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死して屍拾う者無し

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ドイツ語はボキャブラリーが少ない言語なのかもよ。

またまたドイツ語ネタでーす。

ドイツ語下手くそなくせに、
えらそうにドイツ語を語りたがる・・・
それがクロネコです。
うしし。

けど。
先週なんだか頻発してたのが
アタイのドイツ語が曲解して相手に伝わってるんじゃ
無かろうか疑惑。
連続疑惑。

なんかね、アタイが質問してる内容が
伝わっていなくてさ。
伝わってないから聞き返されるのなら
まあ良いんだけど。
言い直せばいいだけなんでね。
そうじゃなくて。
曲解されて、違う答えが返ってくるケースが
頻発しててね。
クロネコとっさにアドリブ利かせちゃったもん。

全部先週の出来事なのが何かを暗示してるのか?
って思わせちゃう。
けどそこまで大げさな話ではないのは
ちゃんと分かってますんで。

でもさー、一人だけなら、
「あら?この方耳が悪いんですかね?」
って問題を摩り替えることが出来るんだけど。
まあ、そんな偉そうな態度だと
いつか痛い目みちゃうから、
一応謙遜した感じで
「ああ、クロネコのドイツ語文章が
間違えてたのね。
精進せねばねー」
って思ってるんだけど。

けど。
何人かに誤解されちゃったってことは。
これいかに?
って話よね。
・・・。
まあ、いずれにしてもクロネコのドイツ語が
おかしいからそうなるんだろうね。
それしかないよね。涙

例を書くと。
「P子さんが行く場所には
人が集まってくるんですねー」
とクロネコが言ったとします。
するとP子さんは(P子さんはドイツ人女性ね)
「そうなのよ、今からオフィスに戻って仕事よ。」
って感じで返してきたわけですよ。
・・・。
会話がぜんぜん成立してないよね。
あら?
あら?
みたいな。
でもまあクロネコがいけなかったのね・・・
と反省して。
ぐいんと脳を切り替えて。
話題をP子さんのほうに合わせて。
「まあ大変ですね。がんばってくださいね。」
とアドリブ返しをして、無事に会話終了です。
なんか釈然としないけどクロネコの
ドイツ語に問題があるんだから
しょうがないよね。

で、その後はN夫さんとの会話。
(N夫さんはドイツ人男性です)
「このフロアを何人かで共同で借りて
いらっしゃるんですか?」
とクロネコが聞いたところ、N夫さんは
「家賃は月々○○ユーロですよ。」
といきなり核心に迫る回答をくださって。
クロネコそんな不躾な質問してないんだけど
何故か金額の回答をいただきました。
なんか・・・恐縮です!って思っちゃったので
さすがに同じ質問を繰り返しましたよ。
「アタイそんなこと聞くほど無粋じゃござんせんからね!」
って意味を込めてね。
したらN夫さんは
「そうです、そうです。数人でシェアしてるんです」
ってちゃんとした回答をくださいました。

うーん。
にしてもこれいかに?
クロネコはコミュ力が劣ってるんだろうか?
とプチ悩んだ先週の出来事でありました。

あ、今日書きたかったことはそんなことではなくて。
別のことです。

クロネコ何度か書いたことあるんだけど
常々ドイツ語を話してて
ボキャブラリーも少ないクロネコ風情が
こんなこと言うのははばかられるんだけど。
とか言いながら。
だれかれかまわず、ドイツ人に言いまくってるんだけど。笑

なんかさ。
ドイツ語って語彙が少なくないか?
って常々思っててさ。
お前が言うなー!ってドイツ人から
怒鳴られそうだけど。
でもあえて言わしてもらう。
だって、しゃべっていて、あら?って思うことが多いんだもん。
ドイツ人てば少ない単語を駆使して会話してるんだろうかね?
って思っちゃって。
実際のところ少ない単語を駆使して会話をしてるのは
他でもないクロネコ自身なんだけど。笑
ここは棚上げで語らせてもらいますわー。

例を挙げると。

朝 der Morgen(モルゲン)
明日 morgen(モルゲン)
じゃあ「明日の朝」はどうなるんだよ?
ってのが外人の言い分なんす。
英語だとtomorrow morningでしょ。
ドイツ語だと morgen Morgenか?って混乱するんだけど。
ちゃいますよ。
ぜんぜんちゃいますよ。
答えは、morgen früh(モルゲン フリュー)です。
なんじゃそりゃー!って話。
クロネコこの表現に長い間いらついてました。
今はマスターしたけどね。

じゃ次は前にも書いたけど。
心臓 das Herz(ヘアツ)
心 das Herz(ヘアツ)
とにかく同じ単語なのよね。
医学的に言えば、心は心臓にあるんじゃなくて
脳にあるのにねー。
胸が痛むわーって感じだけど実際は
脳が痛んでるんだわ。
ってまあ、それとコレとは関係無いけど。
医学用語も情緒的な単語もなんで
いっしょくたなんだよ!
ってクロネコは思う。

次。
天国 der Himmel(ヒメル)
空 der Himmel(ヒメル)
どっちも同じ。
ドイツ人にとっちゃ天国は空にあるから
同じ単語なんだろうけど。
英語だとヘブンとスカイで別になってるし
日本語も別だよね。
ドイツ人てばおおざっぱなのかね?
って思わざるを得ないよね。

んで次。
地球 die Erde(エアデ)
土 die Erde(エアデ)
これもどんだけ大雑把なんだよ!って話。
そりゃまあ、ひろーい大きな目で見れば
土は地球の構成要素だから
同じ単語で問題無し!っていえなくも無いけど。
でも。
家庭菜園用に「Erdeを買いに行くぞー!」
って言うとき、なんだかクロネコは地球を
買いにいってる気分になって
えらい大げさやなあって思っちゃうんですわ。
どうなんだろね、コレ。

あとね、えんがちょー!って思うのが。
頭のフケ die Schuppe(シュッペ)
魚のうろこ die Schuppe(シュッペ)
ですよ。
おい、おい、おい!
って言いたいよね。
そりゃまあドイツ人は海の魚に親しんでない
民族ではありますけどね。
伝統的にいえば北部の人以外は
川魚しか食べてなかった人たちだし。
そもそも魚はキリスト教の流れから
金曜日に食べるもの!って決まってるから
週に1度しか食べてない人もいるしね。
なので魚の民族じゃない。
漁民と書いてウオタミと読める日本人とは
人種が違うんですわ。
だけど。
なんで頭のフケと魚のうろこを同じ単語に
しちゃうかなー。
安易に決めすぎだと思うんだけどな。
まず大きさが違うし。
硬さも違うし。
ぜんぜん性質が違うのに何で同じ単語なのよー!!
って思う。
魚屋さんでうろこを取ってもらう際に
「タイのフケは取り除いてください。」
って言ってる気がしてなんか嫌なんだよね。
キモイよね。

そんな感じで。
クロネコが気がついてるだけで
こんなにあるんだわ。
まだまだ絶対あるはずで。
どうなんだろうね!
って言いたいわけよ。

日本語は音は同じでも漢字が変わると
意味が大きく変わると言う
文字の言語だけど。
ドイツ語の場合はスペルは同じだからね。
文脈から内容を判断するしかないわけで。
なんてこったー!だよね。

なので常々、ドイツ語は他の言語と比べて
ボキャブラリーが少ないんじゃなかろうか?
と思っててね。

んで、ドイツ人友達なんぞに
「なんかドイツ語ってボキャブラリーが
少なくないか?」
って言ったりしちゃうんだけど。
ドイツ人てば、アタイの提言をぜったい
認めないんだよね。
「うんにゃ!おめえは間違っとる!
ドイツ語ほど表現力豊かな言語は無いんじゃよ!」
みたいな回答をいただくわけですよ。
ゲーテやシラーと言った文豪が生まれたのは
ドイツ語の深い表現力あってこそだと。
加えて。
ドイツを代表する哲学者なんかも
それはドイツ語という言語があったからこそ
生まれたんだぞと説明してくれる人までいる始末。
なるほどね。
それはそうかもしれんなと。

でもさー。
実際たくさんの単語がかぶってるんですけどー。
そこんとこどう説明してくれるんでしょうかねー
ってのがアタイの疑問点で。
ゲーテとかカントみたいな大きい話を
されてもねー。

以前クロネコの知りあいだった
ドイツ人いわく。
「ドイツ語よりも英語の方が断然
ボキャブラリーが多い!
英語が世界一ボキャブラリーが多い!」
と断言しておったんだわ。
英語が世界一かどうかは知らんけども。
まあ、英語が世界一ならドイツ語は
それ以下ってことになるよね。
うん、うん。
当時その話をされたときはピンと
こなかったけど、今なら激しく同意ってやつですわ。
彼は自分で自分のことを
「俺はかなりドイツ語言語に精通してるから
ドイツ語のプロなんだ」
とのたまってて。
まあ、確かにやつの職業を見れば
プロと言って差し支えないレベルだったので
特に異論も無くてね。
そんな彼いわく、「ドイツ語より英語の方が
ボキャブラリーが多い」だからね。
やっぱそうなんでしょうよー!
とクロネコは思います。

そんな折。
またまたFacebookですよ。
↓のようなおもしろ比較があって
2チャン風に言うと。
クソワロタ
ってやつですわ。
まじうけるんですけどー。
厳密には完全に正しい表現ではないけど
でもまあ大体こんな感じなんだよね。
ドイツ語はボキャブラリーが少ない言語なのかもよ。_c0016407_533548.jpg


ドイツ人に日本語で
「ビッテシェーン」は何ていえばいいの?
って時々聞かれるんだけど。
「えっと、ドウイタシマシテかな」
って答えると。
「どうぞ」に当たるときでも
「どういたしまして」って使われかねないわけで。
日本語はキメ細やかだから、状況によって言葉が違うのよー
ってのを説明せんといかんわけで。
日本語のいろはも分かってない人に
詳細説明をするのほど面倒くさいものは無いからね。
もう、ドイツ語ーっ!!!
みたいなストレスを在独日本人は感じてるはず。
なんかドイツ語というか、ドイツ人って
融通が利かないよね的な。
なので。
これまたこの比較一覧を見て
便秘が直ったようなすっきり感を得られたよ。
ありがとー、メリケン人!笑

この話をドイツ人にすると。
これまた負け惜しみを言ってくるからおもろいのよね。
「ビッテだけじゃなくて、
正しくはビービッテだ!」とか。
「ビッテシェーンまで言わないといけない」とか。
そういうの・・・枝葉末節ってやつよね。

そんなこんなで。
同じ単語で複数の意味を兼用しちゃうドイツ語だけど。
でもクロネコはドイツ語が好きなのよねー。
やっぱ面白い言語だなって思うので。
今後他にも兼用単語が見つかるかもしれないと思うと
わくわくしちゃうよ。

あー、でも今ふと大学時代の恩師を思い出したよ。
石村先生と言う方でね。
数年前にお亡くなりになられたんだけど。
先生はドイツ語の辞書編纂に関わられてた
かなりドイツ語単語に詳しい方だったんのを
思い出した。
ご存命ならぜひとも先生にこの話を
してみたかったなー。
超細かい、重箱の隅をつつくような話を
長々してくれたに違いないからね。
懐かしいなー。
大学時代の知識ゼロのクロネコには
先生は勿体無いほどの情報量をお持ちだったのが
今なら分かるなー。
時すでに遅し。
残念だなあ。
先生はすごい賢い人だったんだけど
えらくフレンドリーで学生にはいつも優しかったんだよね。
ぜったい怒らない人だったし。
ああ、懐かしいな。

言語のお勉強って
自分でがんばるしかないのよね。
ドイツ語のあら捜しをするためにも?!
がんばって自分のボキャブラリーを増やすぞー!?
ってなんか目的がおかしいけど。笑
せいぜい精進しますわー。
by kuronekomusume | 2015-05-19 05:35 | ドイツ語 | Comments(2)
Commented by おかる at 2015-05-19 19:48 x
クロネコさんの怒涛の投稿にやっとこさ追いついています(笑)

日本人は稀にみる繊細で感性豊かな民族だと思います。
例えば色彩の豊富さ、それも季節を感じる色名が数多くありますもんね。

でも、数少ない語彙を駆使して会話を成立させる独語も
想像力が鍛錬されるかもな~

母国語を誇りに思うのは、ごく自然なことですよね。
私は日常使っている日本語が乱れ気味だから、気を付けます!

クロネコさん、ドイツ語でドイツ人を論破できるように
頑張ってくださ~い!
Commented by kuronekomusume at 2015-05-20 04:32
おかるさん。
気まぐれ投稿なもんで、頻度が上がったり、落ちたり・・・付き合いきれんわー!なブログですよねえ。
最近なんか急に投稿率があがってますね。自分でもなぜだか良く分かりませんけど。

日本人は本当に繊細ですよね。
文化的な背景が異なるので、完全イコールで訳せる言葉は無いんだろうなあとは分かっちゃいるんですが。
英語からドイツ語に変換する際に、え?同じインドヨーロッパ言語なのに何でドイツ語には無いの?と困惑するんですよね。

ドイツ語には、おそらく私が知らないだけで、数多くの優れた表現があるんだと思います。もっと勉強しなくてはならないですねえ。
そのためには母国語も鍛錬しないといけないんですよね。

言語習得に王道無しということで。
母国語と言えども日々鍛錬してないと劣っていきますからね。
読む、書く、聞く、話すのこの4つを駆使しないと落ちていきます・・・。
あー、日本語も難しいですよねえ。
終わりは無いので、一生この悩みは続くんでしょうねえ。