりクロネコも開眼して
生きる勇気が湧いてきた。
こんなにすごい本は無いぞ!
ってくらいすごい本です。

やはり自身ですごい経験をされた人が
書いてる本は説得力が違います。
医者が片手間に書いてるのとは
ワケが違う。
迫力が違う。
圧倒的な強さがある。
そしてアタイも経験者だから
内容にものすごく共感できるんだよね。

良くない病院とか、良くない医者の例も
まとめてあってね。
クロネコとってもうれしかった。
そういうこと感じるのって自分だけじゃ
無いんだーってのがわかったからね。
後ショックだったのは
10年以上前から乳がんの治療法には
何の進歩も無いことが分かったことで。
ジェインさんとアタイが受けた治療の内容は
同じです。

医療オンチな人間で
「医療は日々進歩してるから
治る治療方針が準備されてるよ!」
って無責任なことを言う人とかいるけど。
医療を過信してるとこういう発言が
出てくるのは仕方無いからね。
でも。
この本を読んで
「医療は進歩して無い」
ことが証明されてしまったよ。
今となっては進歩しない理由はなんとなく
分かるようになっちゃった。
信じたい人が信じてれば良いんだろうな。
アタイにはもう無理だけど。

とにかく。
この本のすばらしさは折り紙つきなので
万が一知り合いで同じ病気の人がいたら
薦めてあげてくださいな。
著者はイギリス人だから原作は英語です。
原題は「Your Life in your Hands」
「あなたの命はあなたの手の中にある」
なんてステキで重いタイトルなんだろね。
ずっしり来ます。
クロネコはこのフレーズを何回も何回も
頭の中で繰り返したよ。
クロネコの人生のテーマになった。


「がんが自然に消えてゆくセルフケア」
野本篤志
この本もすばらしかった。
ジェイン教授の本は自分の体験をもとに
書かれているのでところどころ
背景が読み取りづらいんだけど。
こちらの野本さんの著書ではそれらを
分かりやすく補ってる感じがするので
助かったというか。
この本とジェイン教授の本を対で読むと
ベストマッチなんじゃないかなー
って気がする。

食事療法、心理療法、運動療法などを
分かりやすく解説していて
とてもとてもためになる。
野本さんはもともと製薬会社に勤務されていたらしく
薬では治らないと悟って、
こういったオルタナ療法の活動をされてるそうです。
実のお母様がガンになった際も
食事療法を徹底されてガンが消えるまでに
いたったそうですが、
その後気の緩みでまた食事を元に
戻したところ再発して亡くなられたそうです。
食事療法は一生続ける!くらいの
覚悟が必要なのかもしれないね。

「がんに効く生活」 
ダヴィド・シュレベール
この本はサユリさんが貸してくれた本で
非常に興味深くて面白いです。
著者はフランス人医師ですが
30代で脳腫瘍が出来て、
色んな治療を経た結果、食事療法等に
切り替えたそうで。
55歳で亡くなられるまでは
その生活を徹底されていたようです。

どの食材がどのように効き目があるか?
どのように調理するのが効果的か?
などなど、細かく記載されているの
ものすごく情報が多くてためになった。
GI値を上げない食材についての
知識が増えてとても助かったなー。

この方の個人体験などもいろいろ
書かれているんだけど、
その辺の書き方がちょっとドラマチックすぎて
本の内容と時々ミスマッチな感じがするのが
気になるけど、
まあ基本は分かりやすくて読みやすいです。


「ガンをつくる心、治す心」 
土橋重隆
この本はたまたまネットで知ったんだけど
とても興味深い内容なんだよね。
病気の原因を探ることに観点を置いた内容で
著者のお医者さんは、どんなに現代医療の治療を
徹底しても再発する人は再発するし
再発しない人はしない、
その違いは一体何か?と考えるようになり
独自の視点で、最終医療を行う医院へ行き
患者から聞き取り調査をすることで
共通項を探り出されたようです。
つまり、彼のヒアリング結果は
学術的にはどこにも認められていないけど
もしかすると患者たちの共通項として
「病気の原因のひとつ」として
考えられるのではないか?とされています。

とても面白いんだよね。
アタイはこの方の視点は一理あると思ってる。
それぞれの病気について
何人かにヒアリングした内容をもとに
原因を推測してるんだけど。
これが自分のまわりにあてはめて
考えてみると、あながち間違って無いんだよね。
なのでクロネコはこの方の論理は
信じてます。
別ブログのほうに書く予定だから
こちらでは詳細は省くけど。

一読する価値ありだなーと
思ってます。

「医者に殺されない47の心得」
近藤誠

この本は恐らくベストセラーになってるよね?
慶応医大の医者が、医療業界に反することを書いた!
って言うことで反響を呼んでるとのこと。
確かに、痛快な書き方で面白いし
なるほどなーと思う点が多いけど。
このお医者さんは自分は罹患したことが無いんだよね。
なので、経験者から見ると
どうも無責任に思える発言も見え隠れするなー
って言うのがアタイの印象です。

病気になったことが無い人が読むと
へー!って感じで素直に読めると思うけど
アタイはちょっと違う印象を持ってしまったなあ。
でも。
抗がん剤が効かない!と言い切ってるのが
この方の一番のすごいところだから
この点はアタイも同意するところ。
言い切ってくれて嬉しいしね。

あと、悪い医者の見分け方とかも
非常に参考になるし、
アタイが感じていたことと同じことが
書いてあったりしたので
とてもためになったよ。

病気になってしまった人は
この人の本を読んでも時すでに遅し感しか
感じないだろうけど、
病気になるのが怖い人は読んでおくといいかもね。


「断食でなぜか若く見える人になる」
石原結寛

「奇跡が起こる半日断食」
甲田光雄

「汚れた腸が病気をつくる」
バナード・ジェンセン

上記3冊は大体同じことを書いてる本です。
朝食を抜かすことで、腸の状態が良くなる
と言うことを説明してくれてます。
これらの本を読んでから
アタイは朝食を食べるのをやめました。
もう7ヶ月も朝食を食べてないけど
体調は万全です!
腸も万全で快腸。
肌の状態もベストだし良いことだらけ。

でも朝食を食べないって言うと
大抵は驚かれるし、
馬鹿なことをやってる!って言われるけど。
3冊も本を読んだ上で実行してるから
何も知らない人に批判される覚えは
無いのよね。
まあ、いちいち言い返してもしょうがないから
言わせておく感じです。
朝食を食べないと調子が出ない人もいるから
そういう人は食べればいいんだと思う。
でも。
朝食を食べないとダメだから・・・という
強迫観念で食べてる人は、
食べるのを止めても大丈夫だと思うよ。
むしろ調子が良くなるよ。
でもお昼はきちんと栄養バランスを考えて
食べないといけないから
半日断食をする人は一応本を読んで
勉強してからの方がいいかもね。


「あなたの知らない乳酸菌」
後藤利夫
乳酸菌についての知識を増やすべく
この本を読みました。
基本はヨーグルトのことについて
書かれているので、今となっては不要だけど
乳酸菌自体のことを知るには役立つ本です。


「発酵マニアの天然工房」
きのこ
発酵食品がいかに体に良いか?を
面白おかしく書いてある本です。
この本を見ながら、豆乳を作ったり
豆乳ヨーグルトを作ったりしました。
大分前に買ってあったけど
ずっと読んでなかったんだよね。
で、入院中にこの本を読んだんだけど。
もうこの本には大感謝だよ。
この本のおかげでポジティブな気持ちに
なれたからね。
とにかく自分の腸を整えることが
何より大事だー!と思って生活してます。
きのこさんには感謝感謝です。


以上が今年クロネコが読んだ本です。
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by kuronekomusume | 2013-12-09 07:05 | 読書感想 | Comments(0)

読書感想 2012後半

すでに8月時点で26冊読んでいたんだけど
その後も何冊か読んだので
今年後半の読書感想を終わらせておこうかと。
8月以降も結構読んだつもりだったけど
メモを見返したらそうでもなかった。

8月以降は11冊だったので、
トータルで今年は37冊。
現在進行中で読んでる何冊かは
はたして年内に読み終わるかな。

ほとんどの本は会社の人に借りたものです。
読書好きな方がいらっしゃって
常に新しい本を貸してもらえるので非常にうれしいです。
どの本も面白いし。


「蒲生邸事件」宮部みゆき
アタイ実は宮部みゆきさんの本はあまり好きじゃ
無かったんだけど。
たぶんアタイが以前読んだ本があまり面白く
無かっただけなのかもしれない。
とにかくこの本は面白かった!
完全フィクションのSF小説なんだけど設定がとても
面白くて夢中で読んじゃったよ。
大学受験に失敗した青年がタイムトリップで
2・26事件真っ只中の東京に行くわけで。
そこで出会った人たちや、その時代の空気、
世界大戦へと突入していく社会の様子なんかが
ひしひしと伝わってきて面白い。
この小説ドラマ化されたんだね。
石田いっせい氏が主人公をやったんだ。
なかなかイメージに合うかも。
なにより、お手伝いさん役が奥菜恵っていうのも
いい感じ。黒井さんの役が万田久子さんってのも
なんとなく分かるし。
結構キャスティング合ってる気がするな。
この役者陣ってことは撮影されたのは
かなり前ですね。1998年だそう。
ドラマ見てみたいなあ。
小説はかなり面白いです。


「沈黙」遠藤周作
いきなりの文芸作品ですが、これも借りて読みました。
有名な本ですよね。
島原の乱直後のキリスト教が激しく弾圧されている日本へ
宣教師がポルトガルだったかな?からわざわざ
やってきて布教を試みるんですわ。
自分の恩師が徳川幕府の激しい弾圧行為に
屈してキリシタンじゃなくなったことを
受け入れられないロドリゴさんは
自分も同じように日本人に捕らえられて
拷問されて改宗を迫られるんだけど・・・
その間ずーっと神は沈黙を守っていると言う。
ずっと神に問いかけているのに答えてくれない。
でも最後に日本人キリシタンを救うために
改宗することを決断したとき彼は悟る・・・
みたいな話だったかな。

アタイにとって、神が沈黙してようが、
苦渋の決断をしたとき、神の思いが伝わろうが
はっきりいってどうでも良くって。
なぜってアタイはキリシタンじゃないからで。
それよりも遠藤周作ってばすばらしいな!って思ったのが
当時のキリシタンである日本人のキリスト教に
対する宗教観を、取り締まる側の役人の目線で
ずばり言い当ててる点なんだけど。
それがもう今でも通用する内容で。
この本が書かれたのが1966年だそうだから
江戸時代より時代が近いっちゃー近いから
当たり前なんだけど。
日本人が思う神というのは、西欧人が思う神とは
概念が違うっていうことなんだよね。
日本人の中に取り込まれると姿を変えて別のものに
なってしまうと言う表現があって。
ああ、まさにそのとおりだーと。
これ言葉で表現するのがすごく難しいんだけど
たぶんアタイが思うに、日本人が感じる神、つまり
キリストへの感覚とか概念というのは
西欧諸国の人が持ってるものとはまったく違うんじゃ
無いかなーと思うんだわ。
良い悪いじゃなくてね。
たぶんアタイもイエス・キリストの本質なんかまったく
理解できないし、キリスト教そのものも分からないから
表現がおかしいんだけど。
その辺のことを遠藤氏が書かれていて
なるほどなーって思ったんだよね。
まあ、当時の宣教師がそんなこと思ったかどうかは
分からんけど、今の時代にはこういう
感覚が分かる人が結構いるんじゃないかなあと。

あとね、アタイは本当に西欧人のピュアなおせっかい心が
嫌いだったりするんで、この本を読みながら
キリスト教を布教して日本人を救ってあげなくちゃ!
って言う純粋な思いでがんばっている宣教師ロドリゴに
イライラしてましたわ。
そんな純粋な気持ちを利用しつつ異国を懐柔させて
侵略しようとしてるんだから、
幕府側が厳しく取り締まるのは当たり前の話で。
ああいうずうずうしくも勘違いしてる西欧人は
排除しておくべきよねーと思いながら読んでました。
拷問は肯定しないけど、当時の幕府は相当いらついた
だろうなーって言うのが良く分かってね。
あの必死の対策が功を奏したんだろうなあって
思ったよ。
キリシタン弾圧でたくさん人が殺されてはいるけど
弾圧されてなかったら今頃日本はどうなっていたんだろ
と心配にもなるよね。
当時キリシタンになった人たちは領主に搾取される
自分の希望の無い境遇に絶望的だったからという背景もあるようで。
そこをキリスト教に付け入られたのかなあと。
当時の封建制度に問題があったのは確かだけど、
だからといってみすみす侵略を許そうとしなかった幕府の徹底ぶりは
すごいなあと思ったのでした。

とまあ、この本を読んでいたく感動したんだけど
まったく遠藤周作氏の思いとは異なるポイントで
感嘆しまくっていたクロネコなのでした。
芸術とはおのおのが違ったことを感じて考えても良いものなので
それでいいのです。


「悪人」吉田修一
これはごく最近のベストセラー小説です。
妻夫木さん主演で映画化されてたけど
アタイはこの本を読み終わって思ったのは・・・
妻夫木氏は違うなと。
アタイなら、当然主役は高良健吾くんですよ。
あのピリピリした雰囲気をかもし出してるのは
断然高良くんなんだよねー。
妻夫木氏は目がきらきら美男子過ぎて
親に捨てられて貧乏に暮らして土方をやってるような
裏暗い青年のイメージとは違いすぎるというか。
彼ではハッピーオーラ出過ぎなんじゃ?
って気がしてね。
ま、映画見てないんでなんともいえないけど。
車を飛ばして無口で・・・って高良くんこそ
ぴったりの役だなーと。
で、逃亡するときに一緒に逃げるのがこれまた
顔がきらきらして美人すぎる女優の深津さんときてる。
なんか原作だとさえない紳士服売り場の
行き遅れ双子の女の人なのに。
あんな美人じゃないはずで。
もっと普通の顔の女優さんにしたら良かったのにーと。

原作小説は面白かったです。
でも読み終わって思ったのは、このさえない女の人は
どんだけ人の気持ちが分からんやつなんだーってことかな。
不器用な悪人さんの気持ちが分からんとはねえ
と非常にがっかりでしたよ。
でも悪人さんはそれでよかったんだろうけどねー。
うーん。
と思ってしまうエンディングでした。


「犯人に告ぐ」雫井脩介
これまた映画化されてる小説でしたが。
アタイはそれを知らずに読んだのでアタイの頭の中には
違う顔をした主人公が描かれてたんだわ。
で、キャストを見て超びっくりした。
主役がトヨエツさんなんだもん。
うーん。
そんな二枚目は想像してなかったよ。
もっとずんぐりした年配のおっさんを想像してたよーと。
映画よりも小説のほうが緻密で面白かったかな。
誘拐犯が家族にお金の受け渡し場所を
いろいろ指示するんだけど、それがアタイの知ってる場所
ばかりだから、なんだか楽しかった。
まあ、普通にすらーっと読める小説です。

「ビブリア古書堂の事件手帖」三上延
ライトノベルっていうんですかね?
かなり軽い感じの小説でした。
今度ドラマ化されるとかで。
小説は結構面白かったけどちょっと少女マンガを
読んでる気分になるかなあ。
特に感動とかは無いです。


「奪取」上下巻
これはつい最近読み終わった小説。
偽札造りをする青年たちの話なんだけど。
やくざが絡んでいたりとなかなか手に汗を握る展開で
非常に面白いです。
お札の印刷技術に関しては特殊な方法が取られている
ので、多少技術的な解説なんかが小難しいんだけど
でも面白かったです。


「鎌倉河岸捕物控 シリーズ」佐伯泰英
6巻 引き札屋おもん(ひきふだやおもん)
7巻 下駄寛の死(げたかんのし)
10巻 埋みの棘(うずみのとげ)
こちらはいつも読んでる歴史小説というか
江戸時代小説の続き物です。
もう在庫がなくなってしまったので、次回帰省時に
仕入れてこなくちゃ~と思ってます。


「プーチン最後の聖戦」北野幸伯
そして、そして。
事実は小説よりも奇なり~を地で行くのが
プーチン閣下ですよ。
この本ね、プーチン閣下ファンには非常にぐっとくる
内容になっていて、クロネコは胸を熱くしながら
読みましたよ。
プーチン閣下が台頭してくる時代と、
最初に大統領になってどのような戦略をとったかとか、
誰と戦っているのか?とか。
もうね、やっぱりプーチン閣下はすごい人だなー
って事実を振り返ることで、より尊敬度があがるというか。
加えて。
これからのプーチン閣下はどうなる?と言う章もあって。
この本はロシア関連の第一人者の方が書かれていて
かなり最近出版された本なんですわ。
なので内容が新しいです。
とにかくファンなら必読ですよ。
プーチン閣下への思いがゆるぎないものになりますから。
って別に読まなくてもゆるぎないんだけど
読むと余計にって意味ですわ。
今年読んだ中でもっとも感動した本ですね。笑


今年最も面白い!と思った小説は「白夜行」でした。
映画も見たよ。
それこそ高良くんが出てたけど、あの本を読んでるときの
アタイのイメージは松田龍平くんでした。
あのぽわーんとした感じの龍平君のほうが
合ってるかなあと。
勝手にキャスティングするのが好きなので。
掘北さんも誰かほかにいないかなあって考えたけど
思いつかなかったなあ。
もうちょっと年齢が上の人のほうがいい気がしたんだけど。

以上が今年読んだ本の感想文です。
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by kuronekomusume | 2012-12-13 04:51 | 読書感想 | Comments(0)

読書感想 2012前半

何やら今年は、というより去年末から
すごく読書をしてまして。
毎年の個人ノルマである12冊を早くも
突破してしまいました。
いつもは年末にまとめて感想を
書いてるんだけど。
やっぱり年始に読んだやつは内容を忘れてしまうので
先に前半分を書いておくことにしようかと。
それでもすでに忘れてるからね〜。
感想は覚えてるやつだけでも。笑
上下巻ものを二冊でカウントすると26冊でしたー。


「忍びの女 上下巻」池波正太郎
クロネコの大好きな池波正太郎氏の歴史小説です。
つい昨日読み終わった。
豊臣秀吉が沒する時期から、徳川家康が幕府を
築くまでの期間を、武将、福島正則を軸に
繰り広げられるんだけど。
実は歴史の流れの裏側で活躍する忍者の話が
メインなんですわ。池波作品といえば、忍者ですからね。
しかもオンナの忍者が主役です。
クロネコ戦国時代はあんま得意じゃないけど
あの時代こそ諜報部体が活躍してたわけなので
読んでるとやっぱり、ワクワクするし、面白いなあと。
そんで、徳川家康が天下を握るまでの模様が
すごくよくわかって、忘れてた日本史の
おさらいになったね。
けど、家康ってば、やっぱすごいわ。
そんでもって真田昌幸、幸村親子も良いな~。
ドラマ真田太平記を思い出したよ。
あのドラマスゴイ好きで毎週張り切って見てたんだよね。
あれも池波正太郎氏原作だったんだね。
この小説には色んな武将が出てくるから
誰が誰だか考えながら読んでないと
つい見失いそうになるけど、
それにともすれば武将だけの戦いだとクロネコには
つまらないんだけど。
シノビがガンガン活躍するので、
非常に面白い作品でした。
やっぱ池波正太郎氏の文章大好きだなー。

「嫌われ松子の一生」上下巻 山田宗樹
コレは映画化されてて、公開時に見てたので本を
読むまでも無いかと思って、数年間本棚に放置
してあったんだけど。
ふと、読み始めてみた。
ら、おもしろかったし、全然映画の内容を
覚えて無かった。
記憶力無さすぎ。
松子さんの転落人生が描かれてるんだけど。
何ともまあ、ここまで不幸になる人も珍しいよねと。
基本は見た目がキレイすぎることによって
男運が悪いだけなんだけど。
自分がキレイだと言う自覚がなくて
誰でも良いから愛情が欲しいって言う人なんす。
とは言え、土壇場のところで激情型になって
無茶苦茶もするので、人格障害では?って気もする。
真◯苑風に言うとカルマの一言かな。笑
松子さんて、三人兄弟の長女で、妹が病弱なせいで
父親は妹ばかりを可愛がるから
父の愛情欲しさに必死に勉強していい子を
目指すんだよね。
でまあ、その思いが歪んでおかしくなっていくんだけど。
境遇がチラッとクロネコにも似てるかもと。
幸いアタイはおとっつあんの愛情を受けてたので
松子さんのように歪んだ人生にはならずにすんだけど。
でもあそこまでじゃないにしても、おっかさんに対しては
病気の姉に遠慮をせざるを得なかったところもあるので、
ちょっと松子さんの気持ちが分かってしまったかな。
でもあそこまで落ちなくてもいいのになって思ったわ。
この小説はあまり楽しくなる話ではないかな。

「容疑者Xの献身」東野圭吾
コレは会社の人に借りました。
なんつーか、ガリレオだっけ?天才物理学者の人。
彼が出てこなきゃ信憑性があって良かったのに、
と思ったかな。
でもまあ、クライマックスは、そうだったんだ。。。
って感じでビックリしたかな。

「孤高のメス 全六巻 」大鐘稔彦
コレも同僚に借りました。
全部で六冊もあったけど、面白くて一気に読んじゃった。
元外科医の方が作者なので、外科手術のシーンやら、
医療用語やら、大学病院内の派閥やら。
かなりリアルです。
医療用語は漢字が難しくてチンプンカンプンでしたけど、
時折ドイツ語が出てくるので、それは意味が
わかりやすかったかな。
手術中に亡くなる事を、ティッシュトートって
言うらしいんだけど、ティッシュって机とか台のことで
トートは死んだって意味で、なるほどなーって。
でも実際ドイツの医療現場でも同じ用語なのか
どうかは知らない。
ストーリーは天才外科医当麻先生が
日本初の肝臓移植をやる話かな。
って、はしょり過ぎだけど。
この本を読んで一番こたえたのは
医者のレベルはピンキリで、
運が悪いと変な医者に手術をされることになるのが
よーくよーく分かってね。
現実を突きつけられると、病気になったら
どないすりゃええのよって気分になるよ。
最初から最後まで医療業界のことが
いろいろ描かれてて興味深い小説です。

「殺人の門 」東野圭吾
こないだ買って読んだけど。
とっても面白かったよ。
何がどうって話じゃ無いし、特に大変な事が
起こるわけでもなく、淡々と進むんだけど
ひとつひとつのエピソードがじわじわきいてきて
面白いなあと思わせる作品でした。

「白夜行」東野圭吾
今年はえらく東野圭吾作品ばかり読んでるんだけど。
きっかけはこの白夜行です。
これまでも何冊か東野圭作品を読んだことがあったんだけど
あんま面白いと思わなかったんだよね。
でも、白夜行は違った。
これは本当に面白いよね。
うーんってうなる感じ。
映画化されてるけど、見てないんだよね。
高良君が出てたけど、クロネコのイメージは松田龍平君でしたわ。
生きることと名声への強い渇望を糧に生きる
主人公の女性が印象的。
いろんな事が巧妙に仕組まれてるのもワクワクさせるね。

「嘘をもう一つだけ」東野圭吾
短編集だけど、正直ぜんぜん面白く無かった。
東野圭吾氏は長編小説の方がアタイは好きです。

「夜明けの星」池波正太郎
読んだことには読んだが内容を忘れちゃった。笑

「黒い画集」松本清張
松本清張の短編集をsandoさんからお借りして
読みました。
短編でも巧みな文章で引き込まれていくので
ココは東野作品とはやっぱり、違うなあと。笑
ただ、時代が違いすぎるので、クロネコの貞操観念とちょっと
ズレがあって、作品が持つ時代背景までを考慮して
味わえないのがさみしかった。
時代が違うからクロネコには、松本清張の本質は
理解できないよって、おとっつあんに言われたんだ。
残念だけどその通りだと思う。
それでも文体が美しいというのは感覚的に伝わるから
やっぱりスゴイんでしょうなと。

「点と線」松本清張 
クロネコには分からないよと言われたにも関わらず
懲りずにクラシックの域に入りそうな名作を読んでみた。
やっぱり。。。交通事情が今と違い過ぎて、
なんか刑事がドン臭く感じちゃった。
何で移動に飛行機を使わないんだろう。。。とか
思っちゃいけないんだよ。
あまりこの作品が持つ底力を感じれなかったのは
やはりクロネコが違う世代に生まれたからなんだろうねと。

「幻の翼」逢坂剛
「百舌の叫ぶ夜」逢坂剛
あと一冊このシリーズの本をsandoさんから
お借りしたんだけど。
タイトルを忘れてしまった。
このシリーズすっごく面白くて、アクションやら、
スパイ活動やら満載で、一気に読んでしまったな。
この作品が書かれた頃はそんなにメジャーじゃ無かったであろう
北朝鮮による拉致問題をヒントにくせのある展開を
入れ込んでて。
とにかく面白かった。
百舌は悲しいけど。

「1Q84 2,3巻 」村上春樹
続きを読みました。
不思議ファンタジーな感じだけど、まあ面白かったかな。
クロネコはやっぱり村上作品では、ネジ巻き鳥が一番好きです。
第一巻の新興宗教の弊害みたいなストーリー展開が
結構ツボだったんだけど。
麻原みたいなのも出てきて面白いんですわ。

「鎌倉河岸捕物控 シリーズ」佐伯泰英
一巻 橘花の仇
二巻 政次走る
四巻 暴れ彦四郎
五巻 古町殺し
このシリーズがこれまた大好きで。
江戸の鎌倉河岸で巻き起こる様々な事件を
幼馴染四人組と、親方らの協力もあり
いろいろ解決して行くはなしです。
歴史小説と言えば。
池波正太郎氏についでクロネコは佐伯作品も好きでね。
このシリーズはおっ母さんが余命わずかな時に
まだ読書をする力が残っていた時に読んでいたので
しばらく読めなかったけど、
いざ読み出してみたら止まらなくなって
次々読んでいるところです。
まだ何冊かアタイの本棚にあるけど、すぐ読み終わっちゃうから
大事に読もうと思ってる。

以上です。
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by kuronekomusume | 2012-08-07 06:39 | 読書感想 | Comments(0)

読書感想2011年

毎年必ず本を少なくとも12冊は読む!
と決めているクロネコですので。
今年もどんなもんか書き出してみる事に。

まだ今年は終わってないんだけど
毎年、ああ12月に書きだそう~と思うと
段々日数が無くなって来て、なおかつ
読んだ本を忘れてしまって感想文が
薄くなってしまうんですわ。

なのでちょっと早いけど書き出してみる事に。

でもねー。
自分でも気がついてるんだけど、読み終わった直後の
熱い気持ちの時に感想文って書くべきなのよね。
こうやって年の終わりに近づいてから書くと
どうにもあの時の熱い感じが無くなってて。
そもそも内容を思い出せない・・・
状態になっとるんですわ。

でも面倒なのでやっぱりまとめて書くのが
一番かと。笑

今年は2月におっかさんが亡くなったので、
読書とかやってるような心境にはなれなくて
前半はまったく本を読んでなくてね。
そりゃそうだよね。

アタイのおっかさんはものすごーく
本が大好きな人だったので
凄い量の読書をしてたんす。
買うと高いから図書館に通っては
本を借りて読む~の繰り返して。
とにかく本が大好きな人だったのですよ。

それでも実家にはたーくさん本があるんで
何冊か読みたいなあと思う本は
ちょこちょこもって帰ってきて
夏ごろから読むようになったかな。

おっかさんも江戸小説好きだったので
佐伯泰英さんの本を薦めてもらって
アタイも読むようになってたんだけど。
しばらくはおっかさんを思い出して
悲しくなるから、江戸小説が読めなく
なってたんす。
でもこないだ北斎画展に行ったら
江戸の魅力が頭の中にまた広がってきて
小説を読んで江戸にタイムトリップしたい!
って気分になったので。
また佐伯さんを読み始めました。
すこーしだけど、おっかさんと一緒に読んでる
気分になれるので、なんだか佐伯さんの本を
新しく楽しめる気が。笑

今年読んだ本を現時点で数えたら10冊しか無かった。
アタイは上下巻ものは1冊でカウントするので
実際12冊読んでるんだけど、
今年中にあと2冊は読み終えなくてはならんことになる。
オノレに課したノルマなんでね。
でも今ちょうど読んでる本もあるし
割と12月は出かける予定も多いので
今年中に12冊達成は余裕かと。

ではいってみよー!

1、逢坂剛:十字路に立つ女
コレはsandoさんにお借りした本なんだけど
とってもとっても面白い本でした。
今年は読書する気分になれなかったのに、
この本を読んだら、すいすい他のも読めるように
なったくらい読みやすくてのめり込める本でした。

スペインの歴史研究者?の私立探偵岡坂氏を軸に
神田界隈を舞台に巻き起こるサスペンスなんだけど。
クロネコってば私立探偵が大好きだし、
神田とか都内の描写を読みながら、その地域を
頭に描くのが楽しくてね。
やっぱ東京が舞台の小説はいいねー!って
思いながら読んでました。
最後までハラハラしながら、あっという間に
読んでしまった!


2、アーサー・ヘインリー:ストロング・メディスン上下巻
これまたsandoさんにお借りした本なんだけど。
いつ借りたんだっけ?ってくらいながーらく
アタイが借りっ放しになってる本でして。
人様に借りた本を旅に持って行くと
無くしたり、汚したりするから良くないなー
と思ってて。
けど家だと読書する機会がなかなか無くて。
で、これまた突如本当に突如、「歴史小説以外の
小説が読みたいなあ、何か無かったっけなー」
と本棚を覗いてたらこの本が並んでたんですわ。
いやー、いい加減返さないといかんよねと思いながら
読み始めたら。


何コレー!面白すぎるんだけどー!!!
ってことで、あっという間に上下巻読み終えましたよ。
ほんと、数年間自分の本棚で熟成させてあったのが
嘘のようなスピードで読み終えました。
いつでも返却可能な状態です。笑
sandoさんにはこれまで色んな本をお借りしてるんだけど
どれもすっごく面白いんですよね。
じゃあ早く読み始めなさいよ!って話なんだけど、
クロネコはスロースターターだから・・・。
わはは

この小説は、アメリカの製薬会社で
のし上がっていくキャリア女性が主人公。
彼女のキャリアアップと、大戦後のアメリカの
製薬業界がオーバーラップしてて、
非常に面白い。
女が仕事でのし上がるのって大変なのねー
と言うのと。
製薬業界は複雑なんだなーとか。
ま、色々思うことアリな本ですね。
仕事をしてる女性はこういう本を
読むと面白いんじゃないかなあと。
自分にゃできない芸当だけどね。笑

クロネコはクスリには疎いので
サリドマイド事件ぐらいしか知ってる話が
無かったんだけど。
他の薬も実在したやつなのかなーと。
専門家の弟に聞いてみるかな。
おとっつあんにこの本面白かったよって
話したところ。
おとっつあんは、年代的にサリドマイドとか
森永砒素ミルクとかをリアルタイムで知ってて
その被害者も身近にいたことから
とてもじゃないけど、この本を客観的には
読めないかもなーって言ってた。
そうかー。
そうかもね。
アタイは「のりこは今」のサリドマイドを
知ってるけど、それ以外は知らんから
この小説を面白く読めたのかもしれない。
ドイツはサリドマイドの被害者が
ものすごーく多いらしいね。
時々昔を振り返るドキュメンタリで流してるのを
テレビで見かけるよ。
薬は効用も素晴らしいけど、副作用も
あるから何とも怖いんだろうね。

それにしても。
成功する女性の横には出来た旦那が
必ずいるんだよねー。
優しく常に妻を支えているのでした。
これが成功の重要ポイントかと思われます。笑



3、松本清張:砂の器上下巻
はい、これもsandoさんから借りっ放しに
なってる本シリーズのうちの上下巻です。
クロネコってば何冊sandoさんに借りっ放しなのよ?
ってくらい長期滞留してるよね。
まだあと2冊読んでないのがあるんだなー。笑

松本清張の本は実は今まで一度も読んだ事が無くて
初めて読んだんだけど。
お・も・し・ろ・す・ぎ!
ナンなのー!てくらい面白かった。
いやー、騒がれてるだけあるんだねえって
今更分かったクロネコでございますよ。

東北弁に似たナマリが山陰地方にある
ってのが面白くて。
そんなこと誰も知らないよね。
そんで、ヌーボーグループなる新鋭芸術家
グループの存在も面白くて。
でも何が良いってあの時代感かなあ。
今読んでるアタイには戦後の昭和は想像の
世界でしか無いんだけど。
それを想像しながら読むのが楽しいのよね。
上野駅を出る長距離列車とか。
駅の雰囲気とかね。
アタイはかろうじてむかーしの上野駅の雰囲気を
覚えてるんだわ。
あの改築前のうすぐらーい感じのやつを。
あれ趣きがあったよね。
今はピカピカになってしまってつまらんけど。

刑事さんの粘りある捜査が色んな話を
展開していって、とうとう犯人が分かるんだけど。
とにかく、色々凝ってて面白い。

先日アタイの友達にこの本の話をしたところ
彼曰く「緒方拳が出てる映画、砂の器が
最高傑作だから見たほうがいい!」
とのことでした。
ハンセン病にクローズアップしてるとのことだったけど
この小説ではハンセン病にそこまで
注力してなかったような・・・。
でも映画は面白そうなので見てみたいなと。
9月に日本で見た千秋先輩じゃなかった
玉木宏さんの2011年版ドラマは・・・
アタイはダメでしたわ。
玉木さんだとスタイリッシュすぎてねー。
昭和のセットで凝ってるのに
彼が昭和の顔じゃないんだもの。
違和感アリアリで見るのを止めました。
やっぱ昭和を代表する俳優が出てる
緒方拳バージョンを見るべきかな。
映像探すのが大変そうだわー。

sandoさん、どうもありがとうございます!
次回まとめて5冊お返しします!
でもあと2冊はまだ待ってください・・・。笑



4、村上春樹:1Q84 1巻
ああ、本来はシリーズ全部を読んでから
書くべきなんだけど。
まだ1巻しか手元に無いから読むに読めないんですわ。
賛否両論のこの話題作、クロネコも読み始めましたよー。
おっかさんが1巻だけたまたま持ってたのでね。

アタイはもともと村上春樹が好きなので
抵抗無く読めるんだけど。
アタイの友達はほとんどの人が村上嫌いなんだよね。
何故?ってくらいみーんな「言うほど村上春樹は良くない」
って言うんだわ。
弟も村上は好きじゃない!ってハッキリ言ってたし。
けど、アタイは好きなんだなー。
波長が合うというか、時折隠されたメッセージとかが
好きだったりするし。
何度も書いてるけど、たまに出てくるロケーションが
アタイと関係のある場所だったりするので
勝手に親近感が湧くんだよね。

上述したアタイのお友達は、ご他聞に漏れず
「春樹はちょっとねえ・・」派でした。
彼曰く、「自分の好きな路線ではあるのに
肝心のところで内容がこけるから好きじゃない」
とのことで。

ああ、なるほど!
って思った。
それはいえてる。
確かに、ファンタジックで、フィロソフィーも
入ってて、非常に面白い展開なのに
最後の最後が「え?」って言う感じで
尻切れトンボになる場合が多いのは言えてる。
それは正しい批評だなーと。

春樹評でよくあるのが「言ってる意味が良く分からん」
ってやつね。
アタイ思うんだけど、村上春樹の世界って
時折フィロソフィー満載で、脳の中に直接
刺激を与えてくる内容だったりするんだよね。
で、それを理解出来ない人とか、
受け付けない人は村上春樹を好きじゃないんだと思う。
分かりやすい展開が好きな人にはダメかもしれんのかなー
と思ってみたり。
ま、正直言えば、アタイは春樹作品が好きなので
受け付けない理由は良く分からんのですわ。笑

今回の新作は。
そうねえ、クロネコは好きな内容かな。
新興宗教が絡んでて。
そういうのって敵が分かりやすいから
楽しいよね。
後は殺し屋とか、非現実的だけど
なんだか面白いのだ。
一つだけ難を言えば・・・リトルピーポーなる
設定がアウトかなあと。
これこそが「良いところまで言ったのに最後で
こける」の一つかと。
今回の本は面白いけど、アタイを刺激するのは
あくまで現実にほど次回設定こそが興味関心に
結びつくのであって。
そこで急にまったくもって関係の無いフィクションなのが
丸分かりな設定が飛び込んでくると冷めるんだよね。
で、今回早くもそのつまんないキャラが
でてきちゃったもんだから。
なんだかなーと。
リトルピーポーは出してほしくなかった・・・
ってのがアタイの感想です。

でも。
SFとしては面白い本かと思いますので
次回帰省時、つまり年末に続きを買ってきます。
何だかんだ言って村上春樹は好きなんす。

ちなみにアタイが一番好きなのは
「ねじまき鳥クロニクル」です。
その次は「スプートニクの恋人」かな。
それ以外はエッセイとかも面白いよ。
昔の短編はあんま面白く無いので薦めない。笑



5、藤沢周平:半生の記
藤沢氏ご自身の自伝的小説と言いましょうか。
半生を綴った小説です。
でも、これ正直言ってものすごくつまんない。
書き方がつまらないのか、彼の人生がつまらないのかは
分からんけども。
アタイには読み進めるのが苦痛な本でした。
と言うか、そもそも藤沢氏に興味とか無いのに
読んでるからなんだろうね。
彼の本なんて読んだこと無いのに半生も何も
あったもんじゃないなーと。
じゃあ何で読んだの?といわれれば。
同じくおっかさんの本棚にあったのと薄くて
読みやすそうだったから。
おっかさんが生きてたら「この本面白かった?」
って聞けたんだけどな。
「いまいちだったわー」って聞いてたら
読まなかったのにー。
そして
読み終えたけど何も覚えてない。


6、池上彰:ニュースの読み方使い方
別に池上氏のファンでも何でも無いんだけど。
今はそれほどじゃないかもしれんけど
いっときやたらと日本で人気者だったでしょ?
だから彼の本が本屋さんに平積みされててね。
アタイは帰省時、必ず本屋さんに行くし
空港の本屋でも長い時間うろうろするんだわ。
で、空港の売れ筋ランキングに入ってるので
まあどんなもんかね・・・と思って手にとって
買った次第です。

感想は・・・文章を上手く書くコツみたいなのを
彼のこれまで積み重ねてきたNHKの記者としての
ノウハウを元に分かりやすく書かれた本
って感じかな。
嫌味でもなく、当たり障り無く、本当に分かりやすく
書いてある。
文章書くときの指南書だと思えばいいのかな。

特に、ニュースの内容について解説してる本じゃないので
次回さらに気が向いたら他の本も買ってみてもいいかも
しれないかな。
王道的に報道される内容ってどんなもんなんだろう?
を知る意味でね。
報道コントロールされてる内容とか、
報道されない真実とか、
世界の報道から分析する隠された内容とか、
そういうのがアタイは好きなんだけど、
多分池上氏の報道スタイルはアタイが望んでる内容とは
ちょっと違うかなーと言うのが何となく分かりましたので。
結局メディアに出てくるジャーナリストは
御用系なのかなー。
ま、それを確かめたくて買った本なんだけどね。

クロネコの下手なブログ記事の文章の
改善に役立てれば良いかな。笑



7、江戸川乱歩:芋虫
前にも書いたけど、これこそ原作の芋虫。
映画も面白いけど何と言っても小説の
リズム感と雰囲気がやっぱり一番。
薄暗い感じと気持ち悪さが織り交ざっていて
でもそこにはきちんと愛があるという。
とにかく秀逸。

これは短編集なので、他にも幾つか
乱歩ワールド炸裂な短編が沢山詰まってる。
中でも白昼夢が好きかなー。
乱歩の雰囲気が良く出てるし、静と動が
そして光と影が読みながら
見えてくるんですわ。
どれも変わった設定だけど、面白い。
もう1冊江戸川乱歩があるので
どんな内容かこれから読むのが楽しみ。



8、池波正太郎:おせん
そしていよいよ江戸小説シリーズ。
クロネコ復活です。
アタイの大好きな池波正太郎先生から。
大分前に買ってあった本で、これは
短編集です。
いろんな江戸の町女が主役の短編。
どれも粋な女たちの話ばかりで
引き込まれるんだよね。

池波氏の江戸小説は、何と言うか
あまりストーリーに細かい展開と言うか
小難しい感じは無くて、
もっと人と人の性格とか生活が
結びついてて、小気味良い話が多いんだわ。
でも皆魅力的でね。
じとじとした感じが無くて江戸っ子の
様子が客観視されてて、
現代のクロネコが覗き見してる間隔を
味わえるんだよね。
池波ワールドはアタイにしてみると
感情移入とか不要なんす。
でも、登場人物のキャラをいつの間にか
愛してるんだよねー。
アタイはそこには居ないけど、
その時代のあんたはステキだよ!
みたいな気分で楽しめるのだ。

そんで、何と言っても池波氏の小説に
でてくる女性がアタイは大好きでねー。
アタイには大変セクシーに映るんだよね。
女の魅力満載と言うか。
恐らくそれは男目線の良い女なんだけど。
でもアタイにも十分魅力的に見えるんだよね。
男が描く女は実際の女性からはかけ離れてて
現実とは異なる場合が多いんだけど、
それでも池波ワールドの女性は
潔くてアタイは大好きなんす。
なので、おせんにでてくる女性たちは凄く良かったです。
クロネコの理想系。笑


9、佐伯泰英: 悲愁の剣 
池波氏と打って変わって、佐伯氏の歴史小説は
もっとストーリーが複雑なんす。
なので、1冊完結ではあるけど、シリーズは
ずーっと続いてる。
驚くのがどのシリーズも20巻くらいある点。
一度このシリーズ面白いなーと思って
読み始めると・・・
終わりが見えないんす。
何冊読んでも続いてて。
佐伯氏、一体どんだけ書くスピードが速いんだよ!
って話。
そしてどんだけストーリーのアイデアが
豊富なんだよ!ッて話。

で、この悲愁の剣は、江戸時代が舞台の
小説ではあるんですが。
なんと佐伯氏が始めて書いた時代小説なんだそうで。
彼はもともとジャーナリストで、
スペインに数年暮らしてたんだそう。
で、現代ミステリー小説を書いていたところ
時代小説に転向したんだとかで。
で、その記念すべき第一作が今作。

なんとも物悲しいストーリーで他の佐伯氏の
時代小説と比べてもかなり悲しい話になってる。
絵師になった元武家の主人公が
幼馴染の恋人と再会するシーンがまた悲しくて。
まれに見る重たい内容だけど
その分引き込まれたかな。
続編があるっぽいので、また折を見て
ブックオフなんかで買ってみようかな。
佐伯氏の本はたとえ中古でも値段が高いんだよね。
人気作家はしょうがないねー。


10、佐伯泰英:梅雨の蝶(居眠り磐音 江戸双絵) 
最後も佐伯氏。
居眠り磐音シリーズはもう8冊ほど読んでるので
登場人物も流れも把握できてて読みやすい。
今回は道場の跡取りにならないか?と言われる話で
まあなかなか面白いです。
これはNHKがドラマにしてたので、
登場人物の顔が、ドラマの俳優さんに見えて仕方が無いんですわ。
主人公の磐音さんは山本耕史さんで、
おこんさんは中超典子さん・・・。
ま、しょうがないね。
まだ何冊か買ってきてるので、今後もシリーズを
どんどん読み進めます。
ところでこれって既に完結してるんだろうかね?
まだ続いてるとなると、なんか永遠だよね。
佐伯氏のファンは大変です・・・。笑



以上が今年の読書感想。
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by kuronekomusume | 2011-11-07 07:48 | 読書感想 | Comments(4)

2010年読書感想

忘れないうちに・・・。
ってもうほぼ忘れてるんだけど。
昨年読んだ本のリストを書いておこうかと。

ホントのところを言いますと・・・。
実はクロネコはドイツ語で書かれた本を
これまで完読したことが無くて
恥ずかしながらだけどねー。
ホントに読み終えたことが無いんすよ。
まあ、学生時代に短いストーリー物とかは
授業で読んだけど、そういうんじゃなくて
ちゃんとした小説とかは
読んだ事がないのだよ。

って。
自慢にもなりゃしないよね。
ええ、ええ。
分かっとります。
ドイツ語のマンガも何冊か持ってるんだけど
どれも最後まで読み終えてないんだわー。
全部途中で断念してる。

なので。
2010年はひそかに決意してたんす。
一冊はドイツ語で書かれた本を
読みとおすぞい!ってね。
ついでに英語の本なんかも読んじゃうぞ!
ってね。

けどまー、意志薄弱と言いますか。
案の定途中で断念中の本が4冊ほど・・・。
ああ、アタイはいつになったら
読み終えられるんだろうか?!
いつかは読むぞ!っていう気持ちは
あるんだよ。
あるんだけどねー、なかなかねー。

雑誌とかだと短いから結構読んだり
するんだけど、本となると
結構ヨイショが必要だったりする
アタイなのであります。

ま、そんなわけで。
日本語の本しか読み終えてません。
つーか。
日本語の本も今色んな本の置き場所を
チェックしてきたんだけど。
読み途中の本が結構あった。
5冊は途中になってるなー。
全部同時進行だから仕方ないんだよね。
一冊はとっても面白くて読むのが
楽しいけど読み終わるのがもったいなくて
ちょっとずつ読んでるんだ。笑

ま、そんなこんなで。
相変わらず歴史小説(しかも全部江戸時代)に
偏り気味な読書でありますが。
記憶に残ってるものだけ感想文もどきを
書きますです。

「Fatherland」 ロバートハリス
2010年に読んだなかなでアタイの中では
一番面白かったのがこの本だった!
sandoさんにお借りしてるんだけど(まだ返してない笑)
この本てば!この本てば!
sandoさんのお見立てどおり、クロネコには
どんぴしゃでしたー!
その割には借りてから読み始めるまで
2年くらい掛かってるんだけど・・・。汗
いやね、でもホントにアタイの好みにピッタシで
ござんしたよー。

ストーリーは、ヒットラー総統が生きてて
ドイツラントが第二次世界大戦に勝利して
第三帝国が存在してた場合の
フィクションなんだけど。
これが。
なかなかに上手く出来てるんだわー。

アタイね、何気に第三帝国(ヒットラーが夢見ていた
国家ね)とか、第三帝国の建築物とか
しょっちゅうテレビでドキュメンタリーを
見てるので、小説を読みながらもその風景が
頭の中にかなり詳細に浮かび上がるんす。
それ以外の部分もほとんどがリアルに
頭に浮かぶんで、とっても面白くて。
映画を見てる感じになれるというか。

設定自体がフィクションだし、
その中での殺人事件だのを扱ってるので
全体的にフィクションなんだけど
もしも?の世界がアタイには想像しやすくて
面白かったんだわー。
人に話すと「は?」って言われるんだけどねえ。

前に見たドキュメンタリではCGで
第三帝国の建築物が流れてたんだけど、
建築の計算上はあの大理石?の巨大ドームは
重すぎて作れないらしいよ。
なので。
アルバート・シュペーアの理想の産物に
なるところだったのかなーと。

この小説ではクライマックスで車で
アウシュビッツに向かうんだけど。
アタイはベルリンから電車で行ったことがあるので
距離感が分かるんだけど。
あんなすぐには着かないと思う。
ベルリンからはかーなーり遠いんだよ。
って突っ込みを入れつつ。笑
でも最後のシーンは悲しかった。
あの終わり方は辛いよねーって感じで
クロネコはすっかり第三世界の住民に
なってました。

作者がアメリカーナだからか、
正義のジャーナリスト女性はアメリカーナリンだった。
何となく腑に落ちない感があるのは
アタイがアメリカが好きじゃないせいだろうね。
ま、しょうがないんだけど。

けどこの本タイトルが良いよね。
まさにドイツ!って感じで。
母国の事を「父なる国」って呼ぶのはドイツくらい
らしいんだけど。
それをタイトルにしてるところが
いいなーって思う。

「さぶ」 山本周五郎
これまたsandoさんにお借りしてる
本なんだけど!
大変面白かった!
クロネコが普段読んでる江戸時代小説とは
一線を画す内容だったしね。
江戸時代に実在した鬼平こと
長谷川平蔵氏の案で作られた
人足場だったっけ?が舞台なんす。
石川島に作られた人足場では
罪人じゃないけど、非行に走りがちな人を
更正させるためにそこで土木作業をさせて
多少のお金を貯めさせたり
技術をつけさせて娑婆で生活できるよう
鍛えるって言うシステムがあったんす。

で、まかり間違えてそこに無実のまま
送り込まれてしまう人が居て。
(もう名前を忘れちった)
その人の大親友と言うか影でずっと
支えてくれるちょっと鈍い友達がサブなんす。

いやー。
なかなかの超大作だけど。
人間性が磨かれていく様とか
友情の熱さとか、色々感動要素がつまってて
さすがは山本周五郎だなーって感じだよ。
って。
他の山本作品を読んだ事無いんだけどね。
とにかく面白かった!
sandoさんありがとう!


「中国人を理解しないで生きていけない日本人」 孔健
コレは前回帰省した際、関空の本屋さんで
買った本。
関空では中国関連の本がわんさかと溢れてて
とにかく中国だらけだった。
ま、東京も中国人だらけだけどね。
何だかんだ言って日本は中国に近いから
情報がすっごく多いんだなーって
しみじみ思った。
で、以前「たかじんのそこまで言って委員会」に
出られてた孔子の子孫にあたると言う
孔健(こうけん)さんが書かれた本を買ってみた。
ら。
とっても面白くてタメになったよ。
クロネコは中国は嫌いじゃないんだよね。
なんと言うか底知れない不気味さを持ちつつも
なんとなーく適当な感じがして、
大変興味深いのですわ。
韓国のような猛烈さは嫌いだけど
中国のようなズルさはなんか面白いと思うんだよね。

中国人観光客が買っていく日本土産の
ナンバースリーが面白かったよ。
1位は言わずと知れた「日本製炊飯器」。
美味しくお米が炊けるからが理由。
2位は日本製化粧品。
中国富裕層は欧米の化粧品も試したけど
結局肌に合うのは同じアジアの日本製なんだって。
中国製もあるけどまがい物が混入されてる
可能性が高いから、絶対安全な日本製が人気なんだって。
そんで3位は漢方薬。
これまた本家は中国だけど中国製は
何が入ってるか信用できないので
絶対安全な日本製が人気なんだって。
笑えるよねー。
だからマツキヨには中国人観光客が
わんさか居るんだね。
そんで店員も中国語で説明をしてるんだね。
納得だったよ!
とにかく面白い本だと思うし、
孔健さんの本はもっと読んでみたいかも。
たかじんの~のときも面白いんでね。

「実録 北朝鮮の性」 チョン・ソンサン
この本はマジでキモイ本だった。
サユリさんがくれたんだけど。
と言うか要らないのに返さないで!
って言われたからアタイが持ってるんだけど。
オッサン向けの本多と思う。笑
脱北した男性北朝鮮人が書いた
北挑戦の性事情なんだけど。
ほんまかいな?って思いながらも
本当かもなーって思っちゃうのが
キタチョーセンのキタチョーセンたるゆえんで。
なんつーか。

堕胎した胎児を食べると精力がつくからって
北のトップはそれらを食べてるってあたりの
記述が特にキモイ。
本当ならば・・・
キム・ジョンイルはマジでもう死んでも
いいんじゃないの?!って思っちゃう。
でも本当に怖いのは、そういうのを
世界の富豪も購入してるって言う点かな。
キムジョンイルだけじゃないんだ・・・
って言うところがそらおそろしい。

そういうのを引き受けてると言うか
やらされてる女性たちがいるらしいんだけど
それがまた病んでるなーって感じで。
あの国は一体どうなっちゃうんだろうね。
はた迷惑な国であることだけは
間違いないよね。
池上彰氏によるともとはといえば
ソ連が悪いんだよね?
でもさー。
ソ連も解体してから20年以上経つし
今更ソ連のせいにされてもねー。
って。
アタイは思っちゃうんだけど。
つーか、アタイは今のところ
池上信奉派じゃないからね。


「余寒の雪」 宇江佐真理
いきなりガラッと変わって。
おっかさんお勧めの宇江佐真理さんの本。
面白いから読んでみてーって
言われたんだけど。
これは短編集でどれも面白かった。
クロネコは実は女流作家の書いた
江戸時代小説は苦手なんだけど
(ダイナミックさに欠けるからね)
短い本ならオッケーかも。

「紫紺のつばめ」 髪結い伊三次捕物余話 宇江佐真理

「幻の声」  宇江佐真理
これも短編集だったかな。
蝦夷関係の短編があって。
アイヌの人たちについて江戸時代の視点から
書いてあるんだけど。
内容うんぬんよりも作者の解説にぎょっとした。
何でも彼女がアイヌの人について本を書こうとした
だけで、右翼系から嫌がらせを受けたんだそう。
なおかつ、とある新聞社からも嫌がらせを
受けたって書いてあって。
(アタイの予想ではサンケイかヨミウリ)
それにも大変驚いた。
日本人って基本的にあまりアイヌの事について
知識が無いと思うんだけど、
それは意図的に情報が流されてないからって言う
ことが分かって驚いたんだよね。
それについて書こうとした作家が嫌がらせを
受けるだなんて本当にびっくりで。
怖い国だなーって思った。
しかも書くといっても江戸時代のことなのに
さすが右翼系は頭が固いというか
発想が小さいというかレベルが低いんだなー
って思ったね。
小説の中身よりも、国がらみの情報操作とか
右翼の嫌がらせにビックリしたのが
感想かなー。

「大人の男と女の付き合い方」 川北義則 
コレも大阪で売れてる本だったから
買ってみたけど、スカみたいな内容だった。
なんのタメにもならないよ。

「江戸の娘」 平岩弓枝
内容を余り覚えてないなー。

「朝虹の島 居眠り磐音 江戸双紙」 佐伯泰英
2010年は佐伯氏の魅力にはまった
年でしたねー。
佐伯氏の本は面白いよー。
やっぱり江戸時代小説は男性が書くべしだよね。
なんかね、男気がビシビシ伝わるんだわ。
ただ問題はは、佐伯氏って小説を書くのが
速いのか、やたらとシリーズ本が多いんす。
これは一冊モノか?って思っても
大抵20冊くらいはシリーズになってるから
果てしない気分になることうけあい。
この居眠り磐音シリーズは面白いから
結構読んでしまったけど、
それでもまだまだなんだよねー。
はまるよー。

「雪華の里」 佐伯泰英
同上のシリーズ作

「蛍火の宿」 佐伯泰英
同上のシリーズ作

「御金座破り 鎌倉河岸捕り物控え」 佐伯泰英
これも!シリーズもんでしたわ。
かなり面白いんだよね。
おっかさんに貸したところ、えらく気に入って
おっかさんはシリーズ7巻くらいまで読んだよ!
って言ってた。
アタイはこれからだから時間が掛かりそう・・・。

「秘密」 池波正太郎
佐伯氏も面白いけど・・・
でもやっぱりアタイの中のナンバーワンは
池波氏なんだよねー。
ハードボイルドな感じだけど男の弱さみたいなのが
にじみ出てて、どれもこれも大好きなのだ。
完全男目線だけど、それが心地良いんだよねえ。
とにかく池波氏の本はドレも良いよ。

以上、トータルで14冊だから
ギリギリ目標の12冊をクリアだね。
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by kuronekomusume | 2011-01-10 10:29 | 読書感想 | Comments(2)

読書リスト2009

そうそう。
滑り込みで書いておこうかな。
今年読んだ本一覧。

あんま感想は無いかもなー。
何と言うかアタイは読書にムラがあるのよね。
がんがん読む年もあれば
あんまり読まない年もある・・・みたいな。
今年は引越しをして家具を買い揃えたり
してたので、どうにも落ち着かない気分だったようで
読書が一切進まなかった。
呆れるほど読書してない。

さっき、読んだ本をうんうんうなりながら
思い出してみたけど。
13冊だったもん。
すくなーいね。
アタイは年間最低でも12冊読むこと!
って自分でノルマを決めてるけど
それギリギリだったんでね。

ま、そんなこんなでアタイの読んだ本13冊を
書いておきます。
にしても・・・。
今年の初め頃に読んだ本って・・・
その時は色々思ったり考えたりしてるはずだけど
今は何にも覚えてないんだよね。
読んだかどうかさえ覚えてないかも?!笑
なのでまあ感想は特に無いかなあ。

「この国のけじめ」 藤原正彦
国歌の品格が面白かったので
こちらも読んでみた。
日本の政治とか色んなことについて
鋭い意見を書かれていたように思うんだけど
あまり覚えてないのでまた読んでみようかな~なんて。

「歴史再検証 日韓併合」 崔基鎬(チェ ケイホ)
在日?!韓国人の著名な方が書かれた
韓国の歴史についてのお話なんだけど
ちょっとショックを受けた。
かなり日本寄りと言える見解と言うか。
基本的に韓国が主張する日韓の歴史とは
「日本が侵略して韓国は不幸な目にあった」
って言ういつものあの熱いやつが主流だと思う。
そんでアタイはそのナショナリズムを掻き立てるような
あの韓国人の騒ぎっぷりがどうにも好きになれないなー
って思ってたので。
この本には驚かされた。
韓国側が歴史を歪曲してる!って論調だったんでね。
これを日本人が書いてたら、ああいつものウヨ調のね・・・
って思っちゃうけど、書いてるのが在日の方なので
へえええええって思いながら読んだ。
どっちが正しいのかはアタイには分からんのだけど
でも韓国側の主張を鵜呑みにしなくても
いいんだなーってのが分かっただけでも
良かったかなと。
伊藤博文氏がお金を入れて韓国のインフラを
整備したって話もへええええってアタイには新しい情報だったし。
アタイあんまし朝鮮半島に興味が無いんで
一切下地情報が無いんすよ。
にしてもね、今でも北朝鮮では伊藤博文の時代の
インフラが生きてるって話だから(橋梁とかね)
ま、あながちこの本は極論じゃ無い気がするなあ。
にしても。
この本を読んでると韓国人のことをますます
嫌いになれるよ。
アタイはもともと彼らのあのエモーショナルなところが
どうにも受け入れられないので、
好きじゃなかったんだけど、こういう本を読むと
う・・・・んって気分になってますます精神的に
韓国から遠ざかりたい気分満点になるのは確か。
つーかね、仕事柄、競合に韓国企業がいるんだけど
彼らの猛烈なやり方を見るにつけ・・・
アタイは日本人やなあ~って思う。
「絶対に韓国企業に買収されませんように!」とも思う。
買収されたらアタイは確実に転職するんだーい。
なんせ猛烈な噂しか入ってこないんでねえ。
彼らマジですごい人たちなんだよ。
アタイは気持ちから負けてますです。


「インテリジェンス 武器なき戦争」 佐藤優、手嶋龍一
じゃじゃーん。
ご存知外務省のラスプーチンこと佐藤さんの本。
今回は米国系に通じたジャーナリストの手嶋さんとの
対話形式本なんだけど。
とーってもとーっても面白かった!
インテリジェンスって言うのはようはスパイの世界のことなんだけど
他国を出し抜いたり、スパイ同士の間で駆け引きを行ったり
情報戦争を仕掛けまくっててとにかく面白い。
なんつーか、世の中って見えてない部分で
アナログに対決してるところがあるんだなー
って感じで大変興味深いよ。
冒頭でお二人がスパイ・ゾルゲの話をしてたので
どうにも我慢できなくなってこないだ帰省時に
「スパイ・ゾルゲ」のDVDを買ってしまったよ。
モックンが出てるやつね。
映画評をそういえばまだ書いてなかったな。
まあ、とにかく日本も世界に負けないよう
インテリジェンスオフィサーをガシガシ育てたほうが
いいんじゃないかなーって気分満点になる本。
けど彼らの案だと大学でアカデミックに育てるべし!
って言ってたので昨今の若者の弱弱しさを
耳にしたり自分で目にするに一抹の不安を
覚えずにはいられない気がしないでもないかな。
インテリジェンスオフィサー以前の問題と言うかね。
世界に出遅れないためにも必須ではあるんだけど。


「しがみつかない生き方」 香山リカ
アタイが読んでもいまいち何の役にも立たない本と言うか。
じゃあ何故買って読んだんだろう?って言うと。
なんかアタイのまわりにはしがみつくタイプが
ちょくちょく見受けられるので、
そういう人たちに時折腹を立ててる自分が居て
何でこの人たちってこうなんだろ?
って思っちゃうことがあるので、その答えをおそらく
本書に求めたのかなーと。
でもあんま意味は無かったかなあ。
だってアタイはしがみつかない生き方を
実践してるほうだと思うからで。
しがみつく人タイプの人たちがこの本を読んだからといって
しがみつかないタイプになるとは言えないだろうし。
あーあって感じかな。
あんまり深く人のことをかまわなければいいだけ
なのかもしれないけど。
そうも言ってられない状況になる場合もあるわけで。
「他人のことは突き放して生きていくぞ!」
ってアタイが決心するのも結構パワーを使うので
大変なのよねー。
でもしがみつくタイプの人間はそういうのには
まったくおかまいなし~だけど。


米原万理の「愛の法則」 米原万理
米原万理さんの本だ~と思って買ってみたけど
講演会で万理さんがお話した内容を記述した本だったので
これまでに読んだ彼女の本の内容とかなり重複してた。
ので、正直言ってあんまり目新しさは無いかな。
知ってる話が多かった・・・。


「居眠り磐音 江戸双紙 寒雷の坂」 佐伯泰英
NHKで「陽炎の辻」って言う時代劇ドラマをやっていて
それを帰省時何度か見ただけなんだけど。
おもしろーい!って言ってたらおっかさんが
原作を教えてくれた。
ので読んでみた。
ら。
大変面白い!
シリーズものっぽいので続きが読みたくて仕方ない。
なんでアタイは1冊しか買ってこなかったんだろ?
次回たくさん買い込むぞー!と決めた。

「あかね空」 山本一力
これまたおっかさんお勧めの本。
1冊でじっくりと江戸時代の町人(と言うか職人さん)の
暮らしと人生を描いてて大変読み応えあり。
けど、あんまアタイのタイプの本では無かったかなあ。
アタイは割りと捕り物帳的なやつの方が好きみたいなので。


「忍者群像」 池波正太郎
池波氏の忍者シリーズ!
短編がいくつか入っていてどれも面白い。

「江戸の娘」 平岩弓枝
平岩さんの本も好きで何冊も読んでるけど
この本は・・・まったく内容を覚えてない。笑

「イニシエーションラブ」乾くるみ
2回読めば内容が違って見えてくると言う不思議なラブストーリ。
◆に借りておととい読み終わったんだけど
アタイはこの仕掛けに一切気がつかず。
やっと背景が飲み込めたので、もう一回読みますわ。

「オンリーミー 私だけを」 三谷幸喜
三谷氏のエッセイ。
結婚前に書かれたものだけど、
この後結婚するんだ・・・と思うとなんだか面白い。
ま、それが無くとも十分面白いんだけど。
この方のエッセイは面白いけど
映画はあまり好きじゃないんだよね。
何故だろ?笑
にしても、小学生時代クラスメートの女子が
お漏らしをしてるのをこっそり先生に
伝えに言ったところ、三谷さんが自宅で
使われていた方言を使ってしまって先生に
一切通じなくて女子を救えなかったって言う
エピソードが死ぬほど面白い。
面白すぎてコレを書きながらも笑っちゃう。
この話をライブ会場で一人で読んでた時は
あまりの面白さに笑いを我慢出来なくて
一人でウヒヒヒヒって笑っちゃったなー。笑


「心残りは・・・」 池部良
昭和を代表するイケメン俳優の池部良さんが
書き記した彼の自伝的エッセイ。
どのようにして映画俳優になったかとか、
太平洋戦争に借り出された話とか、
戦後映画俳優としてどのように
活躍して行ったか・・・が書かれてるんだけど
かなりかなり謙虚に客観的に描かれてるので
非常に読みやすいし、ご本人に対して好感が持てる。
と言うか実はアタイは池部さんの顔を良く知らない。
おそらく池部さんの作品を一本も見たことが無いと思う。
おっかさんがこの本をこないだくれたので
読んでみたってだけなんだけど
とーっても面白かった。
池部さんの俳優人生本であるだけでなく
これはまさに昭和映画史そのものって感じで
ものすごく興味深い。
こんな感じで映画を撮ってたんだー
って言うのが良く分かるし、他の俳優さんたちも
どんな感じが良く分かる。
けど、こうやって一時代を築いて来た人って
言うのはやっぱりどこか強力な運に守られてるんだなー
ってつくづく思う。
第二次世界大戦で中国大陸に送られて
その後南方に送られても怪我もせずに
無事に帰還してるところも、
いい作品や役者さん監督にめぐり合える幸運も
さすがだなーと思うし。
執筆がしたくなってふらりと温泉宿に
行ってみたらそこで作家・志賀直哉に
出会ったり・・・。
新居を購入して済み始めて初めて訪れた客が
黒澤明だったとか。
とにかく嘘みたいに色々面白エピソードに
事欠かない人なのよね。

こういう人こそ映画の神様に愛されてる人
っていえるんだろうね。


「バトルロワイアル」 高見広春
今年読んだ本で一番印象に残ってる本はこの
バトルロワイアル。
大分前に本を人からもらって、
内容が内容なもんだからいつ読むかなあ
って先送りにしてて。
なんだかグロテスクな表現が多いって話だったので
気分が盛り下がってる時には読みたくないなーと。
なので夏に南フランスのビーチに行った際
海水浴のお供にしてみたのだ。
真っ青な海と青空のもと、中学生たちが
殺しあう話を読むアタイが
なんか面白いなーと思ってね。

ストーリー自体は良く知られてるけど
国が定めた法律により、ある日突然あるクラスが
選抜されて殺し合いゲームに参加させられるってやつ。
そんで最後に生き残ったやつが優勝する。
とにかく疑心暗鬼になりつつサバイバルする
厳しいゲームなんだけど。
とにかく面白い本だった。
架空の国と言う設定だけど、これはある意味
つい最近までの日本政府を間接的にさしてるんだなー
って言う作者の意図がすごく伝わってくると言うか。
かなりイデオロギー的で、メッセージ色の強い
ストーリーが根底に流れてるんだよね。
反政府的な考えが読み取れると言うか。
単に中学生の殺し合いと心理戦を描いてるだけ
かと思いきや、非常に強いメッセージを訴えかけてるのが
ひしひしつ伝わってくる本なのだよ。

なおかつ、クラスメートたちのキャラクター設定が
これまた秀逸でそれぞれが抱く考え方とか
幼さとか、信頼関係とか、裏切りとかが
とてもとても良く描けててそれがまた悲しさを
かもし出してる。

アタイは小説を読んでから映画を見ようと
思ってたので、読みながら登場人物を
勝手に自分の頭の中でキャスティングしてた。
実際映画では誰が出ていたかあまりはっきりは
覚えてなかったんだけど、
主役とヒロインだけは覚えていて
これはものすごくベストキャスティングだなあ
って思いながら読み進めてた。
主役の顔は藤原達也以外ありえないなーと。笑

冷酷な美少女、相馬光子の役は
アタイの中では栗山千明さん以外ありえないな
って思ってたんだけど。
実際は柴咲コウさんだった。
あの時代まだ栗山さんはそういうイメージじゃ
無かったみたいで。
でもアタイのイメージは栗山さんで
固まってたので映画を見た時、
柴咲さんの相馬光子にはかなり違和感があった。
あの独特のキャラと柴咲さんはまったく
合わないなーと思って。

あと桐山和雄というこれまたヤバイ系の
男子がいるんだけど。
この役もアタイの中では完全に違うキャスティングだった。笑
これは忍成修吾君以外にありえないなーと。
美少年で危険人物と言えば忍成君だ!ってことで。
実際は安藤政信さんだった。
うーん、まあコレはギリギリありだったかなあ。

あと、山本太郎とかもアタイの中では
ミスキャストだったかな。
中学生に見えないって点でね。

そんで一番ミスキャストだなと思ったのは
北野武だよ。
担任役の武さんが原作と違いすぎて
アタイにはアウトだった。
映画のほうはかなり武にクローズアップしてて
ちょっといい人に見えてしまう演出が
どうにもアタイには受け入れ難くて。
深作監督よ・・・何故に武を持ち上げるんだ?
ってずーっと思ってた。
原作のイメージは金八先生をもじった
変なヤバイ先生なので、
出来ればアタイは武田鉄也でやって欲しかったんだけど
金八のイメージ丸崩れだから
さすがにそれは難しいって分かるんだけど。
でもやっぱ北野武はちょっとなー。
彼が出るといつも美味しいとこ取りをするから嫌なんだよね。

結論から言えば、映画を先に見ればよかったなー
ってこれほど思った作品は無いね。
小説を読んでから見たら映画がほんとに
つまらなくて最悪!って出来に見えるんだけど
確かこの映画は割りと話題作だったと思うんで
もっと映画の良さを味わいたかったなーと。
原作を先に読んでしまったアタイには
「ただの中学生の殺し合い映画」にしか見えなかったので。
深作映画ってこんなもんだったっけ?
ってかなりガッカリしたんだよね。
作品の根底に流れてる反政府的な強いメッセージが
完全に消されてて、単なる殺し合い映画に
なってるのが本当に残念きわまり無いというか。
なので、もしかしたら先に映画を見てもアタイはあまり
評価できなかった気がする・・・。
でも何でこの映画って評価が高いんだろ?
評価のポイントが良く分からんわ。

本の感想を書いてるけどアタイの映画評は
確実に星1個だよ。
期待値が高かった分ガッカリ度が大きいと言うか。
原作はすばらしいんだけど。

そういえば作者は出身地は神戸のようだけど
香川県の高校を出られてて
なおかつ四国新聞で勤務された方なので。
(四国新聞は香川が拠点)
この作品も香川が舞台になってて
それがなんだか面白い。
知ってる地名が時々出てくるもんで
沖木島ってもしかして男木島のことかなーとか
想像しながら読むのは面白い。


2009年読書リストは以上です。
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by kuronekomusume | 2010-01-01 03:13 | 読書感想 | Comments(0)

読書リスト2008 その4

<ノンフィクション>
・国家の罠:佐藤優
この本を読んだ直後に別のところに感想文を書いたので、
ここではその時書ききれなかったことを書いてみる。
(注:ものすごく長いです・・・)

この本には、鈴木宗男議員が逮捕された事件に
まつわる全容が書かれてる。
田中真紀子とムネオの戦争についても。
アタイはこの事件があった時、詳細を分かってなかったので
鈴木宗男氏逮捕の前に
外務省職員だった著者佐藤優氏が逮捕されてたのを
全然知らなかった。
と言うより佐藤氏のことを知らなかったといった方が正しいかな。
プーチン閣下ファンになって、
ロシア事情を調べていくうちに
「日本で一番ロシア事情に詳しい人と言えば佐藤優氏だ」
と言う助言を頂いたので、興味を持って彼の著作を読んでみたのです。

結論から言えばこの本では
「昨今のロシア事情については一切分からない」だと思う。
ロシアのことを書いてる本じゃ無いからだけど、
アタイはロシアつまりプーチン閣下のことを知りたかったので、
期待とは違う本だった。

でも本書の内容自体はとても興味深い。
著者の文章力が非常に高い。
何より描写が緻密で、文体も精巧に書かれているし、構成がすばらしい。
なんて著者は頭の良い人なんだろう!
と感嘆することしきり。
と言うか文体が難しすぎてアタイには解読できないところも多々あり。
三島由紀夫の小説を読んでる時と同じ気分になると言うか。
頭の良い人が書いた文章は時に難解なのだ。

逮捕後の検察とのやり取りはとてもエキサイティングで、
不謹慎ながらも佐藤氏と検察とのやり取りが
大変レベルの高い心理戦争のようで
読んでいて息詰まるほどの面白さを感じてしまった。
拘置所でこんな応酬を繰り広げる冷静さを持ち合わせてる佐藤氏は
凄いなあと感心してしまう。

他にも書かれている外務省の内情には驚くことしきりで、
なおかつ政治家と官僚のつながりも見えて
良い意味で読み応え抜群だった。
本編全体のテーマは「国策捜査とは何か?」
に注力されているので、
佐藤氏はご本人と鈴木宗男氏の正当性を時系列に論理的に記述してる。
公務員も国会議員も国益重視で動いていたとしても、
国の方針や世論の流れに合わなければ、
葬り去られるというのが読み取れる。

それらよりもアタイがこの本を読んで
「絶望的だなあ」と思ったのは違う部分。
それは「日露関係は進展しないのでは・・・」って点。
アタイはプーチン閣下の大ファンだから親ロシア。
ここ数年はプーチン閣下のウォッチを続けてるので
独露関係に否が応でも目が行く。
ドイツのメディアを通してロシアやプーチン閣下を見ると、
日本から見たロシア観と比べると、
政治的な関係にものすごい差があるのに気がつくのよね。
民間レベルでドイツ人はロシア人のことが嫌いだけど、
政治的な独露関係の結びつきは大変強い。
そしてロシア政府もそんなドイツの立場を
うまく利用して欧州内で立ち回ってるのが見えるというか。

アタイはドイツもロシアも大好きだから
両国間がうまくいってるのは自分のことのように大変嬉しいんだけど、
アタイは日本人だから、日本とロシア関係も
結びつきを強めて欲しいと強く思ってる。
実際は、独露関係に比べると日露関係は弱いと思う。

それは日本側政府や外務省に狡猾な交渉戦略が
見られないからかなと素人目に感じてたんだけど。
国の利害関係が一致すれば、歴史的な問題は
政治上いったん解決して次に進めると思う気がして。
民間レベルの問題を政治に利用して
両国関係の改善を阻むのは無利益のような気がすると言うか。
独露関係を見ると民間レベルの感情は日露に比べると
はるかに問題が多いし、歴史的な負の感情もものすごく強い。
なのにドイツ政府もロシア政府も割り切り感がある。
ドイツ人と日本人では国民性が異なると言ってしまえばそれまでだけど・・・。
日本は国民感情を優先しすぎるのかな?
その割に日米関係には国民感情を持ち出さないので、
一貫性は無いよね?!

外務省も何かと言うと「北方領土」問題しか持ち出さないので、
将来的な両国関係のビジョンが見えてこない外交政策に
アタイは疑問を感じていて、佐藤氏の著作を読んだら、
今後もなかなかその関係は向上しなそうな気がして落胆してしまったのだ。
日露平和条約の締結から座礁してるくらいなので
果てしない気分になるね。
尽力しようとした人は葬り去られたわけだし。
ウヨも黙ってないし。
そういう意味ではこの問題に取り組んでる外務省の人たちには頭が下がる。

佐藤氏の時代に一極集中で取り組んで失敗してるんだから、
視点を変えてもっと世界的な外交戦略の一環として捉えたほうが
いいんじゃないのかなーと素人クロネコは考えるんだけど。
ロシアもドイツも他国との外交戦略はものすごくダイナミックなのよね。
地理的な理由もあるけど、世界はアメリカだけじゃないんだ
と言うことを分かった上で政治を行ってるのが見て取れる。
もちろん世界はロシアだけでもないんだから、
日本もロシア一国との関係を強化する目的ではなく、
もっと広い意味での外交戦略があれば、
その一環としてロシアとの関係も強化せざるを得ないんじゃないかなあと・・・
そんな戦略は無いのかなあと素人のクロネコは考えてしまった。

外務省の人たちは佐藤氏が言うところの
「外務省と言う水槽の中を泳いでいたいだけ」で、
水槽をいかに心地よい状態に維持するか?しか考えてないんだそう。
世界的外交戦略も何もあったもんじゃないというか・・・。
戦略は外務省が考えるのか?時の政府が考えるのか?と言えば
「政府」だと思うので、快適な水槽を作っておくのも
間違いでは無いのかもしれないけど・・・。

佐藤氏によると外務省の職員は100%が「親米」なんだそう。
結論的には全員親米だけども、
冷戦終了後の外交戦略としての親米の背景には3パターンあるんだそう
(当時の外務省だから今は分からないけど)。
どの背景を取るかで日本の外交方針が異なってくるんだとか。

1は今までと同じアメリカに日本を守ってもらう案。
中国やロシアと外交ゲームをしなくても
アメリカに追随しておけば問題無し!という他力本願案。

2はアジア主義。地理的、歴史的に日本はアジアの一環として
進んでいくべしという案。

3は地政学論。日、米、中国、ロシアの4大国のパワーゲームが強まるため、
日本とロシアを近づけて他の国に優位に立つと言う案。

つまりどの案が力を持つかが外務省内の内部抗争なんだそう。
さらにそこに学閥のような派閥が絡み合うんだそうで。
この外交方針に欧州が入ってないのが何となく不思議。
それにしても。
人間って組織が出来ると権力争いをする生き物なんだねえ。
この外交方針派閥が今どうなってるのか不明だけど、
3の案は鈴木宗男氏逮捕のあと力を無くしていったんだそうで。
アタイは3が面白いと思うので残念なり。
でも2も面白いよね。
1の案はそろそろ脱却する時期だと思うんでね。


本書の中で佐藤氏が触れている内容で
ものすごく興味深い記述があった。
それはイスラエルの大学教授が発言した「世界におけるロシア観」。

「ロシアはユーラシア国家で東に向けた顔と西に向けた顔がある。
・欧米のロシア専門家は東に向けた顔に十分な関心を
持っていないので北方領土問題認識は不十分である。
・日本のロシア専門家はアメリカのロシア研究は熟知しているが
西欧、イスラエルの研究にはほとんど関心を払っていない。」
と言う記述。

これは、まさしくアタイが違和感を感じていたことなので、すごく嬉しくなった。
まあ、アタイの場合はただのミーハープーチン閣下ファンなので、
ちょっと次元が異なるんだけど、それでもファン視点で見ていて、
違和感を感じるんだよね。

日本のロシア観は、親ロシアな人も反ロシアな人も
米英のロシア観を熟知していて、
同じ認識で世界中が動いていると思ってるような印象を受けるのよね。
親ロシアと反ロシアの違いは、親ロシアな人は
さらにロシア人の考え方も熟知している点。
反ロシア人の人はそこが全く読み取れてないのでお粗末な分析になってるかな。

ドイツラントでプーチン閣下をウォッチしていると
欧州のロシア観は一味また違ってる印象を受けるのよね。
反ロシア調が幅を利かせている割には、
どこの国も政治的な結びつきが強いという複雑な状態。
地理的な近さもあってロシア通の人たちも
それなりに多いので、ロシア人の考え方を理解してる人も多いと言える。
なので彼らはロシアを分かった上で
自分たちの利害を優先させた動きをしているのかなと考えられるんだけど、
欧州在住の日本人ジャーナリストはそこをすっ飛ばして
うわべの反ロシアのみを読み取ってる気がするというか。
表面上の反ロシア論調のみを捉えてそれを
「欧州のロシア観」と位置づけてる印象。
彼らは頭の中で無意識に「自分たちは欧州人だ!」
と言う考えに支配されているので、
東に向けたロシアの顔の分析は一切見られない。

イスラエルという視点は日本に居る日本のジャーナリストからも
欧州在住日本人ジャーナリストからも見落とされてる気がする。
ドイツ在住だとユダヤは歴史的な絡みがあるので知らないとは思えないけども、
ロシアとのイスラエルの関係をわざわざウォッチしてる人は
あまり居ない気がする。
アタイはたまたま以前知り合いで、ドイツ在住ロシア生まれのイスラエル人が
居たので、この本を読む前からロシアとイスラエルの関係性を知って居たのと、
日本でも以前からイスラエルをウォッチしてる人は知ってたので、
そういうチャンスでも無いと普通は知らないかもしれない。
佐藤氏でさえその関係性を偶然知るに至ったと書いてあるくらいだから、
気をつけてないと見落とす関係ではあるんだろうなと。

メディア報道でも、イスラエルの大学教授が言うロシアに関しての
日本の分析も、ベイコクの分析も、欧州の分析も一方的ということが言えると思うし、
それこそがアタイが感じていた違和感なんだと思う。
ロシアは世界一国土面積が広くてユーラシア大陸を
何千キロもカバーしてるんだから、
双方を融合した見方をしないと片手落ちになるのかなあと。
外交の場で言えば、その点本書に出てくる元駐オランダ大使の東郷氏こそが、
ロシアにも通じていて、米国、欧州にも通じていたので
このユーラシア概念を理解できる人だと思ったんだけど、
残念ながら彼もこの事件に巻き込まれてしまったので
力を発揮できないということになる。

アタイはベイコクとイスラエルの分析にはあまり興味が無いので、
今後も欧州とロシアの相互視点と、
日露相互視点を融合させた感じでプーチン閣下を
ミーハーにウォッチしていこうと思った。笑
結局片手落ちだけどアタイは素人だからそれでいいのだ。

佐藤氏の本を読んだり、ウェブ記事を読む限りでは
佐藤氏のロシア観はアタイのロシア観とはあまり合致しない。
まあ、アタイはただのミーハーだから当然なんだけど。

佐藤氏は中立的、客観的、そして日本の内部的な位置から
書いてる気がするかなあ。
佐藤氏はロシア事情に詳しく、ロシア語ペラペラ、
経験豊富、頭も良い、なのにそのスタンスが釈然としないというか。
それは彼が外務省職員としての考え方にのっとって
言動を考えてるからなのか、
諸外国に日本の考え方を悟られたくないからなのか・・・。
読者に反感を持たせない反面、
容易にシンパシーも感じさせない文体と言うか。
ただ、佐藤氏は故米原万里さんと
非常に親しかったと書いてあったので、
そういう意味では彼は本音を隠してるのかなあと言う気がしないでもない。
あれだけロシア側から信頼を勝ち得ているんだから、
相当信頼できる人なんだろうなと勝手に想像することにしよう。笑

それにしても読書感想文が長すぎ・・・。笑


・顔の無い男: 熊谷徹
この本は東ドイツ時代に秘密警察シュタージのトップに君臨した、
マルクス・ヴォルフについてのルポタージュ。
以前感想文を書いたので詳細は割愛。
こないだアタイの愛読書「プーチン自らを語る」を
読み直してたら(何回も読んでるんで笑)、
彼のプーチン閣下へのコメントが載ってたので
おお!と思ってしまった。
プーチンへのネガティブ発言だったんだけど・・・。苦笑
ヴォルフがシュタージトップだった最後の時期と、
プーチン閣下がKGBとしてドレスデンで勤務していた時期が
僅かながらかぶってたので、
ドイツラントのメディアが多分インタビューしたのかなと。
と言っても今から10年くらい前のコメントなので
古いと言えば古いし、それに対しプーチン閣下は
いつものプーチン節でうまく交わしている。
ヴォルフは親ソ連だったのでお互い悪意の無いコメント応酬とも読み取れるかな?!

単にアタイとしては、2月に「顔の無い男」の読書感想を書いた時点で
想像してたとおりのことが、「プーチン自らを語る」に書いてあることに
再読して気がついたので嬉しくなったといいたかっただけというか。笑


<文庫>
・一度も植民地になったことがない日本:デュラン・れい子
なかなかインパクトのあるタイトルだったので
思わず買ってしまったんだけど、
フランス南部在住のスウェーデン人の旦那さんを持つ著者の
欧州人観および欧州ライフエッセイ。

これがとっても面白い。
著者の年齢は多分50歳くらいかな。
なので時折感覚的にアタイとあわない記述もあるんだけど、
でも新しい情報も満載で「うん、うん!」とうなづきながら読める。
欧州に住んでると同じように欧州に住んでる日本人女性の著書は面白いし、
共感できるんだよね。

・英国貴族と結婚した私:マークス寿子
これはサユリさんが貸してくれた本。
同じく欧州人と結婚した日本女性の自伝。
女性の生き方について考えさせられる。
20代前半に読んでいたら内容を全面的に肯定した気がするけど、
アタイもだんだん臆病になってきてるので、
読みながらいろいろ考えてしまった。
果たしてここまで強くなれるか?とかね。
彼女は賢いだけではなく、とっても変わった方で、
視点が面白くて唸らされることしきり。
なんせ貴族と結婚しちゃった人だからね。
ヨーコ・オノくらい凄いってことになる。

著者が日本から英国に渡ったのがアタイの生まれる前の1971年。
大学の研究員の職を得て移住を決めたそうだけど、
そこに至るまでも時代が時代だから苦労されたんだとうなと。
とにかく波乱万丈。

大学時代に親の反対を押し切って学生結婚をしたものの、
仕事を続けることに対し旦那の理解を得られず体調を崩し離婚。
それから仕事をこなしているうちにひょんなことから渡英することに。
渡英の仕方も普通に飛行機に乗って行くのではなく、
南まわりでアジア諸外国を放浪しながら半年くらい掛けて英国まで旅してる。
その間様々な経験をされてるんだけど、
この時点であまりのバイタリティと冒険心にクロネコは唖然としちゃった。
こんな凄い人が居るなんてーとね。

んで、英国で働きながら暮らすうちに
英国のチェーンストア、マークス・アンド・スペンサーの創立者の孫と結婚。
英国は歴史的な貴族じゃなくても何かことを成し遂げると
爵位をもらえるんだそうで。
ポール・マッカートニーも確かサーだったよね。
最近は法律が変わってるので代々貴族じゃない人が爵位をもらった場合、
その人一代限りの爵位なんだそう。
著者の旦那さんは実家が爵位をもらったのが法律改定前だそうなので、
その旦那さんの代で爵位は終わるんだとかで。
なんかややこしい仕組みだね。
とにかく大金持ちの実業家の家に生まれ爵位のある人と
結婚をした著者はレディと言う称号がつくようになったんだそう。
それからの暮らしについても記述があるけど、
本人にそのつもりが無くても階級社会国家イギリスだから
その立場にふさわしい振る舞いをしないとナメられるみたい。

結局彼女は貴族さんと離婚し、
また一人で独立して生きていく・・・で本は終わってる。
何だかパワフルで強い人なのでそれでいいんだろうなーって気になる。
彼女は人生においても出会う男性においても
情熱がほとばしってる人なんだろうなあと。
それにしても著者は大学時代日本で
浮きまくってたんだろうなーって想像してしまった。
と言うより昔の日本じゃ彼女の能力を生かせないので
渡英は正しかっただろうなと。
海外生活で荒波にもまれるうちに、
さらに芯の強い女性になっていくのが読み取れて、
うーんと唸ってしまった。
彼女は特別な存在だ!と分かっていても
ついつい自分を省みてしまってね。
とてもアタイにはそのバイタリティも情熱も無さそうだなあと・・・。
さてさてアタイはどこへ行くんだろう~。笑



<小説>

・サウス・バウンド 上下 :奥田英朗
これは知人が日本から持ってきてくれた本なんだけど、
すっごくすっごく面白かった!
主人公の少年の成長物語とも言えるかな。
親がぶっ飛んでると子供は苦労するけど、
親の凄さにも気づいて成長するんだなあって感じで。
映画化もされてるみたいなので機会があれば見てみたいなーと思った。
アタイはこの小説はすばらしい!
と思ったのでケイチィに薦めたんだけど、彼女は駄目だったっぽい。
思想が絡むものは万人受けしない良い例かなと。
多分女性はあまり好きじゃない本かも。

・凍える牙:乃南アサ
うちのおっかさんが強力プッシュしてたので読んでみたんだけど、
今思えば変なエンディングかなーと言う気がしないでもない。
読んでるときはグイグイとストーリーにひきつけられて、
とことんその中に入っていってしまったので、
作者の描写というか書き方がうまいんだと思う。

今年の5月にモスクワからの帰りの飛行機の中で読み始めて、
そのストーリーに没頭しすぎて、ケルンからの帰りの電車の中に、
モスクワで買ったお土産類すべてを忘れてきてしまったのよね。涙
なのでアタイにとっては何だか嫌な思い出の本になってしまった・・・。
自分のせいなんだけど。

・贅沢な恋人たち:オムニバス
村上龍、森瑤子、唯川恵等がラブストーリー短編を
それぞれ書いたものが一冊にまとまってるんだけど、
何だかどれもピンとこない感じだった。
ピンと来ても困るようなストーリーなんだけどね。笑

山川健一氏の小説を読むのは20年ぶりくらいだったので、
ある意味面白かったんだけど、この本はただの時間つぶし用かなーと。

<エッセイ>
・東京のオカヤマ人:岩井志麻子
オカヤマ出身の変態ホラー作家と言えばの岩井志麻子さん。
この本も独特の雰囲気で面白い。
章のタイトルが常にオカヤマ弁なのが良い感じ。
うちはおとっつあんがオカヤマ出身なので、
親戚がオカヤマ弁をしゃべることもあって、
ほんのちょっとならアタイも分かる。
でも5%くらいかな。
ちなみにうちのおとっつあんは全然オカヤマ弁をしゃべらない。笑

・服が掟だ!:石川三千花
古本屋で安売りしてたので買ってみたんだけど、
この本が書かれたのがバブル後くらいだったのかな、
だから内容が古臭くて正直全然面白くなかった。
勝手にシネマ!とか好きで昔よく見てたので、
懐かしいなーと思って手に取ったんだけど失敗だった。

以上で読書リスト2008終了。
長かったー。笑
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by kuronekomusume | 2008-12-22 00:38 | 読書感想 | Comments(0)

読書リスト2008 その3

その3。

<新書>
・世界のジョーク集:早坂隆
この本は確かベストセラーになっていたかな?
いわゆる外国人のジョークを集めたものだけど、
今回分かったのは、こういうジョークは
誰かに言葉で説明されるよりも活字で読んだほうが断然面白い。
有名なのでは、船が沈みそうなので船長が船客を
海に飛び込ませるために言った言葉ってやつ。

アメリカ人には「飛び込めばヒーローになれますよ」、
ドイツ人には「飛び込むのは規則ですから」、
日本人には「みんな飛び込んでますよ」
って言えば海に飛び込むって言うジョークね。
他にも似たようなジョークをいろいろ書いてあって、なかなか面白い。

個人的に気に入ったのは国を女性に例えているジョーク。
詳細は手元に無いので忘れちゃったけど旨く例えてて面白い。
女性が女性としてピークを迎えるのは世界では20代~30代なので、
世界で人気のある国がその年代に例えられてる。
イタリアとかおフランスとか。
日本では10代とか20代前半の女性が
最も価値あると思ってる男性が多いから、
その定義はちょっと異なるんだろうけど。
でもこのジョークは言いえて妙。

あともうひとつ面白いなーと思ったのが
「日本を怒らせるには」ってやつ。
各国首脳が集まって日本を怒らせるには
どうすればいいか?と議論している中、
韓国が「領土を主張しても無理だ、
韓国が主張したけど日本は怒らなかった」と言い、
ロシアも「確かに。うちも領土を返還してないけど
日本は怒らない」と言ったので、
北朝鮮が「よーし、じゃあミサイルを発射すれば
さすがに日本は怒るだろう」と言ったところ、
アメリカが「いや、それは既に試したけど怒らなかった。」
って言うオチ。
相当ブラックなんだけど、なるほどねーって感じで笑えちゃった。
けどこの話をうちのおとっつあんにしたところ、
「うーん、日本人は白人コンプレックスがあるから
白人には怒らないけど、アジア人に対しては
優越感を持ってるから、
もし北朝鮮がミサイルを発射したら
とことんやり返すだろうなー」って言ってた。
それも一理あるかもー。

この本の面白いところは、著者が東欧の国で
住んでた経験があるところ。
ともすればベイコク視点しか持ってない著者が多い中、
この方の視点は欧州や東欧を含めて多角的なので
読んでいて新しい感じがするし、面白いと思えるんだろうなと。


・すべては脳からはじまる:茂木健一郎
確かこの茂木さんは今日本では時の人では?
前回帰省時、彼の著書を本屋さんで多く見かけたので。
この本は借り物なんだけど、最初のほうを読んだとき
「思ったより面白くないなー」って思ったんす。
でもそれはタイトルが大げさ過ぎるからかなと。
読者に過剰な期待を与えるというか。
こういうタイプの本は大抵著者が章ごとに「一刀両断!」
と言う感じで結論をバシっと書いてることが多いので、
アタイはそういう明確さを期待してしまうのよね。
でも本書はそういうタイプの本ではない。
結論とかほとんど無いし、オチさえも時には無い。
つまり、タイトルを忘れて、
脳のことについて書いてるエッセイだと思って読めば
急にこの本が面白く感じられてくる。
そもそも脳とは神秘的なものなので
安易に結論付けるのは不可能なんだよね。
だからこそ何か新しい情報を知りたい!
と言う期待が湧き上がってくるんだけど。
でも今まで不可思議で解決されてないことが
急に一冊の本で分かることなんて、無理な話なんだから、
脳科学者に過大な期待を押し付けてはいけないのよね。

本書の中でアタイが面白いと思ったのは3つある。

ひとつめ:常々から「アタイは京都は好きだし、
あの京都の伝統をきちんと守り抜いて
現代に息づかせている京都人には尊敬の念を感じている。
でも京都人の傲慢さが好きになれない。」と思っていて。
彼らは観光客に京都の良さを開放しているにも関わらず、
「見せてあげるけど、この伝統は
自分たちにしか守ることが出来ないし、
しょせんこの良さも自分たちにしか分からない。」
と思っているんじゃないかと感じてて。
と言うのも彼らがそういう気持ちを隠さないから、
ヒシヒシと伝わってくるのでね。
残念ながらこれは京都好きな外人友達では分からない感覚。
たぶん日本人にしか分からない京都人の嫌な部分
なんじゃないかなあと。

と以前から苦々しく思ってたんだけど、
その謎がこの本で見事に解けた!
茂木氏いわく、「人間の知性の本質は人との
生き生きとしたコミュニケーションに生まれる」と書いてるんだけど、
「時として余人の及ばぬ境地に
達しようと努力する場合は、
他者との関係を絶つのが不可避になることがある」んだそうで。
良い例として、京都が好きな人はよく
「京都は好きだけど人はちょっと・・・」と言うんだそう。
茂木さんによると、それこそがこの「他者との関係を絶つ」
に関係するのでは?ってことだった。
つまり京都の伝統を守り抜くには
外との関係を絶つ心の状態が必須である、と言う理論。
なるほどなーと納得しちゃった。
それならあの京都人の傲慢さが説明できるのでね。

二つ目:「ユーミンの創造性の秘密」
と言うユーミンに行ったインタビューの感想を書かれている章。
アタイの仲のいい友達に
「言動が非常に道徳的で論理的なのに、
行動が非道徳的」な人がいて、
時折その人の考え方を理解するのが困難だったんだけど、
この章を読んだらなんとなく分かったと言うか、
ヒントになった気がする。
それが「ギャップ理論」。
優れた作品を作り上げる人には、
その作品とまったく異なる人格を持ってる場合があるんだそうで。
モーツアルトがその典型なんだそう。
作品は完璧な美しさを持っているのに、
モーツアルトの人格はハチャメチャだったと言うことから
「ギャップ理論」と呼ばれてるんだそう。
何だか分かる気がするというかねー。
今後も友人をそういう目でチェックしてみようと思った次第。笑

三つ目は「ゆるがぬ自信を持つリーダー」について。
茂木氏は常々、「知性というものは
自分自身の立場を疑うところから始まる」ため、
自意識過剰な人間は自己懐疑をしないので
成長しないと思っておられるんだそうで。
これにはアタイも同意するなーと思いながら読んでいたら、
茂木氏いわく「リーダー格の立場の人においては、
自己懐疑などあってはいけない」んだそう。
リーダーが「あ、もしかしたら失敗するかも。どうしよう・・・・。」
等と結論を迷っているようでは部下はついていけないので、
たとえ部下が不安がっていても
「何の問題も無い!このまま進むので正しいんだ!」
と言い切るゆるぎない自信が必要なんだとのこと。
揺るがない自信を支えるのは脳内の「論理的思考」なんだそう。
アタイはリーダー資質等持ち合わせていないので、
いつも自己懐疑ばかりしてる。
それで知性が成長してるかどうかは分からんけども・・・。

でもロジックが明らかになれば揺ぎ無い強いものが
心に沸いてくるので、確かに言えてるーと思ったのだ。
それに確かに「断言型」の
自信に満ち溢れているリーダーの代表であるプーチン閣下は
かなり論理的思考能力が高い人だとお見受けするので
さらに納得してしまった。
茂木氏の著作は他にもたくさんあるみたいなので、
来週日本に帰ったらまた何か探してみよう。
脳ってやっぱり面白いね。


・国家の品格:藤原正彦
日本がどうあるべきか、日本人がどうあるべきか?
を明確に言い切ってるこの本は大変すがすがしくて読み終わった後、
アタイは「日本人としての誇り」が心の中から沸いてくるのを感じた。
海外に住む日本人はこの本を読むといいと思う。

ウヨのようなナショナリズムでは無く、
パトリオティズムの愛国心と言うか祖国愛がふつふつと沸いてくるので
海外在住日本人には良い影響を与える本だと思うから。
もともとパトリオットなアタイはさらにその思いを強くしたし、
日本最高!って気分になれたので。
今後は落ち込んだときにこの本を読みたいと思う。
アタイは、外国に住む日本人の中で、
「日本も日本人も大嫌い」って言い切るような人間は一切信用しないことにしてる。
そういう人は日本でたいていの場合何ひとつ成し得てない人間だろうし、
日本人の良さが分からないのに異国の良さを分かってると
思えないからなんす。
それに祖国を馬鹿にするような人のことを許せないからなんす。
お前に問題があるんだよ!って逆に思っちゃう。
ま、なのでこの本は凄くアタイの気分に
マッチした本だったってワケです。

・偽善エコロジー:武田邦彦
この本ってクロネコが飛びつきそうなタイトルだよねー。笑
内容はタイトル通り、現状世間一般で「エコロジーな活動だ!」
と信じられているものを片っ端から科学的に反論している本。
世間の常識に真っ向から反対するような検証文に
とってもびっくりした。
どれを信じるか、何を信じるかは人それぞれだけど、
何せこの著者は科学者だし、
どれも科学的に立証してるんで信憑性を感じちゃうというか。
アタイはこの本を読んで全部を信用したわけじゃないけど、
少なくとも行政に対しては「猜疑心」が芽生えてしまった。
でもそれは悪いことじゃないと思う。

アタイはつねづね何となーく、
昨今のエコロジーブームに胡散臭さを感じ取ってたんす。
なので、これまた見事にこの本は
アタイの時流とマッチしてた。
そんなアタイの疑問に見事に答えてくれたというか。

エコロジーブームに疑問を感じたのは
ドイツに住んでるからなんす。
なんかねー、日本人って「ドイツはエコロジー大国!」
って思い込んでると思うし、そういう報道が多いと思うんだけど、
アタイは暮らして気がついたけど、そうでもない気がしてて。
日本人の方がはるかにエコロジーだ!
と思ってたらこの本にもそう書いてあったので、
やっぱりなーと納得した次第。笑

アタイの独断と偏見によると
「ドイツ人はエコロジー精神が旺盛なのではなく、
単なるどケチ民族である!」ってことなんす。
日本人の想像を超えたケチなんす。
なおかつ個人がそれぞれかなり合理的なので、
「コストが減るなら実行する!」と考える人が多いのよね。
これは、うまくことが運んだ場合に、
結果的に「エコロジーになる」に過ぎないんす。

良い例がペットボトルやビンの回収。
ペットボトルのラベルをドイツランドでははがしてはいけない。
理由は回収するのがお店だから。
お店が回収してるブランドのラベルを認識して
そのペットボトルのみデポジットを支払うからなんす。
日本と違ってペットボトルを返却すると
消費者はお金が返ってくる仕組みなんす。

ビンビールの回収率が高いのも
消費者にお金が戻ってくるから。
子供からお年寄り、そして浮浪者までもが
徹底してビンを回収できるのは、
高度に全国民が環境を考えてるからではなく、
ケチだからなんだと思う。
加えて缶ビールより瓶ビールの方が美味しいからってのもある。
でもそれが結果的に環境にいいんだから最高じゃないか!
とドイツ人は考えてる。
ま、これについてはアタイも異論は無い。

問題はうまく回っていない悪い例。
それのひとつがディーゼル車だと思う。
ドイツラントではガソリンスタンドに行くと
ガソリン車とディーゼル車用のが二つ並んでる。
普通のアウディでもガソリンモデルとディーゼルモデルがあるからで。
ディーゼルの方が燃費がいいので
ドイツラントではディーゼル車に乗ってる人が多い。
日本でディーゼルと言えばトラックくらいしか
思いつかなかったんだけど・・・。(乗用車もあるのかな?)

実はディーゼル車は排ガスが多い。
空気汚染度で言えばディーゼルの方が悪い。
森林の中を走るアウトバーンで
ディーゼル車から排ガスを撒き散らす行為は、
果たしてエコロジー大国と言えるのかどうかって話。
とはいえ。
うちの会社の製品なんかは、運よく、
こんなドイツ人気質にマッチしたコンセプトだったので、
やたらとドイツラントでシェアが高かったりするから、
ケチなドイツ人あってのアタイの職場なんだよね。
だからこそこの点に気がついたってのもあるんだけど。

この本を読み終わると、ゴミの分別も、
ペットボトルの回収も、エコバッグも
どれもこれも無駄だから止めちゃっていいんだなーと思える。
つまり気が楽になる。
自己満足のエコロジー活動は騙されてるだけだったんだーと。
確かに欧州でも国によってレベルが違うから、
地球規模で考えると何か効果があるのかなー
って果てしない気分になるもんねえ。

じゃあどうすればいいのか?と言うと、
何でもかんでも使い捨てにするのでは無く、
一度買ったものを大事にずーっと使えば無駄な製造が不要になるから、
資源をセーブできるんだって書いてあった。
確かにそうだよなーと。
ついつい、すぐ買い換えちゃえ!って安易に考えるもんね。
特にアタイはその傾向が強いし。
もっと物を大事にしなければね。

ドイツ流ケチケチ生活は、経費削減になるので、
自分の財布のためには今までどおり続けるのも悪くないかなと。
エコとは関係が無いと分かったってことで一件落着。


・世間のウソ:日垣隆
これまたクロネコの好きそうなタイトル。
アタイってこういうのに釣られる節があるよね。
この本はウソには色んな種類があるけれども
「世論を誤らせる構造的なウソ」を取り上げている。
メディアが作り上げいる報道にはウソが多いと言うことを紹介し、
そういった誤りのニュースは事実を元に検証すれば
見抜けると言うある意味助言書といえるかなあと。

とはいえ。
最近はメディアのニュースが偏っているのがアカラサマ過ぎるので、
何でもかんでもテレビやネットのニュース報道を信用する人は
以前ほどは居ないと思う。

アタイはいつ頃からか覚えてないけど
日本に住んでたころから一般的なニュース報道に関しては
懐疑的になってしまってて。
特に事実のみを報道してるかのようなニュース番組が
一番ヒドイなあと思ってて。
それ以外のニュースなんてウソ報道をする必要が無いから
当然なんだけど。

さらに、たまたまプーチン閣下ファンをやってるから
特に大国メディアの報道にまったくもって懐疑的になってしまって。
この本には新しいことは書いてなかったかなーと。
やっぱりなーとか、薄々そう思ってたなあーっていう
内容が多いと言えるかな。
この本は面白い内容のはずなのに特に記憶に残ってない理由が
自分でも良く分からないや。

まだ「その4」に続く
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by kuronekomusume | 2008-12-21 11:33 | 読書感想 | Comments(1)

読書リスト2008 その2

その2です。

<知識書>

・神道入門:武光誠
伏見稲荷大社に行って以来、神道に興味を持ったので、
帰省する度に「神道」関係の本を買って勉強してる。
他の宗教と比較してもかなり興味深いし、
知れば知るほど好きになるし、
日本人としての感覚が自分の中でクリアになるので、
今後もっと知りたいと思うし神社にも行ってみたい。
あわせて同じシリーズの「仏教入門」も読んでるところ。
こちらも日本人として興味が尽きないテーマなので。

・江戸の浮世絵:
浮世絵の見方などを解説している本。
昔から浮世絵は好きなのでもっと知識を深めたいなあと。

・一日江戸人:杉浦 日向子
江戸人の特徴を面白おかしく書き綴っていて楽しい本。
江戸庶民の食事の描写を読んでると食べたくなってくるし、
深川散歩案内などは今すぐにでも行きたくなる。
筆者は故人だけど江戸案内においては今でも第一人者かなあと。


<時代小説>

・江戸職人忌憚:作者名を忘れてしまった。
江戸の凧職人や、細工職人、大工さんが章ごとに
主人公になっていて、彼らの仕事に
クローズアップしつつも職人の世界を描いている。
大工さんの恋の話がとても心に残っていい感じ。
どれも簡潔な文体なのにさわやかな気分になる。

・鬼平犯科帳1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15 :池波正太郎
1年前ためしに1巻を買ってみたところ・・・大変面白いことが判明!
池波氏のサバサバしてて男性的な文章にぐいぐいのめり込んでしまった。
人物描写は極力省いてあって、その時々の登場人物を客観的に
描いてるのに人物キャラがすごく良く分かる。
鬼平の人間性がこれまた凄い。リーダーとしての資質を
備えているだけにあらず、下界にも通じたざっくばらんな性格で、
盗賊さえも降伏させる力を持ってる。
ついでにアタイも降伏。笑
盗賊たちも鬼畜から人格者までと幅広くバラエティ豊か。
とにかく面白くて一度読み始めるとやめられない。
鬼平の本宅がかつてあった場所の近くに
アタイは以前住んでいたので、
江戸の描写なのに読んでいて懐かしくなるのも魅力のひとつ。
あと10冊くらいシリーズがあるはずなので、来年も楽しむつもり。

・御宿かわせみ 宝船祭り:平岩弓枝
・御宿かわせみ 水郷から来た女:平岩弓枝
・御宿かわせみ 狐の嫁入り:平岩弓枝
・御宿かわせみ 酸漿は殺しの口笛:平岩弓枝
・御宿かわせみ 佐助の牡丹:平岩弓枝
いつもの平岩弓枝さんの「かわせみ」シリーズ。
こちらは江戸時代の宿を舞台に繰り広げられる事件等が
ストーリーの中核。
平岩さんの緻密な江戸描写は読んでいて安心感があるけども、
池波氏の本を読んでしまうとダイナミックさに欠ける気がしてしまった・・・。
でもこのシリーズも大変面白い。

・新御宿かわせみ 横浜慕情:平岩弓枝
・新恩宿かわせみ 華族婦人の忘れ物:平岩弓枝
御宿かわせみの新シリーズ。
新バージョンは旧バージョンの主人公たちの子供たちが主役。
そして舞台も「明治時代」に。
この描写がまた秀逸。
江戸から明治に変わって戸惑う人たちや、
順応していく若い世代がうまく描かれてるのと、
かつて東京にあった異国人の居留地についての描写も
多く読んでいるとその時代が目に浮かぶような気がしてくる。
イメージは江戸東京博物館で見た明治時代の建物。
銀座表通りのみ西洋風建物が並んでいて
その裏の通りには江戸時代のままの長屋が
連なっている印象的な模型があるのだ。
文明開化しきれない日本人たちが愛おしいなーと思えるというか。
まだまだシリーズは続くので今後が楽しみ。

・はやぶさ新八御用帳1 大奥の恋人:平岩弓枝
・はやぶさ新八御用旅2 中仙道六十九次:平岩弓枝
同じく平岩さんの1冊完結型の江戸捕り物小説。
大奥に密偵を送り込む第一巻はハラハラして面白い。
実は御用旅を読んで、中仙道が埼玉を経由して
京都へ行く道だと知ったバカなクロネコ。
てっきり東北方面に行く道だと思い込んでいたので
認識を新たにした次第。
当時は長い道のりを歩いて移動してたんだなあーと
自分も一緒に旅してる気分になれる作品。
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by kuronekomusume | 2008-12-19 08:44 | 読書感想 | Comments(0)