死して屍拾う者無し

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映画評/「デトロイト・メタル・シティ」

ニッポンに帰ってる間に映画館に行けたので
一本だけ見たのでその感想を。

デトロイト・メタル・シティ
主演:松山ケンイチ、加藤ローサ、松雪泰子
監督:李闘士男
公開:2008年

ストーリはみんな知ってそうだから手短に行くと
渋谷系ポップソング・ミュージシャンを
目指して上京した根岸君(松山ケンイチ)だったが
ふとしたことから、デスメタル・バンドの
デトロイト・メタル・シティのボーカルとして人気が出てしまう。
理想と現実の違いに苦しむ根岸君の葛藤が
ストーリーの中核。


以前から面白そうなマンガだから
読んでみたいなあと思ってたので
その人気マンガの映画化ならぜひとも!
しかも主演が松山君なら何の不安も無いだろうし・・・
と思って映画館に行ったんだけど。

死ね、じゃなかったシネコンについたら
アタイは愕然としちゃった。
だって巨大なシネコンの壁には堂々と
「トーホーシネマズ」って書いてあったんだもん。
トーホーかあ・・・。
アタイの中に暗雲漂うことしきり。
クロネコの邦画ルールではトーホーは見ちゃいけないんすよ。
なんせハズレが多いからね。
ここ2,3年はかなりの確率ではずれる。
と言うより百発百中と言えるかも。
あんだけ自分で言っておきながら忘れてた。
すっかり忘れてた。
けど今更引き返せないし・・・。

ええい、と入りましたよ。
他に見たいのも無かったしね。

んでアタイの心配はやっぱり的中した。
というよりね前半がすんげえつまんない。
どうしてくれようってくらいつまんなかった。

渋谷系音楽の寒い雰囲気がさらにしらけさせるし。
それを狙った演出かもしんないけど。

渋谷系のちゃらちゃらした音楽を目指してたのに
メタリックになっちゃったいきさつは
一切カットされたんだけど
どうしてその部分をやらなかったんだろ?
マンガ原作ではその部分は描かれてるのかな?

っていうかね、ヒロイン役の加藤ローサちゃんの
キャラクターがこれまたヤバかった。
そんな昭和時代みたいな女子は
幾らなんでも今時存在しないと思うし。
ニッポンじゃ、ああいうのが今でも
憧れの対象なんだっけ?
空気の読めない女子過ぎると思うし。
あの子が出てるシーンは嘘っぽくて
一切合財カットしてもいいんじゃ?って思ったくらい。
ああ、こんなこと書くとまた彼女のファンが
どこからともなくこのブログにやってきて
いかにも正論みたいなコメントを書いていくんだろうな・・・
いや、彼女はかわいいし問題ないんだけど
あのキャラが問題だって言ってるだけなので
履き違えないで欲しいなと。笑

あとね、松雪さんの演技も何だかなーって感じで。
あの高笑いを聞いてアタイは
「白鳥麗子でございます」を思い出しちゃったのよね。笑

松山君の演技はやっぱり確かだったなー。
上手いよね、彼は何をやっても。
そんで特にクラウザーになってる時が最高。
なんか歌もすんげえ上手いんす。

映画は序盤はうだうだ進んでいくけど
根岸君が実家に夢破れて帰るところからが
面白くなる。
弟に説教するところも楽しいし、
家族の間でもクラウザーになるところとか、
新幹線とか電車でクラウザーのまま
東京に戻るところも爆笑しちゃった。

そういうところは凄く面白い。笑

後はデトロイト・メタル・シティの音楽性が
ものすごく高いところが注目ポイントかな。
ああいう映画だと大抵音楽がいまいちになるんだけど
この映画はやたらめったら音楽が良かった。
松山君が上手いのも当然だけど
この曲を作ってる人たちって一体誰?
ってくらいかなりレベルが高い。
アタイは「うらみはらさでおくべきか」が好きだな。笑

つーかね、タワレコに行ったらメタル特集コーナーがあったので
「メタル一家」と悩みに悩んだ結果DMCのCDを
思わず買っちゃったんだよね。
メタルとしても純粋に結構いいと思うんだけどなー。

劇中で伝説のメタルバンドと対決してたけど
あのバンドの音楽はひどかったと思う。
あれはメタルじゃない気がするんだけど。
80年代ロックだと思う。笑
なのでDMCに負けて当然だよ。笑

松山君はどんな役でも上手いってことが
再確認できてよかったなあと。
松山君以外では大倉孝二さんが大好きなんだよね。
何気に彼が出演してる映画は結構見てるんだけど
どこの映画でも強烈な存在感を放ってるし
演技も素晴らしい。
今後もアタイの中で要チェックな役者さんだなー。
この映画でもクラウザーさん命!
ってところが大変微笑ましい。
気持ちが分かるんで余計にね。笑

クロネコの映画評価にあたって・・・

映画を見た後でコミック1巻を買って読んで見たんす。
したらストーリーがほとんど映画と同じだった・・・。
当然といえば当然なんだけど事細かに同じすぎると
どうしたもんだろ・・・
って思っちゃうワガママなアタイが居て。
良い意味での裏切りも期待しちゃうというか。
まあコミックじゃ出せない「音」を映画では
実現できてるので問題は無いんだけど。

と言うよりね、アタイの感覚がおかしいんだと思うけど
コミックを読んであまり面白いと思えなかったのよね。
2巻とか3巻だともっと面白いのかな?

原作に忠実に撮ったところが
あのたるみっぷりなんだとすれば
映画が悪いってことじゃないことになるよね・・・。
これは評価が難しくなるなあ・・・。

☆☆:星二つ
原作のせいかもしれなくても、やっぱ序盤のたるみがね・・・。
もう少し最初からテンポが良ければコメディ作品として
良かったと思われるので。
映画は映画で自由でもいい気がするし・・・。
トーホーのせいってことにするかなー。笑
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by kuronekomusume | 2008-11-03 06:28 | 映画評 | Comments(0)