ご無沙汰です。
3泊4日でシュベリーンとハンブルクに行ってきました!
散財しまくりでしたけど、どちらもあまりにも素晴らしすぎて
感動感動の連続でした!
まずはシュベリーン旅行記から。。。
シュベリーンって一体どこ?
まあ普通の人は知らない街です。
ドイツの北のほうに位置して、旧東独の街でハンブルクの東側で
メークレンブルクフォアポメアン州の州都です。
デュッセルドルフからだと電車で5時間もかかってしまいます。
今回もおかげ様で(電車の遅延)片道6時間かかりました。
この街にはもう何年も前から行ってみたいなあ~と思ってたんですけど
ついに念願かなって行ってきました!
この街はラムシュタインファンなら知っている、ギターのリヒャルトの
出身地なんですよね~♪
彼はこの街にいるときから「いつかロックスターになるぞ!」と夢見てた
そうで、その後ベルリンに出て本当に世界的ロックスターとなったわけ
なのです!
そんなリヒャルトを輩出した街がシュベリーンです。
この街にはシュベリーン城という美しいお城があります。
普通ドイツの古城というとライン川沿いだの、南ドイツエリアが思い浮かぶと
思うんですけど。
「ノイシュヴァンシュタイン城」が一番有名ですしね。
確かにノイシュヴァンシュタイン城の美しさは半端無いですけど、
数年前にガイドブックでチラっとだけ見たシュベリーン城の美しさに
アタイはやられちゃったワケなのですよ。
城好きなアタイとしてはこの城は外せないなと。
あ、それ以外にわざわざこの街まで6時間もかけて出掛けたのは・・・
もちろんライブがあったからでーす♪
ラムシュタインじゃないですけど
大好きなバンドのライブを見るために遠出してきたわけです。
「ライブ+観光」が今一番アタイに合っている旅行スタイルですね!
木曜の朝9時に家を出たんですけど、ずーっとあいにくの雨。
夕方4時過ぎにやっとシュベリーンに着いても雨。
駅から大型ワゴンのタクシーに乗って(でも通常料金)、ホテルまで。
ホテルエレファントというちょい老舗風なホテル。
一泊60ユーロ朝食つきでしたけど、部屋の家具がマホガニー調で
結構シックでした!
その日の夕方は雨の降る中、ライブ会場へ。
ライブ会場は城公園の中にあるオープンエア・・・・。濡れるっちゅうの。
でもライブ始まったとたん雨が止んで、ライブ終わるまで雨降らず!
存分に踊って超楽しかったです♪
おかげで次の日首筋が筋肉痛。頭振りすぎたからだわ。
ライブ会場は中高大学生でいーっぱい。男女比は6対4くらいでしょうか。
でもね、何故かアタイの目の前と右隣はレズカップルだったのですよ。
シュベリーンは女性人口過多なんでしょうかね?
次の日はカラリと晴れたので観光日和!
いよいよ楽しみにしてたシュベリーン城見学ですっ!
ホテルからお城まで歩いて15分くらい。
シュベリーンは湖の街と言われてるだけあって、湖の中に街を作ったんじゃないの?
ってくらい湖がいーっぱいあります。
シュベリーン城も湖の中の島に作られているので、湖に沿って歩いてお城まで
行くのです。
でもお城の横を通ってまずは昨日見た城公園へ。
今日は晴れてるので公園の緑も青々としていてとてもキレイ。
↓これは城側から見た公園。
↓これは180度反対側から城を見た公園。
中央の人口池は十字をかたどっています。
城公園の両脇には1800年代に造られたという葡萄棚のアーチが。
公園からお城に戻ろうかと思いながらも、あまりにキレイなのでそのまま
テクテク気分の赴くままに歩いていくと・・・
廃墟のような豪邸が生い茂った木の中に見えたので、気になってその方向へ。
近づくと本当に廃墟でした。
おそらく戦前の建物じゃないかなと予想してるんですけど、だとするとこの大きさ
からして、かなり裕福な方の家だったに違いありません。
湖とお城を望む絶景ポイントの豪邸に住めるなんて・・・。
戦中はナチ将校の家?
戦後は東ドイツSED党幹部の家?
などと勝手に想像を膨らませながらさらに住宅街を散歩。
すると前方から猫ちゃんが・・・。
呼んでみたらアタイの方に来たので撮影。
かなり人懐こかったので飼い猫ちゃんですね。
実は毛の長いタイプはちょっと苦手な種類の猫ちゃんです・・・。
そのまま住宅街の家々を眺めながら散歩。
どの家もかなりの豪邸です。
おそらくどれもベースは戦前では無いかなと・・・。
アタイは巨大建築から一般家庭、古いものから新しいものまで、
洋の東西を問わず建築物を見るのが大好きなので本当にワクワクします。
旧東ドイツエリアの家は旧西ドイツエリアの家と少々趣が異なります。
あまり外観の修繕にお金をかけて無いのか、西のように白くて金ピカに塗装とかは
されてないんですけど、でも家の構えが大きくて歴史を感じさせるのです。
そういう家が郊外に行くとチラホラ見受けられます。
↓これなんて典型的!と思いながら門の前の看板を見ると、
「カンフー、太極拳州事務所」という記載が。
この中でカンフー?しかも州の所持建築物?
このエリアは絶対高級住宅街に違いないと確信しながら歩いてると
住宅街に教会が。とてもデザインが質素だったので撮影。
そのまま歩いて公園の入り口に戻るとステキな建物が。
何とコレは幼稚園。こんなステキな幼稚園があっていいのか?って感じです。
園のお庭もステキでした。
お城の周りは湖。
本当にキレイで鴨もいっぱい泳いでる。泳いでるけどアタイはあまり鳥が好きじゃない。
というかいっぱいいると気持ち悪くて苦手。
餌くれーって感じで寄ってこられるとさらにヒッチコック「ザ・バード」状態。
けどこの湖ったら水面が地上から近すぎる気が・・・。
治水対策ゼロ?みたいな・・・。
なんか大雨降り続いたらあっという間にお城が床下浸水しちゃうんじゃないの?
という恐怖感をどうしてもぬぐえないアタイ。
ヨーロッパって川の水面も近すぎるっていうかね。
日本だと河川敷と土手があるので、その感覚で見るとどうしても危ない気がして。
やっとお城の中を見学。
今外観を修繕中で半分くらい幕がかかってたので本来の美しさが撮影できず・・・。
そして残念ながら城内撮影禁止。
床や壁はマホガニーやオーク材をふんだんに使用してて、とてもシックな内装でした。
王冠の間は天井画もすばらしく、きらびやかな装飾にクラクラしてました。
全体的には落ち着いた色彩でセンスのよさが光るお城です。
田舎っぽくもなく、だからといってギラギラしすぎずちょうど良い感じ。
入館料は併設の陶器展示室も入れてたったの4ユーロ!
でも・・・ここの展示見てて思ったけど、対象者が120%ドイツ人向け。
オール展示説明はドイツ語。英語は一切無い。
それに訪問客の言語を聞いててもオールジャーマン。
なんだか・・・シュベリーンたら観光化に力入れてないですわねと感じた次第。
そういえば・・・シュベリーンに来てからまだ一度もアジア人見かけてないや。
デュッセルドルフだとアジア人を20人くらいは毎日見かけるけど。
まあそれぐらいシュベリーンは内向けな街なのですね。
お城見た後はお城の中にあるカフェで紅茶とアップフェルシュトゥルーデルという
ケーキを食べました。
このリンゴパイケーキは甘すぎずとっても美味しいので大好き。
ここのカフェは紅茶もちゃんとお茶ッ葉で入れていてとても美味しかったです。
お城の中を見た後は、お城の隣にあるお庭へ。
これまた目を奪われるほどの美しさ!!!
アタイは今楽園に居るんじゃないか?って思ってしまうほど。
楽園から出て時計を見るとまだ4時前。
どうしようかなと思案してるところに目に飛び込んできたのが
「市内バスツアー」の文字!
1時間7ユーロだというので乗ってみる事に。
二階建てバスの二階部分に乗ったところ、他にもいっぱい乗車客が。
でもほぼ全員お年寄り。
ガイドの中年女性が丁寧にドイツ語で街の説明をしてくださったんですけど
アタイの理解度は6割程度でしょうか。
でも歩いてまわると大変な距離を一時間で巡れて、なおかつ説明も聞けて
かなりこれって有意義!ってことに今更気がつきました。
歴史的な建物の説明とか、旧東独時代の話とか、街の人たちが集う場所とか
いろいろ聞けて楽しかったです。
シュベリーンの街にあるこういった19世紀の建物(アパート)に市民が住んでる
らしいんですが、どの建物も裏側には広い庭を備えてるとのこと。
ステキですね。
でも乗客の人たちったら、ガイドの説明に完全無反応。
なぜ?ってくらい無反応でした。
最後にバスが通った場所が先ほどアタイが一人で散歩した高級住宅街!
ガイド曰くやはり高級住宅街とのこと!やっぱりね!
ツアーが終わる頃、いきなり大雨が降ってきてバスから降りられず
15分くらいそのまま雨宿り。
やっと雨が止んだので歩いて旧市街地へ。
シュベリーンには18世紀から19世紀に造られたという木組みの家が
いっぱいあります。
アタイはこの木組みの家が大好き。
温かみがあってステキなんですよね。
そんな木組みのレストランでドイツ料理を夜食べたんですけど・・・。
味は塩っ辛くてまっずーい。T■T
ドイツ料理店選びに失敗してるのか、ドイツ料理は塩辛いのか?が
いまだ不明です。
いや、ホントこんなステキな街だったんだ~!とウキウキ楽しく2日間
過ごしてしまいました。
旧東独の街って街並みが独特だし、資本にまだまだ毒されていないので
(東独人は毒されてると言うけど)雰囲気が全く違ってて素朴な感じがして
またそれがホッとしてイイんですよねっ。
でもね、残念ながら人との触れ合いは期待しちゃいけないと思うんですよ。
東独田舎町ならいざ知らず、東独の比較的大きな街は全く人との触れ合い
ゼロですから。
アタイの問題かもしれないけど、旧東独の街を旅行してて人と会話したことって
ほとんど無いですから。
ホテルでもお店でも観光地でも必要最小限度の会話しか無いですし、
「どこから来たの?」などという人懐こいセリフなんて全く一切聞こえて
来ないんですからね。
誰もがスーパー愛想悪子ですから。
無理やりスマイル攻撃も全然ききませんから。
アタイは「来るもの拒まず、去るもの追わず」なので自分から話しかけて
行ったりはしないタイプなんですよ。そうなると必然的にドイツ人とは
「いつまでも平行線な関係」が続いちゃうわけですよ。
よって旅先の触れ合いゼロみたいな・・・ね。
でもまあそれも東の街の特徴かなっと割り切ればやってやれなくもないです。
けど心が弱ってる時はそっち方面へ行ってはいけませんね。
確実に塩塗りこまれますから。笑
でもね、そういうところ含めても総合的にアタイは東の街が大好きで
何度でも行ってみたいなあと思っちゃうんですよね。
打たれ強いのか、Mなのか????