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死して屍拾う者無し

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映画評/4本

飛行機に乗ったら・・・。
の、「映画評」です。
今回は往復で4本のみ。
全部まとめて~。

まずは。
「大奥」
主演:二ノ宮和也、柴咲コウ、他
監督:金子文紀
公開:2010年

ストーリー:
通常大奥といえば将軍用に用意されている
女性たちが集う江戸城の一角だけど、
ここでは違う。
江戸時代に男性だけがかかる
謎の疫病のせいで男性の数が激減し
女性の数が増えてしまう。
大奥には、女性将軍のために選りすぐりの
美男たちが集められていた。
そこへ貧乏な旗本の長男が実家を救うため
大奥へと勤めに入る。
新しく就任した将軍に気に入られ・・・。

とか何とかと言う荒唐無稽な映画。
原作がマンガだからしょうがないんだけど。
しょうがないんだけど。

分かっちゃいても、ヒドイ内容だったー。
いつもどおり全く悪気は無いので
俳優さんたちのファンの方は
勘違いしないでね。
映画のストーリーとか、脚本とか
演出とかそういう点がダメだったって
言ってるだけなんでね。

やっぱり。
昨今の邦画は目に余るよね。
もうアタイは見れないなー
ってつくづく思った。
作品性とか期待出来ないし、
レベルが落ちまくってるから見てて
悲しい気分になる。
役者さんたちはもっと悲しいんじゃ
無かろうか?って思ってしまう・・・。

この映画を見る前に「ハンサムスーツ」を
見始めたんだけど。
5分で見るのを止めちゃった。
あまりのつまらなさに見続けられないんだよね。
マンガっぽい映画の演出は好きじゃないんだよねー。
誤解の無い様に言うと。
アタイは原作がマンガなのは全く問題無い派だよ。
むしろマンガの原作力は凄いと思うし
オリジナリティがあるから好きなんだよね。
でも。
好きじゃないのは映画監督が下手に
マンガっぽさを映画の中に持ち込んでる時。
映像を漫画っぽく見せてたりね。
そういうのは見てる方だけじゃなくて
映像もすべてがしらけてくるよね。
ま、なのでハンサムスーツはアウトでした。

大奥に話を戻すと。
そもそも映画うんぬん以前に。
見てる途中で気がついたんだけど
アタイの趣味じゃなかったんだよね。
そう。
アタイは痩せてスリムで顔がキレイな男性が
何より苦手だった!
直視も正視も無理なんだった。

そんでもって。
ボーイズラブもアウト。
男同士がいちゃついてるのは見てらんない。
ゲイ差別と言われようが無理なもんは無理!
わざわざそういうシーンを見なきゃ
いけないのが辛かった。
原作知ってれば絶対見なかったのにー。
損したー。

あと見てて何だかなーって思ったのが
剣術の腕かなー。
アタイはブログ名からして時代劇が好きな
方だから(大ファンってわけではない)
それなりに昔から時代劇を見てるんだよね。
でねー。
気にせずに見てても時代劇だと
役者さんの剣術が普通に様になってるんだわ。
アタイってば多分知らず知らずに見慣れてたみたいで
この映画の若手役者さんたちの剣術は
アウトだった。
やっぱさ、剣術してる人たちは腕が
ひょろひょろしてないと思うんだわー。
腕フェチとしてはこの映画はどうにも
認められないレベルだったかな。

唯一この映画を見てて、いいな~って思ったのが
ロケ地。
どっかのお寺とか、どれもこれもロケ地が
良い雰囲気で、アタイの素さんさ心も
すっかり癒される感じだったねー。

映画評:☆ひとつ
景色に免じて。笑


「インセプション」
主演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺兼
監督:クリストファー・ノーラン
公開:2010年

ストーリーは
ざっくり言うと、夢の中に入っていく
バーチャルなお話。
マトリックスのような、マトリックスとは
違うような。
ある人の夢の中に入って、その人の情報を盗んだり
または、その人にある情報を植えつけたり。
そういうのを仕事にしてる人たちのお話。

この映画。
アタイの中では最高でした!
その前に見た「大奥」が酷すぎたのもあるけど
この映画はおもしろかったー!
久々に良いの見たな!って感じの面白さ。

しいて言えば。
展開とか設定がややこしいので、
日本語で見たほうが絶対に良い!ってこと。
アタイはANAの中で見たので当然日本語吹き替え版。
完璧に内容が理解できたよ。
やー、母国語最高!笑

主役はもちろんレオ様。
夢の中に入っていく仕事をしてるんだけど
苦悩する父でもあり夫でもある役柄。
死んだ奥さんのことに踏ん切りがつかなくて
いまだに奥さんにとらわれてる。↓
映画評/4本_c0016407_633347.jpg


アタイは別にレオさまのファンでも
何でも無いんだけど。
レオ様が出てる映画は大抵面白いから
見るようにしてるんだけど。
だけど。
あのレオ様もなんか・・・貫禄が
出てきちゃったね。
童顔なのに老けてきてるのが何か違和感?!
レオファンも悲しいだろうね。↓
映画評/4本_c0016407_6344558.jpg


でも、やっぱり腐ってもレオ様だよ。
演技は抜群。
苦悩する役だから始終みけんに
シワよりまくりで見てるほうも一緒に
シワがよりそうになるんだけど。
でも良い演技だったー。

そして。
もっと凄いのがわれらが謙さんだよ!
ケン・ワタナベ氏はサイトー役なんだけど
意外や意外。
この映画ではキーパーソン的役割で
終始出ずっぱりだったよ。
謙さんすごいね。
ディカプリオと渡り合えるだなんて。
そんけー。
映画評/4本_c0016407_636593.jpg


この映画、面白い事には面白いけど
ちょっと引き伸ばしすぎ感がある。
もうちょいカットしてもいいんじゃないの?!
って思っちゃうと言うかね。
最後の雪山に行くシーンとかもっと
チャカチャカ終わらせてくれーって
思っちゃったかな。
忍耐力が無いもんでね。

そんで。
ラストシーンを見ながら「監督のいじわるー」
って思っちゃった。笑
続編を作れるようにしてるんだろうかね?笑

クロネコの評価は
☆☆☆☆:星4つ!
2回以上見れる映画じゃないと星5つには
なれないんでね。
おすすめー!

「ボーン・コレクター」
主演:アンジェリーナ・ジョリー、
デンゼル・ワシントン
監督:フィリップ・ノイス
公開:1999年

結構古い映画だったんだね。
これまたアンジーが出てると大抵面白いのと
アンジー大好きだからついつい見ちゃった。

ストーリー:
警察官のデンゼル・ワシントンは
不慮の事故で脊椎がいかれて
首から下が不随になってしまう。
自宅で寝たきりながらも指先は動く。
デンゼルは非常に有能な警官で
頭も良かったため、犯行現場で警官が
とるべき行動などを執筆していた。
ある日警察官のアンジーが遺体を発見し
現場に残された遺留品を適切に保存する。
その能力に驚いたデンゼルがアンジーを呼び
連続殺人犯を捕まえるべく一緒に働きだす。

いやー。
アンジー若い時もスタイル抜群で
顔もキレイだし、ほんと言う事無しよ。
デンゼルと良い感じのときのスマイルも
かわいくて、アタイが惚れそうだったわー。
デンゼルも久しく良い作品に出てないけど
この映画はいいね!

サスペンスもので、多少グロイ映像も
あるけど、まあ昨今の刑事ドラマを見慣れてると
割と平気かも。
感覚が麻痺するんだろうね。

クロネコの評価は
☆☆☆:星3つ
面白いサスペンスですよ。

「銀河鉄道999」劇場版
原作:松本零士
監督:りんたろう
公開:1979年

ご存知松本零士氏のアニメの劇場版。
このアニメは1979年だったんだねー。
古いけどものすごーくものすごーく
良く出来てて、非常に見ごたえがあったよ。
ダイジェストっぽいんだけど
アタイはテレビ放送アニメをキチンと見てなかったので
なるほどねーって思いながら見てた。笑
アタイみたいな人にはぴったりなんじゃないかなーと。

けど。
一番驚いたのは、映画の最初に名前が
つらつら出てくる際だよ。
監修がね、こともあろうか今は亡き
市川昆監督だったんだよ!
!!!
なんて豪華なアニメなんだー!
もう見てる時から市川昆監修か~って言う視点を
拭い去れなかったね。
ま、どこが市川氏っぽいとかはアタイには
分からないんだけどさ。
日本アニメったら豪華だよねー。
感動しちゃったわ。

メーテルは今見てもステキだよね。
あの服装最高だなーって思った。
生地はベルベットかな?
帽子はロシアの帽子みたいだよね。
すてき~。


でもでも。
メーテルよりもキャプテン・ハーロックよりも
アタイの心をわしづかんだのは・・・!
海賊エメラルダス様っす!
もう彼女ステキ過ぎでカッコよくてねえ。
ヤクザ並みに顔にキズが入ってるけど
メーテルに負けず劣らず美人だから
アクセサリに見えちゃう。
そんで、前髪の分け目には・・・!
ドクロのピンで留めてあって!
クロネコは釘付けだったよー!
あー、なんてオサレな海賊女性なんだー!
あのドクロピン欲しいっ!
って思っちゃった。
これが1979年とはねえ。
恐るべし松本零士!
さすがだよ。

主人公のテツロー君は
劇場版だと時折顔が可愛くなるんだけど
本当はもっと変な顔だったよね?
そんでもって。
海賊エメラルダスをも虜にした
さすらいの旅人トチローさんが・・・
いけてない風貌なのは何故なんだろ?
そんでテツローの兄かな?ってくらい
似てるしで。
テツローにトチローって。
名前も何か意図的に似てるしで。
松本零士って良く分からんねー。

でもまあ。
やっぱり名作は名作なんだなーって思った。
この時期あえてヤマトではなく
銀河鉄道999を見るのも我ながら
良い気分であったかな。笑

評価は・・・
☆☆☆☆:星4つ!
とにかく色あせない。
エメラルダスかっこよすぎ!
相変わらず強くて美しくて
セクシーな女が好きなクロネコでした。笑
by kuronekomusume | 2011-01-12 07:01 | 映画評 | Comments(0)