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死して屍拾う者無し

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sandoさんとVワールドへ。笑

そうそう。
先日アップした「ベルリン夏休み編1」は
途中で力尽きたから最終日のことが
書かれてないのよね。

なので、続きを。笑

その前にベルリンギャラリーで
アタイがたいそう気に入った絵があったので
そちらもご紹介。

Rainer Fettingと言う画家の絵なんだけど。
タイトルは「黄色い壁」だったかな。
sandoさんとVワールドへ。笑_c0016407_7431192.jpg

モチーフは壁だけど、ベルリンで壁って言えば
「ベルリンの壁」しかない。
この絵は1977年に描かれてるんだけど。
この時代にこんな自由な絵を描いてる時点で
西ベルリン在住だったんだなってのが
すぐ分かるよね。

モチーフもベルリンならではではあるけど
何より色彩がすばらしいなーと思ってね。
色彩とアングルが非常にアタイ好みなんす。
本物は黄色なんかじゃなくて、グレーだったと
思うんだけど。
壁を黄色にすることで、ベルリンの壁の存在感を
浮きだ足せてるのよね。
で、さらに黄色を際立たせるということで
紫を使って暗がりを表現してる。
これがまたアタイのつぼでねえ。
周りの建物の窓の明かりも黄色がメインなんだけど
時折ピンクも使ってあって。
この人の配色ってば最高だなーと。
とにかくこの絵にはやられたよ。

他の絵もたくさん飾ってあったけど
ほかはポップすぎたり、絵が気に入らなかったり
だったので、彼の作風すべてがアタイ好みって
わけでは無かったのかなあと。
アトリエでの製作風景ビデオも上映してて、
黒人モデルを描いてたんだけど
やっぱプロは上手いなあって感じで。笑
描いてるときは技巧的に優れてるなあ
印象深いなあと思ってても
ギャラリーの白い壁にに飾られると印象が
変わって、変哲も無い絵に見えたりもするから
絵って不思議だね。
そんな中で気にいる絵っていうのは
本当にすごいパワーを持っているか
アタイの好みにマッチしてるのかもしれないね。

で、火曜日最終日は。
sandoさんに会った。
ベトナムワールドと言うベトナム関連の
ショップが集まってるエリアがあるので
一緒にいってみませう~
ってことでお誘いいただいて。
路面電車に乗って行ったんだけど。

運悪く定休日だったようで。笑
お店は閉まってました。

かろうじてレストランのみ開いてたので
お昼ごはんを食べましたです。
なんかね、不思議なエリアでござんしたよ。
そこのエリアだけベトナム化してるんす。
東独エリアにはベトナム人が多いからね、
って思っていたけど。
思った以上にベトナムの風が吹いてて
なんだかエキゾチックだったよ。

まずね、ウェイトレスのドイツ語が
ちんぷんかんぷんで。
ドイツ国内にある外国料理のレストランでは
その国の人が働いてることが多いんだけど。
だからベトナム料理屋ではベトナム人が
働いてるものなのよね。
で、普通、彼らはオーダーくらいはドイツ語で
やりとりできちゃうんだけど。
ベルリン市内でも普通そういうもんなんだけど。

このベトナムワールドにおいちゃ
ドイツ語しゃべるほうがおかしいんじゃ?
って気になるくらい、通じない。
ウケる。
意思疎通に不便があるだなんて。
しかもこっちに問題があるような気がしてくるから
余計に変な感じで。笑
ここドイツなのに。
しかも首都なのに。笑

でも問題は無いよ。
料理通のsandoさんにかかれば、
ベトナム料理の名前なんて余裕だから。笑
ベトナム語分かるよぐらいの気分でオーダー。
アタイじゃなくてsandoさんがだけど。

sandoさんお薦めの、ブンチャ?って言う
麺料理をシェアしたんだけど。
これが!

うんめー!
マジ、うんめー!
こんなに美味しい料理があるだなんて
知らんかったわー。
やるね、ベトナム!
クロネコってばフォーで満足してたけど
こんなウマイもんもあったんだね。
でもこれ、豚肉を外でグリル焼きしてたので
普通のレストランじゃ食べれないみたい。
煙もうもうになるからね。
家庭料理っぽい雰囲気のところじゃないと
ダメなのかなあと。

sandoさんとVワールドへ。笑_c0016407_7593750.jpg

これは、ソウメンみたいな麺に
野菜と、こんがり焼かれた豚肉を乗せて
大根人参が入ったスープを
掛けていただくんですわ。
美味しいのなんのって。
早く食べたくて冷静さを失っていたのか、
クロネコ自分のスプーンがあるのに、
何度もsandoさんのスプーンを使って
自分の麺に掛けようとしちゃったよ。
テーブルマナーも何もあったもんじゃないね。笑

このレストランって、ドイツ語は通じにくいけど
ウェイトレスのお姉さんの愛想は良かったよ。
超フレンドリーだけどドイツ語は片言なんす。
そんでなんか無駄にセクシーな衣装なんだよね。
なんつーか・・・。
これぞベトナムワールドなんだろうなあと。笑

今度はぜひともお店が開いてるときに来て
店内を物色してみたいなあと思った。

sandoさんと食べてはおしゃべり~してたら。
なんだか段々だんだん人が増えてきて。
と思ったら。
観光バスが続々と登場してきて。
中からは、わんさかとベトナム人が降りてきて。
レストランへ入ってきたんす。

ありゃありゃ?
って思ってるうちに、ベトナム人だらけに。
ベトナムワールドは休みなのに
観光バスは食事のためにか、立ち寄るみたいね。
とにかくたくさんのベトナム人に囲まれたよ。
と言うより、うちらが場違いなだけで
彼らにしてみりゃ、「ベトナム人がベトナム料理
食べにきて何が悪い」ってことよね。

若い女性やら子供やら、おばあさんやら。
女性が多い気もしたけど良く分からん。
ブランド物バッグ所有率高し。
でも。
奇想天外な色合いや、デザインで
本当にコレはヴィトンなんだろうかね?
って思わずにはいられないバッグを
一度にたくさん見かけましたよ。
新作なのかね?笑

こんなにたくさんのベトナム人が
ドイツにはいるんだろうかね?
それともベトナムから観光旅行に
来たんだろうかね?
ってのがアタイの疑問点だったよ。
中国人の次はベトナム人か?とかね。
でもツアーバスはチェコから来てた模様で。
チェコにもベトナム人が多いのか、
東欧ツアーなのか。
気になるなあ。
みんなブランドバッグ持ってるから
金持ちかもしれんし。笑

sandoさんとVワールドへ。笑_c0016407_873753.jpg


トイレに行くにもベトナムガールズの長蛇の列
だったので、諦めて市内へ戻る事に。
街中のカフェにて引き続きお茶を。
クロネコはレイジーだからあんま
歩き回らないのだわ。
座ってうだうだおしゃべりするのが好きなのだ。

以前から何度も行ったことがある
カフェに入ったら、sandoさんが
「フリーダの姉妹」って有名なカフェのよ
と説明してくれた。
へへー。
名前なんぞ知らんかったわいな。
お茶とチーズケーキを。
ケーキ美味しかったです。
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「ベルリン夏休み1」から帰ってきてからは
短い夏休みだったとは言え、
雨降りが続いていたとは言え、
すっかり気分転換できたようで、
体調も脳の状態もすごーく良くなった。
充電できた模様。
来月また行くんだよね~。
うれし。

そうそう。
今週は、sandoさん直伝の
化学の実験にいそしんでる。
説明を聞いたとき、料理の達人sandoさんなら
お茶の子さいさいでも、
面倒くさがり代表のクロネコには無理だわ・・・
って思ったんだけど。

「ベーキングパウダーでも出来るのよ」
って一言がアタイを動かしたのだよ。笑

何のことかといいますと。
「パスタでラーメンが出来る」
って言う化学実験のことです。笑
sandoさんが今はまってるという
パスタに重曹を入れてゆでるとラーメンぽくなるので
ラーメンを楽しめる、って言うのを
アタイもやってみたわけなんす。

ベーキングパウダーなら常備してるわ!
と思ったんでね。
なおかつ、カッペリーニと言う細いパスタも
家にあるわいな!って思ったんでね。
家にあるもので作れるならば・・・と。

で、ベーキングパウダーでゆでてみたら
なるほど、パスタがラーメンの麺のように
見える気がするなーと。
一回目は冷やし中華にトライ。
スープも自作ざんすよ。
このアタイがでござんすよ。
まー、ちょっと味が薄かったけど
悪くない仕上がりになりましたです。

じゃあ、次はいよいよラーメンかな。
って思ったけど、あいにくアタイの家には
粉末鶏がらスープの元しかない。
手の込んだスープを作る気はさらさら無いけど
アジアショップまでペースト鶏がらを
買いに行く時間も気力も無い。
でも実験は試したい・・・
どうしたもんだろ?
と思っていたところ。
そーいえば!
鶏がらの要らないラーメンがあるじゃないか!
ってことで。
味噌ラーメンに挑戦する事に。笑

ウェブで見つけたレシピに沿って
スープを作ってみたところ。


うんめえ!
コレ何?ってくらい美味しくて感動しちゃったよ。
麺はパスタだけど立派な味噌ラーでござんすよ。
と言うか、味噌ラー語るほど詳しくないから
違う料理だと思えば最高に美味しいと言える。笑

麺のほうも、ベーキングパウダーじゃなくて
ココはアタイも重曹で行くべきでは?
って思ったので家の前にあるスーパーに
探しに行ってみたのだよ。
したらベーキングパウダーの横に
かなりレトロなパッケージで
「ナトロン」なるものを発見したんす。
コレはもしや?
って気がしたんでカバンから電子辞書を出して
調べたところ、「ナトロン=重曹」でござんしたよ!
sandoさんとVワールドへ。笑_c0016407_824927.jpg


なので買いましたよ。
で、ナトロンでゆでてみた。
正直BPとナトロンでゆでた違いはあんま分からんけど
味噌ラーメンとしての出来は最高だったよ。

クロネコんちにあるもので出来る味噌ラーメン。
すごい、すごすぎる!
イタリア人友達に教えたい気分でいっぱいよ。
怒るかな?笑

sandoさん、ステキなレシピ情報を
ありがとうございますです。
sandoさんとVワールドへ。笑_c0016407_8231069.jpg

by kuronekomusume | 2011-07-10 08:32 | 旅行記 | Comments(4)
Commented by kao at 2011-07-10 14:07 x
「黄色い壁」。
私もやられました。
ベルリンの壁じゃなくっても、夜の壁を描いたら絶対暗いイメージに仕上がって当然。

でも、これ、とても心があたたかくなります。
そして、ベルリンの壁と聞いて、また驚き。

表現でここまで変わるんですね。画家の心のメッセージはなんだったんでしょう?とにかく、素敵な絵画です。

ベトナムレストラン。今日、私もとあるスーパーの違う列のキャッシャーで中国人のおばあちゃんが、カナディアンの兄ちゃんのやりあっていました。「中国語で!」リサイクルのボトルの換金を貰ってないというのです。(推測)で、兄ちゃんは、「おまえのポケットにいれただろ!」とどなって、最後には中国人の別の客がポケットに手を入れて「これじゃぁ?」と説明したのですが、ばあちゃん、まだ「中国語」で兄ちゃんまくしたててるの。もう、すごいですよ。中国の人たちというのは。私も似たような目に店であってます。でも、アジア人ってみんな中国人と思われちゃうんですよね…トホホホ
Commented by kuronekomusume at 2011-07-11 08:13
kaoさん、「ベルリンの壁」と言えば薄暗い歴史がありますし、重たい印象を与えるものなのですが、それを黄色を使って書くことで、「壁の主張」を私は感じました。壁は決して「明るい存在」ではなかったものの、西ベルリン市民にとっては「そこに存在するもの」であったようです。東ベルリンにとってはそれこそ自由を阻む壁そのものでしたでしょうが・・・。
ただの「壁」のようでいて、色んな見方や要素を含んでるので、アーティストには格好のモチーフですが、こういう目立たせ方もありだなあと思った次第です。
本来暗いものを明るく見せることで、逆に「壁の持つ重さと暗さ」を引き立たせる効果がある・・・と私は感じましたね。

中国人は・・・世界のルールが通用しない人たちですよね。こないだ乗ってる飛行機が離陸体制に入ったのに、シートベルトを締めないどころか、席を立ってトイレに行こうとしてた人がいて、スチュワーデスにマイクで注意されてたんですが、顔を見たら中国人でした。乗客は全員失笑でしたが、さすがは中国人だなあって思いましたね!
Commented by sandonomeshi at 2011-07-12 01:31
わっ! 味噌ラーメンに進化してる!!!
わたしもやってみよ!^^
Commented by kuronekomusume at 2011-07-12 07:17
sandoさん、味噌ラーメンは初めて作った時は最高に美味しかったんですが、2回目はなーんか甘みが勝ってる気がしてイマイチだったんですよね。私が見つけたレシピはピリ辛が決めてだったので、豆板醤が足りなかったのかもしれないです。
ラーメンは知らず知らずにスープの味が濃くなりますね~。
にしても甘みはまさかナトロンのせいじゃないですよね?
ドイツ在住日本人友達にパスタラーメンのレシピを薦めたんですが、まったくもって乗ってきてくれませんでした・・・。