ベルリンのあとは大阪出張だったのですが
大阪から戻って、翌日にはまたロックフェスで
ニュルンベルクへ。
偶然にもその翌日からニュルンベルク出張が
入ってたもんだから、引き続き仕事もしてたんす。
なので。
ロックフェスのニュルンベルク旅行記を。笑
仕事の話は書けないんでね。笑
ニュルンベルクは前回ロックフェスで
行ったきりだと思ってたけど
よくよく考えたら、以前日本の楽器系雑誌の
取材同行で空港だけを使った記憶が。
あれは2年前かなあ。
ロックフェスは3年前かなあ。
なんか記憶があいまいね。
とにかくドイツ最大のコンビネーション・ロックフェス
「ロック・イム・パーク/ロック・アム・リンク」
のパークの方がアタイの参加したニュルンベルクでした。
リンクの方はニュルブルクリンクと言うサーキット場の
一部を使ってやるので、そっちの方が広大なんす。
そちらは8万4千人も来てたらしくて、
テレビ放映されてたそう。
うひゃー。
行かなくて良かったー。
8万人も居たらさすがに1列目は厳しいだろうからね。
しかもリンクは田舎にあるので周りにホテルとか無いから
基本みんな野営なのだよ。
つまりキャンピング。
いやー。
アタイ絶対無理。
なので都市型であるパークが好きなのだ。
これなら電車で15分くらいで行けるからね。
初日はレイジアゲインストザマシーンだけの
ラインナップで夜9時からだった。
前にも書いたけど雨模様だったので
足元がぬかるみまくり。
最悪~と思いながらぬるぬるの中を歩いたよ。
みんな今流行のゴム長靴をはいてて
大正解!って感じ。
あれはまさにロックフェス用だよね。
アタイも安いの買おうかと思ったけど
引き続き出張があるので、とてもじゃないけど
スーツケースに入らないわ~と断念。
おかげでスニーカーが泥まみれよ。
でも。
前の方は下に板のようなものが敷いてあって
足元が割りとしっかりしてたので救われた。
前回来た時とステージの位置が変わってて
45度くらい移動してたけど、
仕組みは同じだった。
前の方はブロック封鎖されてるので
セキュリティが少しずつ人を中に入れるように
なってるんす。
セキュリティの前に並ばされて
許可された人だけが中に入れるっていう
ワケの分からん仕組みなんだけど。
前回の教訓をだんだん思い出してきて
確か、見たいバンドの前に行ったんじゃ
まったく間に合わない。
んで、傾向としてドイツのバンドは
ものすごく人気があるから
たとえ早い時間に行ったとしても
かなり中に入るのが難しい。
そうだった、そうだった。
思い出してきたぞー。
と思って。
レイジは別に前で見なくても後ろで
激しく踊れればそれでいいや。
って思ってたんだけど。
なんかセキュリティのところをのぞいてたら
人が思ったより少なくて
頑張れば中に入れそう~って気がしてきて。
気がついたら。
あれま。
アタイったら中にいたよ。笑
いやー。
体が勝手にねえ。
動いちゃうんす。
習慣って怖いわ。
翌日用に下見のつもりだったのに。笑
レイジのスタート時間はウェブには
9時半って書いてあったのに
9時前にはスタートしてて驚いた。
けど早いスタートはファンとしては大歓迎。笑
ライブは超かっこよくて素晴らしかった!
ライブバージョンのCDを1枚だけ持ってるんだけど
それと選曲がほとんど同じだったから
どれも知ってる曲でそれもまた楽しかった。
知らない曲は3曲くらいだったかなあ。
ブーチャカブーを演ってくれたのが
個人的には嬉しかった。
(って正式曲名知らないんだわ笑)
んで、ラストは思ったとおり
killing in the nameだった!
その曲に入る時のジャーン、ジャーン!
っていう前奏がまたかっこ良くて。
鳥肌もんだったわ~♪
にしても。
あの人たちも40代だと思うんだけど
とってもパワフルでエネルギッシュな
ステージングだったんだよね。
あの熱いショウを見せられるってのは
すごいことだなあって思った。
いつまで出来るかわからんから
やっぱり見れるうちに見ておかないとね。
ギターのトムモレロの演奏すごかったなあ。
噂には聞いてたけど、間近で見ると感動的。
芸術的だわあ。
そんでそんで。
ベースの人のタトゥーもすごかった。
最初黒いTシャツを着てるんだと思ってたんだけど
それは全部タトゥーだったのよ。
いやー、びっくりした。
ザックの歌にもやられたなあ。
アタイの周りの観客も若い少年がほとんど
だったんだけど。苦笑
みんな大暴れだったよ。
アタイは巻き込まれないように気をつけてたんだけど
後ろに横綱級のオデブ君がいてね、
彼を盾にしてれば大丈夫かも!
って思ってたんだけど。
少年たちが大暴れするたんびに
横綱君にぶつかるみたいで
横綱がアタイの方に吹っ飛んできたわけで。笑
それがさすがは横綱なだけあって
全身が肉布団で覆われてるから
すごい圧力でアタイにのしかかってきたけど
全然痛くないのね。笑
大きなクッションが降ってくる感じと言うか。
にしても呼吸が苦しくなったので
安全地帯に非難したんだけど。
こちらが暴れる少年たち。↓
これは空いてるんじゃないんだよ。
少年たちがぶつかり合うから、
他の人が避けて空間が出来てるの図なのだ。
けどレイジって。
ホントに音楽一発勝負のバンドなんだね。
最近ラムシュタインで演出力の高いライブばかり
見てたから、演奏だけで勝負するバンドは新鮮だったよ。
あんだけ売れてて有名なのに
ステージ演出が後ろの幕だけってことは
ほとんどお金が掛かってないってことだから。
・・・。
すんげえ儲かってるんだろうね。
って言う計算が出来ちゃう自分が悲しい。笑
音楽勝負派バンドの方が実はコマースなんだろうかね?
と思ってみたり。
ま、バンドそれぞれカラーがありますからね。
にしてもツアートラックとか少なそうな
セットだなあーって思ったよ。
ラムシュタインのゴテゴテなステージングを
見るとお金掛け過ぎだよなーってつい
考えちゃうのだ。
いやあ。
レイジは結局ドイツのライブもノーギャラで
引き受けたんだろうか?
それともそれはイギリスだけなんだろうか?
イギリスがノーギャラだからドイツが
その分旅費を払ってるとか?笑
でもドイツのラインナップも本来は予定されて
無かったことだからねえ。
うーん。
キリングザネイムのみが知る事実。
ってなんのこっちゃ。笑
ま、そんな感じで初日を終えて。
いよいよ二日目は本命ラムシュタインの日。
って何回も見てるのにまだ見足りないのか?って話だけど。
ええ、ええ。
見足りないのですよ。
翌日は打って変わってカンカン照りの良い天気。
良い天気過ぎてちょっとアタイはげんなりしたくらい。
暑いと弱る生き物なのだよ。
だからと言って寒いのも嫌いだし。
ただのワガママとも言うかな。笑
フェス会場に向かって歩いてる時
ふと目にした建物が、アタイの目には
衝撃的だった!
こんなことがあってもいいのか?!みたいなね。
いやー。
自分で言うのもなんだけど。
アタイはナチス絡みの建物は見逃さない体質なんす。笑
だから今回も気がついたよ。
一目見て看破したよ。
そうなんす、そうなんす。
うっかり見落としそうなところに
アルバート・シュペーアの作品があったんすよ!
クロネコ大感激!
建物に向かって語り掛けそうになってたもの。
「あんた、シュペーアに建ててもらったクチだね?!」って。笑
完全にクロネコはイカれてますんで。
それがこちら。↓
なんとね、なんとね!
ヒットラーの側近中の側近だったと言われる
ナチス建築の立役者アルバート・シュペーアが
デザインした電気関係の建物がこちら。
そんで。
今は驚く事にバーガーキングが入ってる!
入ってる!!!
!!!!
驚きすぎてクロネコひっくり返りそうになったよ!
だからドイツ人とかは気がついて無かったよ。
バーガーキングの看板にしか目が行ってなくて。
建築様式を見たら一発でシュペーアの
作品だって分かるんだけどね。
こんな時代になってしまっただなんて悲しいわ。
一応駐車場の角にはちゃんと建物の
説明書きが立ってたんだよ。
アタイはそれを見て、ああやっぱりな~
って思ったんだもん。
ほれ、横から見ると壁面をそいだ様な
後があるでしょ?
これは確実に党のマークが壁に彫刻されて
たんだよ。
戦後それを剥いでしまったんだろうね。
でも明らかに分かるよね、鷲とハーケンクロイツが
掘り込まれてたのが。
いやー、感動的。
この建物は当時ナチス党大会が行われていた会場、
つまり今はロックフェスが行われてる会場に
電気を供給するための建物だったんだって。
なるほどねえ。
今はバーガー資本に侵されてるだなんて。
シュペーアの第三帝国建築案からは
程遠いことになってるね。
うーん、そんなシュールさがまた秀逸。
バーガーキングとはねえ。
そのテナントを許すドイツ人に拍手だわ。笑
そう。
ロックフェスの会場はかつてナチス党大会が
行われていたツェッペリン・フェルトと言うところなんす。
そこの遺跡?!の内部がまさにフェス会場。
クールだよね、クール過ぎるよね。
当時を想像しただけで感慨深くなるよ。
だからこそアタイはこのフェスが好きなんだー。
だって党大会の場でロックフェスだよ。
こんなミスマッチなようでいて、
完全にマッチした使用用途って無いよな~って思えてね。
一体最初に考えたのは誰なんだろ?
って思うだけで興奮してくるよ。
ほれ、こちらが当時の様子。↓
んで、これが現在。↓
そんでフェス会場。↓
んでまた過去の様子。↓
なんか当時の写真の方が広大に見える。
今見るとそんな大きく感じないんだよねー。
フェスのテントとかステージが並んでるからかなー。
けどナチス建築と言うか、ああいう路線の建築は
建物を巨大に見せかける造りなんだそうで、
人がその巨大さを見て、自分って小さい存在なんだな
って思わせるのが目的なんだそうね。
ナチスの偉大さを知らしめるための建築なんす。
んで、アタイはそういう巨大建築が好きなんだな~。
スケールの大きさを感じられるというかね。
ま、ドイツ人は当然ながら否定的だけど
アタイはこれらに建築物としての価値があると思うんでね。
フェス中はテントがゴロゴロ張られてるんだけどね。↓
党大会広場のメインステージが後ろの方に見える。↓
手前はフェスのVIPエリア。笑
んで、こっちがフェスのステージ。↓
天気がホントに良かったよ。
乾燥してたので水飲みまくり+トイレ行きまくり。
クレーン車も出てた。
あ、工事中って意味じゃなくてコレはフェスの
観客がバンジージャンプをするためのものね。↓
つわものどもがジャンピング(上から下へ)しちょりましたよ。
アタイはいつもどおり一列目へ。
かーなーり端っこの端っこ。
まあ見えたからいいんだけどね。
モニター目の前だったので結構モニターを見てたかも。笑
夜の党大会ステージ。
ライトアップされちょりました。↓
あとこちらは党大会会場の横にある
小さな建物なんだけど。
これがいくつも連なってるのが
シュペーアの建築なんす。
中は小部屋になってるのかな。↓
このうちの一つは夜、中がパブみたいに
なってて、賑わっておりました。
世が世なら銃殺刑だよね・・・。
今って良い時代だなーって思った。笑
フェスはこんな感じでした。
とにかく楽しかった!
にしても一人でフェスに来てるのって
アタイぐらいだったわよ。
セキュリティのオッサンに「え?君一人で来てるの?」
って驚かれたもん。笑
同僚のカロリンにも驚かれたなー。
こちらはニュルンベルクのお城の様子。
どちらかと言うと城砦ですな。
仕事の後同僚のみんなで行きましたです。
ビール飲んだり、
ニュルンベルク名物ソーセージ(小さいやつ)食べたり、
お肉食べたり。
みんなでたくさんおしゃべりして楽しかったどす。
ちゃんと仕事もしたよ。笑