死して屍拾う者無し

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ベルリンの交通手段

ベルリンの交通手段といえば。
Sバーン(市内電車)、
地下鉄、路面電車、バス、
タクシー

なんだけど。
これらはいわゆる既存の交通手段。

今はいろいろ新しい交通手段が
出現してて。
タクシー業界には苦しい時代になったなと。

ま、アタイは会社の通勤でしか移動しないので
既存の交通手段しか
今のところ使ってないけど。

夜遊びする人には今はすごく便利なものが
出現してるね。
それはBerlkönigだよ。
知ってる人は知ってるかな。
ベルリンの市内交通を担っているBVGと言う会社が
ぬわんとタクシーバスを運行し始めたんだわ。
9月にスタートして、大人気でいまや
いろいろ拡大中らしいよ。

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タクシーバスBerlkönig。
このめっちゃ呼びづらい名前。
無理やり日本語で書くならベアルケーニヒかな。
最初これはBerlin+Königの意味かなと
思ったんだけど。
おそらくその意味がこめられていると思うけど。
ベルリン+王様
って言う意味ね。
でも、今気がついたんだけど。
これErlkönigのことももじってるね。
ErlkönigのErlは日本語直訳だと「ハンノキ」と言う
木の名前なんだけど。
「ハンノキ王様」って何のこと?
と思うよね。
アタイも思った。

でもErlkönigと言うネーミングに聞き覚えがあって。
と言うか見覚えが。
「魔王」のことだ!と思い出した。
魔王というのはドイツを代表する文豪の
ゲーテが書いた詩の名前で。
魔王の詩にシューベルトが音楽をつけたので
有名だよね。

夜中に、病気になって具合が悪くなった息子を
父親は馬に乗せて医者のところに急いで連れて行ってるんだけど。
そこに魔王が現れて息子をあの世に連れて行こうとする。
魔王が見えた息子は、お父さん助けて、魔王がいるよ~
って言うんだけど、お父さん必死に前を向いていて
気がつかない。
目的地について後ろを見たら息子は息耐えてた・・・
みたいな詩じゃ無かったっけ。

クロネコの記憶は30年以上前の
中学時代の音楽の授業の記憶なので
ちょっとあいまい。

シューベルトの曲はオペラっぽい感じじゃなかったっけ?
アタイ中学時代に授業で一度だけ聞いたけど
歌詞が日本語で「お父さん、お父さん~」って言う
フレーズだけ覚えてる。
なんちゅう怖い内容の歌なんだろう・・・
と思ったのでやたらと記憶に残っていて。

動画見つけた。
久々に聞いたら前奏を覚えていた。
中学時代の記憶ってすごいね。


そういやラムシュタインも同じ題材で曲を書いてるよね。
タイトルは何故かダライ・ラマだけど、
内容はまさに魔王と同じ。

ま、ラムシュタインはおいておいて。
ゲーテの魔王がErlkönigなんだよ。
ドイツ人ならErlkönigと言う名前を見たら
ゲーテだ!って連想するはずで。
だからBerlkönigと言うタクシーバスの名前も
魔王を連想すると思うんだよね。
でも。
内容からすると不吉だよね。
なんでこんなネーミングにしたんだろ?
とアタイは今ひとりでいぶかっております。
誰か文学とかに詳しいドイツ人に聞いてみなくては。

Erlkönigの魔王は、北ドイツでは
妖精的な存在だったとかって
ウィキに書いてあった。
といってもティンカーベルみたいな
妖精ではなくて。
こんな感じ。
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妖精というよりは・・・王様だね。
魔王で良いね。
この妖精に触れると死が訪れる・・・
みたいな不吉な存在だったとか。

にしても。
このBerlkönigを「魔王」と言う邦題に訳した人!
センス抜群だよね。
天才だと思うわ。
これが「ハンノキ王」だったら日本人には
ピンとこないし、
おどろおどろしい感じもイメージできないしで。
王様の話ですか?
メルヘンですか?
みたいになめた気分で聞いてしまうよね。
ベアルケーニヒってそのままカタカナ表記だと
さらにちんぷんかんぷんで、
これまた世界観が伝わらないしで。
「魔王」と名づけた人、すごい!!
って思う。
昔の翻訳者はとにかくセンスがあるよね。
ドイツ語翻訳者はセンス抜群だといつも思うわ~。
当時の秀才さんたちが
勉強しまくって考え抜いてつけてるから
レベルが違うんだろうね。


タクシーバスBerlkönigは乗り合いバス
みたいな感じなんだわ。
そして。
当初のプランは夕方から明け方までの運行
だったらしいんだ。
夕方17時から朝の5時までだったかな。
それはまさに、魔王の夜の運行と連想できなくも無い。
そして。
乗り合いは、お父さん+息子が馬に乗りあってた・・・
と連想できなくも無い。
こじつけかな。

このタクシーバスはめっちゃ大人気なんす。
使い方は、アプリをDLしてスマホから予約。
夜遊びで市内のクラブを渡り歩きたい場合、
地下鉄とかバスを待ってると時間が掛かるし。
割と深夜でも走ってるけど本数が少ない。
そして何よりクラブの近くにバス停や
路面電車停留所があるとは限らない。
タクシーを使うには割高感があるしで。
でも。
Berlkönigだと、すぐ来るし。
知らないもの同士で乗り合いが出来るし。

何より安い。
1キロ1.5ユーロ(200円くらいかな)
最低4ユーロは払わないといけないらしい。
つまり3キロくらいは移動せよってことかな。

そんでもって。
一番すごいのは連れが半額で良いところ!
夜遊びでクラブを移動する場合
4人とか5人で移動するから
誰かがBerlkönigアプリで呼び出せば
他の人たちは安く済むという!
なんちゅー若者にウケそうな仕組み!

ただし、このBerlkönigは自宅前までは
乗り付けてくれない。
大通りとかじゃないとダメらしい。
が。
そんなの若者たちは気にしないからね。
安いし便利。

今のところ、ベルリン市内の東地区のみで
運行中らしいけど。
クラブは主に東に集まってるから
そりゃもうクラブ好きの人たちには
もってこいなサービスだろうなと。

瞬く間に人気が出たから、
ベルリン市内交通BVGは
最初は金と土曜のみだったけど
いまや毎日24時間対応することにしたとかで。
そんでもって。
カバーエリアを拡大するとかで。
そんで車も増やすとかで。
イケイケモードに入ってる模様。

だがしかし。
面白くないのはタクシー業界だよ。
BVGは本来のインフラのほうに力を注ぐべきだ!
と文句を言ってるとかで。
地下鉄の本数を増やすとか、
時間通りに運行するとか、やることがあるだろう!と。
確かに。
確かに。
本業がめっちゃおろそかですからね。
毎日ダイヤ乱れまくりですからね。
ほんと。
本業あってのBerlkönigじゃないんですか?
とアタイも思うわ。

けど。
タクシー会社によっては連携したいです~
ってラブコールを送ってるところもあるみたい。
郊外はうちにまかせてください!
みたいな感じでね。

ちなみにBerlkönigに車を提供してるのは
メルセデス・ベンツだよ。
来年にはベルリン市内はディーゼル車禁止地区が
拡大するって言われてるので
BerlkönigはEV車も導入するだろうね。

タクシー業界・・・大変っすね。
タクシーよりBerlkönigのほうが安いからね。

そして。
さらにそこにはUberという競合もいるしで。
Uberは割と規制が多くて、
思ったようにドイツで自由にビジネスが
出来てないっぽいけども。
それでも見かけるから何とかなってるんだろうね。

今チラッと調べたところ。
ドイツでは、こういう運行サービスでは
運転手はタクシー運転手と同等の免許を持っていないと
いけないらしいんだわ。

Uberはフリーランスのドライバーを
雇ってるらしく、
車もドライバーの自前だとか。
Uber自体はアプリ開発しかやってないらしい。
彼らは大して事業インフラに
お金が掛かってないのが分かるね。
今のところドイツではベルリンと
ミュンヘンでしかUberは運行してないらしいけど
来年どっか第三の都市で事業をスタートするらしい。
フランクフルトじゃなかろうかと記事には
書いてあったけど。

クロネコはUberが好きじゃなくて。
スタートアップ企業だけど
なんとなくグローバル企業じゃ?!という
疑いがあるからで。
(チラッと調べたけど分からなかった)
クロネコはグローバル企業が嫌いなんす。
やつら税金を払わないからね。
もし各国の既存の交通網つまりタクシー業界を
潰すだけ潰して、税金を払わないのなら
アタイはUberのビジネススタイルは
支持できない。
その国に税金を落とすのなら
別にかまわないんだけど。
どうも胡散臭くて好きになれん。
アタイは頭が固いんだろうか。

こないだ日本から来てた出張者の人たちは
Uber便利~って使いこなしてたよ。
乗ったところから降りたところまで
明確に書いた領収書をメールで
くれるので、
出張清算がやりやすい!
って言ってた。

Uberの納税状況は不透明なままだけど。
BVGのBerlkönigは確実に納税してるから
アタイはBerlkönigは悪くないと思う。
BVGはベルリンの会社だしね。
運転手はBVGの社員ではなく
Uberと同じくフリーランスを雇ってるんじゃ
無いかなあと。
売り上げの半分は運転手のものらしいよ。
タクシー会社から転職する人もいっぱい
いそうだよね。

アプリが無いと暮らせない時代に
なってきたねー。
アタイ、乗り遅れてるわ。
けど上に書いたように。
アタイはBerlkönigを使うことが無さそう
なんだよね。
もう43歳だから夜遊びしないし。
お酒も体質に合わないから
家飲みか近所じゃない限り
飲まないし。
ちょっと夜遅くなる場合でも
アタイんちの近所にたいていの店とか
ライブ会場があるもんだから
歩いて帰れるし。
そもそもアタイは3キロくらいなら
いつも歩くし。

ちょっと遠くに出かける時は
市内なら電車があるし。
郊外だと自分の車があるし。
やはりベルリン魔王のお世話になる必要性が
見えてこない。
でもそんなサービスがあって
今は大人気なのは知ってるし、
そこらじゅうでバンも見かけるので
あいつが魔王か・・・くらいの
感じはありますよというね。

ま、若い人がここを読んでいて
ベルリンに住んでいるのなら
BerlkönigをBVGサイトから調べてみて
アプリをダウンロードしてみれば
良いんじゃないでしょうか。

そうそう。
ほかにもベルリンで人気のある交通手段があった。
それはeバイクだよ。
これはもう4年くらい前からあって
今やすっかり定着してると思う。
何かと言うと、電気スクーターだよ。
日本には電気スクーターはあんまり
無いって聞いたんだけど。
ベルリンではめっちゃ大人気だよ。
しかも。
シェアがデフォルト。
自前で買う必要は無くて
カーシェアリングのスクーターバージョン。
ベルリンは車だと常に渋滞で移動に
時間が掛かってしまうけど。
スクーターだと渋滞知らずなので
人気があるんだよ。
まあ今は気温が0度とかだから
誰も乗らないけど。
夏場は大人気だね。

使ったこと無いけど、これもアプリを
DLするんだと思う。
免許もその際登録するのかな。
カーシェアリングと同じだから
いろんなスポットに路上駐車してある
eスクーターをアプリで探して
見つけたやつを予約して乗るんだと思う。
ヘルメットとかは全部セットされてるから
利用者は何も要らないはず。
クロネコが知る限りベルリンで
スクーターをシェアしてるのは2社あるけど
COUPは電気スクーターなので
排ガスが出なくてアタイはかなり良いと思う。
すれ違っても臭くないからね。
COUPだと最初の30分は3ユーロで、
それ以降は10分ごとに1ユーロの課金だって。
30分も乗ったら結構移動できるんじゃないかな。
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ドイツは日本の警察みたいにバイクいじめをしてないから、
歩道にバイクを停めても違法じゃないんだよ。
だから歩道には自転車以外にバイクを
みんな停めてある。

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日本の記事を読んでると、歩道にバイクを
停めちゃうと駐禁を取られるとかで。
バイクが消えていったらしいよね。
おかげでバイクメーカーも商売あがったりだとかで。
その間、世界はEバイクに移行してて。
日本の警察&運輸省は何をやってるんだろうね。
という。


ま、そんなわけで。
ベルリン市民の夏の人気交通手段は
スクーターシェアリングだよ。

そしてもちろんカーシェアリングも人気。

クロネコ、今のところ、
自分の足で歩くのがメインですわ~。

by kuronekomusume | 2018-11-25 07:38 | 日記 | Comments(0)