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死して屍拾う者無し

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映画評/2本

久々の映画評を。
どっちもアタイのお気に入りテレビ局
アインツフェスティバルで見た。
どちらもすごく良かったー。

「ずっとあなたを愛してる」
主演:クリスティン・スコット・トーマス、
エルザ・ジルベルスタイン
監督:フィリップ・クローデル
公開:2008年

こちらはフランス映画です。
フランス映画にこのタイトルとくれば
なんか面倒くさそうな恋愛映画を想像しそうだけど。

そんなもんアタイが見るワケ無いし
見たとしてもいちいち感想とか書かない。

ってことは、この映画はまったく
恋愛映画ではないんすよ。
なので、恋愛映画嫌いな人はご安心あれ。

ざっくりいうと、
姉妹のお互いをいたわる家族愛
みたいな映画かなあ。

たまたまチャンネルを変えてたら
エルザ・ジルベルスタインさんという女優さんが出てて。
アタイは彼女の演技と言うか雰囲気がすごく
好きなんだよね。
ドイツラントでは割と彼女の出てる
映画を時々テレビで放送してるので
名前は知らなかったけど
顔で覚えてたんす。
んで、どれどれ・・・と思ってみてみたんだけど。

いやー。
なんか、良い映画だった。
じっくり、感情を撮った映画と言うかね。
落ち着いた映画が好きな人にはおすすめ。
どうやら日本でも公開されてたっぽいから
おそらくDVDになってると思う。
ので気になる人はレンタルしてみてくださいな。
あ、でも見たい人はちょっとネタバレかも。

ストーリー:
お姉さんであるジュリエットが主役。
ジュリエットが15年ぶりに妹のレアに
会いに彼女の家を訪ねてくるんだけど。
何で15年ぶりかというと。
ジュリエットは元医者で、
学生結婚した元旦那さんとの間に出来た息子さんを
5歳くらいの時に殺してしまったんす。
その罪をつぐなうために15年間刑務所に
入っていて、刑を終えたジュリエットは
妹レアのところに身を寄せに来たと言うわけなんす。
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ジュリエットは就職活動をするんだけど
なかなか仕事が見つからない。
それは採用者が元服役者であったことは
受け入れても、息子を殺した母と言う事を
知ると完全に拒否されてしまうからで。
映画評/2本_c0016407_2363719.jpg

ジュリエットはそういう事実に対しても
無気力に受け流してどこか悲しそうな
雰囲気をたたえてる。
事情を知るレアはそんなジュリエットを
支える優しい妹。
彼女自身は大学で文学の講師をしていて
旦那さんとベトナム系?の養女二人を
育てている。

ある日レアはジュリエットが持っていた書類を
見てしまい、実はジュリエットの息子さんは
不治の病に犯されていたため、
苦しむくらいならと殺してしまったよう。
それらの事実を公にせず、ジュリエットは
ただひたすら息子を思って服役していたのでした。

と言う内容。

ジュリエット役の女優さんが
憂いのある雰囲気でステキなんす。
最初はいかにもムショから出てきました風な
服装で暗い感じなんだけど
徐々に明るさを取り戻して
ステキな女性になっていくんだよね。
結構男性にももてたりして。
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それを優しく見守る妹レアがこれまたステキ。
(右側だよ↓)
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レア役のエルザさんは何だか気品があって
美しいんだわ。
彼女を見てるとね、
目の色といい、顔の輪郭といい、
アタイはモジリアーニの絵を思い出すんだわ。
もうまさにモジリアーニの絵の実写版!
って感じで。
アタイずーっとモジリアーニが描いた女性は
デフォルメだと思ってたのよね。
あんなに面長で、鼻筋が通ってて
スリムで、目が青い女性なんて
現実に居ないと思ってたからね。
でもエルザさんは彼の絵から
抜け出してきたような容貌なんす。
すごく似てるわーって思ってたら。

Wikiで彼女のフィルモグラフィーを見てたら
「モジリアーニ」ってのがあったので
まさしくそういう映画に出てたらしい。
やっぱりね!
モジリアーニを連想したのはアタイだけじゃなかったんだね。笑
こちらがモジリアーニの絵。↓
アタイの記憶ではもっと似てるのがあったと思うんだけど
ネットでは見つからなかった。
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妹夫婦が養女にしてるベトナム人の
女の子がこれが超かわいいんだー。
多分6歳くらいの女の子なんだけど
こしゃまぐれてて、おしゃべりで
いかにも6歳の活発な女の子!ッて感じ。
顔はアジア系だけどしぐさとかは
完全にフランス人だから
なんか見てて面白いなーって思う。
この子がホントに良い味出してるんだよねー。
子役には勝てないっていうけど
まさにそんな感じ。

この映画の評価は
☆☆☆☆で星4つ。
薄ら暗い雰囲気の映画だけどおすすめですわー。

ドイツ語だけどトレイラーはこちら。↓



「ベルリン・5月1日」
主演:ルートヴィヒ・トレープテ、
ヤコブ・マチェンツ、
ペーター、クアト
監督:スヴェン・タディッケン、
カーステン・ルートヴィヒ、
ヤン・クリストフ・グラーザー、
ヤコブ・ツィームニッキ
公開:2008年

こちらはタイトルからしてドイツ映画。
ベルリンのクロイツベルク地区で
5月1日に4名に起こった出来事を描いてるんだけど
これが最終的にみんな病院に終結するので
4名がニアミスになるように出来てて
なかなか面白い。
この映画は多分日本未公開なので、
ネタバレでガンガン内容を書いちゃう。笑
って上の映画も書いちゃったんだけどね。

ストーリー:
5月1日メーデーは労働者の日ということで
各地でデモが行われる。
ドイツではクロイツベルク地区に
わんさかと人が集まって、
デモを大義名分にして若者が暴動を起こしたり
警察部隊に反抗したりと
ちょっとした騒ぎになる。
そんな日にクロイツベルクに集った人たちが
体験したことが描かれてる。

一組目は18歳の少年たちペレ君とヤコブ君。
彼らは田舎の町からベルリンへと
危険や冒険を期待しながら観光でやってくる。
ヤコブ君はビデオカメラで日記を撮影
する趣味があって、
いろいろと出来事を撮影してる。
デモに参加しつつも、ただ騒ぎたいだけの
若者は訴える内容も無いため
すぐに退屈してしまう。
クロイツベルクと言えば
ギャング風トルコ人が多く住むことで知られてる。
そこでトルコ人少女に出会い
ドラッグを買おうとしたり。
トルコ人ギャング少年に襲われて殴られたり、
逆にたまたま手にしたピストルで
トルコ人少年を追い払ったり。
波乱万丈な一日。
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最後は少年たち二人でクラブへ行って
お酒を飲んだり、ドラッグを楽しんだり。
そのうちヤコブ君がオーバードーズで
倒れて救急車で病院に搬送される。
助かる見込みが少ないなか、
ペレ君はヤコブ君が撮影したビデオ日記を
見てみたところ・・・。
最後の映像ではヤコブ君が何粒もの
ドラッグをどか食いしていて、
最初のシーンでは、ヤコブ君が
彼のオジイサンをピストルで撃ち殺してる
シーンが撮影されいた・・・。
その映像を見てショックを受けたペレ君は
泣きながら病院を後に・・・。

もう一組は警察官のウヴェさん。
彼は奥さんを愛してるにも関わらず
奥さんは肉屋の男と浮気をしている。
奥さんはベジタリアンなのに何故肉屋が相手なんだ!
と彼は悩んで落ち込んでいる。
上司の人いわく
「ヨメに浮気されたならお前も
風俗に行ってこい!
お前も浮気していいんだぞ!」
とそそのかされて、クロイツベルクの
デモを警護中にも関わらず娼婦を買いに。
映画評/2本_c0016407_3261586.jpg

事に及ぼうとした際、道路で暴動が起きて
無線で呼び出され、大慌てで服を着て
勤務に戻るも。
うっかり足を滑らせて鼻をケガしてしまう。
その上、ピストルまで紛失して
大慌てで娼婦館へ戻るものの
護衛のギャングに殴られ、
そのまま病院へ連れて行かれる。
奥さんに未練がある彼はそのまま
自宅に戻り、結局は今までどおりになりそうな感じ。

そして3組目と4組目は同じ。
オッサンのハリーと
トルコ人の子供ヤヴツ君。
ハリーは往年のデモ隊員と言うか、
昔はデモで大暴れしてて
体制に逆らっていたタイプ。
そのまま年をとってしまって
古臭くなったためイマイチ最近のデモには
馴染めていない、でも昔を忘れられないタイプ。
トルコ人少年ヤヴツ君はお兄さんたちが
トルコ人ギャング団であるため
自分も早くお兄さんたちに混ざりたくて
大人の仲間入りをしたくてうずうずしてる。
今回のデモを機会に、警察官をぶん殴って
やっつけたい!と血気盛んになってるが
お兄さんからは子供は家に居ろ!と
相手にしてもらえない。
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そんな折にであったハリーは自分を
一人前に扱ってくれ一緒にデモを
体験させてくれた。
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だが本来は警官を殴るつもりだった武器で
ハリーを殴ってしまって
そのまま逃げてしまう。
そしてそのあとヤヴツ君は後悔にさいなまれ
病院にハリーが運ばれていないかを
確認しに出掛ける。
そこで実の兄がデモで怪我を負って
運ばれているのに遭遇。
それにショックを受けて「大人になりたい!」
とはいわなくなるヤヴツ君。
そしてそのまま病院でハリーにも無事遭遇。
ハリーに「ごめんなさい・・・」と
謝るヤヴツ君。

とまあこんな感じかな。
ってこれストーリーの全部かも。笑
なんかね、どのエピソードも
暴力的で危うい雰囲気なんだけど
でもドイツ的なハートがあるというか。
見ていてアタイは大変良いなあって思ったのだよ。

クロイツベルクと言えば実際に
70年代とか80年代にはもっと激しく
パンクスが暴れて警官との暴動があったらしいんだけど
今は暴れるための口実っぽくなってる感があるよね。
ま、時代は変わるってことで。
そんでこの映画はクロイツベルクにたむろする
トルコ人ギャングをも描いてるのが面白い。
まさにアタイらが持つトルコ人のイメージそのもの
と言うか。
あれを見れば、トルコ人がドイツで嫌われる理由が
分かるだろうなーという感じで
まさに現実を映像化してる。

クロネコがこの映画を見入ってしまったのは
一組目の少年たちが見目麗しいのに加え。笑
なんか、少年特有の危うさをかもし出してて
それにすごーく惹きつけられたからなんす。
彼らったら。
カッコイイだけじゃなくて演技もピカイチなんす!

この子達要チェックだわー。
と思ったけど、フィルモグラフィーを見ると
彼らが出てる他の作品を幾つか
見たことがあることが発覚。
でも全然覚えてないなー。笑
うーん。

にしてもねー。
このヤコブ君役の青年は(左側の青年ね)
本名もヤコブ君って言うらしい。
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ヤコブ・マチェンツ君って言うんだけど
彼ってば顔立ちが大変クロネコの好みにマッチしてる。
そんでもってスタイルも良いし。
けどこんな美しい青年も後数年たったら
見る影も無く衰えてしまうんだろうね・・・。
ドイツ人てばそのギャップが悲しい。

そんでもって。
彼の親友役のペレ君も良い味出してるんだわ。(↑右側の人ね)
本名はルートヴィヒ君っていうんだけど
演技力が半端無く素晴らしい。
クロネコ彼の演技にぐっと来ちゃったー。
ああいう友達欲しいなーって思う。

ま、そんなこんなで。
実は昨日見たのは再放送だから
クロネコってばこの映画を2回も見たんだよね。
とにかくお気に入りざんす。
クロネコの評価はもちろん
☆☆☆☆の星4つ!

こちらもドイツ語だけどトレイラー。笑↓

# by kuronekomusume | 2010-08-15 03:35 | 映画評 | Comments(4)

ゆったり週末、いいね~

週末は早く起きようが、遅く起きようが・・・
っていうか予定が無いなら
確実に遅く起きるんだけど。笑

でも予定が無いなら
どこにも出掛けず、音楽聴きながら
掃除したり、洗濯したり、
アイロン掛けしたり。
時々ご飯を作ったり。

そんな感じかなあ。

ネットをやったり。
メール書いたり。
映画を見たり、本を読んだり。

で、また掃除の続きをやったりと。
アタイは掃除するときは
パート毎にやるので
全部をまとめてはやらないんす。

キッチン周りをガンガン掃除してネット。

掃除機をかけて、
クイックルワイパーをかけて(名前は違うけどね)、
床の拭き掃除をして、
またネット。笑

んで、トイレやらバスのお掃除。
洗面所を全体的にね。
終わったらまたネットして。

この間には洗濯もするし
アイロンも掛けるのだ。

これを一日から二日かけて
ゆっくりやるのがアタイの週末かな。
ま、アイロン以外は1日で終わるけどね。

最近はめっきり寒くなったので
また冬布団に戻してある。
なので今日はあのホテル風シーツを
復活させてみた。笑

それがこちら。↓
え?どこがホテル風?っていう意見も
ちらほらありそうだけど。
アタイの中では白イコール、ホテルなのだ。笑
ゆったり週末、いいね~_c0016407_205146.jpg

# by kuronekomusume | 2010-08-15 02:00 | 日記 | Comments(0)

宅配便

待ちに待った土曜日!!!
週末に特に予定が無い時は
毎朝起きるたびに指折り土曜日を待ってるんだよね。
いや、仕事は大好きなんだけどね。

アタイはそれよりも朝寝が大好きなのだよ!

ゆっくり誰にも邪魔されずに
心置きなく眠る。
これこそがアタイの最高の時間なのだわー。

で。
今週は異常に眠たかったので
本当に心のそこから土曜を待ちわびてた。

したらねー。
土曜の朝7時に目が覚めてしまって。
そんな自分にガッカリ。
どんだけサラリーマン体質なんだよってことで。

でも。
もう一回無理やり寝ましたよ。
多分起きれるくらいの状態だったけど
ココでおきてる場合じゃないぞってことで。
んで、無理やりまどろんだりしながら
何とか12時まで寝ましたとさ。

でも何か・・・不安。
アタイこのまま朝寝が出来ない体質に
なってしまったらどうしよう・・・って。
よく聞くのが・・・
「いくら寝坊体質でも年を取ると
朝早く目が覚めるようになるよ」
って話。
おそろしー。
そんな恐ろしい話があっていいんだろうか?
って昔からおびえながら聞いてた。
とうとうアタイにもその波が来たんだろうかね?

ぐっすり眠れるのがとりえなのにー。

または週末は朝早く目が覚める体質に
なってしまったとか?
・・・。
ああ、それも嫌だわ。

朝寝体質よ、もどってこーい!

そんなこんなで。
昼過ぎには起きてたんだけど。
したらね、宅急便が届いたんだわ。
待ちわびてたものがきたよー!!!ってことで。

けど起きたばっかりだったので
顔も洗わず、寝間着のままで、
宅配業者にカギをあけちった。
つーかね、この宅配業者がこれまた
想像通りのオッサンで。
そうね、ここでクロネコの苗字を
オザワとでもしましょうかね。
したらオッサンが階下から大声で、
「おーい、DHLだぞー、
オザワー!!!
一体あんたは何階なんだー!
オザワー!」
って呼び捨てで叫んでるんだわ。

おい、おい、おーい!
と思ったので急いでドアをあけて
「ここ、ここー!!」
って言ったら息を切らしながら
トルコ系?のオッサンが階段を
上ってきて
「あ、あんたがクロネコ・オザワか?」
ってブツを差し出し
端末機にサインを書くよう指示。
客に対して呼び捨てかよ・・・
って思ったけどそのままにしておいた。
アタイは物さえもらえれば
それでいいからね。

オッサンはキモイ笑いを含めた顔を
しつつ「良い週末を」
と言って帰っていったんだけど。
あの笑いは一体何だったんだろ。
アタイが寝起き姿だったからか、
はたまたノーブラだったからか。

ま、どーでもいいんだけど。

んで。
届いたブツは・・・。
アイフォーンざんす。
いやー、昨日とかまでは多少不安な
気持ちがむくむくしてたけど
無事にブツが届いて一安心。
宅配便_c0016407_1135836.jpg

いや、なんせその出品者の名前が
まさに中華な名前だったし。
イーベイはかなり詐欺行為も横行してるって話を
サユリさんから聞かされて
心配になってたんす。
サユリさんの彼氏は趣味がイーベイで
色んなものを買ったり、売ったり
毎日のようにやってるらしく。
だから出品者の経歴とか色々慎重に
調べてるらしいんだけど。
それでもトンズラされたことが
何度かあるとかで。

いやー。
そんな話を聞くとアタイなんて
477ユーロも支払ってるから
超心配になってきちゃって。
もう完全に詐欺られたわー
って昨日とか思いながら眠りについた
くらいだから。
アタイの頭の中には「詐欺事件2010」
って言うブログの記事タイトルまで
浮かんでたからね。

でも!!!
無事に届いたなりよー。
良かった、中華を疑ってごめんなさい。

でも本当にSIMロックフリーなのかを
確かめるまではまだ安心できないわ。
と思って、早速アタイのSIMカードを
差し込んでみたところ。

無事に通話成功なりー!
良かった。

でも色んな機能が時代に乗り遅れた
クロネコ氏にはちんぷんかんぷんで。
うーん。
これから色々とおべんきょしないとなー状態。
うーん。
みんなこんなの使いこなしててスゴイね。
けど意外と簡単なんだろうかねー。

なんかさ、人間工学的には以前使ってた
モデルにあった機能を自然に探しちゃうもんだから
クロネコはしばーらくの間は
イライラしちゃいそうだわよ。

今まではずーっとソニーエリクソンを
使ってたんだけど、
こないだから一個新たにノキアの端末を
持つようになってて。
けど、これがまたノキアったら使いづらくて。
アタイはほとんどこの端末を使ってなかったんだよね。

今回はアイフォーンにかなり支払ったから
頑張って覚えますわ。
さっきウェブでマニュアルもダウンロードしたし。

週末はゆっくりいじくりますわー。
# by kuronekomusume | 2010-08-15 01:15 | 日記 | Comments(2)

テレビで刑事物ドラマ見てました。

適当に見てみたドラマが
面白かったりする事ってあるよね。

ドイツラントでは何故か刑事物ドラマが多いんだわ。
あとは家族系ヒューマンドラマとかも多い。
けど人気がドラマは基本アメリカからの輸入物かなあ。

こんな中からアタイが見るのはやっぱり
犯罪関係を扱う刑事ドラマ。
コレが時々面白いんだよね。

こないだまでは時折たまたまつけたら
見てしまった系で
スウェーデンの刑事ドラマを何回か見てた。
タイトルとかは分からないんだけど。
なんか地味なドラマで藤田まこととか
出てきそうなくらいの落ち着いた感があるのだ。
けどじっくり撮ってて悪くない。
映像とかは北欧の冬とか秋とかだから
かなり薄暗いけどね。

で、今日たまたま見たのはドイツラントの
刑事物で、さっきチラッとウィキで見た感じでは
どうやらかなり有名なドラマシリーズのよう。
ちなみにアタイは今日知った。
なんでも東ドイツ時代からある元東ドイツを
舞台にした刑事ドラマなんだそうで。
壁崩壊後もこのシリーズは続いてるんだとかで。
アタイがさっき見たのは2006年のやつ。

適当にチャンネルを変えてたら
刑事物をやってたので、どれどれ・・・と
思いながら見てたんだわ。
したらね、刑事さんが携帯電話で
「ナンだって?ザーレ川で少女の遺体が見つかった?
すぐ行く!」
って言ってたんす。
およ?
ザーレ川?
そうかー、ってことはこのドラマは舞台が東だなー。
と思ったので見始めたんす。
んで。
面白かったからずーっと見てたんだけど
そのうちそのドラマの警察自体が
ハレ市にあることが判明。
ハレ・アン・デア・ザーレ。

クロネコの勘は当たった!
ってことで。笑

なんかね、このドラマシリーズは
東ドイツの街とか、最近は西ドイツの街を
舞台にして撮影してるっぽいんだけど。
大本は当然東の街ばかりだったようで。
その中でもハレ市がメインだったようなんす。
知らんかったわー。

このドラマはタイトルが「Polizeianruf110」って言うんす。
日本語にすると「110番通報」かな。笑
ドイツラントも日本も警察は110だからね。

ってことは。
ハレの人たちは少なからずこのドラマの
舞台になってることを知ってたはずで。
なんか。
ちょっと面白いわと思ったのでした。
クロネコは15年ほど前にハレ市に
1年ほど留学してたんでね。

時折出てくる街のシーンとか、
風景を見てたんだけど。
いやー。
ハレはかなり様変わりしたるのか
クロネコが知ってる景色は一つもなかった。
見事に知らない街でしたわ。笑

でもねー。
なんつーか、東ドイツの街が舞台になってるときって
公共の建物がなかなかクロネコ好みなんすよ。
つまり警察署とかなんだけど。
なんか微妙に東独の匂いがしてきそうな
古めかしい建物だったり。
オフィス家具も微妙に東ドイツ色がただよっていて。
一目見て、西側のオフィス風景とは
趣きが異なることが分かるんす。
んで、それがアタイには面白い。

西側の街を舞台にした刑事ドラマだと
警察署の中が新しくて、安っぽい感じなんす。
まるで。
アタイの会社のオフィスみたいな雰囲気。
新しいけどチープな感じ。
イケア風とでも言いましょうか。

んで。
東側の街が舞台のときは、
警察署の中が古臭くて、かび臭そうな雰囲気なんす。
でも建物が古い分趣きがあるというか。
言葉で言うのは難しいんだけどねー。
アタイが高校生の頃、高松警察署に行ったことが
あるんだけど。
古臭くて、狭かったんだけど、
警察~な雰囲気が漂っていてアタイは
なんか面白い!って思ってたのよね。
多分今は湾岸警察みたいに小ぎれいに
なっちゃってるだろうから
そうすると均一化された感じがして
面白味が無いんだよねー。

って。
アタイの趣味で警察署の建物を変えるわけにも
いかんよね。笑

でもまあドラマにもこういう色合いが
にじみ出てるから何だか面白いんだよ
って言いたかったんす。

ドラマ自体はね、タイトルが「白雪姫」。
何でも「白雪姫」なるドラッグパーティが
アンダーグラウンドで行われてて。
それは非合法ドラッグ(無味無臭)を使って
少女を意識不明にさせ、レイプすると言うパーティ。
そのドラッグはまるでお酒によったような
状況になって記憶も無くなるから
少女たちは覚えてないって言う代物。

このドラッグ実在するよね。
たしか前にドキュメンタリーで見たことがある。
ウェブとかで簡単に買えて悪用されてるんだとかで。
恐ろしい時代ですな。

ドラマではクラブに遊びに行った高校生の
アンニャとザビーネがその餌食になってしまうんだけど
アンニャはこん睡状態で公園で発見されて
自分は覚えてないけど、病院で検査したら
複数の男性にレイプされてて、
それを知った両親が大激怒。
その容疑者は彼氏に違いない!ってことで
アンニャの彼氏は濡れ衣を着せられる。

んで。
もう一方のザピーネは遺体でザーレ川で
発見されてしまう。

んでんで。
殺されたザビーネのお母さんは女で一つで
育ててきたザビーネを失って大変ショックを
受けてしまうんす。
心配した警察がお母さんのお友達を呼んで
なんとかそのお友達のおうちに身を寄せるんだけど。
お友達には旦那さんとお子さんが居て
そこの家庭で何とか気持ちを落ち着かせてて。

ま、その間も主人公の刑事ふたりが
ハレの街中をかけずって
色んな可能性を探って犯人探しと
真実を追究していくわけなんす。
この刑事ってのがうだつのあがらなそうな
オッサン二人組みで。
何気に仕事熱心で頑張りやさんたちなんす。
けど二人とも独身でケンカしつつも
一緒にご飯を食べたりと仲良くやってる風なんす。

結局のところ。
犯人は捕まるんだけど。
アンニャの彼氏はただのドラッグ常習者で
犯行とは関係が無かったんす。
実際白雪姫パーティを実行してたのは
オフィス家具屋の社長でした。
なんのこっちゃだけど。
レイプされたアンニャのお父さんは学校の先生で
その学校にオフィス家具屋は営業をかけてたのよね。
でもまあそれもあんま関係が無くて。

もっとひどかったのは。
ザビーネを殺したのが、ザビーネのお母さんの
お友達の旦那だった!って話で。
いやー。
なんつー厳しい内容なんでしょう!
って見ながら思ったよ。
ザビーネのお母さんてばかわいそう・・・。
一番かわいそうよね。

にしても。
サスペンス劇場の鉄則通りよね。
登場人物の中に必ずや犯人が居る・・・ってやつ。笑

でもまあ色んな展開があって
面白かったよ。
テレビで刑事物ドラマ見てました。_c0016407_65019100.jpg

# by kuronekomusume | 2010-08-13 06:50 | 日記 | Comments(2)

そわそわ、少しイライラ

何だか。
今日はソワソワ、かつイライラすることが
重なってて。
多少気分が憂鬱なり。

天気も悪いし、気温も低くて
さっき湯船に浸かってスッカリ体を
温めてきたところ。
もう夏も終わりだね。
一足も二足も早くデュスは秋だよ。
ああ、寒い。

そんなことより。
急にいろんな問題が重なってしまって。
ちょっと悩んでる。
むむむむー。
一筋縄じゃいかんなー。

ひとつ目は
クロネコのOL生活に関わる事で。
つまり生活すべてに影響を与えることで。
これはじっくり策を練らねばならん。
どうやってやれば一番いいかなーってね。
あんま今回は人に相談出来ない状況で。
一番相談しやすいのはサユリさんだけど
彼女に不利益になることだと
止められるかもしれない話だから
自分で結論を出して、対処法も考え出さねばならん。

でもクロネコはちょっと前向きなんだわ。
うん、うん。

なんか面白そうな感じがする時って
たとえ人に止められてもそっちに
行きたい気分の時ってあるよね。
気持ちが固まってる場合は余計にそうなるんだよね。
上手く回るかどうか分からんけど
運と状況に身を任せるのもいいかなーと。
うん、うん。
ゆっくり考えよう!
どの条件も武器になりうるからね。
うん、うん。

ドイツラントに住んでると
時々こういう風に
前向きに戦わないといけないことがあるから
精神的に負担に感じたりもするんだけど。

でもしょうがない。
それがドイツ社会なんだもの。
嫌なら日本に帰ればいいんだからね。
って。
頭で分かっていても厳しいよー。
イマイチ戦法が分かってないから
手探りだしね。
もっと強くならなきゃー。

以前フランス人の美しい女の子に
「あなた美しいから色々と
面倒な男が寄ってきて大変なんじゃない?」
っていかにもモテナイ女丸出しな
質問をしたことがあるんだけど。
その時彼女はニコリと笑って
「アイム オーケー。アイム タフ!」
って言い放ったのよね。
アタイはそれを聞いて
「何てかっこええんだ!!!」
って感動したのだわ。
美しい上に精神的にタフだなんて!
こんなステキな人が居ていいんだろうか?って。
アタイもぜひとも彼女にあやかりたいわー
って思ってね。
それ以来「アイム タフ!」って言えるように
なりたいなーって思ってるんだ。
カッコイイよね。
でもこれがやっぱりなかなかそうは
なれないんだよね。
アタイったら時々は傷つくし。
それに動揺だってするし。
まだまだなんだわー。
自分に自信が持てればいつか堂々と
「アイム タフ!」って言い切れるんだろうね。
いつかそんな日が来るといいなー
などと思ってるんだ。

あ、話がそれたね。笑

そんで二つ目は。
これまたドイツ生活に関わることなんだけど。
さっきとある書類にたまたま目を通してたところ
驚きの記述を見つけてしまって動揺中。
これは。
これは。
もし本当にアタイもこの条件が必要だと
するならば。
かーなーり、面倒くさいー。
と言うかもしこの事柄が必須だとすると
再来週のアポに間に合うんだろうか?
って心配になってきた。
うーん。
明日早速問い合わせを数件入れねばならぬ。
うーん。

明日は日本と電話会議があるのにな。
それが終わってから即効電話するしかないなー。
もー。
面倒くさいけど、これまた
ドイツラントで暮らしていくには
どうにも避けられ無さそうな難関なんす。
まったくー!

まあ事前に気がついてよかったわ。

生きていくってお金が掛かるし
生きていくって気苦労も必要で、
生きていくってことは他との競争になるわけで。
なんだか。
大変だよねー。
本当に。
自分で選んだ道だから前進あるのみだけど。
いやー。
生計を立てるのって楽じゃないよね。

でもまあ出来るはずだ!
と信じてやるしかない!
人は乗り越えられる試練しか
与えられない・・・
って言うのはどっかのドラマのセリフだけど。
まあそう信じないとやってらんないよね。

客観的に見てもアタイは恵まれてるから。
何とかなるだろーと。
解決したら二件ともまた具体的に
書きますわ。
今はまだ抽象的にしか書けない状況なんだー。
でも心中はソワソワ。
# by kuronekomusume | 2010-08-10 06:44 | 日記 | Comments(0)