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死して屍拾う者無し

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郵便配達は2度ベルを鳴らす

っていうタイトルの映画がありますよね。
見たこと無いですけどタイトルは知ってて
「何で郵便やがベルを鳴らす必要があるのさ?書留なのかな?」
ってずーっと思ってました。

でもドイツに来て
もしかしてこういう仕組みなのかな?と思ったのが
「呼び鈴」。

ドイツではアパート在住だと、大抵各自鍵が3個与えられます。
1個目はアパートのエントランスの鍵。
(日本のマンションのようなオートロックシステムjは無い)
2個目はエントランス入ったところにある自分のポストの鍵。
3個目は自分の部屋の鍵。

エントランスの外側(つまり通りに面したところ)には、
全室の呼び鈴があって、
それぞれに住民の名前が印刷されてるので、
友達とかはここを押すと、エントランスの鍵を
部屋からリモートで開けてもらえる仕組み。

ドイツに引っ越してきて、エントランスの鍵を開けて自分の部屋に
入るのに慣れたころ、一つの疑問が湧いてきた。

「郵便やさんはどうやってエントランスに入ってきてるのかな?
もしかして一帯すべてのアパートの鍵を持ってるのかな?」
早速ドイツ人の友達に聞いてみたところ。

ドイツ人「郵便配達はどこかの家の呼び鈴を押すんだよ。」
アタイ「え?じゃあ誰も家にいなかったらどうなるの?」
ドイツ人「まあ帰っちゃうんじゃない」
アタイ「え?帰る?郵便物は・・・・?
(だからたびたび郵便物が消えてしまうことが起こり得るのね)
それに変なヤツが郵便やの振りをして呼び鈴鳴らして
入ってくる可能性があるんじゃないの?」
ドイツ人「そうだねえ。まあありうるね。危険だねえ。」
だとさ。
う・・・ん、恐ろしい。
でもしょうがない。

そして今日、日曜の昼間アタイの部屋の呼び鈴が鳴った。
インタホーンもどきがついてるけど、使い方をいまいち
把握してないのでとりあえず
エントランスの鍵を開けてみた。
(これはボタンを押すだけで簡単なんすよ。)

数分後、部屋のドアの前でもう一度ベルが鳴ったので、
覗き穴から覗いてみると・・・。
おや、外には日本人の女性が見える?
ここはドイツだけど・・・。
でも友達に似てる気もするのでドアを開けてみた。
ドアの前には年齢30歳手前くらいの日本人女性が二人立ってた。
もちろん私の友達ではない。

おもむろに彼女たちからパンフレットを手渡されたので、
見てみると・・・・
「エホバの会 ものみの塔」
と日本語でデカデカと印刷が・・・。
「世界で苦しい状況にある人たちもたくさんいますので
一緒に祈って救いましょう」
みたいなことを言われた。

パンフレットの内容よりも、
エホバの勧誘がドイツにまで来てることの方が驚いた。
びっくり。
「日本人の方の家を回ってるんです」
とのことだったので思わず好奇心から
「もしかしてこのためだけにドイツに来てるんですか?」
って聞いちゃった。
「いえ、このためだけではないですけど、
私たちは世界中に仲間がいるんです。
ドイツ語がしゃべれないので私たちは日本人担当なんです。」
だって。
やっぱりこのためだけに来てるんじゃない!
とりあえず仏教徒の振りして断ったけど、驚いたわ。
っていうかそれ以前に良く確かめないで
エントランスキーを開けちゃだめね。
とってもスキがありまくりーな私でした。
反省。

ちなみにドイツの郵便配達人は1回しかベルを鳴らさないです。
by kuronekomusume | 2005-06-06 00:52 | 日記 | Comments(2)
Commented by karo at 2005-06-06 05:44 x
へぇー知らなかった!住んでみて初めて分かる常識だね!
イギリスでは、その建物用の郵便物はエントランス用ポストにどかっとまとめて入れられて、各自自分のを探して拾ってくって感じです。
中央エントランスのある集合住宅で個人のポストってあんまり見ない。
セキュリティ完備の高級な建物ではまた違うんだろうけど…。

しかしドイツに来ても日本人による宗教勧誘があるとは…そのネットワークたるもの、そこらの一流企業以上なのでは!
おそろしや(私も他人のこと言えない体験したけど)。
Commented by kuronekomusume at 2005-06-07 00:58
でしょ~!
そのパンフレットは床に置いちゃいけない。。。とは言われなかったけど笑
多分自費でドイツまで来てるらしいよ。
しかもその日本人は姉妹だそうです。
聞いてないけど教えてくれた。
姉妹でそんなことやってるのね・・・。
偉いなあ~笑
なーんてね。