ドレースデンと言えば旧市街地に
わんさかと見所が集まってるので有名。
ザクセン選帝侯の宮廷都市として栄えたこの街には
宮殿やら美術品やらがたくさんあるんでね。
ツヴィンガー宮殿にはあの有名なラファエロの
「システィーナの聖母」が飾られてる。
下にちょこっと描かれてるエンジェルちゃんたちの方が
有名なあの絵。
ドレスデン美術館もあるし、
宮殿もあるし、
ゼンパーオーパーオペラ座もあるし、
君主達の行列を描いた壁画もあるし。
とにかく見所たくさん!
全部じっくり見るなら2日間は最低でも
必要かな。
いや、もっと必要かな?
クロネコはメインの観光箇所は
実は2回ほど周ってるので
大体は知ってるし、
◆も一度は見てるし・・・。
ってことで、中級クラスのアタイらは
主に旧市街地は散歩で終わらせました。笑
けどね、けどね、上級者プーチン閣下も
旧市街地を2年半前に散歩されてたので
ある意味コレは正解なのですよ。
なので。
旧市街地をプラプラ散歩視点でご紹介。
時折視点が上級者視点になるのかも?!笑
では散歩スタート↓
まずは「君主達の行列」の壁画から。↓
ザクセンの君主達が時代ごとに描かれている
この壁画は100m。
これはパーツになってて全部がマイセン陶器なんだって!
なんて高価な壁画なんだろうねー。
盗まれないようにしないとねー。
なんせマイセンですから。
この通りは車両通行止め。
でもチャリはガンガン走ってた。
スピード出してるから危ないんだよねー。
マンホールのふたがドレスデン仕様に
なっててカワイイ。
丸型も写真撮ったんだけど
いつも以上にブレてたのでお見せ出来ない・・・。
クロネコほんとに写真が下手なんす。涙
んでこちらはブリュールシェ・テラッセ。
要はブリュールさんと言う建築家がデザインしたテラスなんだけど
エルベ川と豪華な宮廷建築を川沿いにマッチさせた
美しいテラスなのだ。
観光客がひっきりなしに歩いてるエリアでもある。
でも時間によっては人が居ないので
こうやって落ち着いて散歩が出来たりする。↓
そうなんす~、閣下は2006年10月に
来られた際は、早朝にお散歩されてたようです。
美しいエルベ川とアウグストス橋をバックに
誰も居ないブリュールシュ・テラスを歩かれる閣下は絵になるね!
散歩しながら豪華な宮廷建築を見上げる閣下。↓
ファンとしてはこの写真を検証したんだけど、
まずは閣下の背景にある教会が気になったんす。
閣下がおよそどのあたりにいるかを考えて
地図で探してみたところ
これは対岸にあるドライケーニヒス教会ってことが分かった。
直訳すると三王教会だけどそれで合ってるのかどうかは
分からない。
それがこの教会の近影。↓
背景が分かったら次は閣下の視線を検証。
一体閣下は何を見上げてるんだろう?ってね。
ああ、オタク過ぎる自分が楽しい・・・。笑
この目線の先には恐らく再建されたフラオエン教会が
あると思うのよね。↓
やたらとドデカイけど真新しいあの教会ですわ。
この教会はある意味ドレースデンのシンボルみたいな
役割を果たしてる。
と思う。
この教会は第二次世界大戦時に英国軍が
爆撃を落として壊してしまったんす。
んで、その後「戦争の爪あとをあえて残す事で
連合国軍の残虐さを訴えよう」みたいな感じで
東ドイツ政府が瓦礫跡として放置してあったんす。
何十年もの間ね。
どっちかと言うと東ドイツ政府に
教会を再建させる資金が無かったからと
言われてる。
アタイとしては、東ドイツ政府は教会に対して
アンチな対策を取っていたので、
その見せしめとして利用したのかな
と思ったんだけど。
真相はいかに?
東西ドイツ統一後、コレはいかん!
ってことで世界中からも寄付が集まったので
当時の形に復元させることにしたんだそうで。
アタイが留学してた1995年はコレがまだ
再建中で現場はフェンスで覆われてた記憶がある。
それが2002年だったかな、もっと後かな
やっとこさ出来上がったってわけ。
瓦礫に残してあったブロックを元の位置に
可能な限り戻してあるんだそうで。
ブロックが無くなってた部分は新しいブロックを
使ってるので、壁が部分的に黒かったり白かったりするんだね。
黒くなるのはこの地方の土の特徴なのか
気候のせいなのかはちょっと分からんのだけど
他の歴史的建造物もすべて黒っぽいんだよね。
煤けた黒さと言うか。
こちらが東ドイツ時代の放置されてる教会。↓
そんでこちたが爆撃で壊される前のフラオエン教会。↓
ほぼオリジナルで再現されてるよね。
でもほとんど壊滅状態のところから再建させちゃうなんて
スゴイ意地だね。
閣下がドレースデンで勤務してた時代は
この教会は再建されてなかったので瓦礫のままだったんす。
巨大な教会に再建されてるのを見て「へええええ」と
思いながら見あげてたに違いないんす。
または「思ったよりイマイチだなあ」って正直に
感じていたのかもしれない・・・。笑
フラオエン教会の手前には豪華な宮廷建築があって
その一つは芸術アカデミーとして使われてる。↓
このテラスを降りて旧市街地の方へ歩いていくと。
とあるお店が目に飛び込んできた。
クロネコの目におや?って感じで。
そのお店はドイツならどこにでもある
パン屋の大手チェーン。
こんなの珍しくもなんとも無いんだけど
そのチェーンが「ヴィーナ・ファインベッカー」
だったから、おや?と思ったのよね。
クロネコここのパンは全然好きじゃないんだけど
でもこのチェーン店に気がついた時点で
ちょっと興奮状態に・・・。
中はこんな感じ。↓
ほれ、ほれ。↓
2006年10月にタイムマシンでさかのぼってみると・・・
なーんとなんと!
このパン屋さんでプーチン閣下が朝食を取ってるっ!!
隣では労働者風男性達が朝食中だけど
気にせずコーシー(多分)を飲むプーチン閣下!
ステキすぎるっ!
小さくてキュート!
それにしても。
この写真を以前見ただけで、近くを通ってすぐに
パン屋を当てられる自分に感動。
アタイったら本物だよね。
本物のプーチン閣下ファンだよね~!!
何かファンとして自分の力に満足ざんす。笑
って。
クロネコが勝手に思い込んでるだけなんじゃないの?
ホントは違うベーカリーなんじゃないの?
クロネコちょっとプーオタぶって
調子に乗ってるんじゃないの?
って疑ってる人もいるかもしれない。
ふふふ。
でもね、残念だけどこの件はクロネコの勝ちだから。
圧勝だから誰も太刀打ち出来ないよ。
なんとねー。
このベーカリーッたら2年半前に
プーチン閣下が朝食をこのベーカリーで取りました!
って言う証拠を壁に飾ってた。
その日の新聞をきちんと額に入れて飾ってたのだよ!
チェーン店なのにいいことするよね!
クロネコ感動の余りその記事を写真撮りまくりだった。
◆いわく、店員さんが変な顔して見てたよ・・・
ってことだったけど。
意に介さずだね。
だって閣下が立ち寄ったお店を見つけちゃったんだもん~。
うれしくて、うれしくて。
ココのパンは好きじゃないから変わりに
絵葉書を買っておいた。笑
これがその新聞記事。↓
ちゃんと飾ってくれるなんてドレースデンの人って
何気にプーチンファンなのかな?笑
プーチン閣下がパンとコーシーを
オーダーしてるところ。↓
とてもステキだよね~。
閣下が行かれたときは立ち席しか
無かったけど、今は椅子席が出来てた。
にしてもさ。
閣下は一体何故ココで朝食を取ったんだろね。
テラスを散歩してたらお腹がすいたからかな?
こういう立ち席のベーカリーが懐かしくなったのかな?
このベーカリーは西側チェーンなんだけど・・・。
うーん。
閣下のことだからどこぞの高級ホテルに
泊まってるはずで、そこには豪華な朝食があるはずなのに
それじゃなくてベーカリーを選んだんだね。
飛び入りで入ったのかなあ。
閣下はドレースデン駐在時代を思い出してたのかもね。
ベーカリーの外側で記念撮影。↓
ご機嫌なクロネコ。笑
けど。
さらなるファンの検証なんだけど。
この近辺を早朝に散歩してたってことは・・・
この近辺のホテルに泊まってたってことよね。
うん、間違いないね。
だとしたらどこのホテルだろ???
ってまたそんなことが気になってきて。
近辺のホテルを検索して見たところ・・・
一番ココから近いのはヒルトン。
だけど要人はヒルトンなんかに泊まらないよね・・・。
と他を探してみたところ。
ヒルトンよりは遠いけど、徒歩圏内にケンピンスキーを発見!
アタイの予想では閣下はケンピンスキーに
宿泊されたに違いない!!!って思う。
このケンピンスキーがまたナイスだった。
ツヴィンガー宮殿の正面にあるこのホテルは
かつてはタッシェンベアク宮殿だったそうで。
戦争でやられた後ここも廃墟っぽくなってたのを
ケンピンスキーが改築して2000何年かにオープンして
今に至るらしい。
すごいね。
廃墟だった時代↓
そんでこっちが現在のホテルの外観。
豪華だよね。↓
閣下はクラウン・プリンス・スイートに泊まったのかな。
閣下の足跡をたどるのは面白いねー。笑
こちらがホテル正面のツヴィンガー宮殿。↓
中にはどっさりマイセン陶器が飾られてる。
オペラ座、ゼンパーオーパー。↓
ここで閣下は今年の1月に舞踏会でスピーチをしたのよね。
ゼンパーオーパー前のシアター広場には
アウグスト公の像がある。↓
アウグスト公の足元でも記念撮影。↓
クロネコって完全に中国人に見えるね・・・。
とてもじゃないけど日本人に見えないよね。
イポンカなのに。
ま、一通り旧市街地はこんな感じ。
散歩をしながら街並みを見るのも楽しいよ。
閣下がココを歩いたんだ~と思うともっと楽しいよ。
いやー、気になる閣下の立ち寄り先が
色々分かってとっても嬉しい!
でも以上でプーオタ視点のDDはおしまい。
次は残りの旅行記だから一般的な視点で書きますです。