人気ブログランキング | 話題のタグを見る

死して屍拾う者無し

dokurock.exblog.jp
ブログトップ

定冠詞

ドイツ語ネタを久々に。
言語に興味無い方はすっ飛ばしてくださいな。

ドイツ語には定冠詞と不定冠詞っつーのが
あるんですけど。
コレはドイツ語を少しでもかじったことのある人なら
ぜーったい知ってて、
この壁が越えられなかった人は
単位を落としたか、
二度と生涯勉強すまい!
と心に誓ったかのどちらかなのでは。

要は簡単に言うと
英語で言うところの
the(定冠詞) と
a(不定冠詞) です。

アタイはこの概念がドイツ語を勉強しはじめて
やっとこさ理解できるようになったんですけど。

ドイツ語だと定冠詞、不定冠詞が
それぞれ×3種類ずつあるわけで。
英語なら適当に使っときゃ、
ネイティブ以外は間違いに気がつかないんじゃ?
みたいな理解でも生きていける気がしますけど。

ドイツ語だとぜーったいそうはいかない。
もうクレイジー!!!
ってくらいそうはいかない。
だって。
全名詞にそれぞれ定冠詞がついてるんだもん。
無視してたらドイツ語が一切しゃべれないし
文章にもなんない。

定冠詞は
男性der
女性die
中性das

不定冠詞は
男性einer
女性eine
中性ein

でもこれだけ覚えててもしょうがなくて。
さらにこれが格変化しちゃう。
複数形もあるから定冠詞だけで16種類。
さらに不定冠詞も9種類の変化。
なんつーバリエーション。

この映画を見ます。
この映画は面白い。
この映画にはトムクルーズが出てます。

って時の「この映画」の「この」にあたる
定冠詞がすべて違う変化をしちゃうわけなのです。
ドイツ語習いたてのときは
プチパニックですよ。

だから。
いちいち新単語を覚えるたびに
定冠詞の種類も覚えなきゃいけなくて。
複数形も覚えなきゃいけなくて。
それがドイツ語。

ある程度は定冠詞の種類にルールがあるけど
基本は覚えるのみ。
時々ドイツ語を勉強し始めました!って
人から覚えるコツを聞かれるけど。
そんなもんあったらアタイが知りたい。
覚えるしかない。
覚えてないときは、とりあえずカンで話すしかない。
まあ3分の1の確率で
どうにかならなくも無いので。

そんな定冠詞なんですけど。
ドイツ語には外来語がドカドカ入って来てて。
外来語なのにちゃーんと定冠詞があったりして。
外来語は大体「定冠詞が中性だ!」とか言うけど
実際は全然違う!とアタイは思う。
日本語だって例外じゃなくて。

das カラオケ、
das スシ、
der サシミ、
der ツナミ

と誰がつけたのか、ちゃーんと定冠詞がある。
日本語にはそんなもん無いのに
何故かドイツ語になるとちゃーんとある。
一体誰がつけてるのよ?って思っちゃう。

けどこないだ会社で驚いたのは。
うちの会社ってワールドワイドで
どんな現地人でも使ってる日本語があって。
それは何かと言うと。
「リンギ」です。
そう稟議のこと。
うちの会社ったら何するにもリンギですから。
ドイツ人の同僚たちもちゃーんと
「リンギ書かなきゃ」って言ってます。
けどさ、そのリンギにも何故か定冠詞が存在してて。
この日本語はさー、さすがにドイツ一般社会じゃ
使われてない日本語だと思うのよね。
なーのーに。
ちゃーんとダス・リンギなどという定冠詞が
ついてたりするからビックリ。
これさー、一体誰がつけたのよ?って聞きたい。
ぜーったいうちの会社のドイツ人だと
思うんだけど。
稟議書は紙→紙:パピアーは中性
→ダス・リンギなのかも。
うーん。
ロジカル。
????
んなわけない!
勝手に決めんな~!と言いたい。
ドイツ人たら油断できないわ。笑
by kuronekomusume | 2006-11-28 07:39 | 日記 | Comments(0)