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死して屍拾う者無し

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ドイツビオ事情

人の記事内容にばかり難癖を
つけてちゃいけないよね。
今回は自分でドイツオーガニック事情について
書きますわ。

ドイツでは
Bio ビオ(オーガニック)とか、
Öko エコ(環境保護、エコロジー)
と言う言葉は法律で守られてるので
この言葉が持つ基準を満たしてない限りは
使用してはいけないことに
なっとります。

ドイツ語にはbioがつく別の意味合いの
言葉もある。
Biochemie バイオケミカル(生物化学)
Biogas バイオガス
Biologie 生物学
Biotechnologie バイオテクノロジー
Biotop ビオトープ
などなど。

でもココで言うビオは
オーガニックのことね。
以下、オーガニックのことは
ビオと書きます。

ドイツではそもそもビオ食材は
かなり昔からあるらしく。
調べたところ。
何でも19世紀にさかのぼると言う!
でもまあ昔は農薬とか無かったから
ある意味全部ビオだったんだけど。
ドイツには「自然療法」なるセラピーが
昔からありまして。
有名なのはホメオパシーだけど。
そういうのとあいまって
ビオなる概念が育ってきた模様。

そして。
戦後60年代だか70年代に
ヒッピーが出てきて。
ビオムーブメントがドイツで起こったみたいです。
ドイツ初のビオスーパーが出来たのは
1970年代だそう。
そっから徐々に増えてきたと言うね。

ビオと言うと。
ぱっと思いつくのが食材だけど。
ドイツのビオスーパーでは
食材以外のものにもビオ製品がある。

ビオスーパーでは
以下のものが基本揃ってて。
-生鮮食品
-穀類
-乳製品、卵
-肉類(ブタ、牛、鳥等)
-冷凍食品
-パン
-ドリンク
-アルコール

-トイレタリー関連(洗剤等)
-コスメ
-日用品(ラップ等)
-赤ちゃん用品
-洋服

そんな感じかな。
大体このラインナップが
どこのビオスーパーに行っても
手に入るよ。

そもそもビオと一言で言っても
色んな概念がありまして。
基本的にEUで基準を決めて運用している
ビオロゴと言うのは
「食材にのみ適用」
されるものなんですわ。
なので、上記のコスメとか洗剤とか
そういった非食材に関しては
生産者が自分で基準を作って
ビオでございます!
と言ってるに過ぎないみたいなんだよね。
ま、その点についてはまた機会が
あれば追加で調べようと思うけど。

今回はビオ食材にのみフォーカスします。

ビオ食材については、
ドイツ政府が2001年に基準値を決めて
その基準をクリアした食材に対して
ビオロゴを付けてもいいですよ!
と取り決めたそうで。
それがこのロゴ。↓
見たことある人もいるかもね。
ドイツビオ事情_c0016407_05243093.jpg
で、ドイツに遅れること数年。
EUのビオ基準なるものが2010年に
出来上がりまして。
ほぼ基準はドイツのビオ基準と同等らしいんだけど。
EU基準ロゴをつけておけば
EU域内で商品を販売出来るからか
後発のこのロゴを付けるドイツの
業者が増えてきて。
いまやドイツのロゴを見かけるほうが
少なくなってきたな感があるね。
でも。
EU基準に合格してEUロゴを
付けれることになったら
自動的にドイツ基準にも合格するらしいので
両方を付けてる商品もあるね。
ドイツビオ事情_c0016407_05272840.jpg

ビオ基準とは。

-保存に際し、イオン放射の使用不可
-遺伝子組み換え品からの生産は不可
-化学合成植物保存料を使用しての生産は不可
-水溶性ミネラル肥料を使用しての生産は不可
-5%以上の非ビオ製品の使用は不可
-化学調味料、人口風味料、色素、保存料、乳化剤の使用は不可
-その他規定の添加物の使用は不可

となっている。

このEUビオ基準とかドイツビオ基準ロゴは
公的に認められたものなんだけど。
基準をクリアしたからと言って
のほほんとしてたり
管理を怠ってると
年に一度の検査で落ちたりするから
気を張って無いといけない。

そんでもって。
検査は有料だし。
ISOもそうだけど役所が絡むと
書類が増えてくるから。
こういうロゴに対応出来る
ビオ業者と言うのは
結局はそれなりにマンパワーと資本があるところ・・・
ってことになっちゃう。
零細企業だとまあまあ大変だよね。

ま、そんな感じでEUとドイツ政府が
きっちりビオを管理してるんだけど。

管理させたらドイツ人の
右に出るものは居ない!と言われてる
ドイツ人ですから。
こんなもんではおさまらない。

他にももっとたくさんビオ基準ロゴ
なるものがドイツ国内には存在するんだわ。
しかもドイツ基準やEU基準より
もっと昔からあって。
なおかつ基準ももっと厳しいと言う。

いわゆる民間生産者団体が作ってる
ビオ基準のロゴがあって。
そっちの方が遥かに信頼性が高い
と言われてる。

クロネコ、わざわざウィキペディアを
訳して、なおかつ図にしてみたわ。
ヒマ人過ぎてびびるね。
でも分かりやすいでしょー。
見え辛かったらクリックしてね。

まずは。↓
ビオ加工食品に関する原材料表記の基準比較。
たとえばお菓子とか、ジャムとか
パンに塗るクリームとか。
ビオ食材を使った加工食品の原材料記載。
こうやって見るとビオラント(Bioland)が
一番基準が厳しいかな。
ビオ食材で何かを作る際に、
どうしても一部の材料がビオで揃わなくても
全体の95%がビオ食材ならビオと言えるよ~
ってことです。
クロネコの場合はキムチかな。
唐辛子パウダーだけはビオじゃないけど
それが全体の5%以下ならオッケーとなる。
ドイツビオ事情_c0016407_06274302.jpg
次に。↓
ビオ肥料とか、ビオ畑の管理とかの比較。
あー。
なんかこうやって見ると。
EUビオマークはかなり基準がゆるいのが分かるね。
殺虫剤もオッケーだし。
合成植物保存料以外全部アリってことで。
肉骨粉までアリだから。
なんだかなー。
畑の管理にしても既存のやり方もアリだし。
ゆるい。
ゆるすぎるー。
知らんかったわ。
ちょっと今後考えなくては!
ドイツビオ事情_c0016407_06322363.jpg
そして最後に。↓
動物の管理に関するビオ基準。
アタイは肉を食べないから関係無いんだけど
一応調べてみましたわ。
なかなか興味深いんでね。
専門用語がチラホラあったので
適当に訳したけど
いまいち意味が分かりにくいものもある・・・
もうそこは自分で調べてよーってことで。
勘弁してねー。

コレを見てもやっぱりEUビオマークが
一番基準がゆるいよね。
動物の飼育環境は悪くないみたいだけど
エサとかいまいちだし。
っていうか。
牛って角をカットしてるんだね。
何でだろ?
ドイツビオ事情_c0016407_06362254.jpg
まあこうやって比較を見ると、
一目瞭然だよね。
ちなみに魚とかワインの基準もあるよ。
魚のビオロゴは・・・
以前養殖サーモン輸入業者さんに
話を聞いたことがあるんだけど。
(ドイツの会社ね)
ビオのサーモンは生簀内で
飼育するサーモンの数は
通常と比べると少なくなってはいるけど
どうしても病気等が発生するので
抗生物質をある程度は使っていいことに
なってるから、
結局は薬まみれらしく。
値段は通常のサーモンの3倍くらいするから
クロネコはビオサーモンは買わないことにした。
養殖じゃないサーモンで良いやと。
そもそもサーモンはあんまり食べない。
ビオでもこんなもんだから
ビオじゃないノルウェーサーモンは
危険極まりないらしいね。

上記のウィキペディア翻訳&表作成に加えて。
他の第三者機関が比較したものも
見てみたけど。
ビオの中でも、
やっぱり以下がオススメとのこと。

ビオクライス、
ビオラント、
デメーター、
ナトゥアラントだね。
そして。
ビオワインマークの
ECOVINもオススメ。

次点は、
EUビオマークと、
ドイツビオマーク。
この現状を受けて、由々しき事態だと
EUが思ったのかどうかは知らんけど。
2020年までだったか、
EUビオ基準を厳しくするらしいよ。
良い事だよね!

そして第三位は。
スーパーチェーンEDEKAのビオブランド、
そしてまさかのディスカウントスーパーチェーン
NETTOのBioBioでございました!笑

なんで、まさかなのかというと。
アタイはスーパーが独自につけてる
ビオブランドを信用してないからで。笑

ドイツでは近年、といっても
10年前くらいから、
ここ3,4年が特にすごいんだけど。
ビオブームでして。
このビオブームはさらに勢いを
増すのではないかと言われてて。

そんなビオブームに乗って
既存のスーパーチェーンが
独自ビオ商品を開発してきてるんだよね。
なので。
ドイツでは大抵のスーパーチェーンに行くと
そこのビオ商材に出会えると言うね。
たとえば。
EDEKAやREWEに行くと
普通のトマトやキュウリ、
たまねぎ、牛乳、バター、
小麦粉、ジュースの横に
BIOの商品も置いてあるというね。
で、そのBIOがスーパー独自の
ブランドになってるという。

だから、ドイツ国内において
近所にビオスーパーが無くても
普通のスーパーに行けば
ある程度の商品はビオ商品が
買えるってことなのよ。

だけど。
コレがアタイはヨロシク無いと
思っていて。

アタイに言わせると、
大手企業であるスーパーチェーンは
ブームに乗っかってるだけなのよ。
フィロソフィーが無いのよ!怒
ビオ商品と言うのは
付加価値があるので通常のものより
最低でも10%価格を上げられるんだよね。
だから、利益がアップする!
ってことで、スーパーチェーンは
こぞってビオブランド化を進めてると言うわけで。
パッケージもグリーンにしたりと。
なんか手を変え品を変えね。

けどね。
アタイはこれらを信用して無いんだー。
スーパーのビオブランドにも当然
ビオのロゴが付けられてて。
いわゆるEUビオロゴが大半。
ってことは。
上記にアタイが表を貼り付けたとおり。
基準が甘いわけで。
間違っても一般的なスーパーで
ビオラントやデメーター商品なんて
売ってないからね。
それらはビオスーパーに行かないと
手に入らない。

加えて。
ドイツで流行ってるビオだけど。
需要に対して供給が
追いついてない現状があるんだよ。
ビオ農場は日本に比べたら
すごく広大だけど。
ドイツ国民全員のビオニーズを
満たすには全然足りない。
ビオスーパーだけなら
なんとかなるかもしれないけど。
一般的なスーパーのビオ商品にまでは
全然供給できない。
そもそも。
ドイツのビオ農家さんたちは
一般スーパーになんか卸さない。

じゃあ巨大資本はどうしてるのか?
といえば。
ドイツ国外、EU圏内の農家に
ビオ商品を作らせてるのよ。
ルーマニアとか、オランダとか。
いろいろルートはあるからね。

だけどさ。
そもそも何でビオにするのか?
何でビオが良いのか?
と言う基本を忘れちゃいけないよね。
ビオは人間の体にも良いけど
それ以上に大事なのは
環境保護なのよ。
畑を農薬で汚染してはいけない。
水や土地を汚染してはいけない。
生態系を化学で壊してはいけない。
と言う哲学があるのよ。
そして
輸送も環境を破壊するから
なるべく近隣のものを入手すべし
と言う考えもあるしで。
いわゆる地産地象ね。

でも。
大手スーパーチェーンがやってることは
ドイツ国外から生鮮食品を輸入してるから
なんかコンセプトがずれるわけよ。
アタイはそこが好きになれない。

そんで。
実際食べ比べたことがあるけど。
大手スーパーチェーンの
ビオ野菜と、
ビオスーパーのビオ野菜では
味が違うんだよね。
大手スーパーの方が劣る。
アタイの主観だけじゃなく
そういう比較研究もあるのよ。

だから。
直感だけど、大手スーパーの
ビオ食品はいまいち信用出来ないなと
アタイは思うわけなのよ。

たとえばバナナとか
どうしても遠くから輸入しないと
いけない例外もあるけどね。

でも全体的に大手企業のビオブランドは
嘘っぽいなという
猜疑心がぬぐえないんだよね。
だからアタイは大手スーパーの
ビオ食材は買わない。

なんとなく。
彼らはパッケージだけ変えてるんじゃ?
って気がしなくもないので。
第三者機関も婉曲的にそれを
におわすことを書いてて
やっぱりなと思ったわ。

そんでもって。
時折そういう偽装スキャンダルが
ニュースになったりするから。
一般のビオについて知識が
あまり無いドイツ人などは
「うわー、やっぱりビオなんて
偽装だったんだ!
普通の野菜や果物を買っておけばいいや!」
と思うわけなのよ。

でも。
これはある意味、逆プロパガンダでは?
とアタイは思っていて。
つまり。
既存の大手資本をなめたらいかんぜよ!
ってことで。
彼らの既得権益を守る情熱を
軽く見てたらダメだよと。

ビオ商品を自社ブランドで売りつつも。
既存商品を守って売上を伸ばしたい!
と思ってるのが大手企業だから。
ビオが一番!みたいな風潮になるのは
面白くないわけで。
ビオばかりを売る羽目になると
コストが掛かって利益を圧迫するからね。
彼らは出来るだけ毒にまみれた製品を
無知な消費者にドカドカ売りたいだけなので。

そうなると彼らは強いよ。
お金を持ってるからね。
ありとあらゆる手を使って
潰しにかかってくる。
しかも巧妙にね。
たとえば。
ビオと既存の食品を比較する番組の
スポンサーをやるとか。
研究所で調査しても
既存食材に農薬の危険性も見当たらず
何の違いも出ませんでしたー!
みたいな内容だったり。

ビオのパッケージを偽装して
嘘の商品を売ってます!
と言うニュースを見かけると
ビオは偽装と言うネガティブな
印象を消費者に与えられるわけだし。

はたまた。
ビオの卵なんて嘘っぱちだ!
普通の卵となんら変わらない!
と言う記事をネットに流したり。

心優しい人たちは
そういうのに騙されちゃうのよね。

でもしょうがないと思う。
既存のスーパーなんかで
ビオ食品を買ってるのが
いけないんだから。
そりゃあんたカモにされるわよと。

大抵ビオに猜疑心を持ってるのは
年配のテレビを良くみる人たちに多いね。
大学生とかは環境保護への意識が
高いのでビオ商品に関心が高いし。
街中に住んでる人も関心が高い印象。
テレビってやっぱり害悪だよね。

じゃあどこに行けばいいのか?
と言うと。
何度も書いてる通り
ビオスーパーに行け!
と言うのがアタイからのアドバイスですわ。
それさえも信用出来ないというなら
近隣の広場の土曜市に
出店してるビオ農家から
直接買えば良いんじゃないかな。
それくらいの努力をすれば
リターンはあるよと。
そういうわけよ。

けど。
アタイの印象で言えば・・・笑
ビオスーパーに買いに来る意識高い系は
基本女性が多い。
年齢関係なく女性率高し。
小さいお子さんを連れたママも。
男性は・・・子持ちか
ゲイが多いかな。笑
いわゆる普通のドイツ人男性は
通常のスーパーに行く人が多いね。
そんなもんなんだろうね。

クロネコはベルリンの
ビオ事情しか詳しくないから
他の街は分からないけど。
ベルリンに関して言えば。
ベルリン市の周りは
幸か不幸か畑ばかりなのよ。
産業が発達してないブランデンブルク州に
ベルリンは四方を囲まれてて。
まさに農業天国というね。
だからベルリン市内の生鮮食品は
ブランデンブルク州から調達が可能なのよ。
ビオ農家も基本はブランデンブルク州。
だから。
自動的に地産地象が実現できる環境
なんだよね。

ドイツでは地産地象のことを
レギオナールというんだけど。
リージョナルと同じ意味。
この言葉には定義が無くて。
これは人によっては車で1時間以内だし
人によってはドイツ国内全部を指すしで。
ほんとにまちまちなのよ。
たとえば、アタイが以前住んでいた
デュッセルドルフは近隣が
工業地帯なので農家はあれど
ビオ農家はほとんど無いんだよね。
だからデュッセルドルフから見ると
全ドイツを地産地象エリアにしないことには
実現不可能になるわけで。
でもベルリンは上述したように
その心配が要らないし。
実際ベルリン市内にある
ビオスーパーチェーンのほとんどは
(アルナトゥラ、ビオカンパニー)
大手ビオ卸会社のテラ・ナトゥアコストから
食材を仕入れてるんだよね。
(運んでるのを見た)
で。
このテラという会社は生鮮食品の
80%をブランデンブルク州の
ビオ農家から仕入れているんだよ。

すんばらしい!

とアタイは思う。
そして。
アタイはビオの鶏卵農家さんとも
話をしたことがあるんだけど。
大手メディアはビオ卵の
ネガティブな記事を書き連ねるけど
実際は広大な土地で鳥たちを
自由に走らせてるんだよ、
でも反論記事を出す資金は無いから
信じてもらうしかないんだー
と言ってて。
なるほど!
と思ったのよ。

そんで。
ビオ食材加工品を作ってるビオ生産者は
どこから食材を仕入れてるか?
がまたポイントになるわけで。
色んな記事を読んでると。
消費者が問い合わせてくるから
ウェブで公開してるところも多いね。
数年前までは大豆は中国産が
多かったんだけど。
ぬわんと。
ビオ豆腐メーカーが主導して
ドイツでも大豆を育てるプランを実行してて。
ここ2年ほどでビオ大豆がちゃんと
育つようになったらしく!
いまやドイツの幾つかの
豆乳メーカーや豆腐メーカーは
ドイツ産大豆を使ってます!

すんばらしい!
とアタイは思う。

それでも。
信用出来ないー!
って人は居るかもしれない。
もうそうなると本人次第だからね。
アタイは何度もビオメッセに行ってるし
何人ものビオ農家さんや
ビオ生産者さんとしゃべったことが
あるから分かるんだー。

ドイツのビオの歴史は長いから
ビオ製造会社は
守銭奴の大手スーパーみたいに
昨日今日創業したわけじゃなくて。
最低でも創業30年だったりするのよ。
長いところだと40年とか50年。
ヒッピーたちが細々始めたのが
いまや大きく成長しましたよー!
みたいな感じで。
穀類、豆類、ミューズリー、
粉類、豆乳、豆腐、砂糖、
色んな製品を作ってる会社が
創業40年とかだから
驚くよ。
これらの企業はフィロソフィーが
しっかりしてるから
偽装とかはしない。
と、アタイは思う。
もちろん新参者も居るけどね。
彼らの食品を侮辱するのは
アタイが許さない!みたいなね。笑

DAVERT(豆、米、穀類、ナッツ)
BIO PLANETE(オイル系)
TAIFUN TOFU(豆腐)
ÖKOLAND(ハム、ソーセージ)
NATURATA(砂糖、ミューズリ)
BYODO(ビネガー、マスタード)
RAPUNZEL(ナッツ、ミューズリ、オイル)
BAUCK(ありとあらゆる粉もの、グルテンフリー粉)
LEBENSBAUM(お茶)
などなど。。。

これらのビオ食品生産者の製品は
基本ビオスーパーに行けば
ドイツ全土どこにでも置いてある。
ある意味、同じ製品に出会える。

ビオ商品を良くわかってない
ドイツ人たちは
大手スーパーが出してる
オリジナルビオブランドの製品が
ビオだと思い込んでるから、
上述したメーカーの製品を
一切知らないんだよね。
分かってないなー。
ほんと分かってない。
大手スーパーの商品なんて
当たり前だけどビオメッセでも
絶対見かけないし。
食品業界最大のグリーンメッセの
ビオブースにも見当たらない。
それくらい別物なんだよね。

批判だけして
分かった気になって
ビオ詐欺に騙されないぞ!
そんでアタイに
意見してくるという。
つーか。
あんたまずビオスーパーに行って
ビオメッセにも行ったら
アタイに意見していいよって感じ。

それでも。
それでもドイツのビオブームは続いてるし
もっともっと成長すると思う。
日本とは比較にならない。
食品売上全体に占めるビオの売上は(2014年)
アメリカ 5.0%
ドイツ  4.4%
フランス 2.6%
イギリス 1.8%
スイス  7.1%
オーストリア 6.5%
デンマーク 7.6%
日本   0.5%以下

だそうです。
日本・・・
ビオ不毛の地。
なんでだろ?
JAの既得権益のせい?
流通問題のせい?
価格のせい?
ニーズが無い?

でもアタイは根本的な問題が
日本人にはあると思う。
虫が嫌いと言うのが一番の問題だと思う。
無農薬で虫がついてる食材なんて
絶対嫌でしょ?
殺虫剤必須だもんね。
だから日本人には無理だよ。

見た目第一主義になっちゃったからね。
野菜も果物もおっきくて
ぴかぴかじゃないと売れない。
曲がってたりいびつだと売れない。
大きくするには化学肥料が必須だし。

そういう感覚を変えていけるかどうかが
カギじゃないかなと。
ドイツの既存のスーパーで売られてる
野菜や果物も大きく育ってて
ぴかぴかしてるよ。
不自然なほどに。
同じ食材をビオスーパーで見ると
ちっさかったり
曲がってたりするから
すごくよくわかる。

ドイツでは農家が野菜とかを
スーパーで売るには
流通に乗せる前に食品を
洗わないといけない決まりがあるらしいので。
ビオと言えどもそれは同じで。
だからビオスーパーの野菜等には
ドロもついてないし
虫も基本は居ない。
でも家で料理しようかな~と
思って野菜を触ってると
たまーに青虫が出てきたりするよ。
ありゃ。
と思うけどアタイは割りと平気。

日本人はまず見た目至上主義を
変えていくべきかと。
それと同時に零細農家が
頑張ってつくってくれてる
ビオ食材を支援すべきかと。
JAのしばりがきついから
通常の流通にはなかなか乗れないので
ネット通販で買うとか。
高い、高い!と文句を言うんじゃなく
ニーズを増やしていくべきかと。
そうすれば徐々に近場でも
手に入るようになるだろうからね。
意識改革は大事だなと。

こんな感じかな。
ああ。
この記事書くのすごく時間が掛かったよ。
表まで作ってたからね。笑

ビオに関しては、
アタイの方が一般的なドイツ人より
詳しいと思うわ。
クロネコある意味意識高い系だから。笑
なんせアタイはビオ食材が好き過ぎるからね。
(アジア食材はビオじゃないけど)

ついでに。
食器用洗剤、
洗剤、シャンプー、
コンディショナー、
液体ソープ、
生理用ナプキン、
コスメ類も今は全部ビオだよ。
掃除用品だけはケミカルなのを
使っちゃってるけど・・・。苦笑

以上、ドイツビオ事情でした。

by kuronekomusume | 2017-08-14 07:31 | 日記 | Comments(0)