死して屍拾う者無し

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伯林/歴史の秋

ベルリンといえば。
歴史に翻弄されてる街ですけど。

アタイねえ、実のところ歴史博物館には
まだ一度も行って無いんすよ。
行かねば!と思ってる歴史博物館が
現時点で3つもあるってのに。

ドイツ歴史博物館。
DDR博物館。←これ今年オープンしたばかり!
シュタージ博物館。

はー。
なかなか時間が無くてね。
でも行きたい所があった方が
次回の楽しみにもなるし。

博物館に行かなくとも
ベルリンは街全体に歴史的見所が
満ち溢れてますからね。

今回は何度かポツダム広場に行ったんですけど。
ここは今や新興経済区域で
巨大ビルが立ち並ぶエリア。
企業やらホテルやら。
かつてベルリンの壁が走ってたエリアとは思えないほどの
盛況ぶり。
そしてかつてナチス党本部地下壕があったとは
思えないほどの繁栄ぶり。
感慨深いです。

名残ということで広場には壁が展示されてます。↓
わざわざイーストサイドギャラリーに行かなくても
ココで見れちゃう手軽さ・・・。
ちょっとした観光客にはコレで良いかと。
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でもこのエリアで一番面白いのは
石が道路に埋め込まれてるところ。↓
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よーく見ると、ココにも。↓
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ココにも。↓
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これは何かと言うと。
そう、これもベルリンの壁があった跡。
ああ、17年前にはここに壁が走ってたんだ・・・
ってことをこの埋め込まれた石で
思い返すことが出来るのです。
その石はブランデンブルク門前まで続いてます。↓
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さて次の歴史スポットは。
1936年に開催されたベルリン・オリンピックの会場
「オリンピック・スタジアム」。
ワールドカップ決勝戦用に改装工事が施されて
とてもとても美しいスタジアムになってます。
市内からはちょっと離れてるけど、
ナチス建築はぜひとも目にしなくては!
ってことで行ってきました。
3ユーロ払って中にも入って来ました。
デカーイ!
重厚!
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5輪がアタイをお出迎え。
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スタジアム内側。↓
当時10万人収容だったらしいけど、今は6万7千人。
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階段を下りてピッチ目線も楽しめちゃう。↓
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何だか歓声が聞こえてきそう。
それはオリンピックの歓声なのか、ワールドカップの歓声なのか・・・。
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全体がものすごくシンプルなデザインで
無機質なのに重厚。
ヘルタ・ベルリンというサッカーチームのホームグラウンドらしいけど
全然広告が無くてスッキリ。
邪魔立て無用!
コマーシャリズムを感じない不思議な空間。
企業広告が無いとこんなにも落ち着くものなのね・・・。
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オリンピックスタジアムのとなりにはプールが。
もしやこれは・・・。
「前畑がんばれ!」のプールかしら???
それにしては25mしか無いように見えるけど。
実は50mあるのかな???
プール脇の観客席に群がる何万人もの観客の写真が
飾られてたので多分ここが前畑選手のプールかなと。
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なんだか。
スタジアムを歩いていると
手塚治虫の「アドルフに告ぐ」の冒頭シーンを
思い出しちゃった。
あれって確か主人公が新聞記者で
ベルリン五輪を日本にレポートしてるシーンが
ありましたよね。
あの熱気を思い出しつつ、観光客もまばらな
秋のスタジアムを静かに散策。

スタジアムの裏にはさらに驚く場所が。↓
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なんとここもオリンピック会場。
今はフェンスが張り巡らされていて中には入れない。
広大な敷地の真ん中にはアスファルトの花道?があって。
ココはオリンピックの開会式セレモニーに使われたみたいです。
ヒトラー総統が開会式で整列した各国代表団の間を
行進する写真が飾られていました。
中央には鐘の塔があって両脇に時計塔があります。
時計塔は2本ずつ並んでるけど
一本は当時はハーケンクロイツ(カギ十字)の装飾があったので
今は当然取り外されて何も無いただの塔です。↓
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スタジアムの横にその鐘の塔に取り付けられていた鐘が
置いてあります。
まさに無造作にポーンと置いてある感じ。↓
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鐘には「世界の若者よ集え!」みたいなことが彫ってあって。
ちゃーんとカギ十字も彫ってました。↓
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スタジアム入り口から左右に石のモニュメントが
ずらーっと飾られてて。↓
オリンピアの祭典のごとく競技にいそしむ
人たちが石には彫られてるんですが。
そこには人名も多く彫られていて。
過去のオリンピックからさかのぼって
金メダルを取ったドイツ人選手名が
碑に彫られて飾られてます。
これは総統のアイデアだそうです。
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けど。
ここをワールドカップの決勝会場にした
ドイツ人の決断力はスゴイなあと
今更ながら思いました。
反対意見とか無かったのかなと。
何と言うか・・・。
アタイが今頃訪れてもあの時代の凄さと
圧倒的な強さを感じるわけですから。
ココをあえて決勝地にすることで
ドイツはナチスという歴史の呪縛を
乗り越えて、ひとつ次のフェーズに
行きつつあるのかもなあと感じました。

次は。
ブランデンブルク門。↓
ちょうど10月3日ドイツ統一記念日に
アタイはベルリンにいたんですけど。
何だかいろいろ催しが開催されてました。
特に面白そうなものは無かったですけど。
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こちらはブランデンブルク門のすぐ横にある
ユダヤ人犠牲者記念碑。↓
石のモニュメントが様々な高さでズラーっと
並んでるエリア。
シンプルだけど重さを訴えかけてくるそんな場所。
たしかここが出来たのはまだ半年前くらい
だったような。
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こちらは何度も外から見ている国会議事堂。↓
いつも大行列で中に入れないんだけど
いつか必ず入りたい場所。
トップのガラスドームは、ナチスドイツが爆破したため
長らくアタマが欠けた状態だったとか。
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はー。
こんな感じで歴史を感じまくりな日々でした。
満足、満足。
けど時間が足りなくて女神様も遠くから
チラッと見るだけだったし。
大聖堂も見て無いし。
見忘れたものだらけ。
再来月ヨージーの送別会があるかもしれないので、
その時の楽しみにとっておこうかなと。
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by kuronekomusume | 2006-10-04 07:18 | 旅行記 | Comments(2)
Commented by sora_atmosphere at 2006-10-05 22:25
黒猫さん、度々拝見しにきました。
素晴らしいドイツの紹介有り難うございます。
ベルリンの壁があった痕跡があるとは、オリンピックスタジオなど胸が熱くなるような場所ですね。

ユダヤ人犠牲者記念碑など、新しいものもあるんですね。
増々興味が湧いてきます。
Commented by kuronekomusume at 2006-10-06 03:57
soraさま。
コメントありがとございまーす。
ベルリンって見所満載で何度行っても飽きないですよ~。
まだまだ行ってないところがあるので今度こそ~!
っていつも思ってます。
soraさんもぜひ行って見て下さい!